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紙の本
モンスター (幻冬舎文庫)
著者 百田 尚樹 (著)
田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追わ...
モンスター (幻冬舎文庫)
モンスター
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商品説明
田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる。そのとき亡霊のように甦ってきたのは、ひとりの男への、狂おしいまでの情念だった—。【「BOOK」データベースの商品解説】
田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。彼女の顔は、かつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる日々。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた未帆は整形手術に目覚め…。【「TRC MARC」の商品解説】
誰もが魅了される絶世の美女・未帆。しかし彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。莫大な金額をかけて徹底的に整形し、変身を遂げたのは何のためか。『永遠の0』の著者、最大の問題作!【商品解説】
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紙の本
「ブス」「醜い」という言葉がこれほど数多くでてくる小説は読んだことがありません。
2013/05/12 18:22
22人中、20人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ブス」「醜い」という言葉がこれほど数多くでてくる小説は読んだことがありません。
本書は、生まれつきの外見の悪さからバケモノ扱いされ、しまいにはモンスターと言われるようになってしまった女性が、整形手術を繰り返し、完璧な美人に生まれ変わる、というお話です。
ブスであるがゆえに、人生のあらゆる場面で不当な扱いを続けてきた彼女。
女性を見た目で判断する社会に対し、恨み、憤りを感じながらひっそりと生きる彼女に、どこか社会のゆがみを感じてしまいます。ただ小説の中で歪んだのは、主人公の彼女のほう。
整形を繰り返すために、お金を稼ぐ様はリアリティがあります。見た目の悪さゆえ、最初は風俗でも働くことができずSMクラブへ。美に対し、究極まで突き詰めるようになりますが、心は歪んでいきます。
彼女の人生の目的は、初恋の人にもう一度会うということ。物語は、再会のために信じられない行動をとる彼女の心情を中心に描かれていきます。
「美」ということと「男のエゴ」が強烈に表現されていて、男性が読むと恥ずかしくなるくらい男性の身勝手な論理を描き出しています。また、整形手術の詳細や顔の美の比率など、作者が相当調査したことがうかがえる描写が続きます。
美を手に入れた主人公が、それを使って男性に復讐していくというのは、ほとんどの男性は読んでいて恐怖を感じるはず。
やっぱり女性は怖い。
龍.
紙の本
モンスター
2013/04/29 00:19
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dreamserai - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当の愛を捜し求め、そして確かめようとする女のいじらしさが悲しい。わかりやすい文体で一気読みです。
紙の本
一気読み
2013/01/28 21:51
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ギニーベア - この投稿者のレビュー一覧を見る
「永遠の0」の時にもそうでしたが、百田さんの作品は一気読みです。
さすが、もと放送作家、ストーリー展開が独特で作品の世界に引き込まれてしまいます。
一言「面白かった」です。
また、違う作品も読んでみようと思います。
紙の本
切ない
2013/04/13 08:21
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コン - この投稿者のレビュー一覧を見る
切ない思いが伝わってくる。素直な思いは誰にでもある。
紙の本
ありそうな話
2014/04/13 20:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よしくん3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
外見の きれいな人は ほとんど整形をしている。韓国のキム・ヨナでわかった。
テレビでも、 化粧の上手な人は、素顔とまったく違うのだということがわかった。
人は、外見で その人の内面まで評価してしまう 恐ろしさが、よくわかった。
モンスターの話は、フィクションではない。
紙の本
すごい
2013/08/17 13:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tacque - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に百田さんの作品はすべてがすごいです。
特に長編小説になるほどその凄さが増しています!!
『永遠の0』も衝撃でしたが、それ以上に『風邪の中のマリア』『影法師』、そして『モンスター』。。。この内容の訴えてくるものは1つじゃないし、物のとらえ方で何通りも解釈できるこの作品、私は今までにであったことがなかったです。
是非お勧めします!
電子書籍
激しい物語だった
2020/09/24 04:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
見目によって厳しい人生を強いられた主人公。美容整形について大変詳しく書かれており、そんなことまでできるのかと驚いた。外見のもつ威力は、なかなか無視し難いものがある。そういう困難を背負った主人公の激しい物語であった。
紙の本
女のすべてが書かれている。
2015/08/29 22:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sみっふぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の人から醜いと非難され苦しみ続けた幼少~学生時代、そんなつらい毎日の中でゆがんでいった心。美を手に入れるために何でもやり、美容整形によってすべてを捨てて生まれ変わった。けれども、ゆがんでしまった心は生まれ変われない、、。復習に燃える女の怖さに迫力があり、展開が気になり一気に読んでしまう一冊です。
紙の本
すきな本
2014/07/21 01:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも、明るい気持ちになれる本が好きですが、この、本はせつなさもありながら、強い気持ちや、人間の考え方の本質など、普段何気無く流してしまっているところからの発見がたくさんあって楽しかったです。そしてやっぱり、百田尚樹さんの情報量に拍手!
とてもお勉強になりました♪
紙の本
モンスター
2013/07/31 16:01
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:丘の公園 - この投稿者のレビュー一覧を見る
出来ればハッピーエンドで終わって欲しかった。
紙の本
事実か小説か!
2013/06/23 15:18
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サヤ侍カ! - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近のリアル系バラエティでも、美容整形を受け続ける女性が何人も登場し、その動機についてや生い立ちも語られる。この小説を読んでいると、あまりにリアルで、それらを観た時の記憶とがオーバラップしてしまった。事実が小説より奇なのか、いやいやフィクションはノンフィクションよりショッキングなのか?とにかくこれはこれで面白かった。
紙の本
読むとちょっと落ち込む
2013/06/16 22:43
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺす - この投稿者のレビュー一覧を見る
人は見かけじゃなくて中身だって言葉をよく聞くけど、結局のところは第一印象は見た目なわけで綺麗事だとは私も思っています。
女の場合は特に美しさの優劣をつけられるのも同じ女だし分かっています。
わかってはいるけど和子、美帆のどちらの気持ちも共感できるほどでない中途半端にブスなので(笑)
たまにキャラクターの考えに嫌悪を抱いてしまうこともありました。
この小説で百田さんのをはじめて読んだけどもこの作者さんの美容整形の部分の描写はとても面白かった。
詳しいし生半可な調査で書いてるわけじゃないのが分かりました。
久々に小説を読んだ私にも読みやすく、途中多少はだれてきたり展開が読めてしまったりしちゃうこともありましたが飽きることなく読めました。
紙の本
キツイけど。
2013/07/31 11:52
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a-saka44 - この投稿者のレビュー一覧を見る
他のレビューにもありますが、とにかく言葉がキツイです。女の人には色々な意味でキツイです。でも、それ以上に面白かった。ある意味で、目の前が開けた感じ。
紙の本
怖いほど清らかな醜さ
2014/02/10 10:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
実話?どなたかの体験談?と思えるほど細かな心の描写に驚きです。
1回目に読んだ時はラストを物足りなく感じましたが、何度も読み返しているうちに、これ以外の結末だとウソになってしまうと感じました。脱帽です。
紙の本
醜さゆえの孤独と美容整形の是非
2013/11/06 14:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
残念ながらというべきうか、顔の美醜は人生に少なからず影響を与える。偏見で物を言いたくは無いが、やはり美しく生まれた方が何かと得な世の中ではある。また幼少期を含めて、美しい方が辛い思いをすることが比較的少ない事も確かだろう。人生のパートナーを選ぶ時にも、やはり美しさは武器になる。
逆に醜く生まれてしまった子は、どうしても辛い日々を送る事になる。とかく幼少期、子供は残酷だ。醜ければ醜い程、その辛さは苛烈を極めるだろう。であるなら。美しくしてしまえばいい。そう美容整形で究極の美しさを手に入れれば、屈辱の日々からも抜け出せる。あの過去の苦しみに復讐もしてやれる。そして、輝く未来が待っている。本作品は、そんな一人の醜い女性の話だ。醜く生まれてしまった一人の女の子の、その一生のすべてをかけて、初恋を成就させようとした。それも復習と言うもっとも悲しい形で成就させようとした物語。
幼い頃、「モンスター」とさえ呼ばれた、ブルドッグに似た面持ちをした醜い女の子。その女の子が大人になり就職してお金を得ると、美しささえ手に入れればと美容整形を繰り返し始める。ついには風俗産業に身をやつし、巨額の費用を投入して絶世の美女と呼ばれるほどにまで自分を変えてしまった。そして彼女は整形手術だけではなく、あらゆる努力をする。エステやジムトレーニングは元より、話し方教室などにも通って自分を磨きあげるのだ。そして男ならだれもが恋に落ちずにはいられない、「究極の美」を手に入れた彼女だったが。幼稚園の頃、優しくしてくれた白馬の王子。高校の頃偶然再会して、そうとは告げられずに終わった青春時代。あの思いを、成就しようと心に決めて大きな決断をするのだけれど・・・。
何せ読んでいて、とても切なくなる作品。きっとこんな思いをしている女の子は、世にたくさんいるのだろう。その昔、いわゆる美人は世に少数だった。だけれど現代、誰もが「お化粧」という魔法で「美人レース」に参加出来るようになった。つまりそれは経済の活性化の為であったのだ、というくだりにはほとほと感心したけれど。でもそれでも、美しくはなれない「美人レース」に参加できない、ブスというレベルでさえない女の子には、地獄の時代なのだ。
そして2ページに過ぎないエピローグが、あまりに皮肉で切ない。醜いが故にずっと孤独だった彼女に、読者としてだけれど見守ってあげられて良かったと感じるくらい、切ない。久々に心底切なくなる物語を読んだ。人の美醜とは、一体何なのだろうと、そんな事を深く考えさせられた一作でした。