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20世紀少年
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樟 /おかしなおかしな大冒険
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『Monster』の後半と平行して連載されていた本書。シリアスな話のはずなのに、登場人物達はみなどこかコメディタッチに描かれているような気がします。例えるなら『Monster』や『Masterキートン』よりは『YAWARA!』に近い人物達でしょうか。平行していた『Monster』との類似を避けるためというよりは、日本および日本人を描いた結果のように思います。かつて脚本家の三谷幸喜さんは、日本に陪審制度があったなら、そして日本人が陪審員だったら、という設定で『十二人の優しい日本人』を撮りました。パロディですから日本人の駄目なところがクローズアップされていました。それが笑いを誘うわけです。本書も…
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一八八八切り裂きジャック
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樟 /ロンドン
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霧の都ロンドン。その霧の濃さは想像以上らしい。霧というより、雨が空中に浮かんでいるといった方がいいくらいだとか。 霧のように茫洋たる謎に包まれたまま現在に至っている「切り裂きジャック」事件。その謎にメスを入れる、といった類の作品では決してない。意外な犯人や合理的な解決など、現実の事件には望むべくもないのだから。 著者は、当時のロンドンを、小説として再構成する。すると自ずから、ロンドンが、事件が、浮かび上がってくる。当時のロンドンにおいて、その人物にしか為し得なかった犯罪として。
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新選組
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樟 /新選組は好きですか?
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はたして手塚治虫さんは新選組が好きだったのでしょうか? 本書にはほかの手塚歴史作品に見られるような大胆な解釈と奥行きのあるスケールはありません。架空の人物が主人公とはいえ、実在の新選組の歴史から抜け出せなかったようです。 だから最初の疑問が浮かんでくるのです。はたして新選組を好きだったのか? 好きだからこそ、原型をあまりいじれなかったのか。それとも興味がないから、掘り下げなかったのか。プロの現役漫画家にこだわった手塚さんのこと、後者のようなことは考えられません。 となると、相当好きだったんだろうな、と考えてしまいます。
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二十世紀の十大小説
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樟 /=二十世紀の小説
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十大小説、とはいってもそこは評論家のこと、ただ単に傑作を上から順番に並べるわけにはいかない。各々の小説は互いにリンクしているから、読み進めていけば自ずから「二十世紀」の小説がわかる仕組みになっている。 ここに収められていない傑作もあるし、なかにはほとんど無名の作品も混じっている。 だが、「二十世紀的な小説」であればそのほとんどのキーが本書の作品に代表されているだろうし、あるいはどんなに『ドン・キホーテ』が傑作でも「二十世紀的小説」の傑作にはなりえないのとはまったく逆に、ここに収められているのは何らかのかたちで二十世紀の傑作なのだともいえる。 実はちょっと大風呂敷を広げてみただけなのかもしれな…
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靴に棲む老婆
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樟 /導く手際
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クイーンという人は代表作がたくさんあります。そんなわけでこれも代表作のひとつですが、実はあまり初心者向けとはいえません。読み始めるならやはり初期の国名シリーズや『X』『Y』あたりがいい。それでもクイーン初心者のわたしが面白く読めたのは、ひとえに塚田よしとさんの解説のおかげといえます。寡聞にして知らずにいた解説者でしたが、本書の読みどころ、問題点、などなど、丁寧で適切な解説で、たいへん参考になりました。 本格的な評論を展開している人、著者略歴だけの解説、など、解説にもいろいろありますが、こういう解説もあっていい。今までクイーンが苦手だった人にもお勧めですす。
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シャーロック・ホームズの冒険
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樟 /天然ホームズ
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何よりも特筆すべきはシャーロック・ホームズの肖像です。シドニー・パジェットによるイラストのイメージを損なわずに漫画化するのは難しかっただろうにな、とまずは感心してしまいます。ところが続いて出版されたエラリー・クイーンや金田一耕助の漫画家作品を見ると、どうやら著者の画風はもともと本書で描かれたホームズみたいな顔の絵のようなのです。驚きました。ホームズを描くために生まれてきた漫画家さんです。
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時に架ける橋
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樟 /違う魅力
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どんな作品であれ、時間旅行ものというだけで、なにか惹かれるものがある。過去へのノスタルジー、未来への希望、マンネリといえばマンネリだが、フシギな機械たちが登場するところなど、ファンタジーにはぜずにヘンにSFしていて面白い。全体的な印象としては、ぬるい意味での「ファンタジー」に近いのだが、今いったような機械SFや、クライムサスペンス的なところなど、いろいろ盛り込んであって読んで楽しい本でした。
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少年探偵
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樟 /さがしものは
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怪人二十面相シリーズが、アルセーヌ・ルパンシリーズの影響を受けているのは間違いない事実です。しかし二十面相シリーズ以外でもルパンの影響がかいま見られるとは意外でした。非二十面相ものの本書にも、ルパンものの影がちらつく。隠し場所探しの傑作「ハートの7」です。そして言うまでもなく、本書は乱歩自身のデビュー作「二銭銅貨」、ひいてはポー「黄金虫」の系譜に連なる宝探しの暗号小説です。探偵小説の原点にして永遠の大ロマン、暗号による宝探しは、少年探偵団シリーズの中でも屈指の傑作です。
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追わずにいてくれたら
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樟 /はらはらどきどき
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ロマンス小説、の範疇に入ってしまう作品なのかもしれない。でも。下手なサスペンスよりもよっぽど面白い。いかにして読者をおもしろがらせるか、どうすれば読者を楽しませられるか、のコツをキチンとわかっているから、物語の中にあっという間に、安心して引きずり込まれる。どっぷりとひたれる、エンターテインメントなのだ。
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日本探偵小説全集
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樟 /この作品は、この本で読む
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アンソロジスト北村薫さんの原点、ともいえるこのシリーズ、本巻は正真正銘のアンソロジーです。「解説」も含めて一冊の作品としてしまうところにアンソロジストの面目躍如たるものがあります。岡本綺堂や菊池寛、山本禾太郎や水谷準、地味井平造の作品も、この解説——つまりこのアンソロジー——で読むとまた違った味わいがあります。この作品を、この作品集で読むことに意味がある、と思わせる魅力にあふれています。
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不連続殺人事件
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樟 /犯人当ての犯人当てたる
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風変わりな名探偵なり、怪しい登場人物ばかりがそろっている中で、不自然な行動をとった××が○○だ、とかいう理屈はどこかしっくりこない。だって彼らの存在自体が不自然なんだもの。 本作自体からは、一般的な作品からの安吾のイメージは感じられない。むしろ文章仲間と犯人当てに興じた負けず嫌いというエピソードが、安吾らしさを感じさせる。 そんな負けず嫌いの安吾が作った犯人当て小説だからこそ、しっくりくるかこないかは別として、作品自体はフェアプレイに則って、とてもきっちりと作られている。変化球ではないからこそ、腕試しにはちょうどいいかもしれない。自信のある方は挑戦してみることをおすすめします。
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ミザリー
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樟 /不在の死
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作者のファンではなく、作品そのもののファンというのは、本来であれば作家冥利に尽きるのかもしれない。人々は力石徹の死を悲しみ、ポワロの死を新聞が報じた。作品や登場人物がどれだけ読者に愛されているかを示すエピソードだと思っていた。ところが熱狂的なファンというのも、度が過ぎれば恐怖になる。作中人物の死を悲しむというのは、考えてみれば、はじめから存在しないものの不在を嘆いているのだ。作中作『ミザリー』があまり面白くなさそうなのはご愛嬌か。
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どろろ
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樟 /妖怪画
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ストーリーもさることながら、絵そのものに魅力があります。妖怪画は、水木しげるの独擅場だと思っていました。ところが手塚治虫が描く本書の妖怪たちの迫力も、負けてはいません。手塚治虫が描く、恐ろしくも哀れな異形のものたちと、かわいいどろろや哀しい百鬼丸を、どうぞご堪能ください。
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ぼくの小鳥ちゃん
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樟 /不思議とリアルな感覚
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おそらく、かけがえのないものとは、普段はちょっと邪魔なものなのだ。すずめと同じように、一年半もしたらいなくなってしまうかもしれない、けれどその間は一緒に暮らし続ける、一家言を持ったしっかりものの小鳥ちゃん。この、大事なんだけど、邪魔でもあるし、一緒にいるけれど、約束はしていない、そういう感覚というのが、居心地がよかったりする。安心なんだけど危うさもある、という、信頼とも、家族とも、恋愛とも違うような感覚。ファンタジーのようでありながらも、そんな感覚が、妙にリアルで印象に残った。
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本格ミステリ・ベスト10
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樟 /2001年のミステリー史
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ベスト10を参考に、本を買うということは、あまりしません。好きな作家・作品がランクインしていたら嬉しい、あるいはランク外なら悔しい、一喜一憂して楽しんでいます。そういうわけですから、ランキング以上に、評論・インタビュー・対談等の読み物に惹かれます。そしてそれが、数あるランキング本の中でも、特に本書を好きな理由でもあります。 「本格ミステリ」と括られると、何かものすごく偏った狭い範囲の作品だけ対象にされているように聞こえますが、ミステリコミックあり、ミステリ映画あり、捕物帳あり、復刊本や周辺書あり、装丁ありと、考えられないくらいにヴァラエティに富んでいます。しかもそれが、本格的な評論家の方々に…
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ブラック・ティー
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樟 /罪に重さがないのなら
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罪にもいろいろな種類がある。例えばそれが犯罪というかたちになってしまったり。あるいは、無知の罪、女であることの罪、無意識の罪、一瞬の悪意、etc…。確信犯であるのならば、まだしも救われるのだと思う。無意識に人を傷つけた、無知ゆえに罪を犯した、ふと魔がさしてしまった。そんな時が、きっと、いちばん辛い。 ここに書かれているのは、生きていくうえで避けて通れない、誰もがひっかかる出来事です。
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米百俵
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樟 /注釈が興味深い
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現代的に考えれば、学校を作るなんて馬鹿げている。有能な人物なんてどこかにいるだろう。けれど、明治の始めという時代は、人材が完全にゼロの時代だったのだ。有能な人材をゼロから作り上げなければならなかった時代。なにより、主人公である虎三郎のもとで学んだ人物が、後年実際に出世したという注釈が、説得力がある。「精神」だけではない。現実も伴っていたのだ。
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どんどん橋、落ちた
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樟 /本を投げつけたくなる傑作
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本格ミステリ作家にも、二種類あると思う。いかに読者をあっと驚かせようかと考えている人と、いかに読者を騙そうかと考えている人。綾辻さんは後者だろう。読んだ瞬間、「やられた!」と感嘆するのではなく、「騙された!」と本を投げつけたくなる作品。負けず嫌いの人ほど、はまってしまうのだと思う。悔しいがゆえに、何度も手が伸びてしまうのである。
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夕暮まで
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樟 /吉行さんの長編はむずかしい
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処女にこだわる若い男と、その男に影響される若い女。そして女は、こだわる男の支配下で処女であり続けようとするのを確認するために、大人の男を利用する。そんな話に思えた。でもこれじゃあ、どっちに転んでも男ってバカだなぁ。情けない…。
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奇商クラブ
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樟 /表題作よりもむしろ併録の二作が大傑作
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奇商クラブ——その会員は、既存の商売の応用や変形ではない、完全に新しい商売を発明しなければならない。 しかし著者自身が定義したこのクラブの条件が、作品上で厳密に守られているとはいえない。多くの商売は、詐欺、周旋業、大学教授、裁判官、と、既存の商売名で説明できるものの応用なのだ。 だから作品自体の興味も、どんな奇商なのか、にはない。奇妙な出来事が、珍妙な新商売とどう結びついているのか、それをチェスタトン一流の逆説とユーモアで解き明かしてゆく、その過程にある。そしてそれは、一部の作品で見事に成功している。 併録の「背信の塔」や「驕りの樹」と併せて、結果だと思えたものが実は目的だったとわかる過程の…
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季刊・島田荘司
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樟 /記念すべき創刊号
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ファンにはうれしい御手洗ものの中篇が収録されています。もちろんそれだけじゃない、のもうれしい。秋好事件のその後、龍伏亭事件をモチーフにした組曲、日本人論、L.A.のエッセイと、島田荘司氏の魅力がすべて詰まっています。 しかし、なんといっても一番気になるのはミステリー作家・島田荘司でしょう。御手洗ものの中篇「山手の幽霊」の出来栄えは、往時の短篇群と比べて全く遜色がありません。ややミステリーから遠ざかりぎみの島田氏の健在を確信できてほっとする、というより、これだけ書けるのならもっとどんどん長編を書いてほしい、というのが本音です。そんなわがままも言いたくなるほど出来がいいものでした。
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北村薫の本格ミステリ・ライブラリー
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樟 /名手の手になる名作たち
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『本格ミステリ・ライブラリー』と書名にあるが、目次を開いて初めに本格好きの目に飛び込んでくるのは「ジェミニー・クリケット事件(アメリカ版)」のタイトルだろう。それ以外はほぼ意外なセレクションと言っていいと思う。こんな名作があったのか、といった意外さから、え? これも本格? といった意外さまで、編者北村薫さんの、視野と懐の広さを感じられる一冊です。 北村ファンとしては、『謎のギャラリー』くらいには収録作品について語り倒してほしかった、というのは贅沢な願いだろうか。
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あさきゆめみし
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樟 /他のエディションと比べてカバーの装丁がいいと思いませんか?
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源氏物語の漫画化を英訳で。それはすでに源氏物語ではないような気がしないでもないが、楽しみながら英語の勉強ができるうえに古典も身につくのはやはり便利です。
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黄色い部屋の秘密
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樟 /日影丈吉訳というのにも惹かれた
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おしい! 映画にはリメイク、歌にはカバーってのがあるけど、小説にはそういうのはないんだろうか。この話をもっとこなれて書けばとんでもない傑作なんだと思う。古い作品だけにちょっとだらだらしてる。けど一つ一つのミステリのアイデアは素晴らしいんですよね。そうした短所と長所を総合して考えると、やはり人に薦めたくなる傑作です。
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マスグレイヴ館の島
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樟 /館ものにして孤島ものにしてシャーロキアンもの
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シャーロキアンでなくとも楽しめる、ホームズものにまつわる事件です。シャーロキアンってのはつまり、考古学や宗教学のように、ホームズ学なのだなと改めて納得。ということは、柄刀ファンであれば間違いなく本書を楽しめるというわけです。
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名探偵の世紀
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樟 /憧れの名探偵
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名探偵紹介、詳細な作品リストと事件簿、初訳の作品・エッセイ、評論、新本格派の作家による座談会、と、たとえそのすべてを楽しむことができなくても、永久保存版にしておきたい項目がどんな人にも必ずひとつはあるはず。そんなお得な一冊です。個人的には、普段こうした企画ではあまり取り上げられることのないネロ・ウルフやマローンなんかがよかった。
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ミステリー倶楽部へ行こう
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樟 /読もう
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現役作家によるこういう読み物って、意外と少ないんじゃないかな。しかも文庫化されているものに限るとほとんどないと思う。山口さんの作家デビュー前の文章も収録されているから、小説のファンかどうかにまったく関係なく楽しめます。
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憧れのまほうつかい
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樟 /まほう
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ものを作る人たちは、みな魔法使いだ。絵を描く人も、文章を書く人も、写真を撮る人も、何もない空間から、いくつもの作品をつむぎ出す。 これは、イギリスの大魔法使いの、小さな弟子の物語。いかにして師と出会い、自らも魔法使いになったかの物語。
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気まずい二人
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樟 /本という形で出た三谷作品の中では一番だと思います
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人見知りだろうと間が開こうと、読者としては面白ければいいわけで、その点、本書は最高のエンターテインメントではないでしょうか。 三谷さんは必死なのでしょうけれど。例えば「ナイスフォローの女」の回ですが、あれはナイスフォローなのでしょうか。わたしには厳しい突っ込みにしか見えなかったのですが、それがナイスフォローに思えるほど三谷さんは困ってたんだなあというのがひしひしと伝わってきます。伝わってはくるものの、同情するのではなく楽しんでしまうのでした。
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古本説話集
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樟 /大雑把
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時たま出てくるへんちくりんな話を読むだけでも価値あり。
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