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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.7
  • 出版社: 吉川弘文館
  • サイズ:19cm/219p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-642-05700-4

紙の本

近世の仏教 華ひらく思想と文化 (歴史文化ライブラリー)

著者 末木 文美士 (著)

これまで「仏教は近世には堕落し、儒教に取って代わられた」とされてきた。しかし、中国からの黄檗宗の影響や出版文化の隆盛により、仏教は民衆世界にまで大きく華ひらいていた。新し...

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近世の仏教 華ひらく思想と文化 (歴史文化ライブラリー)

税込 1,870 17pt

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商品説明

これまで「仏教は近世には堕落し、儒教に取って代わられた」とされてきた。しかし、中国からの黄檗宗の影響や出版文化の隆盛により、仏教は民衆世界にまで大きく華ひらいていた。新しい近世仏教のすがたを描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

末木 文美士

略歴
〈末木文美士〉1949年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。国際日本文化研究センター教授。著書に「鎌倉仏教展開論」「仏典をよむ」など。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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紙の本

はじめて詳細を知った「近世の仏教」に大きく目が開かれる思いをした

2010/10/05 21:03

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 戦国時代末期から江戸時代末期にかけての近世は、一般に思われているように「儒教の時代」ではなく、あくまでも「仏教の時代」であった。これが著者の基本認識であり、本書の主要テーマである。
 このテーマを、実に多岐にわたって簡潔に叙述した本書は、「近世の仏教」については、ほとんど知識をもっていない私のような一般読者にとっては、とにかく初めて知ることだらけなので、大きく目を開かれたという思いでいっぱいだ。いままでの常識が大きく崩れてゆくのを感じる内容の本である。

 仏教伝来から奈良仏教、平安仏教を経て、浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、日蓮宗といった、現在でも主流の仏教教派が誕生した、いわゆる「鎌倉新仏教」から、いきなり江戸時代を飛び越えて現在にきてしまうのが、学校で勉強する日本仏教であるが、実際はそう簡単なものではない。
 織田信長による比叡山焼き討ちや石山本願寺との攻防戦、豊臣秀吉の切支丹弾圧などにみられるように、近世初期は宗教勢力と世俗勢力が激しくぶつかり合った時期であった。
 こののちに成立した徳川幕府は、徹底的に宗教を管理する方向に向かい、檀家制度を導入して、宗門人別改帳(しゅうもんにんべつ・あらためちょう)で一般民衆を管理する。しかも、葬式は仏教式以外はいっさい認めなかったので、仏教は一般民衆のものとして完全に定着した。中国や朝鮮とは異なって、儒教はあくまでも倫理の側面にとどまらざるをえなかったのが、東アジアにおいては日本の特色なのである。
 仏教寺院が徳川幕府と癒着して支配の道具になっていたというのは、実は革命政権である明治維新政府によるネガティブ・キャンペーンであり、われわれは学校教育をつうじてずっと洗脳されてきたのであったが、その呪縛もから百数十年を経たいま、ようやく覚めつつあるというわけだ。

 とくに本書で興味深いのは、中国大陸から江戸時代初期にあらたに伝えられた、座禅と念仏を行う黄檗(おうばく)宗の影響と、木版活字印刷の発展による出版文化の隆盛である。仏教の学問研究が深まり、一般には知られていないが、宗教意識のきわめて高かった仏教僧も多数現れている。これらをつうじて、仏教は信仰として民衆世界にまで広く浸透したのである。

 著者が指摘するように、江戸時代には、仏教がほぼ「国教」に近い存在であったことを知ると、なぜ明治維新に際して、「神仏分離と廃仏毀釈」によって、仏教が徹底的に弾圧されたかが、逆説的な形で理解されるのだ。幕末になると儒教の水戸学と復古神道が勢力を増してきて、ついには尊皇攘夷イデオロギーとして猛威を振るうことになったのだが、革命政権というものは、打倒した前政権を徹底的に否定するものだからだ。

 本書を読みながら、何度も「そうだったのか!」と目を開かれる思いがしたが、この思いを多くの人に共有してもらうことによって、「江戸時代の仏教」の存在が一日も早く一般常識となる日が来ることを願うばかりだ。ぜひ一読をすすめたい。

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紙の本

江戸時代の仏教。

2010/11/01 01:41

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 同じ著者の「日本仏教史」の江戸時代の仏教のあり方を書いた箇所を進化させたような本。ハビアンの「妙貞問答」を高く評価していたり、黄檗宗や版本大蔵経、限定的ながら各宗派の教学進展や戒律の復興を評価していたり、社会の隅々まで広がっていた江戸期仏教のあり方をよく書けている。
 檀家制度や各宗派内のあり方を含めて、江戸時代の仏教のあり方が現在の日本社会の仏教につながるのだから、もっと研究が進んでもいいだろう。
 ただしキリシタンと並んで幕府御禁制だった不受不施派や南九州では御禁制だった藩もある浄土真宗(隠れ念仏)についても、もっと触れるべきだった。
 末木氏の著書を何冊か読んだが、明治以降の宗教史に関しては、どうも違和感を感じて取っつけないが、明治維新までは最良の本を書かれている。

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紙の本

江戸時代の仏教

2020/12/30 17:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る

江戸時代といえば儒教や国学について触れられることが多く仏教はあまり扱われないイメージがあったが江戸時代の仏教もさまざまな人が盛んに論じていたことがわかった。大陸から新宗派が伝来したり大乗仏教から原始仏教に回帰する運動があったり(大乗を否定するわけではない)面白かった。ただその盛んな仏教がなぜ明治に廃仏の流れになってしまう流れに関しての説明ももうちょっと欲しかったと感じた

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2012/05/26 15:13

投稿元:ブクログ

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