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商品説明
「不思議な男です。そろりそろりと気づかれないうちに人に近づき、そろりそろりと人の心の中に少しずつ入り込んでくる。そして最後には完璧に取り入っている。だからこそ、誰もあの男を気にしない。言うなれば、あの男はいつだって他人の影に隠れているのです」頓知の天才、茶の湯の達人、人たらし…。曽呂利新左衛門よ、お前はいったい何者なのだ!?【「BOOK」データベースの商品解説】
秀吉は、なぜ誑かされたのか? そろりそろりと気づかれないうちに人に近づき、そろりそろりと人の心の中に少しずつ入り込んでくる−。頓知の天才、茶の湯の達人、人たらし。秀吉幕下を翻弄する謎の男・曽呂利新左衛門に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
豊臣秀吉や歴戦の武将たちを陰で操る謎の人物、曽呂利新左エ門。歴史小説界の若きエースが、新たな戦国ダークヒーローを描く!【本の内容】
著者紹介
谷津 矢車
- 略歴
- 〈谷津矢車〉1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒。第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。著書に「洛中洛外画狂伝狩野永徳」「蔦屋」「唸る長刀」など。
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紙の本
話術で戦国を生きた人物
2019/08/27 18:48
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投稿者:扇町みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
曽呂利新左衛門という人物を軸に、豊臣家の栄枯盛衰を描いた作品。蜂須賀小六、千利休、石川五右衛門、豊臣秀次、石田三成、策伝の視点のエピソードを通して、御伽衆として仕えていた曽呂利新左衛門の暗躍によって最終的に豊臣滅亡に至る様が描かれている。
曽呂利のスペックにはチート味も感じなくもないけれども、巧みな話術で秀吉やその周辺人物の心を操るところは読んでいて面白い。終盤、曽呂利が自分の心情を語る場面はもしかしたら好みが別れるかもしれない(語られず謎に包まれたエンドもありかなとも思うので)。しかし糞みたいな乱世を生きようとした曽呂利に、最後はホロリとさせられた。