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  • カテゴリ:小学生
  • 発売日:2011/11/28
  • 出版社: 小学館
  • サイズ:27cm/1冊(ページ付なし)
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:978-4-09-179127-6
絵本

紙の本

泣いた赤鬼

著者 浜田 廣介 (文),浦沢 直樹 (画)

人間たちと仲良くなりたい、気のいい赤鬼。だが村人は赤鬼のやさしさがわからず逃げてしまう。腹を立てた赤鬼は、訪ねてきた仲間の鬼、青鬼に相談する。すると青鬼は、赤鬼のためにあ...

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泣いた赤鬼

税込 1,540 14pt

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商品説明

人間たちと仲良くなりたい、気のいい赤鬼。だが村人は赤鬼のやさしさがわからず逃げてしまう。腹を立てた赤鬼は、訪ねてきた仲間の鬼、青鬼に相談する。すると青鬼は、赤鬼のためにある計画を立て…。【「TRC MARC」の商品解説】

浜田廣介の「泣いた赤鬼」に浦沢直樹が挑む

いつの時代かどこの場所か、村人たちとどうしても仲良くなりたい気のいい赤鬼。だが村人は赤鬼のやさしさがわからず、怖がって逃げまわるばかり。孤独と寂しさに耐えきれなくなった赤鬼は、悩みに悩んだ末、親友の青鬼に相談する。かしこい青鬼は赤鬼のために起死回生の策を授け、計略はまんまと成功。赤鬼は村人たちを自宅に招待し、みんなと心を通わせる。だがその幸せも束の間、赤鬼に思わぬ、そしてあまりにもほろ苦い結末が訪れる……。誰もが知っている浜田廣介の不朽の名作「泣いた赤鬼」に、浦沢直樹が40数点のカラ―挿絵をていねいに描き下ろした。漫画家ならではの、登場人物たちの喜怒哀楽の表情やユーモラスな動き、情感あふれる美しい風景、既存の絵本にはない奇抜であっと驚く世界観――特に、物語の最後に登場する青鬼のさわやかな笑顔、赤鬼の涙する表情は必見! 目頭が熱くなること必至! 子どもたちのみならず、誰にでも手に取ってほしい新しい絵本が誕生した。なお、2011年冬公開の注目映画「friends もののけ島のナキ」は、この「泣いた赤鬼」が原案本。こんなご時世だからこそ、赤鬼の涙に涙するブーム到来か……!?

【編集担当からのおすすめ情報】
「泣いた赤鬼」は小さい頃から読んでいて、とてもよく知っているはずなのに、浦沢直樹さんの描いた挿絵を見ていて、なぜか新しい絵本を読んだような感覚におそわれました。斬新な世界観や、鬼や村人の豊かな表情、雄大な風景画に、これまでの赤鬼にない発見や感動が必ずあるはず。ぜひぜひ親子で読んでいただきたい一冊です。【商品解説】

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みんなのレビュー23件

みんなの評価4.4

評価内訳

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  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

昔懐かしい童話がこんな形で蘇るなんて

2012/02/12 18:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

2011年12月17日ロードショーのCGアニメーション『friends もののけ島のナキ』の原案となっているのが、大正から昭和に活躍した童話作家・浜田廣介の『泣いた赤鬼』だそうだ。映画自体も、あの『ALWAYS 三丁目の夕日』などを撮った山崎貴監督の脚本・監督であり、フルCGであり、3D版もあるというので面白そうだった(年末年始はいろいろとあり、結局未見になってしまった)が、その原案を改めて絵本(?)として刊行したのがこの本だ。
小学館の創業90周年記念企画と銘打っているが、それよりはやはり映画公開に合わせたものだろう。しかも、それを浦沢直樹の絵で出すなんて。
小学館はもともと児童書や学年雑誌を出していた出版社だからか、以前から時々思わぬ児童書(例えば、柴門ふみが絵を描いた童話とか)を出版してくれていたのだが、今回は浦沢直樹なんである。
表紙・カバー絵からすでに浦沢直樹の絵だ(当然と言えば当然なのだけれど)。中身は絵本というよりは絵物語風で、ページごとに浜田廣介の文章と浦沢直樹の絵が様々なレイアウトで収められている。絵はもちろんフルカラーだ。いつものマンガのようにコマ割りがされていないので、文と絵が対峙しつつ協調して読む者に迫ってくるようだ。そこに、これまでの絵本ならばいかにもらしい姿で描かれていたであろう鬼が、けっこう人間ぽく、青鬼にいたっては外人風の顔で描かれていて、少し意外だ。同じように、赤鬼の家を人間が訪れると、結構洋風になっている。これも意外な設定だ。
ただし、これは実はある面真実をついているのかもしれない。西洋の鬼はまた別であろうが、日本で言われている鬼の中には昔日本列島に漂着した異国人のイメージが表現されているという話がある。個人的には、子どもの頃に読んだ手塚治虫の『鬼丸大将』の印象が強いのだが、ともかくそんなイメージが語り継がれていく間に鬼というイメージになったというものだ。だから、鬼はけっこう洋風でもいいのかもしれない。
そんな意外性がいくつも見られる絵物語として作られているが、一番印象深いのはラストだろう。これはぜひ実際に読んでほしいと思うが、ここで取られているのは、実は浦沢直樹のいつものマンガの手法と言えなくはない。それがやはり効果的になっているからにくいなあ。
この本も他の浦沢マンガと同様に、長崎尚志プロデュースとなっている。長崎がこのラストを浦沢に描かせようと、ここにこそ力を入れたのではないかと思わせるラストになっている。
こんな絵をつけてもらえば、また改めて浜田廣介の童話を読もうと思う人が増えるのかもしれない。それとも、そんなことを思うのはやはり浦沢ファンだけ、いい歳をした大人だけかもしれないが。

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感動

2015/10/25 06:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る

素晴らしい絵本です。小さいころに読んでもらったことがあったんですが大人になって改めて読むと話が深くて感動します。

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2011/12/11 22:42

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2011/12/17 10:57

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2011/12/18 21:26

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2011/12/20 21:11

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2012/01/12 21:56

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2012/01/30 23:29

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2012/03/21 06:42

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2012/03/29 13:24

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2012/05/30 20:20

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2012/11/23 20:05

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2013/01/17 14:58

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