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紙の本
北条氏と鎌倉幕府 (講談社選書メチエ)
著者 細川 重男 (著)
承久の乱を制し、執権への権力集中を成し遂げた義時と、蒙古侵略による危機の中、得宗による独裁体制を築いた時宗。この2人を軸にして、これまでになく明快に鎌倉幕府の政治史を見通...
北条氏と鎌倉幕府 (講談社選書メチエ)
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商品説明
承久の乱を制し、執権への権力集中を成し遂げた義時と、蒙古侵略による危機の中、得宗による独裁体制を築いた時宗。この2人を軸にして、これまでになく明快に鎌倉幕府の政治史を見通す画期的論考。〔「執権」(講談社学術文庫 2019年刊)に改題増補改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
細川 重男
- 略歴
- 〈細川重男〉1962年東京都生まれ。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。博士(文学・立正大学)。國學院大學・東洋大学非常勤講師、日本史史料研究会企画部。
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著者/著名人のレビュー
なぜ将軍にならなかっ...
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なぜ将軍にならなかったか?鎌倉北条氏の謎に迫る1冊。
眼からウロコの結論と鎌倉武士の実像を描く生き生きとした語り口が魅力。
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得宗の成立過程
2022/02/24 19:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いて座O型 - この投稿者のレビュー一覧を見る
北条氏はなぜ鎌倉幕府において将軍にならなかったのかということを論理的に解き明かすことをターゲットにしつつ、得宗の権力体制がいかに確立されていったのかを時系列で追っていく。
様々な事情と、時々の北条家内部の権力構造が、徐々に幕府と得宗という体制へ権力を収斂していきながら、それを継続的に伝承していくだけの機構とまではなっていなかった状況は、鎌倉幕府をよく説明できていると思う。
紙の本
んなこと最初から分かっていた話じゃないか
2011/12/24 13:56
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あまでうす - この投稿者のレビュー一覧を見る
「北条氏はなぜ将軍にならなかったのか?」と自問して始まった本書が、最後の最後に「北条氏得宗は鎌倉将軍の「御後見」なのであり、自ら将軍になる必要もなく、またなりたくもなかったのである」と答えて終わると、「なんだそれは?んなこと最初から分かっていた話じゃないか」と文句の一つも言いたくなります。
しかし得宗とは元は「徳崇」であり、それは時頼期以降に贈られた禅宗系の追号であるとか、北条義時は武内宿禰の再誕であり北条時宗が恐怖の独裁者であったとか、そこに行くまでのお話がなかなか面白い。
これは恐らく著者が「あとがき」で真島昌利の名言として引いている
「難しいことはわかりやすく
わかりやすいことは面白く、
面白いことは深く」
という言葉を実践してやろうと気合を入れてぐあんばったからなのでしょう。
しかしながらこの名言の出所は、このギタリストがこの世に生まれおちる前から劇作家の井上ひさし氏が折に触れて唱えていた
「むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
ゆかいなことをいっそうゆかいに」
という名言のパクリであることは、歴然としています。
歴史の専門家でインテリゲンチャンのはしくれである著者が、そんなこととも知らずに感動しているこのミュジシャンは、かつての「ブルーハーツ」、現在の「クロマニヨンズ」におけるわが偏愛の天才パンク・ロッカー甲本ヒロトのベスト・パートナーなのですが、その彼がヒロトの足元にも及ばぬ凡才であることもきっとご存知ないのでしょうね。