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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 51件
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  • カテゴリ:中学生
  • 発行年月:2008.9
  • 出版社: 岩波書店
  • サイズ:20cm/233p
  • 利用対象:中学生
  • ISBN:978-4-00-115623-2

紙の本

縞模様のパジャマの少年

著者 ジョン・ボイン (作),千葉 茂樹 (訳)

大都会ベルリンから引っ越してきた見知らぬ土地で、軍人の息子ブルーノは、遊び相手もなく退屈な毎日を送っていた。ある日、ブルーノは探検にでかけ、巨大なフェンス越しに、縞模様の...

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縞模様のパジャマの少年

税込 1,980 18pt

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商品説明

大都会ベルリンから引っ越してきた見知らぬ土地で、軍人の息子ブルーノは、遊び相手もなく退屈な毎日を送っていた。ある日、ブルーノは探検にでかけ、巨大なフェンス越しに、縞模様のパジャマを着た少年と出会う。ふたりの間には奇妙な友情が芽生えるが、やがて別れの日がやってきて…。【「BOOK」データベースの商品解説】

ベルリンから引っ越してきた見知らぬ土地で、軍人の息子ブルーノは遊び相手もなく退屈な毎日を送っていた。ある日、ブルーノは探検に出かけ、巨大なフェンス越しに、縞模様のパジャマを着た少年と出会い、友情が芽生えるが…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ジョン・ボイン

略歴
〈ジョン・ボイン〉1971年アイルランド生まれ。トリニティ・カレッジで英文学を、イースト・アングリア大学で創作を学ぶ。小説家。

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みんなのレビュー51件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

フェンスのこちらと向こう側

2009/01/26 21:57

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

なぜ、このタイトルなのだろう?と思った。
「ふたりの少年」でも「戦場の子供たち」でもなく。そもそも、主人公であるドイツ人の少年ブルーノは、縞模様のパジャマ-もちろんパジャマなどではないが-を着て暮らしていないのに。
だが、読み終えて、やはりこの作品には、このタイトルでなければならないのだと思った。

みなまで語ることは控えよう。なにしろ、この作品は、肝心なところの描写がことごとく省かれている。例えば、ユダヤ人の少年シェムエルが、食事をこっそり食べているのをドイツ人の少年兵に見つけられた時。ユダヤ人の元医師が、食堂でワインをうっかりこぼしてしまった時。読者の想像力に委ねるためだろうか、それとも、第二次戦下で、そのようなことが起こった時に、ユダヤ人がどういった扱いを受けるのか、戦後生まれの我々でさえ想像がつくからだろうか。

だが、物語では、たった一度だけ、想像がつかないアクシデントが起こる。ブルーノにさえ、想像もできなかった。だが、やはり、そのアクシデントの後に何が起こったかは描かれない。そしてたった一度のアクシデントが我々に伝えるのは、ここに描かれた出来事は、決して他人事ではないということだ。物語の結びの言葉も、それを反映していると思われる。

さて、この作品はマーク=ハーマン監督によって映画化されるそうだ。
この作品が多くの人の目に触れる機会があることを願ってやまない。


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紙の本

幼い読者たちが、結末を理解できなかった自分から、理解できる自分へとやがていつか成長することを期待する小説

2010/07/31 10:47

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 ベルリンに暮らす9歳の少年ブルーノとその家族は、ソートーさまが食事に来た数日後に西の街へと引っ越すことになった。お父さんがシューヨージョの仕事を与えられたからだ。ベルリンの友達と別れて新しい町で寂しい思いをするブルーノだが、新しい家の窓からは縞模様のパジャマを着た子供たちの姿が数多く見えることに気づく。子供たちのうちの一人はシュムエルという名前の同い年の少年だった。ブルーノとシュムエルは急速に仲良くなっていくのだが…。

 アイルランドの作家が少年少女向けに書いた中編小説です。
 スペインに暮らす私の友人が最近読んで大変感銘を受けたと知らせて来たので、私も邦訳版を手にしてみました。

 ブルーノ少年はソートー様がどんな人なのか、父親が仕事をしているシューヨージョがどんなところなのかも分かっていません。シュムエルがなぜ縞模様のパジャマを着ているのかも理解できていません。
 後づけの知識がある私のような大人の読者はさておき、真に本書が対象としている幼い読者たちは、ブルーノとシュムエルを取り巻く環境の異常さがどういう政治的・歴史的背景に拠っているのかが理解できていなければ、本書の最後で少年二人の身に何が起こったのか、結末の陰惨さに覆いをしたかのように言葉を絞ったその描写では理解することがかなわないかもしれません。

 しかし、そこでこれを<理解をはねのけた物語>として捨て置くのではなく、いつの日にか立ちかえってその結末を理解できる自分を見つけられるように、次の一歩をなんとか踏み出すことを期待した小説だと考えてもらいたいものです。
 そして近い将来、物語の結末の意味するところを十分に理解し、胸締めつけられる思いにとらわれてもらいたいと思います。
 それこそが、「過ちをくりかえさないようにおぼえておく」(21頁)という作業の一歩にもなるはずですから。

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紙の本

ブルーノが見せてくれる世界の意味

2009/07/30 13:35

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画を観に行ったところ、この作品の予告が流れた。

タイトルごと印象に残り、観に来ようと決めた。

原作があって、課題図書だと知ったのは、あとのことだった。

まずは、読んでみようと思って手に取った。

文体は三人称だが、ここは、ほぼブルーノの一人称の世界である。

ある日帰ってきたら、お手伝いのマリアが荷造りをしていて、
母から、父の大事な仕事のために、
ベルリンの家から引っ越さなければならないことを聞かされる。

9歳の男の子にとっては、
3人の親友と別れなければならないことが一番の大問題。

自分が決して入ることができない「お父さんの執務室」で
両親が何を話しているのかは知る由もなかった。

引っ越した家は、ベルリンの家とは正反対。

さびしいところにぽつんと建っていて、
近所にはおなじ年ごろの子どもが住んでいる様子はないし、
家はたったの二階建てで、部屋の数も少ない。

ベルリンの家は、屋根裏部屋のすぐ前から
一階の玄関までつながっている手すりですべりだいができたのに。

こんなのはぼくの家じゃない。

もしかしたら、ベルリンが見わたせるかもと
窓から外を眺めると・・・。

  ブルーノは目をまんまるに見ひらいて、口をぽかんとあけた。

  両手は横に広げていた。

  そこに見えたものはとてつもなく寒々しくて、
  不安な気持ちにさせるものだった。

  (p.27)

窓の外の世界を、ブルーノは、姉のグレーテルにも見せる。

二人が見ているのは・・・。

  遠くに見えたのは子どもたちとはいえなかった。

  すくなくとも、全部が子どもというわけではない。

  小さな子どもからブルーノくらいの子ども、
  若者や中年の人もいれば老人もいる。

  あらゆる人たちがいるが、すべて男の人だ。

  (p.37)

  花の咲きほこる庭や銘板のついたベンチから
  五、六メートルほど先で、
  すべてががらりと変わってしまう。

  そこには巨大な金網のフェンスがあった。

  家と平行に張りめぐらされたフェンスのてっぺんは
  むこう側にむかって折れていて、
  目の届くかぎり左右へつづいている。

  家の屋根よりも高いほどのフェンスで、
  電信柱のように太くて高い木の柱が
  点々とあってささえている。

  フェンスのてっぺんには、ごちゃごちゃと
  からまりあった有刺鉄線が山のように積まれていて、
  グレーテルは見ているだけで
  体中に鋭いとげがささるような痛みを感じた。

  フェンスのむこうは、どこまでも草ひとつ生えていなかった。

  地面は砂地のように見え、見わたすかぎり、
  無数の平屋の小屋と、小屋のまわりに点々と見える
  大きな四角い建物がある。

  あとは遠くに煙突が一、二本見えるだけだ。

  (p.38-39)

この窓の外の世界の意味は、12歳のグレーテルにもわからない。

  遠くで動き回る何百人という人たちを見つめつづけていた
  ブルーノに、ふと思い当たることがあった。

  小さな子どもから老人まで、だれもかれもが、
  みなおなじ服を着ているということだった。

  それは上下そろいの灰色の縦縞模様のパジャマだった。

  頭にはやはり縞模様の布でできた帽子をかぶっている。

  (p.45)

ブルーノの目を通して見える世界の意味を、
私たちは、知っている。

ブルーノがわからないものは、言葉になっていない。

だけど、私たちは、
そこで、何が起こっているのかを知らなければならない。

ブルーノは、フェンスには絶対近づいてはならない、
ここでは探検も禁止だといわれていたが、
探検にのりだすことを決意する。

友達もいなくて、あまりに退屈で、
大きくなったら探検家になりたかったから。

フェンス沿いをずっと歩き続けたブルーノは、
フェンスの向こうに少年を見つける。

名前はシュムエル。ふたりは同じ年だった。

フェンスの向こうにはおなじくらいの年の子が
たくさんいると聞き、
こっち側には話し相手も遊び相手もいないのに、
そっち側には友だちがたくさんいるだなんて
不公平だと思うブルーノ。

シュムエルがかつてつけなければならなかった腕章と
ブルーノのお父さんがつけている腕章は、
ぜんぜんちがうものなのだが、
ブルーノには、それは「どっちがかっこいいかな」
と比べてしまうようなもの。

お互いの境遇を話しながら、
友だちと引き離されて、無理やり引越しさせられて
もう家には帰れないことがおんなじだということで、
ブルーノはシュムエルに共感する。

私たちの目線では、彼らは完全に境遇が異なるのだが、
ブルーノにとっては、シュムエルは最初から親友だった。

ブルーノは、何が起こっているのか知らなかったのだが、
誰よりもそこで起こっていることの本質を
つかんでいたのかもしれない。

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紙の本

泣けないほどの悲しさ

2021/02/18 03:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

課題図書になっていたり子供に読んでほしいというレビューを多く見るが、私は逆に大人こそ読むべきだと思う。残虐非道な行為は赤の他人にしている時はまるで正義で、その火の粉が己に降り掛かった瞬間から何故か愛ある悲劇のヒーローに。全く同情の余地なしで、あー戦争ってやっぱりこういう事なんだよな、と罪なき人ばかりが被害を被る事に憤りしか感じない。決して「面白い」とは言えない作品だけど、絶対に読むべき作品

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2008/11/14 00:07

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2009/02/13 18:49

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2009/05/09 21:18

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2009/07/26 20:26

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2009/09/19 13:45

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2009/09/22 14:47

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2009/10/01 19:12

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2009/10/09 14:23

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2009/11/12 01:41

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2009/11/20 10:20

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2009/11/24 21:30

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