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商品説明
地図を作るのは色々な意思をもったクセのある人間だから、「客観的な地図」は厳密には有り得ないし、だからこそ地図は面白い! 「クセモノ」としての地図の楽しさに多方面からアプローチし、独自の楽しみを見つける為の書。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
今尾 恵介
- 略歴
- 〈今尾恵介〉1959年横浜生まれ。音楽出版社勤務を経てフリーライター兼フリーハンド地図製作者として独立。著書に「地図の遊び方」「路面電車」「地形図でたどる鉄道史」など。
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紙の本
歴史の変遷による地図の移り変わり、洋の東西による地図の違い、これだけ面白い「地図の本」は初めてでした。
2003/02/09 22:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:cruiser - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争前から戦争中にかけての「軍事検閲済」の地図の例(それに対する、地図製作者のちょっとした抵抗の跡)、木の種類まできちんと描き分けられ、自転車道路なども詳しいドイツの地図記号、さらには軍事目的のデータ(橋には耐荷重、川には歩いて渡れるかどうか、水深とか)満載の、東ドイツの地図などなど、地図ファンにはたまりません。「古地図」の買い方、探し方も少し紹介してありますが、「なかなか市場価値が浸透していない」ことから、店の間のギャップが大きいというのも面白いです(でも、穴場のお店は秘密だそうです)。それからかつての「遊郭」の跡(最初は田んぼの真ん中にあったものが、市街地に飲み込まれたのだが、周囲の街路と微妙に道路の角度がずれた一角になっている)というのも興味深かったです。地図関係の本は好きでよく読むのですが、「歴史的変遷(実例付き)」「外国地図との比較」という点で、出色の面白さでした。地図ファンの方に一読をお薦めします。