同期

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今野氏の刑事物の新しい話。一気読みが全く苦にならない話でした。個人的に主人公よりも脇を固める登場人物の方が魅力的に思えました。この話もシリーズ化されたら面白そうだなあと思いつつ、他のシリーズの新作も読みたいとわがままなことを思ってみたり。次は安積班の新作だととっても嬉しいんだけどな。

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事件の大きくなり方が想像以上で笑ってしまった。安保マフィアとか暗殺者とかいう単語が出てくるとか、もうハリウッド映画みたい。最初はどこか頼りないかんじだった主人公である宇田川もどんどんカッコよくなっていく。特に宇田川が、日本社会の表も裏も掌握しているドンみたいな人に面会しちゃうとか、エンターテイメント性バッチリ！本格を求めている人にとったら苦笑してしまう展開だと思うけれど。ご都合主義満載だし。あと、「同期」という関係に焦点を当てていたのも面白い。

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話が大きくなりすぎてしまった帰来はある。
主人公の宇田川が癖のある先輩諸氏にもまれながらも成長していく姿に、今後も続編での成長を見てみたい。
蘇我バージョンの同期も読んでみたい

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「佐々木譲」や「横山秀夫」と比べると、警察小説としてはちょいと重厚さに欠ける気はしますけど、読後感の良さで救われます。多作家のわりには初めて読んだんですが、これからも読んでみようと思います。

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事件自体あっさりしすぎてるのだけど
キャラクターがやっぱりいいなァと思うのです。
蘇我と宇田川の同期、ライバルな関係がいいし
ベテラン刑事の熱さもいい。
あとヤクザさんも、今野敏ならでは。
キャラクター小説として楽しめたので★４。
正直、もう少し事件に意外性や深みが欲しかった。

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いや〜面白かった

今野敏さん最高

隠蔽捜査のようなドキドキハラハラでどんどん引き込まれてあっという間に読んじゃいます。

でもずっと読み続けたい先が知りたいけど読み終えたくな〜いって感じです。

今回の主人公の宇田川も熱い男よの〜〜〜それが良い

事件を捜査していくうちにドンドン強くなり、逞しくなり、自分を信じれるようになる。

そしてその若いながらも刑事という仕事に必死に取り組もうとする姿が、周りの人間をも変えていく。

正義が勝つ。そして一つ成長していくって素晴らしいね



もうすでに同期って呼べる人とは一緒に仕事していないけど、こんな関係って羨ましいな。

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ベテランの同期と　若者同期。
複雑な警察内部でのそれぞれの立場の絡み合い。
前向きと言うか猪突猛進と言うか　同期のために動く主人公。
そんな彼をクールに頼る同期に　見守るベテラン同期。
こんな関係今もあるのだろうか・・・　ちょっと羨ましい。

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宇田川が同期の蘇我の行方を追い助け出す話。最初はなかなか進まなかったが、話が半分過ぎたあたりからさくさく読めた。かなり期待して読んだけど、思ったほどではなかった。話に深みがなかったと思う。初めて読んだ作家だったけど、ほかの作品を読もうとは思わなかった。

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久々に読む、今野敏。外れなし！警察物のいぶし銀あふれる文脈にさすが感がある。公安と刑事の対立からみから、キャリアへの下剋上みたいなすっきり感も良かった。

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今野敏作品の割には、何ともベタな感じで、いまいちだった。
オープニングの刑事と公安の同期がエレベータ前で顔を合わせる。
こんなシーンも何かのドラマで見たと思ってしまったせいか、余計しらけてしまった。

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捜査一課の主人公宇田川と同期で公安の蘇我。
突然懲戒免職で姿を消す蘇我を探す主人公・・・

なかなか面白かった！
過去に今野作品を読んだ時はあまりハマらなかったので
その後読んでなかったんだけど
非常に上手くなってる！（上からｗｗｗ

展開も目が離せないし、オチもムチャ振りでしらける事無く
かなり満足ー♪

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今野敏「同期」

またまた今野敏らしい、人間模様のあったかい作品。
とくに、主人公をとりまく先輩ベテラン刑事の存在が光ります。

ただ、題材が一般人の私なんかにはなじみの薄い団体がいっぱい出てきて、推理をしようにもまったく考え付かない世界。今野敏の作品にはかなりこういう世界の物が多いようなので、今野敏を網羅して読んでいる人には面白いかもしれません。

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今野敏氏の作品は面白いものが多いですが、これもまた傑作です！
警察ものの小説にうるさい僕ですが、今回も納得の作品です。

早くに警察本部警備部に配属された同期に比べ、ようやく本部捜査一課に配属された主人公。
当初は、羨みややっかみを感じていた同期に、とある事件にガサ入れを行った際、偶然、命を救われます。

ところがその同期が突然、警察を懲戒免職になり、行方不明に。

連絡もとれず納得のいかない主人公は、独自に探し始めます。

とても引き込まれ、一気に読んでしまいました。
これはおすすめです

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「現時点での警察ミステリの集大成」という帯の文句に珍しく納得した。警察ミステリの大きな要素は、組織の内情を赤裸々に描くことであると思う。本作品の見せ場のひとつは正にその部分で、深く食い込むことによって露になる組織の在り方を、真正面からストレートに捉えたという点では、「集大成」という文句にも同意せざるを得ないだろう。
同期の出現に始まって、謎の提示、捜査によって拡がっていくストーリーの幅など、作品全体のバランスが非常によい。異なるタイプの警察官が大勢登場するが、それぞれに味があり、小さな輪が繋がりによって大きく動き出すシーンは強く印象に残る。一切の無駄を排して展開するストーリーは吸引力抜群で、否応なく作中に引きずり込まれるその力強い筆致に、久しぶりに胸が熱くなった。
ただ、どことなく都合のいい展開に思えないこともないが、階段を一歩ずつ上るようなまどろっこしい方法は必ずしも効果的ではない。時には二段飛ばしで目的のシーンに到達する大胆さも必要なのだろう。
万人受けするシンプルなテーマをこれだけ見事に肉付けできる、その手腕には脱帽である。警察ミステリは今後、ハードルが上がるだろうな。

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“願いはただ、同期を救うことだけ。” ウチコミの最中に逃走した暴力団員から発砲された警視庁捜査一課の宇田川を間一髪で救ったのは、同期の公安刑事だった。直後、その男は懲戒免職になり姿を消す。

結構楽しくて、どんどん読めちゃう本です。特にミステリーって感じじゃなく謎解きはないんだけど、飽きさせない内容になってます！