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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.2 15件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2010/01/08
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/309p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-328830-7

紙の本

夢ほりびと

著者 池永 陽 (著)

ここは、誰かにいじめられて逃げこんできた人ばかり。世間から見放され、朽ち果てた屋敷に集まった心よわいアウトローたちの再生の物語。【「BOOK」データベースの商品解説】佐伯...

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夢ほりびと

税込 1,676 15pt

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商品説明

ここは、誰かにいじめられて逃げこんできた人ばかり。世間から見放され、朽ち果てた屋敷に集まった心よわいアウトローたちの再生の物語。【「BOOK」データベースの商品解説】

佐伯は中堅どころの印刷所に勤めていたが、会社からリストラされたことを家族に言い出せず、ある日家出をしてしまう。当てもなく歩き続け、辿り着いた崩壊寸前の洋館。そこには世を拗ねる変わり者たちが住み着いていた…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

池永 陽

略歴
〈池永陽〉1950年愛知県生まれ。98年「走るジイサン」で小説すばる新人賞、2006年「雲を斬る」で中山義秀文学賞を受賞。ほかの著書に「珈琲屋の人々」など。

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みんなのレビュー15件

みんなの評価3.2

評価内訳

紙の本

このタイトルだけで中身を想像できる人はエライ! でも、先入観なしで楽しめる一冊で、なにより登場人物がいいです。でもねえ、覗き趣味の元警官もだけど家を逃げ出して、それでいて未練たらたらな男、だらしな・・・

2010/06/26 19:33

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

池永陽、新作が出れば読むという好きな作家です。どこが、って池永が描く男女関係。いつもドキドキしながら読んでいます。で、今回のタイトルは『夢ほりびと』、うーん、なんていうか演歌にそんなのがあったような。梅沢富美男『夢芝居』だったかな・・・。どちらもタイトルからは何も見えてこないところまで似ている。これで池永が梅澤梅沢富美男そっくりだったら笑えるけど。

中川真吾が装幀に選んだカバー形式はラップラウンド、で、ヒロミチイトの絵は極めてオーソドックス。ただし、この風景には若干違和感を覚えます。海の向こうに山影が見える、それが鎌倉らしからぬ気がしてならないのです。それとこの女性の後ろ姿、服装は若いけれど体系が小太り、こんな女性は小説のとこにも出てきません。真世なら絶対に痩せていなければおかしいし、ベランダなのか屋上か分かりませんが床の板張りと手摺の金属というのがチグハグです。

帯の言葉は
         *
   ここは、誰かにいじめられて
    逃げこんできた人ばかり

世間から見放され、朽ち果てた屋敷に集まった
 心よわいアウトローたちの再生の物語。 
         *
で、相変わらずタイトルの意味は不明。そこで思い切って文藝春秋のHPでチェック!そうするとそこにはこんなことが書かれていました。
         *
落伍し、穴を掘り続ける心弱き人々のお話

朽ち果てた洋館に流れてきた手負いの老若男女たち。リストラ・サラリーマン、リストカット・女子高生たちの珍妙な共同生活を描いた好篇

池永氏は、うつむき加減に生きるはずれ者を描くのが巧い人です。小山の中腹に建つ、崩壊寸前の洋館。そこでは奇妙な共同生活が営まれています。リストラされた元サラリーマン、世間から忘れられた元天才サーファー、リストカットを繰り返す女子高生、借金を背負った夫婦。彼らは、館の老主人と一緒に、庭にひたすら穴を掘り続けます。「宝が埋まっている」と信じて、あるいは単に成り行きで。この心弱い人たちは、また社会への一歩を踏み出すことができるのでしょうか。日陰を照らす、小説らしい小説です。(KH)
         *
夢ほりびと、って庭にひたすら穴をほる人らしい。なんだ、そのままじゃん。で、お話です。主人公の佐伯は45歳。印刷会社の営業部の係長で、業績不振でリストラされ、それを妻子に告げられないままに家出します。リストラされたことを言えない、は分かるのですあ、それで家出というのが目新しいというか、同じ迷惑かけるなら、そっちのほうがよっぽどだろ、なんて思います。しかもです、逃げた先というのが近場なんです。なんだ? です。

では佐伯が捨ててしまった家庭はどのようなものだったのでしょう。佐伯の妻・晃子は40歳。以前、夫が降格されたときは、スーパーにパートに出て家計を支えたやさしい女性です。夫妻のあいだには、洋太という一人息子がいます。小学6年生のサッカー少年です。二人とも穏やかな性格で、夫が出世をしなくても、収入が大幅に上がることがなくてもさほど気にはしていません。逆に、いい人たち過ぎるから告白しにくいってっていうのはあるかもしれません。

佐伯が逃げ込んだ先というのが何度も競売にかけられたものの買い手がつかなかった鎌倉山の廃屋です。持ち主の倉持は元資産家ですが、現在は文無しのまだら呆け老人で、妻の名は絹子。その家には多くの人間が暮しています。その一人が大阪の元電気工事工務店の経営者山岡で、消費者金融から逃げています。倉持がふともらした言葉から鎌倉山に宝が埋もれていると判断、庭を掘り返しています。60歳を過ぎた妻の幸代はいつもオレンジ色の口紅をつけています。

遠野は三年前にカリフォルニア海岸で催されたサーフィンの全米大会で優勝したことのある30代後半のプロサーファーで、その後、帰国して国内の大会に出場するものの芽が出ず、起死回生の一発勝負、湘南に来る台風の大波に乗ることで名声を取りもどそうとしています。年齢はよく分かりませんが、あとで真世と年が倍以上離れているというから30代後半から40代といったところでしょう。

沢木夏生は30を少し過ぎたフリーのカメラマンで遠野の恋人です。鎌倉山に暮しているわけではありませんが、勝気な美女で、遠野の姿をカメラに収め、それを売り出そうと企んでいます。真世はリストカットをしていた二年の女子高生で、腕に数十本の切り傷がある。四人家族で、父親は薬品会社勤務、母親は後妻で、腹違いの弟がいます。学校で苛めに合い、不登校になって、今はもっぱら倉持のところに来て息抜きをしています。

変り種を上げれば、菅がいます。20年間勤めた元警察官で、山の下に住むホームレスです。倉持たちの暮らす屋敷の望遠鏡が目当てで、毎日のように通ってきては、望遠鏡を独占して趣味は他人の家を覗きこんでいます。遠野などはその趣味を毛嫌いしていますが、佐伯はさほど嫌ってはいません。最後になりますが黒岩は、山岡に金を貸している大阪の消費者金融の男で、強持てのところがあるが、どこか妙な雰囲気をもった親父です。

妻のことが、息子のサッカーの試合が気になって仕方のない佐伯、美人の恋人との仲がギクシャクし始めている遠野と、年上の男に惹かれはじめている真世、消費者金融の足音が迫ってきて、さらに庭堀に精を出し始めた山岡、そして山岡の居所をかぎつけた黒岩、人の秘密を覗くことが止められなくなってしまった元警察官、そしてやってくる大型台風。本当に宝はあるのでしょうか、佐伯の家族は、真世の想いは・・・

やっぱり面白かった。私は遠野のエピソードと黒岩の変わったところが特に好きでした。最後に目次を写しておきます。

第一章 家族ウォッチング
第二章 宝を掘る人
第三章 墓の海
第四章 プライド
第五章 奇妙な借金取り
第六章 妻の秘密
第七章 乱闘
第八章 ビッグウェイブ

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紙の本

逃げるな!と私は言いたい。

2010/05/20 13:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nyanco - この投稿者のレビュー一覧を見る

朽ち果てた洋館の庭を掘り続ける人々。
埋まっているお宝は何?
掘り続けている人たちが見つけたものは…。

生きるのが苦手で何かを背負って俯きがちに生きる人々を描くのが巧い池永さん。
今回は逃げてきた人々を描きます。
大坂から借金を背負って逃げ出した山岡夫婦は、ひと癖ありそうだし、飄々とした夫も、遠い昔の初恋の思い出の口紅を差し続ける妻もキャラクターとして面白い。
リストカットを続ける女子高生・真世は、ややありがちな設定で説得感がないが、彼女がキーマンとして物語が進行するので必要なキャラクターだし、若い彼女がいることで物語に動きが生まれている。
カリフォルニアの大会で優勝した過去を引きずるサーファー・チャンプ、この鎌倉でビックウエーブに乗って…と返り咲きを語る彼には哀愁が漂って女を引きつける。
しかし、主人公・佐伯に対してはいらだちしか感じない。
毎日、妻と息子を気にして望遠鏡から覗き見する彼に嫌悪感。
気持ちは解ります、でも、やっぱり動き出してほしかった。
夫が家を出、パートを始め、息子と二人で暮らす妻。
悩みを相談していたパート先のスーパーの店長と…。
その展開を見続け、もだえ苦しみながらもアクション出来ない夫が苦々しい。
店長と関係を持ってしまった妻だからこそ、お互いに罪を背負っているからこそ、やり直せる…なんて傲慢すぎます。
女性として許せなかった。
まっさらな男と女になって、もう一度始めよう…なんて。
もし私が妻であったならば、覗いていた夫が許せない、罪を背負ったからこそやり直そうと言うなんて更に許せない。
その前に止めてくれないなんて…。
佐伯に全く共感できずに終わってしまいました。

盗電し、何人もの人が暮らしている廃屋が鎌倉山にある、って設定自体にかなり無理があったんですけど、それは現代のファンタジーということで良しとしても、やっぱり佐伯を受け止めることは私には出来ませんでした。

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2010/07/07 13:16

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2010/08/02 17:25

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2011/06/16 17:01

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2010/03/10 10:24

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2011/08/09 09:09

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2011/09/10 20:59

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2013/01/04 17:36

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2014/09/10 22:28

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2020/01/04 10:57

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