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- カテゴリ:幼児
- 発行年月:2008.5
- 出版社: 幻冬舎
- サイズ:24cm/1冊(ページ付なし)
- 利用対象:幼児
- ISBN:978-4-344-01500-5
紙の本
ひゅるりとかぜがふくおかで
著者 accototo (著)
ベストセラー「うしろにいるのだあれ」シリーズの著者が「いのち」の連鎖を温かく描いた、すべての子どもに贈る物語。【「BOOK」データベースの商品解説】木から落ちた実を虫が食...
ひゅるりとかぜがふくおかで
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商品説明
ベストセラー「うしろにいるのだあれ」シリーズの著者が「いのち」の連鎖を温かく描いた、すべての子どもに贈る物語。【「BOOK」データベースの商品解説】
木から落ちた実を虫が食べ、その虫を魚が食べ、その魚を鳥が食べ、その鳥をへびが食べ、そのへびを大きな鳥が食べ…。「いのち」の連鎖を温かく描いた絵本。〔新風舎 2006年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
いのちをめぐるながれのなめらかさ、鮮やかさに見惚れます。
2010/08/01 16:07
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る
幻冬舎からの再刊になった、ふくだとしおさんの作品です。
(現在はaccototoさん名義:ふくだとしおさん&あきこさんコンビの制作。)
作品をめぐる時間の変遷を感じさせる1冊でもあります。
手許の作品は新風舎版なのですが現在入手不能のためこちらに
評を付けました。
でも絵本ですからそんなことを識らなくても、だいじょうぶ!
十分に素敵な作品です。
タイトルが「ひゅるりとかぜがふくおかで」。
まるで歌のタイトルのよう。リズミカルで詩的です。
大きな木をリスが登ろうとしている表紙です。
目線の先には、おおきな黄色の洋梨がぶらさがっています。
「うしろにいるのだあれ」シリーズでは
目線のうしろにいる別のなかま、そのまた上下左右へと、
まなざしをたどってくるりと一周。
ひとりひとりにみえて、遠くからながめたらぜんぶ
つながっていたんだよというメッセージが伝わってきました。
こちらは、いのちを「いただきます」のものがたり。
げつようび
ひゅるりと かぜが ふく おかで
すとんと きから みが おちた
一枚めくりますと
むしが いっぴき やってきて
むしゃむしゃ そのみを たべました
次の曜日に、その虫が羽ばたいて行ったその先には
それを食べたお魚が跳ねています。
次の曜日は、その魚が……
そうして、1週間が過ぎていきます。
その曜日、曜日に
めぐり、めぐるいのちの連鎖。
にんげんがそれを戴き
また、新しく種を播き――。
ときの移りと
いのちの連鎖と
そのつらなりがするりとうたうように語られ
ながれるように、躍動と音を伴って描かれています。
理性に訴えかけてくるかたち(例えば道徳や教育)ではなく
すとんと「いただきます」が分かる秀作です。
accototoさんのホームページ
http://www015.upp.so-net.ne.jp/accototo/about.html