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くまさん くまさん なにみてるの? くまさん くまさん なにみてるの?
麒麟/色と動物を楽しく覚えられる絵本
くまさん くまさん ちゃいろい くまさん、なに みてるの?あかい とりを みているの。とりさん とりさん あかい とりさん、なに みてるの?きいろい あひるを みているの。次から次へとリレーのように、だれかがたれかを見ています。エリックさんの大きくて個性的なイラストが、動物を力強く描いてみせてくれています。文章も、とてもリズミカルな問答で、次々ページをめくってゆけます。何度も同じように言葉をくり返す文章となっているため、色や動物の名前を、自然と覚えられそうです。でも、青い馬や、黒い羊など、ふつうの色と違うものがあるので、色と動物をセットで覚えられると、少し困るかもしれません。  全文読む 評価する

ボロ ボロ
麒麟/守ることで強くなる
長新太さんのイラストということで、はちゃめちゃ話かしらと思ったら、まるで違います。学校でいじめにあっている少女が、よごれてぼろぼろのモップのように見える犬、ボロと出会い、そのことで少し強くなれるお話です。イジメがつらくて学校に行きたくなくなっても、ボロのことが気になって、学校へ通いだす少女。いじめっ子がボロをいじめているのを見て、体当たりでぶつかってゆくこともできました。守る者がいるということは、いじめにも負けない強さを生むのでしょうか。イジメにあっている子のもとへ動物があらわれて、その子を助けるという設定のものはよくありますが、ボロはなにもしません。そこがこのお話の良いところだと思います。た…  全文読む 評価する

ますだくんのランドセル ますだくんのランドセル
麒麟/みほちゃんの目から見たますだくんとは大違い
『となりのせきのますだくん』の、ますだくんとみほちゃんが出会ったころのお話です。ますだくんが主人公。ますだくんの姿は、もちろんかいじゅうなどではなく、かわいらしい男の子です。みほちゃんから見たますだくんは、かいじゅうのようでしたが、ますだくんはやさしくて、とてもいい子じゃないか、とびっくりします。男の子なのに赤いランドセルがカッコイイからと、お姉ちゃんのおさがりを持って入学するますだくん。青いランドセルはいやだといって、泣いているみほちゃん。この作品では、みほちゃんのほうが、泣き虫でだだっこで手におえません。とてもしっかりした、たくましいますだくんが見られる作品です。いつもながら、まんがのよう…  全文読む 評価する

くまくんのしっぽ くまくんのしっぽ
麒麟/呪文のようなフレーズから……
逆立ちも、でんぐりがえりも、ごろごろころがりもできるくまくんには、ひとつだけ、つまらないことがありました。それは、しっぽ。小さくて、おしりについているだけで、なんの役にも立たないしっぽ。きつねや、りすや、へびたちのしっぽがうらやましくなり、しっぽが大きくなるように、しっぽの体操をはじめます。角野さんのお話には、よく呪文のような、かけ声のような、耳に残るフレーズが出てきます。この作品では、くまくんがしっぽの体操をするときに、楽しそうなかけ声をかけるのです。「しっぽ ぴくぴく しっぽ ぴくぴく しっぽ しゅしゅしゅー」やっぱり呪文でしょうか。言葉には不思議な力があるのでしょうか。不思議なことが起こ…  全文読む 評価する

かくれんぼ かくれんぼ かくれんぼ かくれんぼ
麒麟/どんどん大きくなるかくれんぼ
たくさんのかくれんぼのお話です。まずは、ねずみがかくれんぼ。ねずみがかくれたのは、干草のかげ。もういいよー。ねずみが声を出したら、「しずかに!」と干草から声がしました。干草だと思っていたのは、実は干草色のきつねさんだったのです。そのきつねさんが、かくれていたのは木のかげ。でも、この木のかげも……。自分より大きな体の動物を、木や岩や山だと思って、かくれているお話です。この木はほんとはなんだろう、岩はだれだろう、と考えながらページをめくる楽しさが、この絵本にはあります。イラストは、色鮮やかな五味さんカラーです。明るくて、楽しくて、にぎやかな雰囲気が、伝わってきます。  全文読む 評価する

マトリョーシカちゃん マトリョーシカちゃん
麒麟/とても楽しいロシア人形たちのお話
人形のマトリョーシカちゃんがお客さんを招いて、楽しいひとときを過ごすお話です。家の外に、はりがみを出します。みちを とおる みなさん。どうか わたしの ところへ あそびに きてください。ドナーシャも クラーシャも ダーシャも まっています。                    マトリョーシカはりがみを見て、ユラユラ人形や、ドングリ人形、おしゃれ人形などが、たずねてくれますが、家の中には、マトリョーシカだけ。話がちがうと、みんなプンプン。すると、マトリョーシカ人形の上のほうが、ぱかっと開いて……。ロシア土産で、この人形をもらったことがあります。ぱかっ、ぱかっと開けても開けても、次から次へと出て…  全文読む 評価する

もぐらとずぼん もぐらとずぼん
麒麟/植物からずぼんまでの道のりを楽しく見せる
もぐらが、大きなポケットのついたズボンを見かけます。同じようなズボンがどうしてもほしくなり、探し歩くお話です。ズボンそのものは見つからないのですが、布をもってくれば切ってくれるというエビガニや、ズボンの形に切った布を持ってくれば、縫ってくれるというヨシキリなどに出会います。そうやって、ズボンの材料の一番おおもとの糸まで戻り、糸から(というか、糸の手前の植物の茎をすくところから)最終的にズボンまで、たどり着こうとするお話なのです。ズボンって布だったんだ、布って糸だったんだ、と既製品になれてしまっている私たちに、物が作られるとはどういうことか、楽しくゆかいに見せてくれています。機械や道具のない自然…  全文読む 評価する

りょうりちょうがしごとをやめたわけ りょうりちょうがしごとをやめたわけ
麒麟/料理長がわるいのか、おいしすぎる料理がわるいのか
天才シェフといわれる料理長トンヌールの料理は、大評判。「トンヌールの つくる りょうりは てんごくの あじ!」「トンヌールは あじの まじゅつし!」と、絶賛なのです。でも、そんなトンヌールには悪い癖が。料理中に味見をすると、あまりのおいしさに、もう一口、あともう一口と、止まらなくなってしまうのです。ブタのトンヌールさん、どうしても自分が抑えられない困った人です。それとも、料理がおいしすぎるのでしょうか。どっちにしても、周りは大迷惑です。でも、トンヌールさんは、癖がいっこうに治らなくても、それなりにしあわせに暮らします。絵のほうでも、そんなトンヌールさんを、ほのぼのとおおらかに描いています。線の…  全文読む 評価する

リサとガスパールのクリスマス リサとガスパールのクリスマス
麒麟/主人公中心のお話まわりの者の心中はいかに?
リサとガスパールのシリーズ。リサが主人公のお話です。もうすぐたのしいクリスマス。リサの通う学校の、バラディ先生にあげるクリスマスプレゼントを、リサはガスパールといっしょに思案中。いろいろ考えた末、レインコートがいいんじゃない?と、リサはいいますが、勝手にガスパールの家のシャワーカーテンをはずしたり、のりづけしたりして、作っちゃいます。ガスパールが主人公の絵本を読むと、ガスパールってわがまま!と思いますが、この絵本を読むと、ガスパールのほうがリサにふりまわされているような気が……。そもそも、この絵本、主人公の一人語りで物語は進むので、それ以外の人が何を考えているのか、さっぱりわかりません。絵を見…  全文読む 評価する

わがままろぼっと わがままろぼっと
麒麟/わがままロボットは、わがままな自分の心?
ママは、ぼくとスーパーに行くのが大嫌い。なぜなら、ぼくが道でひろったわがままロボットをつれていくからだ。おかし売り場でぼくのかわりに「これ かってー」ジュース売り場で「これ かってー」とってもかわいい、わがままロボット!わがままロボットといっても、外見がロボットなだけで、やっていることは子どもとおんなじ。わがままいっては、ママを困らせます。でも、結局、トラブルを起こしたロボットを、「ぼく」がしかりつけてしまったことで、ロボットはいなくなってしまいます。わがままロボットは、「ぼく」の分身のようなものだったのでしょうか。自分で自分をしかりつけてしまっては、しかられた分身はいなくなるよりほかはありま…  全文読む 評価する

ラルーシとひつじのぼうや ラルーシとひつじのぼうや
麒麟/自然の中で生きる少女
表紙に描かれた、たくさんの羊の絵がとてもかわいくて、思わず手にとってしまう絵本です。でも、表紙の絵と中の絵は、ちょっとイメージがちがいます。中は中できれいですが。羊の赤ちゃんは、とてもかわいいです。いつもラルーシの後をついてまわります。おつかいにも遊びにも、ついていきます。朝がくると、おでこでラルーシを起こします。とっても仲のよい二人ですが、羊のぼうやがラルーシから離れて暮らすべきときはやってくるのです。牧場に暮らしているからでしょうか。あんなにべったりだった羊と離れることも、ラルーシは当然のように受けとめています。それがあたりまえの、生きてゆくルールだと理解しているのでしょう。羊の子は、ペッ…  全文読む 評価する

むぎうちヨナス むぎうちヨナス
麒麟/陽気なイラスト、のどかな物語
村中が、ヨナスの到着を待っています。ヨナスはコンバインという機械を持ってくるのです。麦を刈るのなんてあっという間! みんな期待して待ちます。でも、コンバインはなかなか到着しません。早くしないと麦が落ちてしまいます。しかたなく、みんないつも通りに刈りはじめます。コンバインがついたときには、最後のひとつぶも刈り終わっていました。みんなをがっかりさせたところから、物語ははじまります。はじめは遅れてきたヨナスに、腹を立てていた村人たちですが……。最初は、みんなでコンバインを待ち望んでいましたが、時が過ぎてゆくうちに、コンバインの用途はかわり、人々の気持ちも変わってゆきます。ほっぺの丸い、愛嬌のある人た…  全文読む 評価する

もぐもぐもくばでリサイクル もぐもぐもくばでリサイクル
麒麟/アンパンマンに似たサンサンマン、環境問題に切り込む!
環境問題を取り上げた絵本です。自然をまもるサンサンマンと、物を壊しまくるジャマスルマン。たんぽぽえんをジャマスルマンが、めちゃくちゃに壊してしまうのですが、サンサンマンのつれている、レッドという赤い馬が、もぐもぐもくばに変身!壊れた物をもぐもぐ食べては、新しい物に再生するという優れもの。めちゃくちゃになったたんぽぽえんを、きれいにしてくれます。良いお話だし、キャラクタもかわいいのですが、セリフがストレートすぎる気も。「もぐもぐもくばは ごみを ださない すてきな もくばね。」とか……。ごみ問題、リサイクルなど、取りあげてます!と、大声で言っている気がして、絵本としてはどうだろう、と残念に思いま…  全文読む 評価する

もぐらさんのいびき もぐらさんのいびき
麒麟/だれの家?クイズみたいで楽しい絵本
もぐらさんのお仕事は、穴掘り屋。森の動物たちが冬を越すためのおうちを、土の中に作ります。とても上手なため注文も多く、もぐらさんは大忙し。家に帰ると、もうくたくたです。でも、もぐらの子どもたちは、遊んで、遊んでとだだをこねます。子どもとのふれあいを楽しく描いたお話なのですが、それとは別のすてきさも、この絵本にはあります。もぐらさんの掘った穴の絵に、「だれの ふゆの おうちでしょ。あてて みて。」と、クイズのように問いかけがあるのです。穴の形や、中に置いてある食べ物・持ち物で、想像がつくようになっていて、とても楽しいです。穴の中には、ベッドや机や本や写真などが置いてあり、とても生活感あふれていて、…  全文読む 評価する

もこもこはどこ? もこもこはどこ?
麒麟/犬のニックナックがキュート!
ソファーの上の、たくさんの動物のぬいぐるみたち。この家の赤ちゃんは生まれたばかりなので、いっしょに遊べるようになるまで、みんなおとなしく待っています。ところが、くまのぬいぐるみのもこもこが、ある朝、ソファーからいなくなりました。みんな、とても心配に……。そこで、いちばんの仲良し、犬のニックナックが探しにいきます。表紙のニックナックの絵からして、すごくかわいいです。物語もかわいく、いろんな動物(のぬいぐるみ)たちも、キュート!もこもこをいっしょうけんめい捜し歩く、ニックナックが最高です。赤ちゃんが生まれたばかりの家の、しあわせいっぱいの空気が伝わってきそうな絵本です。  全文読む 評価する

もぐらのサンディ もぐらのサンディ
麒麟/絵本のすみずみまで動きまわるサンディ
もぐらのサンディは あなを ほるほる ほる ほる ほる ほる ——とにかく、穴を掘りまくる絵本です。かたいものにぶちあたっては、あきらめて向きを変えて掘り、池(川?)に到達して水が流れ込んできては、息をとめて掘り、ひとりぼっちを感じては、さびしいのでさらにまた掘る、という具合。なにかあっては、とにかく掘り、最後まで掘りまくるもぐらのサンディ。いつも、いっしょうけんめいに作業する、すてきなもぐらです。表情豊かなイラストも、かわいいです。イラストと文字のレイアウトの仕方も、動きがあって良い感じ。タイトル「もぐらのサンディ」の字まで、掘った穴のような、がたがた書体になっていて、すみずみまで抜かりあり…  全文読む 評価する

もけらもけら もけらもけら
麒麟/あの山下さんの音の絵本
ジャズ・ピアニストの山下洋輔さんの、音の絵本です。さまざまな形の、さまざまな動きのイラストに、音がつけられています。そのイラストから聞こえてくる音を、文字という形で見せてくれているのです。もけら もけら も音のようです。でけ でけ ぱたら ぺたらしゃばた しゃばた ぱたさじょわらん じょわらん じょわらん音を文字にするのは、とてもむずかしいです。でも、それを絵の力を借りて、心に届くように、感じるように創った絵本だと思います。ストーリーはないので、純粋に音を、絵を、感じて、楽しむ、そんな一冊です。  全文読む 評価する

ルラルさんのバイオリン ルラルさんのバイオリン
麒麟/やっぱりルラルさんの庭はすてき
「ルラルさんのえほん」シリーズ、第二作目です。ルラルさんのお父さんは、町の小さなオーケストラでバイオリンを弾いていました。ルラルさんも子どものころ、バイオリンを教えてもらいましたが、ルラルさんはお父さんのような音色が出せませんでした。それどころか、おしりがむずむずするような音なのです。ルラルさんは、おしりがかゆくなる音にうんざりして、バイオリンを弾くのはやめてしまいました。でも、今、ルラルさんの庭に集まった、ねこや、ワニや、カメ、みんなは、ルラルさんのバイオリンを、うれしそうに聴いてくれています。ルラルさんの庭に集まるみんなは、ぽかぽかぽかぽかあたたかい。目の前のものを、やさしく受けとめてくれ…  全文読む 評価する

リサとガスパールのローラーブレード リサとガスパールのローラーブレード
麒麟/すなおじゃない男の子の気持ち
リサとガスパールのシリーズです。ガスパールが主人公のお話。リサとガスパールは誕生日が近いのですが、リサの方が一週間早くきちゃいます。リサは誕生日パーティーで、パパとママからローラーブレードをもらいました。ガスパールがほしくて! ほしくて! しかたがなかったローラーブレード!さきにもらっちゃうなんてずるい! とガスパールは、リサのローラーブレードを、自分のかばんの中に隠してしまいます。ガスパールは、すぐにカッカしたり、ムッとしたり、我が強かったり、でもおまぬけだったり。最終的にはかわいくおさまるのですが、あんまりすなおじゃないですね、ガスパールは。この年頃の男の子は、みんなそうなんでしょうか(人…  全文読む 評価する

るんぷんぷん るんぷんぷん
麒麟/変わった趣向の絵本
これ、物語ではありません。有名な昔話・おとぎ話をテーマにした、パレードというのでしょうか。いろいろな扮装をした動物たちが、行進してゆくようすを描いた絵本なのです。たとえば、「かえるのおうさま」。王冠をかぶった王様役のかえるが、中央でカモ(?)の上に乗り、ノッシノッシとパレードです。楽器を弾いたりしながら、その前後につらなるほかのものたちも、みな、かえるです。「るんぷんぷん かえるのおうさま どうけしつれて プッペコ ブンチャカ クルクルリン まほうがとければ すてきだな」と言葉(歌)がそえてあります。全部で8行進あります。知っているお話の行進では、物語を思い出しながら見て、知らないお話があれば…  全文読む 評価する

ゆきむすめ ゆきむすめ
麒麟/はかなく、あっけなく、もの悲しいお話
再話とありますが、ロシアのお話でしょうか。よろこびとかなしみが、すーっとかけぬけてゆくような、そんな絵本です。ある冬のこと。子どものいないおじいさんとおばあさんは、雪で女の子を作りました。かわいい、ゆきむすめができました。雪で作った、ゆきむすめ。なぜだか急に、にっこり笑って動きだします。おじいさん、おばあさんは、おどろくやら、よろこぶやら。みるみるうちに大きくなる、ゆきむすめ。おじいさんとおばあさんは、それはそれはかわいがりました。けれど、春がきて雪が溶けだすころ、楽しく外で遊ぶ子どもたちをよそに、ゆきむすめは、家にとじこもってしまいます。ちょっと考えれば、もともとが雪なのだから、春がきたり、…  全文読む 評価する

ラチとらいおん ラチとらいおん
麒麟/次へと続くエンディング
ラチは世界一弱虫な男の子。飛行士になりたいと思っていますが、弱虫の飛行士なんている?犬も、暗い部屋も、友だちもこわいんですから重症です。ある朝、ラチが目をさますと、そこには小さな赤いらいおんが。こわがりなわりに、急にあらわれたこのらいおんは、こわくなかったようです。ちっぽけならいおんだと、ばかにします。でも、力持ちで強いらいおんくん。椅子を片手で持ち上げたり、ラチを押し倒したりして、強いことを証明します。そして、ラチも強くなれるようにと特訓をはじめます。弱虫な男の子が主人公のお話は、絵本によくあります。でも、強くなるきっかけとして登場した、この赤いらいおんは、とてもかわいいです。特訓その1とし…  全文読む 評価する

ゆきのひのゆうびんやさん ゆきのひのゆうびんやさん
麒麟/雪の日のお話なのに、とっても心はあたたかい
雪のある日、三匹のねずみのもとに、山向こうのおばあちゃんから、小包が届きます。えりまきが三枚入っていました。よろこぶねずみたちですが、小包を届けてくれたうさぎさんは、かぜをひいてふらふら。そこで、ねずみたちは、うさぎさんの代わりに、配達をしてあげることにしました。おばあちゃんのえりまきがあれば、寒さなんてへっちゃら!やさしいねずみたちが、雪の中、ちっちゃな体でがんばってそりをひく姿が、とても愛らしいです。 物語は全体的に、きびしい寒さと雪に包まれていますが、お届け先の家々の動物たちは、みなやさしくてあたたかく、ぬくぬくした空気を放っています。寒いなかでのお話なのに、絵本全体があたたかいイメージ…  全文読む 評価する

りんごとちょう りんごとちょう
麒麟/質問に絵だけでこたえる、変わった絵本
りんごのなかの虫はどこからやってくるの?という素朴な疑問に、絵だけでこたえる変わった絵本です。文章はいっさいありません。りんごを真っ二つに切断したイラストがあり、そのどこに卵があって、それからどのように虫が動いて外まで出てゆき、さなぎになるのか。さなぎから蝶になって、どのようにりんごの中にたまごをうえつけるのか、その流れがずっとイラストで説明してあります。そもそも、だれがこんな質問をするのでしょう。スーパーで買ってきたりんごに、たまたま虫食いがあって……とか?虫嫌いには、つらい絵本かもしれません。特に芋虫系がだめな人は、やめたほうが良いかもしれません。芋虫や蝶も、絵本らしいキャラクタとして描か…  全文読む 評価する

りんごころころ りんごころころ
麒麟/文章も、イラストも、とてもやさしい
野原を歩いていた、ちいさいハナコちゃん。どこからか聞こえるエーンエーンという泣き声に、走り出します。泣いていたのは、おおきなりんごの木。赤い実がたくさんなっているのに、だれも取ってくれなくて重たいと、泣いているのでした。ハナコちゃんは、「わたしが たべる」といって、木をゆすったり、木にのぼってもいだりしますが……。とよたさんの絵が、とびきりかわいいです。木が泣いているイラストなんて、特に。ほんとに木の瞳から、涙があふれだして、かわいいやら、かわいそうやら。りんごを食べる、いろんな人や動物の絵も、とてもあたたかです。とよたさんの絵には、悪なんて皆無なんだろうと思わせるくらい、あたたかさや、やさし…  全文読む 評価する

やまこえのこえかわこえて やまこえのこえかわこえて
麒麟/やさしい仲間に囲まれたきっこのしあわせ絵本
「きつねのきっこ」シリーズの絵本です。きつねのきっこが、夜おそくに、町までお買物に出かけます。心配した、おつきさまや、ふくろうや、いたちが、いっしょについて行ってくれます。町につき、豆腐やさんであぶらげを買ったきっこは、帰りの夜道で「こわいぞー こわいぞー あぶらげ ぜんぶ おいていけ!」と何者かに脅かされますが……。やさしい仲間たちに囲まれた、きつねのきっこ。しあわせいっぱいの絵本です。きつねのきっこが作ったいなりずしが、いなりやまの秋祭りの名物だなんて、なんだかすてきです。イラストも、とてもかわいくて、きれいです。夜の風景もやさしく、夜が明けてからの風景もあたたかく、物語と同じく、しあわせ…  全文読む 評価する

やまのぼり やまのぼり
麒麟/子どもみたいな、ばばばあちゃん
「ばばばあちゃんのおはなし」シリーズの絵本です。ばばばあちゃんの山登りのお話です。お天気がいい日に、山登りを提案したばばばあちゃん。こいぬとこねこは、大賛成。森のともだちも誘います。すると、森のともだちったら、山に行くのに、おもちゃやたいこ、おなべや枕まで持ってきちゃいます。そんな大荷物じゃ、山に登れない。そこで、考えたばばばあちゃん。山に行くのではなくて、山をこっちにつくっちゃえばいい、といいだします。ときにしっかり者、ときに子どもみたいな、ばばばあちゃん。この作品でも、とびきりのアイデアを出して、みんなを楽しませます。子どもよりもずっと頭が柔軟で、人が考えつかないようなことを、簡単に思いつ…  全文読む 評価する

ゆうびんやのくまさん ゆうびんやのくまさん
麒麟/とびきりキュートなゆうびんやさん
くまさんのお仕事シリーズの絵本です。このシリーズでは、くまさんがいろいろなお仕事で活躍しますが、本作品では、ゆうびんやさんです。ゆうびんやさんの朝から晩までの生活が、くわしく描かれた絵本です。バッジのついたぼうしに、おっきなかばんを肩からさげた、かわいいくまさん。くまといってもぬいぐるみのくま(だと思います)。とことこ歩いて、がんばって仕事をする姿が、とても愛らしいのです。仕事ぶり以外にも、朝起きたてのシーン(ガウン姿です)や、入浴シーンもありますよ(ぬいぐるみを洗濯したことがある人は知っていると思いますが、ぬいぐるみは洗うとなかなか中まで乾かないんですよね。バスタブにドップリつかってしまって…  全文読む 評価する

あたらしいエプロンできた! あたらしいエプロンできた!
麒麟/カストールと同じことしたい!
なんでも自分で作っちゃう、ビーバーのカストールのシリーズです。古くなったエプロンを見て、新しいエプロンを作っちゃおうと考えるカストール。布選びからはじまって、採寸、型紙作り、裁断、ミシンがけまで。エプロンができあがるまでの作業の流れが、ことこまかに描かれています。巻末には、「エプロンをつくるときの こつ」として、しつけぬいや、ポケットのつけかたなど、ポイントとなるところを説明してくれています。また、カストールが作中で作ったエプロンの型紙も載せてくれているんですよ。カストールと同じエプロンを、きっと作ってみたくなるはず!お話が楽しく、かわいいだけでなく、実際に自分も同じものを作れるという、うれし…  全文読む 評価する

ふっくらふしぎなおくりもの ふっくらふしぎなおくりもの
麒麟/今のままをすてきと思う心
かがみもちをねずみに分けてあげた、やさしいおじいさん。山へしばかりへ行った帰り、ねずみに呼ばれて笹やぶの中へ。山を知りつくしていたおじいさんですが、今まで見たこともない道に出ます。ふしぎなことに、その道を歩いていると、だんだん息が楽になり、足取りも軽くなる。これは? と思うおじいさん。なんと、若返っていたのです。すてきなおじいさんとおばあさんの物語です。欲深い人が多い中、今あるものを大切に受けとめて生きています。そのままで、とてもしあわせな二人なのです。ないものねだりをする人は、どんなに恵まれていても、不満は必ずあるもので、なかなかしあわせも感じません。けれど、この老夫婦のように生きられれば、…  全文読む 評価する

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