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藤子・F・不二雄大全集 13 Uボー
藤子・F・不二雄が描いたまんがを収録した大全集。『毎日こどもしんぶん』(1976年3月27日号〜1979年8月25日号)に連載した、Uボー全179作品と加納嘉昭による解説...
藤子・F・不二雄大全集 13 Uボー
藤子・F・不二雄大全集 Uボー
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商品説明
藤子・F・不二雄が描いたまんがを収録した大全集。『毎日こどもしんぶん』(1976年3月27日号〜1979年8月25日号)に連載した、Uボー全179作品と加納嘉昭による解説などを収載。【「TRC MARC」の商品解説】
『毎日こどもしんぶん』連載の全作品初単行本化!!
1976年3月から1979年8月まで『毎日こどもしんぶん』に連載された全179本をオールカラーで収録しました。突然地球にやってきたUFO型の宇宙人・Uボーが巻き起こす、笑いと驚きの愉快な日々。小学生向けに描かれた作品ながら、大人にも十分楽しめる内容は藤子ファン必見!!【商品解説】
目次
- 円ばんはともだち8
- 花見にとんでゆけ10
- 学校に行こう12
- ぼくはUびん屋14
- おるすばんはどろぼうと16
- まいごのこいのぼり 18
- 池をつくろう 20
- しゃぼん玉が大あばれ 22
- 雲にのりたい 24
- ライオンさんいらっしゃい 26
著者紹介
藤子・F・不二雄
- 略歴
- 〈藤子・F・不二雄〉1933年富山県生まれ。安孫子素雄と二人で藤子不二雄名義で作品を発表。87年コンビ解消後、藤子・F・不二雄として児童漫画の新時代を築く。代表作に「ドラえもん」「キテレツ大百科」等。
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いまはどんな夢をみてもいい
2011/09/13 23:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ユー・リーダーズ・アット・ホーム! - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品のことは、「藤子・F・不二雄大全集」が出るまで知りませんでした。まったく知らない作品だったので、本当のこども向け作品でしたが、ほかの馴染み深い作品に先駆けてまず手が伸びました。見開き2ページで1話完結、ほとんど「ドラえもん」に近い設定、その翻案のような、もっとシンプルな話が続きます。だから「ドラえもん」なんかを知っている目には、ふむ、知っている、とか、あ、あれに似ている、というような感じのエピソードがほとんどです。だけど、読んでいると、決してそれだけではない魅力に気づかされる気がします。
印象的なのはまず、フルカラーで展開する絵がどれもとてもきれいだということ。贅沢といってもいいほどです。虹色にかがやくシャボン玉、丸底フラスコに入ったふしぎな液体、それぞれのキャラクターや背景、どれをとっても丁寧に色づけされていて、配色も鮮やかです。描画自体も、藤子・F・不二雄らしい、簡潔で行き届いた美しい線が際立っています。色といい、画といい、心を込めて妥協なく描かれているのがよくわかる。
そんなふうにこの本を、最初は、ベッドで2、3話ずつというようなペースで時間をかけて読んでいたのですが、あるとき、ものすごくつまらないことがあって、ややこしい話を読む気もせず、ほかにすることもないのでこの本を手に取り、残り半分ほどを一気に読んでしまいました。そのときの感動を、どういえばいいのかわかりません。
半分ほどを通して読んで気がついたこと。もしも少しずつ読みつづけていたら、物語の素朴な印象の中で気がつかなかったかもしれない。読者の対象年齢が低いのに合わせて、主人公の男の子はのび太くんよりも年少の設定ですが、困ったことや、やってみたいと思いついたことがあったり、思いついて自分でやってみたけれど上手くいかなかったり、友だちが見せびらかすものをうらやましいと思ったりすると、Uボーに伝える。例えば、こんなことがしてみたいんだ、というと、Uボーは第一声、うん、いいよ、とか、うん、やってみよう、というような感じでこたえます。完全無欠の快諾。主人公の男の子が頼んでいなくても、困っていると、どうしたのと訊ねて、あるいは即座に察して、じゃあ、こうしてみよう、と男の子の思いに応えます。不可能はないし、見返りも求めず、条件もない。すべてを一切受入れて、うん、いいよ、といってくれる。見開き2ページごとに、そんなエピソードが続きます。
フルカラーで幸福な夢をみるとは、このことではないでしょうか。安易だとか、現実を無視しているだとか(そりゃそうなんだ)、そんなことは関係ない。藤子・F・不二雄さんが、こどもになにを与えたかったかが見えてくる。こういうことが、どんなにこどもの気持ちに応えるのか、実感としてわかるような気がします。まっすぐなやさしさ。なにもかも、すぐさま叶えてあげたいという思い。これは、甘やかしだとか、そんなものではなくて、こどもに対する大人の気持ちだと思う。この作品のどこを見ても、藤子・F・不二雄さんの込めた気持ちが伝わってくる。一切の手抜きのない、精緻な仕事です。
こどもだけじゃない。この圧倒的なやさしさが、読む者の気持ちを押し流します。なにも求めない、やさしい即答が、つまらないことに疲れた心を強く打ちます。「ドラえもん」は、不運続きの運命にあるのび太くんを救おう、というのが1つの軸となって回る物語ですが、この物語には、全体を貫く目的だとか動機らしいものはかけらもない。通りがかりの未知の生命体が、幼い子の暮らしに寄り添って、そのときどきの願いに応えてくれる。ただ、それだけです。それだけ、というこの圧倒的な夢。主人公の男の子を通して、読んでいるこどたちすべてに届けという作者の思い。だれしも永遠のこどもだとしたら、たしかに届きましたと伝えたい。そしてどこまでも届いてほしい。
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Uボー
2023/12/31 15:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある日突然、地球にやってきたUFO型の宇宙人・Uボーと、すぐ友達になるすすむ。話はサクサク進み、見開きで読める気軽さ、いいですね。