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読割 50
紙の本
独走 (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)
著者 堂場 瞬一 (著)
五輪柔道金メダリストの沢居弘人は、スポーツ省から、陸上選手・仲島雄平のサポートを命じられる。仲島は実力はあるもののメンタルが弱いという致命的な弱点があった。国に管理・育成...
独走 (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)
独走
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商品説明
五輪柔道金メダリストの沢居弘人は、スポーツ省から、陸上選手・仲島雄平のサポートを命じられる。仲島は実力はあるもののメンタルが弱いという致命的な弱点があった。国に管理・育成されるアスリートの苦悩と飛翔を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
オリンピックが全てなのか!? 「スポーツ省」が管理・育成するエリートランナーの孤独、そして飛翔を圧倒的な筆致で描く!【本の内容】
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紙の本
今後のスポーツ界とは…
2022/04/16 18:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沖田圭介 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容としては,陸上競技ではあるが,スポーツ界全般に対しての選手育成に一考を投げかける作品であると思う。
物語自体は,いつもながら,最後は読者の推理に委ねるタッチで終わっている。これも一つに楽しむではあるが…。
紙の本
現代スポーツの問題点に切り込む異色のスポーツ小説
2017/03/14 19:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
スポーツ大国を目指す(おそらく)近未来の日本を舞台としたスポーツ小説。メダル倍増を目標に設置されたスポーツ省が国家プロジェクトとして有望なアスリートの強化を管轄している状況下、陸上長距離の仲島は最もランクの高いS指定選手に選ばれます。恵まれた強化環境、練習メニューだけでなく食生活までも管理される競技環境に「籠の中の鳥」のようだと違和感を感じ始める仲島。オリンピック金メダルを至上目標に掲げるスポーツ省の方針に対し、スポンサーの利権など様々なライセンスに絡む拝金主義に傾倒する強化方針に疑問を感じ始めた仲島は、ついにその籠を自ら飛び出す行動に出る。そしてその結末は…。
現代のオリンピックが最早様々なスポンサーや放映権料をはじめとするメディアとは切り離せなくなっている状況に対して問題を提起するスポーツ小説です。スポーツの臨場感よりも現代スポーツの置かれている環境に力点を置いた異色の切り口の小説でした。
紙の本
独走
2017/02/27 11:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
考えさせられる小説ですね。主人公の気持ちもわからないこともないですが、やはり一寸ついていけないかな。東京オリンピックに向け益々管理体制は強化されていると思います。陸上は100Mの3選手がどう考えているのかが、本小説の主人公と同じかですね。