紙の本
ここまでビジネス書を読み込んだ人もいないのではないか、と読みながらそう思った。
2010/05/21 16:14
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここまでビジネス書を読み込んだ人もいないのではないか、と本書を読みながらそう思った。
現在40歳台の私は、20歳台から30歳台にかけて大量にビジネス書は読んだが、この著者のように大量に読み込み、かつそれらを体系的に整理した人は見たことはない。だからこそ、著者としての「1本の太い柱」が立ったのであろう。
いわゆる「ビジネス書」というジャンルのブームがいつまで続くのかわからないが、現在は、本書にも紹介されているサミュエル・スマイルスの『自助論』(Self Help)が大流行した明治維新後の日本に匹敵する時代状況なのかもしれない。ただし、前途壮大な夜明けの時代であった明治の青年たちとは違い、閉塞感の充満する平成のビジネスパーソンたちを対象とした出版物が、現在のビジネス書のブームの根底にある。
「トリセツ」なんてタイトツだから、中身は軽いんだろうな、なんて勝手に思って読み始めたら、意外や意外、中身はありすぎ、著者の姿勢には大いに共感するものを感じた次第だ。何が共感できるかといって、著者はビジネス本の著者たちを一方的にほめちぎるなんてことはいっさい行わず、是々非々の態度で、ときには辛口の評価もしているのが大いに好感がもてるのだ。
また、著者の好みも前面にだしているのも好感がもてる。たとえば「便所掃除すれば商売繁盛」というセオリーについては、科学的根拠についてはさておき、効果があるとする著者のコメントは私も賛成だ。また、あえて最近はやりの「マインドマップ」に飛びつく気にならないというのも著者と同じ。
また、PART6の「TPO別必読ビジネス書はこれだ」には、流行りのビジネス書だけでなく、古典も含まれている。腰をすえてじっくり勉強した人向けのガイドにもなっている。
もちろん、いわゆる「ビジネス書」と「実務専門書」は別のジャンルである。ビジネスパーソンであればモチベーションアップのためにビジネス書を読むのもいいが、自分の専門分野の勉強も欠かすわけにはいかない。この両輪があいまって初めて「できるビジネスパーソン」になれることは強調しておきたい。でないと、単なる「成功術オタク」で終わってしまうだろう。ここらへんまで踏み込んで欲しかったのであるが、それは期待しすぎというものか。
本書で特筆すべきなのは、「ビジネス書のトリセツ」(=取扱説明書)に終わらず、「ビジネス書の書き方」にまで踏み込んでいることだ。インプットをつづけていくと、おのずからアウトプットしたくなるというのはビジネス書の世界に限らず、どの世界でも見られる現象だ。自分自身がビジネス本の著者になろうと思う人も必読である。
ビジネス書をうまく活用して、人生で成功したい人には、ぜひ読むことをすすめたい。
紙の本
ビジネス書を網羅
2017/09/09 05:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
単に流行を追いかけているだけではなく、古典となっているビジネス書にもスポットライトを当てているところが良かったです。
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2009.8.20読了 タイトルの「トリセツ」の意味がピンと来なかったが、大半はベストセラーの書き方講座であったのが意外。読者の中で著者を目指す人は少ないし、出来れば2章の読書術にもっとページを割いて欲しかった。
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購読しているメルマガで紹介されていました。
書かれている情報がおもしろそうだと思い、
書店で数ページ読んでみました。
“はじめに”や“10大著者”、
“ビジネス書のマトリックス”
それだけでも価値があると思い、購入。
“ビジネス書を徹底的に楽しむ方法を提案する
エンターテイメント指南書”
私のようにビジネス書の楽しさに目覚めた?ような人間に
ピッタリの情報でした☆
ビジネス書の分類的なことを試みたいと考えていましたが、
この本のマトリックスでしっかり整理されているので、
その必要性はなくなりましたね(^_^)v
インプット(読書)としたら、
アウトプット(行動、内容をまとめる)することの
重要性を確認できました!
ビジネス書の意義を伝える内容となっているので、
★4とします。
■私が共感したのは…
・ビジネス書には仕事や人生のあらゆるシチュエーションで
役に立つ知識が書いてあるし、
ビジネス書で身につけた知識を
正しく仕事や人生において実践することで、
生きるスキルがアップする。
それどころか、
…人生の目的を見つける方法が書いてあるビジネス書や
人生の目的を実現するための方法が書かれたビジネス書、
人付き合いのなんたるかを書いたものや、
仕事の効率をアップするための本、
会計や法律や投資の知識が学べる本、
イラッとした時に感情をコントロールする方法から
働く気力が起きない人にやる気を出させる本、
朝起きられない人のために
早起きする方法を書いた本まである。
なんたる親切ぶりであろうか。
親や学校の先生ですらここまで懇切丁寧には
教えてくれないだろうと、思われるほどだ。
(P.9〜10)
・私が本を書く理由として、
1.世の中の人を幸せにするモノを書く
2.世の中の失敗した人を元気にする本を書く
3.子どもの役に立つ本を書く
という3つを自分のポリシーとしている。(P.14)
・感銘を受けた本に出会ったならば、
そうした本は、できれば3回読んだほうがいい。
そうすることで、本の内容はあなたの一生モノの
知的財産として活用できるようになる。
(P.85)
・ビジネス書を読んで知識という栄養を入手したら、
かならず日々の業務に活かし、
仕事の筋力を鍛えるのである。
あくまで知識を金にする、スキルアップするという
目的のための手段としてのビジネス書であり、
ビジネス書を読むこと自体が目的ではない。
わかりやすくいうとインプットしたら
必ずアウトプットもしなければ、
消化不良を起こすか知識ばかりの
頭でっかちな人間になってしまうのである。
(P.105)
■私のアクション
・ビジネス書のすばらしさを多くの人に広める!
・“読書メモ”、“レビュー”を継続していく!
・本から得た知識を“行動”に移す��
・感銘を受けた本を、定期的に再読する。
私自身、基本的に“飽きっぽい”ので、
感銘を受けた本であっても、
繰り返し読むことはあまりしていませんでした。
でもこの本を読み、
自分の知識として定着させるために、
アウトプットや再読をすることの大切さを、
再認識できました☆
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<感想>
タイトル通り、読書術の限定した話ではなく、もう少し拡大?飛散?した内容だった。
売れっ子著者について書かれていたところが斬新で面白く、参考になった。
著書の評価のようにどのような動機で出版するかなど、ビジネス書業界の裏側を覗くことができ楽しく読めた。
<要点>
■ビジネス書が身につかない理由
1.読むだけで行動しない
2.誤読してしまう
3.本の選び方が間違っている
■まっとうな読書法の範囲
1.本を読む目的を明確にする
2.目標を立ててアフォメーション(肯定的自己催眠)する
3.本を要素分解して大事な部分(目次、前書き、後書き)から読む
4.集中して一気に読む
5.何度も繰り返し読む
<実践>
■読むだけで行動しない
行動に移せるようなジャンルの本を読む
■本の選び方を間違っている
Web上ではAmazonだけでなく著名な書評ブログや雑誌・新聞の書評を参考にする。
書店では、目的を明確にし、目次、前書き、後書きを読んで購入する。
■あるジャンルの本を1冊読むと満足してしまう
目的のジャンルを設定しそのジャンルの本を少なくとも3冊(本当5冊程度必要じゃないかと)読む。
■集中して一気に読む
数ページずつ読んでもあまり頭に入らない。前後関係がはっきりしているうちに一気に読むと内容が入り易い。一気に読み終わった後は、その余韻?に浸っているうちにアウトプットすべき。
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夢をかなえるゾウで有名な水野俊哉さんの書。
ビジネス書を楽しく、効果的に読む方法や、おすすめのビジネス書が書かれている。
水野さんは、本当に面白い視点から本を書くなと思います。
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エンターテイメント本ですね。チーム組んでマニアックにローラーかけたらかなり面白くなったと思うんですが、そこが残念。ぶった切りと解説書の間みたいになってしまった。書き方・売り方はかなりマニアックネタも。
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ビジネス本の「トリセツ」とした切り口が面白いですね。
まだ熟読レベルではないので、はっきりした事は言えませんが・・・
ビジネス本読者は共感できる部分もあるのでは?
著者側の視点が興味深かったです。
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http://ike-chan.at.webry.info/200911/article_4.html
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・本を読む歳は、本当に大事な2ページを探すつもりで読めばいい。
それを自分宛にメールするなり、読書ノートにメモするなりして本は捨てる。
・旬のビジネス書の書評はアソシエ、日経BPネットキャリワカ。新刊のチェックは日経広告欄。
・最強の本の探し方
amazon:
「勉強」を検索⇒「並べ替え」で「売れている順」⇒漏れていた本をリストに加える。
著書名で「指名検索」⇒リストに加える。
・速読法
①本を読む目的を明確にする
②目標をたててアファメーションする ※2
③本を要素分解して大事な部分(特に目次と前書き)から読む ※3
④集中して一気に読む ※4
⑤何度も繰り返し読む ※5
※2 肯定的自己催眠。
「この本を2時間で読み、著者になりきり、もっとも主張したい内容を読み取るのだ」
「この本の中から次の本の執筆に関連する部分だけは記憶する」
など目標を設定する。
※3 Aタイトル、B前書き、C目次、D本文、Eあとがきだが、A⇒B⇒E⇒C⇒Dの順で読む
本文において、見出しや太字だけ先に読んで、その後通読する。
ベストセラーになるようなビジネス書ほど、タイトルと前書きに内容が集約されている。
※4 本の中で著者が最も訴えかけたい点はどこかというAPM(Author's Primary Message)を常に意識して読む。
そして一気に読破する。脳の短期メモリに一気にポイントだけ焼き付ける。頭の中にインストールする。
※5 感銘を受けた本は3回読む。
・インプットしたらアウトプットせよ。ビジネス書を読んで知識という栄養を入手したら、かならず日々の業務に活かし、仕事の筋力を鍛える。
なっちょになり、ブログなりでアウトプット。
・アウトプット活用例
①仕事
②ブログ・メルマガ
③リアルでの交流
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図書館で目に付いたので借りて読んでみました。
出たてなので話題が新しいのがなにより。
最近売れているビジネス書を網羅しているので参考になりました。
後半のビジネス書の書き方は、書きたい、出したい方には参考に
なる情報でしょう。著者の持論、分析はおもしろいはずです。
とりあえず読み切りましたが、私には後半部分はどうでもよかった
のでダレました。
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■この本を読んで何を得ようと思ったのか?
ビジネス書を選ぶ基準を知りたい
■何を得る事が出来たのか?
ブックレビューのサイトを参考にして本を選択できる
■この本に関してのコメント
これからビジネス書を読む人にもいいと思います。
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ビジネス書のベストセラー作家の特徴などが載せてあり楽しく読めた。
この本から得た本の読み方を紹介する
①目標を立てる
②アフォメーションする
③目次・前書き・終わりになどを読む
④一気に読む(日を開けない)
⑤繰返し読む
以上である。
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最近のビジネス本で人気のある著者・タイトルがある程度網羅されており、どれを読めばよいか、また、どういう内容かをある程度把握するには良いかと思う。
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・ビジネス書1冊に含まれる真実は1%
本の探し方
・Amazonを定期的にチェック
・リアル書店をフラフラ歩く
・日経の書籍広告はチェック
・気になる本はすぐに手帳にメモ
ごくごくまっとうな速読法
①本を読む目的を明確にする
②目標を立てアファメーション(肯定的自己催眠)する
③本を要素分解して大事な部分から読む
④集中して一気に読む
本1冊分をインストールしてしまうような感覚
⑤感銘を受けた本は3回繰り返し読む
真実は1%と言っておられるが、上記以外にもレファレンスが多く有意義な本。
自分で成功本を出す時には再読させていただきます。