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紙の本
「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)
著者 茂木 健一郎 (著)
「11歳の時、私はなぜ、“この作品には何かがある”と直覚したのだろう。最近になってやっと、その正体が見えてきた」。『赤毛のアン』には、「幸福(しあわせ)」とは何か、その秘...
「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)
「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法
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商品説明
「11歳の時、私はなぜ、“この作品には何かがある”と直覚したのだろう。最近になってやっと、その正体が見えてきた」。『赤毛のアン』には、「幸福(しあわせ)」とは何か、その秘密が隠されている。「仮想」「受容」「奇蹟」「ひたむきさ」「偶有性」「セレンディピティ」……。茂木健一郎が読み解く「幸福論」(講談社文庫)。
「11歳の時、私はなぜ、“この作品には何かがある”と直覚したのだろう。最近になってやっと、その正体が見えてきた」。『赤毛のアン』には、「幸福(しあわせ)」とは何か、その秘密が隠されている。「仮想」「受容」「奇蹟」「ひたむきさ」「偶有性」「セレンディピティ」……。茂木健一郎が読み解く「幸福論」。〈文庫オリジナル〉【商品解説】
目次
- まえがき
- 序章 「赤毛のアン」から始まった魂の旅
- 第一章 想像の余地のある人生
- 第二章 帰るべき家があるということ
- 第三章 運命の相手に出会うということ
- 第四章 大人になるということ
- 第五章 運命を受け入れるということ
- 第六章 幸福の花を見つけるということ
- 終章 旅の終着点
- あとがき
著者紹介
茂木 健一郎
- 略歴
- 1962年東京都生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。 『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『心を生みだす脳のシステム』(NHK出版)、『「脳」整理法』(ちくま新書)、『クオリア降臨』(文藝春秋)、『感動する脳』(PHP研究所)など、著書多数。『脳と仮想』(新潮社)で、第4回小林秀雄賞を受賞。2006年1月より、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』キャスターを務める。
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古典の力を、科学の力が説く幸福論
2011/01/19 18:07
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きゃべつちょうちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「赤毛のアン」と茂木健一郎。この意外な組み合わせ。
著者自身、「アン」が愛読書だったことを
長年告白できずにいたのだという。
アン・シャーリーのまっすぐさは、あまりにも眩しい。
抱きしめたくなるほどいとおしいのか、
照れくさくて居心地が悪くなるのか、
人によってそれぞれ分かれるのだろう。
序章は、著者とアン・シャーリーとのなれ初めから始まる。
十一歳のとき、図書館で「アン」をみつけてから
海外への憧れを膨らませていた著者は
高校生になると、カナダの地へ旅行する。
このときの旅行資金は、
「アン」のことを書いて応募した懸賞論文で自ら稼いだもの。
そしてこのはじめての海外旅行で受けたカルチャーショックが
著者の、科学者の道へのはじまりでもあった。
わかりやすい文章を用いながら
脳科学的、民俗学的、心理学的、と多岐にわたる分野から
「アン」が読み解かれていくなかで
読者はいくつもの気づきを受け取ることになる。
たとえば3章。
人間の脳はタイムマシーンのようなところがあって
過去何百年もの昔の社会の在り様で、現在の思考が決まっている。
個人それぞれの脳に蓄積されているこの履歴にしたがい、
行動を起こす傾向があるのだという。
計り知れない遺産が、この頭の中にあったとは驚きである。
つづく4章では最も感銘をうけた。
成長とともに洗練を身につけて、美しくなっていくアン。
彼女は(狭義としての)女性の幸せを手に入れていくわけだが
同時にあるものをうしなっている。
それは子どものときの、奇妙なまでにぶっとんだ想像力。
アンのいちばんの個性であり、最も輝いていた部分でもあったはずだ。
ある意味でこれは、「喪失」の物語もあるのだと。
最終章へすすむにつれて、内容はどんどん深みを増していくが
5章では、「赤毛のアン」を貫いているキリスト教的世界観について。
欧米の一神教の絶対的価値観と八百万の神の国日本の相対的価値観。
それらの比較を述べたうえで、
「赤毛のアン」を表層的でなく深く理解するためには
バックボーンにあるこの宗教の世界観を知ることが重要であると。
(ちなみに、著者はクリスチャンではない)
6章ではこの本のエッセンス(「アン」を読んで幸福になる術)が
抽出されているので、とりあえずここから読んで、
興味のある章へ進むのもいいかもしれない。
最終章では、少し暴走している感じがなくもないのだが
これからの日本の表現者のありかた、著者の理想が語られる。
いつも脳で脳のことを考えている茂木健一郎。
さぞかし疲れるのではないかと思うが
脳それ自体に、限界はないらしい。
限界はじぶんの思い込みがつくってしまうものなのだと。
紙の本
連続テレビ小説「花子とアン」がスタートしますね
2014/03/21 22:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この春、スタートする連続テレビ小説「花子とアン」。
主人公は「赤毛のアン」の翻訳者である村岡花子さんです。
そこで、11歳の時に「赤毛のアン」と衝撃的な出会いをしたという茂木健一郎さんのこの本を選んでみました。
脳科学者の茂木さんがアンのどんなところに惹かれたのか、
アンからどんなことを学んだのか、すごく興味がありますよね。
平凡な日々もアンの魔法をかけてみれば、きっと違った景色に見えるはず!
「セレンディピティ」って素敵な言葉が印象的でした。
紙の本
また「赤毛のアン」を読み返したくなります
2013/03/10 15:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わこう - この投稿者のレビュー一覧を見る
茂木さんと「赤毛のアン」!?
と思ったのですが、本当に好きな本なんだなと伝わってきます。
茂木さんの本を読むのは初めてなのですが、読みやすく、この本を読んで親近感がわきました。