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ブッダ 13 (KIBO COMICS)
紙の本 |
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紙の本
第1巻からの登場人物ナラダッタの死が描かれているプレ最終巻
2011/07/24 15:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
この13巻冒頭でブッダが母国カピラヴァストウの人たちを前に説法をする場面があります。すでに国は滅び、コーサラ国に支配され、人々は奴隷として生きているというところで、ブッダは一瞬言葉を失いますが、そこから例え話を始め、その場にいる人たちに説法を続けるというくだりです。
例え話がどの程度ブッダ自身の語ったものかを私は知りませんが、読めば読むだけ説得力があり、なるほど人々を惹きつけるものを持っていたのだろうと思わせられます。
そしてそれはカピラヴァストウの人たちだけでなく、支配していたコーサラ国のルリ王子の心も動かしていきます。激しい葛藤と、ブッダに対する反発の末に、ルリ王子もブッダに帰依していくわけですが、そこもまた説法と同じような印象を受けます。この手塚版『ブッダ』には何度となくこういった場面が登場しますが、これこそが手塚治虫の描きたかったブッダなのかもしれません。
その一方で、マガダ国のアジャセ王子と、マガダ国に残されたブッダの教団の勢力争いの話も続きます。
多くの人が現れ消えていくそれぞれに物語があり、どれ一つも見逃すことができないように話を進めていくところも、手塚治虫のストーリーテラーとしての面目躍如といった感があります。
いくつも指摘できるところはあるのですが、13巻の肝は第1巻の最初に登場し、ずっといろいろな役目を果たしていたであろうナラダッタがブッダに看取られながら亡くなっていくところにあるのかもしれません。
物語の最初から辿りなおしてみると、ナラダッタは預言された世界の救世主であるブッダを探して旅に出て、途中で人としてあるまじきことをしたとして獣に堕ち、この『ブッダ』の登場人物の何人もと関わることでブッダが教えることとなることを体現していった人だったように思います。そのナラダッタが死ぬ時に自分のあたえられた使命である救世主を前にすることができ、罪を許されて亡くなっていくのです。
ナラダッタが死んでいく章の最後に長いナレーションが入っています。
「ブッダは偉大な人の死を見て感動した。その感動はピッパラの樹の下で悟りをひらいて以来ひさしぶりの感動だった。人間が生きものらしく生き、その生涯を自然にゆだねて終わることがいかに感動的なものかを知った」
このナレーションのとおり、最終巻である第14巻に話は進んでいくのです。
紙の本
小学生の頃
2023/07/09 09:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
「教会に絵を習いに行ってる。」と言う子が結構いた。キリスト教では子供の頃から絵や工芸を教え優秀な子が祭壇を作ったり絵を描く職人になる伝統があるそうだ。