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紙の本
アンボス・ムンドス ふたつの世界 (文春文庫)
著者 桐野 夏生 (著)
不倫相手と夏休み、キューバに旅立った女性教師を待ち受けていたのは非難の嵐だった。表題作の他、女同士の旅で始まった生々しい性体験告白大会、若い女の登場に翻弄されるホームレス...
アンボス・ムンドス ふたつの世界 (文春文庫)
アンボス・ムンドス ふたつの世界
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商品説明
不倫相手と夏休み、キューバに旅立った女性教師を待ち受けていたのは非難の嵐だった。表題作の他、女同士の旅で始まった生々しい性体験告白大会、若い女の登場に翻弄されるホームレスの男達、など七つの短篇を収録。女性の奥底に潜む毒を描き、直木賞受賞以降の刺激的かつ挑戦的な桐野文学の方向性を示す。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧
植林 | 7−54 | |
---|---|---|
ルビー | 55−88 | |
怪物たちの夜会 | 89−121 |
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その後の桐野作品につながる毒の萌芽
2022/10/17 10:41
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
イヤミスの表題作をはじめ、それぞれに毒を孕んだ7つの短編集。
全体的に気持ちの良い内容の話はなく、桐野ファンでない読者には、刺激が強い気がする。本当に読後感は悪く、結末が考えても分からない作品もある。
読み始めたときは、気持ち悪いし怖いし、一篇読んでやめようと思ったが、読み続けると抜け出せなくなった。7作品のどれもが気持ち悪く、比類ない作品と言えよう。
興味深いのはいずれの作品も、後に別の長編作品に発展していること。ああ、この作品はあの作品…などと考えながら読むのも良いのでは。