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商品説明
あったらいいなこんな愛、セレブ同士のバトルは愛、お嬢さまこそ最強の恋愛兵器、など歌舞伎に学ぶ恋愛力! 歌舞伎の魅力を、演目別におしゃれなイラストで解き明かす。登場人物のファッションもチェック!【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
辻 和子
- 略歴
- 〈辻和子〉兵庫県生まれ。嵯峨美術短大ビジュアルデザイン科卒業。イラストレーター。著書に「ヒマラヤ旅の玉手箱」など。
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紙の本
恋するKABUKI
2005/12/28 00:36
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はる - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌舞伎の演目を、現代でも通用する恋バナシとして紹介した視点がユニーク。恋愛を語る各演目の登場人物の口調が今っぽくアレンジされているので、とても入り込みやすい。ファッショチェックの絵も面白く結構笑えるので、歌舞伎にあまりなじみのない人にもまずは「つかみはOK」というところ。
しかし、これだけカジュアルな様式ながら、内容はかなり深い。演目や役の捉え方がとても的確で、歌舞伎を観る上で重要な「性根・しょうね」も良く理解できるようにできている。
各演目の恋バナシの語り部を、主人公(つまり本人)やら、まわりの人やら色々に変えているのも工夫がみられる。主人公以外の立場から語られている部分も面白く、それがこの本の味わいを深めている。歌舞伎もまた、主役だけでは成り立たない演劇なのだから。
初心者にも、一読してポイントがわかるようになっている点も親切といえるだろう。どちらかといえば、最近歌舞伎を観だしたような若い人向けかもしれない。
イラストつきの歌舞伎エッセイという、今までありそうで無かったジャンルの本であろう。個人的には着物の説明もこれまで知らなかったことが多く、興味ぶかかった。