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紙の本
リズム (角川文庫)
著者 森 絵都 (著)
さゆきは中学1年生。近所に住むいとこの真ちゃんが、小さい頃から大好きだった。真ちゃんは高校には行かず、バイトをしながらロックバンドの活動に打ち込んでいる。金髪頭に眉をひそ...
リズム (角川文庫)
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商品説明
さゆきは中学1年生。近所に住むいとこの真ちゃんが、小さい頃から大好きだった。真ちゃんは高校には行かず、バイトをしながらロックバンドの活動に打ち込んでいる。金髪頭に眉をひそめる人もいるけれど、さゆきにとっては昔も今も変わらぬ存在だ。ある日さゆきは、真ちゃんの両親が離婚するかもしれないという話を耳にしてしまい…。第31回講談社児童文学新人賞、第2回椋鳩十児童文学賞を受賞した、著者のデビュー作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【講談社児童文学新人賞(第31回)】【椋鳩十児童文学賞(第2回)】【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
この方の作品が好きで、読みました。
2014/10/20 23:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る
この方の作品が好きで、読みました。
まさに児童文学。読みやすく、シンプルな構成ですが、それだけに感情がよく伝わります。
紙の本
世界が違いすぎました...
2011/11/27 14:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
「児童文学賞」を受賞している作品で、著者のデビュー作。以前読んだ『永遠の出口』の世界観が心地良かったので、期待大でしたが...
13歳の少女が主人公です。けして特徴のある個性の強いキャラではなく、幼いころからの延長線上の「今」と、これから大人へ向かう未来の入り口としての「今」の真ん中にいる年代。いとこの真ちゃんへのあこがれ、幼なじみのいじめられっ子。タイプの異なるお姉ちゃん。真ちゃんは「すぐそば」にいる存在だったのに、それがずーっと変わらないことではない、そんな大人から見れば当たり前のことを知っていきます。これが「大人になる」ってことなのかもしれないけれど、13歳の少女の「新しい」出会い、別れ、気づき...これらがまぶしすぎて人生40年を過ぎたオジサンにはちと世界が違いすぎました...
児童文学賞を複数もらうほどだから、きっと優れたお話なのだと思います。確かにストレスなく最後まで一気に読めるストーリー展開は、まさに「リズム」のよさ、なのだと思いますが、「もう終わり?」という消化不良を感じてしまいました。感情が中心で、出来事が少ない物語なので、やはり「適応年齢」があるのかもしれません。
消化不良とはいえ、読後感が心地よいのはなぜか?って考えた時に、ここにでてくる「大人」が少女を始め「子ども」に対して、非常に「大人の対応」をしている点かと思いつく。金髪のフリーターを非難する場面もあれば、自分の愛する子どもを温かく見守る場面あり。もちろん彼らは「脇役」ですから、そんなにキャラクターを立たせる必要はないのかもしれませんが、子どもへの目線が優しくて温かい。そんな中で成長する子どもたち...
こんな小説の中の世界を、「理想形」のままにしておくのか。言葉は多くなくとも、信じて愛して見守る親でありたい。そんな感情が残りました。
そして、子どもから大人への階段を上る世代の「素直」な心情と、これまでは通用していたことが、そうはいかなくなる葛藤、大人の世界への怖れ。でも素直な心は失ってほしくない。大人になっても変わらないものはある。
【ことば】おれのリズム。まわりの音なんて関係ない、おれだけのリズムをとりもどすんだ...そうすると不思議に気持ちが楽になって・・・
本書のタイトルテーマともなっている場面。周りが気になる時、必要以上に気になる時に、取り戻すのは「自分のリズム」。そもそも自分のリズムに気が付いているのかどうか。でも苦しい時に立ち止まって、「リズム」を確認する作業、それも大事かと思う。
紙の本
中学生
2016/10/24 14:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:saya - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生のお話はあまり興味がなく普段は読まないのですが、森さんの作品に興味があり読んでみました。面白かったです。そうそう中学生って意外といろいろ考えてるんだよねと懐かしく思い出しました。