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- カテゴリ:一般
- 発売日:2010/03/01
- 出版社: ダイヤモンド社
- サイズ:19cm/318p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-478-00485-2
紙の本
ラテに感謝! 転落エリートの私を救った世界最高の仕事
すべてを失った64歳の男は、スターバックスで人生をやりなおす…。エリートの頂点から転落した白人男性が、生まれや育ちも異なる若いアフリカ系アメリカ人の女性と偶然出会い、人生...
ラテに感謝! 転落エリートの私を救った世界最高の仕事
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商品説明
すべてを失った64歳の男は、スターバックスで人生をやりなおす…。エリートの頂点から転落した白人男性が、生まれや育ちも異なる若いアフリカ系アメリカ人の女性と偶然出会い、人生で大切なものは何かを学んだ真実の物語。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
マイケル・ゲイツ・ギル
- 略歴
- 〈マイケル・ゲイツ・ギル〉イェール大学卒業。スターバックスのバリスタ。広告代理店に就職するが、25年後解雇される。コンサルティング会社経営を経て、60歳を過ぎてスターバックスで職を得る。
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著者/著名人のレビュー
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元エリートの著者マイケル・ゲイツ・ギルが、会社を解雇されスターバックスでもう一度人生をやり直すという本当にあった話。それまでの会社では、自分は上司の立場で部下に命令ばかりしていた。相手の気持ちを考えようとしたこともなかった。しかしスターバックスでは、命令するのではなくお願いをして仕事をしてもらう。仲間のことをパートナーと呼び、助け合いながら仕事をする。
そして新しい仕事に戸惑いながらも、60歳過ぎという年齢でハンデを感じながらも、なんとしてでも解雇されないように一生懸命に働く姿に心うたれます!
今の仕事に不満を持っている方にはぜひ読んで頂きたい1冊。働ける環境にあるということが、どんなに幸せなことであるかに気付かされます。
書店員レビュー
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全米が鳴いた実話のベストセラー。
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人生の転落で見つけた真の豊かさや働くことのすばらしさは、今の日本人が忘れかけた大事なものなのかもしれません。
仕事に対するキモチが変わるかも知れませんよ!!!
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ジュンク堂書店明石店さん
波乱万丈な人生を送った著者のノンフィクションストーリー。
原書『How Starbucks saved my life』、ずーっと売れ続けています。
紙の本
普通に個人の体験談だと思って読んでいたら・・・ビジネス書だった
2016/04/30 16:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
基本的に私は「感謝」という言葉を信用していない。 それが特にビジネスマン、それも経営者側から発せられる場合は。 私はネコに写真を撮らせてもらっても「ありがとう」と言い、机にぶつかっても「ごめんなさい」を言うタイプなので、感謝の念そのものは否定しないですよ。 経営者(特に某経営塾を出た人間)の口から発せられるのがうさんくさいのです。 これは一時期そういう経営者の企業で働いた経験からなので一部の偏見かもしれないけど、とりあえずあの世界は異様だった。
なのでこの本も読んでてちょっとどうなのかな~、な気分になった。
最初はこれがビジネス書的なものとは思わずに、<スタバで働く初老の体験記>だと思ってたから。
マイケルは白人で有名人の息子で、イェール大学卒業後大手広告代理店に勤務、エリート街道と仕事中毒を驀進してきたがリストラにあい、解雇される。 独立して広告会社を起こしたはいいものの、仕事も家庭もうまくいかなくなり、ホームレスになる寸前という状況で、スターバックスブロードウェイ店で働くことになった。
今までとは全く違う仕事!、新しい再出発!
そういう前向きな話を期待すると肩すかしにあう。 何故ならばマイケルはもう64歳、新しいことに取り組む意欲よりも過去のよかった記憶に埋没してしまう方が多いお年頃。 だからスタバ勤務の話は遅々として進まず、回想シーンばかり続くのには正直いらいらさせられた。 いわば、ジジイの繰り言を聞かせられている気分になるからだ。 だが、これがいわゆるアメリカアッパーミドルの方々の正体なのかと思うと、唖然とする。
せいぜい数年前の話だろうに、人種差別が存在する・自分と同じクラスの人々とともに集まることが当然と考える人々が数多い、ということに。 スカルズ&ボーンとかまだあんのか?(あんだけ映画などで揶揄されたのに)。 いや、マイケルの年齢ではその当時まだあったということか? いや、今もあってもおかしくないか・・・。
そんなわけで、いちいちこれまでの自分の価値観が崩れ、過去に自分がしでかした当時は普通のことと思っていた失敗に頭を抱えるマイケルだが、でも結局ナルシストな語り口が消えないのがなんだかな。
が、マイケルとともに働くスターバックスのパートナーたちはマイケルがどう考えていようとも、そしてそれぞれの事情を抱えていようとも、働くもの同士敬意を持ち、その気持ちを勿論お客様にも向ける。 日本人にとってはある程度当たり前の感覚だが、白人上流社会出身のマイケルには意外で新鮮で驚きに満ちたものであるようだ(が、とはいえ日本的経営やサービスといったものは微妙に姿を消しつつあるが・・・)。
だからですかね、マイケルを困ったやつだと思いながらも最終章ではちょっとじーんとしちゃったりして。
時は移る、人との交わりは一瞬でもありまた続くこともある。 それでも人は前に進むのだ、という。
でも、うさんくさい経営陣はこれを読んで「いい話だ」と部下なんかに奨めたりもするけど、自分の経営手法や部下たちをいかに把握してないか、ということには気づかないんだろうなぁ。 日経とか読んでても感じるが、日本のビジネス界は政治の世界と同じように先を見ていない人が多すぎるような。
上に立てば立つほど、下が見えなくなるのかなぁ。(2010年12月読了)