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紙の本
宮崎アニメは、なぜ当たる スピルバーグを超えた理由 (朝日新書)
著者 斉藤 守彦 (著)
1987年から2008年まで、20余年にわたりジブリ作品とスピルバーグ作品を比較。映画を宣伝する3つの方法に注目し、20世紀末から21世紀初頭にかけて賑わいを見せた我が国...
宮崎アニメは、なぜ当たる スピルバーグを超えた理由 (朝日新書)
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商品説明
1987年から2008年まで、20余年にわたりジブリ作品とスピルバーグ作品を比較。映画を宣伝する3つの方法に注目し、20世紀末から21世紀初頭にかけて賑わいを見せた我が国の映画産業を、社会情勢も絡めてひもとく。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
斉藤 守彦
- 略歴
- 〈斉藤守彦〉1961年生まれ。静岡県出身。映画業界紙『東京通信』記者を経て、フリーの映画アナリスト/ジャーナリスト。映画関連の多数のメディアで執筆中。
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紙の本
数字で把握する宮崎アニメ
2008/08/06 20:54
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「崖の上のポニョ」公開に合わせて出た本である。感想は以下二点だ。
一点目。宮崎アニメとスピルバーグを比較、対決させた「戦略」が楽しい。1988年以降、宮崎アニメが出た年ごとに その年のスピルバーグ映画と比較している点はリアルタイムで両者を見てきた僕にして非常に明快であった。かつ 本書では 内容の比較以上に 興行成績で比較している。この視点は従来の映画評論にはなかなか無かったものであり 僕としては斬新だった。確かに マニアックな映画評論も嫌いではないが 興行成績という「数字」には大きな説得力があることは否定できない。
二点目。但し 表題の「宮崎アニメがなぜ当たる」のかに関しては 明快ではない。「三田崎アニメが当たった」ことは数字でしっかりと納得し かつ「ナウシカ」以来のコアな宮崎アニメファンを自称する僕として非常に快哉を叫ぶ一方 「なぜ」ここまで当たったのかという著者なりの論が もう一枚欲しかった。
率直な著者だ。宮崎アニメ全盛の現在に ハウルを切り捨て、ポニョに疑問を呈することには勇気が必要なはずだ。但し「紅の豚」への著者の思いに そのまま素直に共感した僕としては ぜひ 今後も 著者の健闘を祈りたい。