紙の本
夢と希望あふれる熱き言葉とは
2008/11/03 14:43
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みかんとりんご - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、1997年番組開始以来400組以上の出演者を迎えた、NHK総合人気トーク番組を纏めたものである。「力や夢、強さ、大切さ、やりがい、自分に立ち向かう勇気」などを、ゲストたちは熱く語る。「心を奮い立たせてくれる言葉とは」? とくと拝見。
夢をかなえる言葉の中に、「チャンスはいつもそばにある」と、リリー・フランキーは語る。「感情に突き動かされて何かをつくっていく姿勢」は果てしなく奥が深い。どこかでくすぶったり、つまづいたり、悲しさを思い出す心が、モノを作る上でのベースになっているから。才能や肩書にこだわらない、大衆の隅にこそドラマは生まれる。チャンスは誰人でも巡り合う、掴むも逃がすも自分なのだと反省させられた。
競泳の北島康介、北京オリンピックの活躍は今でも脳裏を離れない。今の自分があるのはシドニーオリンピックが原点であった。メダリストだけがもつ宿命かもしれないが、「異常なまでの緊張感は手足まで委縮させるし、ましてオリンピックの舞台となれば尋常ではない」。だからこそ「ゼッタイに勝てるのだ・ゼッタイに負けない」この一言だけを胸中深く刻み込んで彼は戦った。アテネ、北京と連覇ができたのも、集中力と緊張感を克服したのが一番か。競技に緊張はつきもの、不安を抱えて挑めば結果は歴然、120%緊張感を感じてこそ勝負に勝てる。もちろん人一倍の練習と努力は欠かすことはできない。「オリンピックで今一度一番高い所に登りたい」。この言葉には凄みさえ感じとれた。
「羽生善治」将棋界の革命児、果ては天才勝負師、一大旋風を巻き起こした棋士である。将棋界広しといえども羽生の棋力は、第一人者なのだ。プロであるのだから本来は勝たねばならない。だが、彼は語る「勝敗だけをつけるのであれば、将棋である必要ではない」。「この一手がすごかった・この戦法がすごかった」というものをプロなら目指さなくてならない。されど、「勝負を度外視するのはファンに失礼だし、バランスを組み立てていかなくてはならない」。将棋界を引っ張っていく立場だからこそ勝敗のリスクはあるが、「ただ将棋を指して終わるのではなく、≪指した1局が、自分にとってもファンにとっても、後世の人にとっても、意味と価値があるものでありたい」。勝負師は今も新たな心境を開拓している。
心に残る熱き一言が、胸に突き刺さる。輝く明日へ、希望と勇気を持たせてくれる名言集である。
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各界で大活躍する人々との対話より、その言葉や境遇などを簡潔にまとめていくつか抜粋、紹介したもの。大ブレークやヒットの影には、現代の功績に至る過程での心境、その人それぞれの捉え方、などが書かれている。
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手に取るべきではなかったと思う。
ただ単に有名人のインタビュー記事集見たいな感じ。
誰か好きな人でも出ていないと読めないかもしれない。
途中で読むのをやめてしまった。
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どの分野のトップにも共通して言える事は、
『自分の長所がわかっていること』『自己評価が正しいこと』『自分だけの確固たる視点を持って物事をみていること』『諦めないこと』
だった。
自己評価の点に関しては自分はそれなりに大丈夫。あとは創造力いう点で、物事を切り取る視点を身に付けたい。
自分が興味を持ったとき、楽しいと思ったとき、ふと目を奪われたときに『なんで?』を考える習慣をつけよう。
「どんな仕事でも得意です!と答えて、受けてから勉強するようにした」
「僕の場合、流行を追うと仕事をするのが辛くなる。なんで自分なのかわからなくなる」
「新しいものへの挑戦は慣れに対する恐怖」
「限界を超えたところで頑張っていると、それが普通になってさらに遠い限界にいける」
「人間は生き急げるうちに生き急いだほうが絶対いい」
「すべてのもの、すべての人にいろんな可能性がある。だからいつも逆のところから光を当ててみるように心がけています」
「僕が正しいと思っているのは僕のフィルターを通して、それでおもしろがっているだけ。だから今自分がおもしろいと感じているように見せないと、絶対におもしろさはつたわらない」
「びびってしまって満足なレースが出来ないというのは、その前の過程に不安を抱いてしまっているから」
「自分がわかっていないから、自分の表現がわかっていないから、何でも他がよく見えてしまう」
「全部ダメ、八方ふさがりなんていう状況はない。その時にしか分からない良いことはどんな場合にもある」
「強い人間は、過去や運命を嘆かない。自分で人生を切り開いていく」
「楽しくないと仕事は続けられない。だから楽しむためにはどうすればいいか、常に考えるんです」
「街を歩いていて、立ち止まったときに、なぜ、僕は止まったのかを考える」
「映画を観たお客さんが喜んでいる姿を見たときが一番楽しい瞬間。映画をつくることは、喜ばせる手段でしかない」
「つまらないことでもアイデアで変えられるかどうか。何かをイメージするときは【普通の人ならこう感じる】という視点がないとダメ」
「自分というのは、どういう切り口で表せば一番鮮やかに見えるだろうということを真剣に考えてみる」
「【こういうものだ】と決まってるけど、誰もそれに疑問を抱かないのがおかしいと思った」
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第一線で活躍している人たちの仕事に対する考えや姿勢が自分の経験をもとにリアルに語られてておもしろい!
人は自分で体験したことでしかやっぱり物事を語れないと思うし、そうじゃないと説得力が無いと思うから余計に一つ一つの言葉が胸に響きました。
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読み通して、自分の中にこの言葉だけが残ったように思う。
「自分にないものは求めなくていい。あるものを伸ばしていけば、あとでないものが得られたりする。」
藤原美智子
これは自分の強みとはなにか、弱みをどうやって克服すればいいのかをずっと考えていた最近の私に突き刺さった。
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・新しいものへの挑戦することは、慣れに対する恐怖でもある。
会社の株価を見ているとわかりますが、
新しい事を試さない会社の株価はどんどん落ちていきます。
・自分で限界を決めてしまわないこと。
限界を超えたところで頑張っていると、それが普通になって
さらに遠い限界に行ける。 by 石田衣良
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大事なお友達に貸していただきました。
知ってる人も知らない人のことも楽しく読めました。
スタジオ収録時の写真が一緒に掲載されていたらいいかもと
個人的には思いました。
私ももっと仕事を楽しみながらするぞ!
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様々な業界で活躍するトップランナー達の言葉。
話すことは違えど、やっぱり、仕事に人生に色々、試行錯誤してきて、発せられる言葉は響きますね。
ラインナップが、リリー・フランキーに始まって劇団ひとりに終わるっていうのも素晴らしいね!
もちろん、もっと色んな業界の人もいますよ。
作家の村山由佳さん、著作は読んだことないけど、彼女の言葉が印象的でした。
やっぱり、そうなんだ!!って感じで。
「人間が幸せになるために最低限必要なのは、自由なんだ」
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ステキな人ばかりが
集まってます。
ジャンルもばらばら
深すぎます。
何か伝えたいことを軸に
その人の功績や
そこから得た考えが
それぞれある。
感じ方やとらえ方
人それぞれかもしれんけど
身になることは確か。
それにしても出てくる「人」が
超豪華★
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『大切なことは大志を抱き、それを成し遂げる技術と忍耐を持つことである。その他は、いずれも重要ではない。』
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サラリーマンとも違う、手に職を持って生きていく人は、ほんとに唯一無二な存在だなー
その人の代わりは誰もいないって感じ。かっこいい。
でも、そうなれるのはほんとに一握りなんだよねー。
そういう人ってみんな自分哲学とか、人に語れるエピソード持ってる。
そうなりたい。
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自分にあるものとないものを知ること・自分のポジションを見つけること・のめりこみながら一歩引いて見ていること・アピールすること・うまくいってないのにあきらめてないこと・充実感がもてること・ひとりよがりにならず対象者を考えること・他
自分をよく知った上で作戦を立て、熱意を持って実行していくこと。
「自分」にないものは何か?あるものは何か?
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よみやすかった。
リリーさん どんな仕事も得意ですと答えて後で勉強する
須藤元気 本当に強い人間はやられてもやりかえさない。だからといって相手に屈することもない
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どんな仕事でも得意です!と答えて、受けてから勉強する。
曖昧なものは曖昧でいいし、わからないものはわからないでいい。
一生勉強していかないと。だって、この前やったのとまた同じじゃない、と言われたら終わっちゃいますから。
決意した瞬間から不安が期待になっていた。
すべてのもの、すべての人にいろんな可能性がある。だからいつも逆のところから光を当ててみるように心がける。
戦争に限らず、生きることって本質的に切ないし、哀しい。それでも人は死ぬまで生きていかなくちゃならない。
得意技を出せば、まだいけるはずだ。
自分の人生を含め、いろいろな人の人生を見ても、全部だめ、八方塞がりなんている状況はない。その人が勝手にダメと思いこんでいるだけ。投げ出すこととやめることは違う。
強い人間は過去や運命を嘆かない。自分の人生を切り開いていくものだと思う。
自分というものは、どういう切り口で表わせば、一番鮮やかに見えるのだろうということを真剣に考えてみる。