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夜と霧
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みどりのひかり/新訳の翻訳者、池田香代子先生は今のところ翻訳のミスの訂正に応じてくれてはいません。
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旧訳の霜山徳爾先生の「夜と霧」にも、新訳の池田香代子先生の「夜と霧」にも、同じところで翻訳のミスがありました。 霜山先生はそのミスを訂正して下さいました。これについては旧訳への私の書評で詳しく書いていますので、まずそれをお読みになって下さい。旧訳への私の書評 新訳の翻訳者、池田香代子先生は今のところ訂正に応じてくれてはいません。私が新訳の存在を知ったのは初版のだいぶ後になってからのことでしたので翻訳のミスを指摘し訂正のお願いの申し出をしたのは2007年8月でした。みすず書房の編集担当者は新しい人に代わっていましたが会ってお話しましたところ訂正する意思はお有りになりました。あとは、池田先生の意…
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夜と霧
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みどりのひかり/これらすべてのことから、われわれはこの地上には二つの人間の種族だけが存するのを学ぶのである。
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アウシュヴィッツにおけるユダヤ人大虐殺の地獄から、生還した精神科医V・E・フランクルの記したものです。 私はこの本を1975年ころに初めて読み、わけあって1985年に再度読みました。そのときに翻訳のミスを発見し、それが人類にとって極めて重要な事柄でしたので、私は翻訳者の霜山徳爾先生と、みすず書房の編集担当者に手紙を差し上げ、訂正のお願いをしました。その結果、霜山先生も当時の編集担当者の吉田欣子さまも訂正に同意して下さり、1986年10月8日発行のものから最新のものまで、その部分は訂正されています。で、今からその訂正部分の内容を紹介致します。:::アウシュヴィッツの強制収容所は、ユダヤ人を絶滅さ…
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竜樹
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みどりのひかり/納得のいくことも、納得のいかないこともいっぱい含まれているこの本「龍樹」です。覚悟して読んでください。
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文庫本の中でも450ページある比較的厚い書物です。 悪戦苦闘して読みました。 龍樹の書いた「中論」は75ページ、この文庫本に載っている他の龍樹の書いた書物を加えても、107ページしかないのですが、当時のインドの諸々の思想グループの人たちのいろんな思想、当時のインドの諸事情などが、300ページにわたって書かれています。ですから、龍樹の書いたものに到達するまでに300ページ読まなければなりませんでした。 私”みどりのひかり”は「般若心経物語」という本を書きました。その中で「色(しき)」と「空(くう)」の間に数学でいうところの《写像》があるということを述べました。(写像は関数と同じと考えて差し支え…
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影武者徳川家康
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みどりのひかり/自分が死ぬことを勘定にいれずに、今、どうすべきか何の躊躇もなく即やりました
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隆慶一郎の作品は、命知らずの、死ぬことを屁とも思っていないようなみごとな男の生き様があります。勇敢であり人情に厚く、大きな感動があります 私は、小学4年生のとき、国語の教科書で、ひとつだけ解らないことがありました。それは、宮澤賢治の最期の様子でした。* 病気で寝ていたときに、ひとりの農夫が肥料のことについて たずねに来ました。賢治の病気がたいへん重くなっていることを知っている うちの人たちはことわろうとしました。しかし賢治はせっかくたずねてこられたのだから、と言って、ねどこから起き上がると、一時間にもわたって、ていねいに教えてあげました。次の日の昼すぎ、賢治は、安らかに息を引きとりました。*…
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坂村真民全詩集
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みどりのひかり/ただひたすら六字の名号を火のように吐いて
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昔、紀野一義先生の講和の中に真民さんのお話が時々出て来ていました。そして、次の詩のお話がありました。******** 一遍智真 捨て果てて 捨て果てて ただひたすら六字の名号を 火のように吐いて 一処不住の 捨身一途の 彼の狂気が わたしをひきつける 六十万人決定往生(けつじょうおうじょう)の 発願に燃えながら 踊り歩いた あの稜々たる旅姿が いまのわたしをかりたてる 芭蕉の旅姿もよかったにちがいないが 一遍の旅姿は念仏のきびしさとともに 夜明けの雲のようにわたしを魅了する 痩手合掌 破衣跣の彼の姿に わたしはあたまをさげて ひれ伏…
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えてこでもわかる笑い飯哲夫訳般若心経
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みどりのひかり/「慈悲」の心がうまれるんやで
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笑い飯哲夫のいいところは、次の文章でしょうか。 * なんで自分の存在にこだわるんや、自分の考えも体もひとりだけの所有物やと思わんと、自分も他人も草木もゴミも、全体が液状にドロドロしてて、ただ偶然、ドロドロしてる中のここからここまでの部分が自分となって現れてるだけやねんで、そしたら全部は繋がってて、自分だけの所有物なんか何もなく、すべてはみんなの所有物になる、そしたら他人に与えることも、何ら嫌なことではない、それで「慈悲」の心がうまれるんやで、という感じだと思います。 * ここの部分、素晴らしいと思います。 この中で言っている『全体が液状にドロドロしてるもの』というのが、「空(くう)」と呼ばれ…
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ええなあ!という人生
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みどりのひかり/長唄越後獅子の冒頭に角兵衛獅子が出る。その角兵衛獅子の打つ太鼓の音がデデーンと鳴る、そのデデーンという太鼓の音が、天地いっぱいの太鼓の音に聞こえたら、もうそれでいいのであります
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この本は法華経の28章あるうちの八つの章を取り上げて、それぞれの名句から紀野先生が感じ取った人生観を述べています。紀野先生68歳の時に発行された本です。〈お経では章のことを品(ほん)と言います〉内容を少し紹介いたします。紀野先生が初めて柴山全慶老師の講話を聴いた時のお話です。*** 昭和三十年の夏、三十二歳の私は、比叡山頂にある宿院で初めて南禅寺の師家(しけ)、柴山全慶老師にお目にかかりました。(中略) 老師最初のことばは、次のようでした。「長唄越後獅子の冒頭に角兵衛獅子が出る。その角兵衛獅子の打つ太鼓の音がデデーンと鳴る、そのデデーンという太鼓の音が、天地いっぱいの太鼓の音に聞こえたら、も…
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ブッダのことば
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みどりのひかり/ブッダ(釈尊)はこのような単純ですなおな形で、人として歩むべき道を説いたのである。
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中村元先生の「ブッダのことば(スッタニパータ)」を漸く読み終えました。決して厚い本ではないのですが註記を見ながらの読書でしたのでゆっくり読むという結果になりました。 これは最も古い経典ということでお釈迦様の言葉に直に触れられるところもあり、また煩瑣な教理もなく、最初期の仏教というものがこういうものだったのかということがわかります。 この経典は「シナ・日本の仏教にはほとんど知られなかったが、学問的には極めて重要である。」 また、「ブッダ(釈尊)はこのような単純ですなおな形で、人として歩むべき道を説いたのである。」と中村先生は解説の中で述べられています。 この本は註記の部分と本文の分量がほぼ同じ…
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わたしと小鳥とすずと
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みどりのひかり/捉われのない心
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私、”みどりのひかり”が書きました「般若心経物語」に、金子みすゞさんの「星とたんぽぽ」と「大漁」の詩を引用させて頂きました。 「星とたんぽぽ」の詩の深さや拡がり、「大漁」の詩の考えさせられる内容に大きな感動がありました。 また、この本の題名となっている「わたしと小鳥とすずと」の詩のように、捉われのない心で、それぞれの良さを表現したところも素晴らしいと思います。この世界の深さに、深く生きていることに感動します。 般若心経物語も金子みすゞさんの本も、切ないこと、哀しいこと、素晴らしいこともあるこの世界に生きる中で、「ほんとうに大切なもの」は何かということを伝えようとしています。
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般若心経入門
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みどりのひかり/松原氏の人生観、考え方を織り上げていったものと言えるでしょう
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昭和46年頃、私”みどりのひかり”は、この本の著者、松原泰道氏の寺、龍源寺に兄と共に行ったことがあります。この寺で月に1回、紀野一義先生の講話があったからです。紀野先生の講話に感動してよく泣いていました。 そうこうしている内に、松原氏が初めて本を書き、これがよく売れました。 松原氏の「般若心経入門」は、般若心経そのものというよりも、このお経を縦糸にして、氏の人生観、考え方を織り上げていったものと言えるでしょう。 正確な「般若心経」を学びたい方はやはり中村元先生と紀野一義先生、共訳の「般若心経・金剛般若経(岩波文庫)」を読むべきでしょう。(中村元先生、紀野一義先生は東京大学のインド哲学科…
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世界の果てでも漫画描き
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みどりのひかり/その絵から伝わってくる愛はきっと読者の皆さんにも伝わるでしょう。
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この漫画は著者ヤマザキマリさんが若い頃、キューバへボランティアに行ったときのお話がメインです。そのお話もなかなか面白いのですが、この本には、もう一つ別の漫画が合わせて載せられていて、私”みどりのひかり”としてはそちらの方がもっと惹かれました。 ヤマザキマリさんの初期の作品で、SPLENDOR!(スプレンドール)と云います。絵画修復士のお話です。 主人公ミツコはイタリアで絵画修復士の端くれとして働いていました。そんな彼女の職場に、ある価値のあまりなさそうな傷んだ絵が持ち込まれます。持ち込んだのはダビデという青年とその彼女です。彼女が妊娠したために、結婚資金を捻出するためその絵を修復して売ろうと…
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生きて死ぬ智慧
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みどりのひかり/科学者としては今ひとつ、思考が充分ではありません。
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著者は分子生物学者というか生命科学者です。ですが、著者、柳澤桂子氏は般若心経の論理を正しく理解はしていません。 科学者としては今ひとつ、思考が充分ではありません。 柳澤桂子氏は、「色即是空」の「空(くう)」について、次のように述べています。 ――― 「私たちは 広大な宇宙のなかに存在します 宇宙では形という固定したものはありません 実体がないのです 宇宙は粒子に満ちています」 「あなたも 宇宙のなかで 粒子でできています 宇宙のなかの ほかの粒子と一つづきです ですから宇宙も「空」です あなたという実体はないのです あなたと宇宙は一つです」 ――― 粒子というのは、分子でも原子でもクォー…
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進撃の巨人
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みどりのひかり/深いものを感じさせる予感がする物語である。
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人間を襲って食う巨人。人々は巨人から逃れるために周りを高い壁で囲んだ中の安全な地域で暮らしている。その安全地域も、もしも壁が巨人に破られた場合に備え、その内側にも一回り狭い地域が壁で囲まれており、全体で3重に囲まれた地域がある。壁の高さは50メートルあった。巨人は最大でも15メートルだった。ところが、ある日、その50メートルの壁から顔を出すほどの大型の巨人が現われる。一番外側の壁は破られ、次々と巨人たちが入って来て、人類は食べられていく。 その巨人と戦うために訓練兵となり、主席で卒業したミカサ・アッカーマン。わけあって、そのミカサと同じ家で暮らしていたエレン・イェーガーは5番の成績だった。彼…
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空のかあさま
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みどりのひかり/金子みすゞさんの詩と、般若心経物語
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JULA出版局の最初の「空のかあさま」は1994年に、「新装版 金子みすゞ全集 2」として発行され、およそ140篇の詩が載っていました。今回のものはその中から60篇が選ばれています。 わたくし”みどりのひかり”は「般若心経物語」という本を出版しました。その中に、金子みすゞさんの「空のかあさま」から、「星とたんぽぽ」、また「美しい町」(新装版 金子みすゞ全集 1 JULA出版局)から、「大漁」を引用させて頂きました。 金子みすゞさんの詩は包み込むような優しさがあります。そして、この世界のこと、宇宙を感じさせるような拡がりがあります。例えば上記の全集2の中に、「蜂と神さま」という詩があります。引…
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般若心経講義
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みどりのひかり/高神師は「舎利子みよ空即是色花ざかり」をあげて「ほんとうにこの一句は『心経』の精神をたいへん巧みに言い現わしていると存じます」と言われているが、この句はたしかに「空即是色」の風光をよく言いあらわしていると思う。しかしそこに至るまでには「色即是空」の、空しく苦しい戦い、それも、自己自身との戦いがあるわけでその過程は「花ざかり」などとは夢にも思えぬ灰色の苦しい世界であることを見落としてはならぬと思う。
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私が初めて読んだ般若心経の本がこの般若心経講義でした。 なかなか判りにくい本で、はじめは何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。 色即是空(しきそくぜくう) 空即是色(くうそくぜしき)、の「空(くう)」の説明をしているのですが、戦後のアメリカによる教育方針に従って教育された身には聴いたこともない事柄であり、わからないのも無理からぬことでした。 「空(くう)」と「色(しき)」については、私”みどりのひかり“が、「こちらの書評」で概略説明していますので、これらの言葉を初めて聞くかたや、意味のわからないかたは、そちらをまず読んでみて下さい。それでもわからないときは、「岩男潔著「般若心経物語」…
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般若心経
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みどりのひかり/かなり厳しい書評となりました。著者の玄侑 宗久さん、すみません。
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私”みどりのひかり”は、主に、自分の感動した本、素晴らしいと思った本について書評を書いてきました。もちろん感動もなく素晴らしいとも思えない本についても少数ながら書いています。そんな本でも読むことは勧めてきました。私がつまらないと思っても他のかたには面白く感じられる本もありますので。 で、私は「般若心経物語」という本を書きましたので、これから同種の本を読んで一つづつ書評を書いていこうと思います。感動してもしなくても書きます。興味をもたれているかたに私の般若心経物語を真っ先に読んで頂きたいからです。そのあとで中村元、紀野一義訳註「般若心経・金剛般若経」を読んで頂き、さらにその後に書評の対象となっ…
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夢みる科学
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みどりのひかり/”真昼の星”を見た人のほとんどが、まず驚きの声をあげ、それからだまりこくってしまいます。時には、望遠鏡のレンズを涙で曇らせてしまう人もいます。
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「夢みる科学」の著者の佐治晴夫先生は現在は鈴鹿短期大学の学長をなさっています。専攻は天文学や数学です。 私”みどりのひかり”は今年、「般若心経物語」という本を出版しました。この本をいち早くおおくりして、読んでいただいた方々のうちの一人が佐治先生です。「般若心経物語」には、佐治先生の著書「宇宙の不思議」の中の文章を引用させて頂いていますし、また金子みすゞさんの詩も引用させて頂いています。 その金子みすゞさんの詩を私が初めて知ったのは佐治先生の講演をお聞きした時でした。1995年に正眼短期大学で大学設立40周年の行事の中での講演でした。(この当時、金子みすゞさんはほとんど世に知られていませんでし…
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般若心経
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みどりのひかり/この本は翻訳者の主観が入らないような配慮がされていて、自分で読み解くための素材を提供してくれています。
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この本の題名は、bk1では「般若心経」となっていますが、表紙の写真を見ればわかるように、本当は「般若心経・金剛般若経」で、ISBN:4-00-333031-5となっており、次のものと同じであることがわかります。般若心経・金剛般若経 岩波文庫 中村 元訳註 紀野 一義訳註 出版 : 岩波書店ISBN : 4-00-333031-5発行年月 : 1979 1979年の発行のものはもう購入できませんが、2001年版やワイド版もあるので、この本が読み継がれていくことは嬉しいことです。私が持っているものは1960年に初版が発行で、第16刷、1973年のものです。 私は今年「般若心経物語」という本を…
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歎異抄
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みどりのひかり/直接に歎異抄の本文に親しむ
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「歎異抄_ワイド版岩波文庫」の方に、書評を一度書いているのですが、今回はその続きとも言えるものを書こうと思います。ここにも歎異抄 第1条 とその訳を載せておきましょう。*歎異抄 第1条 弥陀の誓願不思議にたすけられまいらせて、往生をばとぐるなりと信じて、念仏まうさんとおもひたつこころのをこるとき、すなわち摂取不捨(せっしゅふしゃ)の利益(りやく)にあづけしめたまふなり。弥陀の本願には、老少善悪のひとをえらばれず、ただ信心を要とすとしるべし。そのゆへは、罪悪深重(ざいあくじんぢゅう)、煩悩熾盛(ぼんなうしじゃう)の衆生をたすけんがための願にてまします。しかれば本願を信ぜんには、他の善も要にあらず…
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最下層アイドル。
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みどりのひかり/大堀恵は、どん底を味わい、悔しい思いをし、つらい思いをし、いっぱい哀しい出来事を体験するなかで、人に感動を与える何ものかを獲得したに違いない。この本は感動の書なのだ。
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大堀恵が、アイドルの中でも最下層?になったのは、年齢のせいか。確かにそれも大きいだろう。だが、そればっかりとは言い切れないだろう。問題は大堀恵の考え方というか、仕事に対する姿勢にも大きな原因があったのではないか。 やがて、大堀恵は自分自身でそのことに気づいていく。そして考え方を修正していくのである。大堀恵は間違いを修正できる人間なのだ。その修正の一つの例が秋山才加に対する評価だ。その部分をこの本から引用すると、*さやか(秋元才加)。最初、さやかとは絶対合わないと思ってた。みんなが私服でいるのにひとりだけジャージでいたり、自分のことを、「オレ」って呼びそうだし、なんか行動がいちいち自信満々。チ…
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般若心経物語
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みどりのひかり/「般若心経物語」は、二つの柱から構成されています。
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「般若心経物語」 この本は二つの柱から構成されています。1:ひとつは色即是空という般若心経の中心となる事柄について、情報物理の原理としてその論理構造をあきらかにしています。2:今ひとつは、宮澤賢治、金子みすゞ、中島敦、風俗で働くある女性、親鸞、吉田満、等の先達の生き方や作品を通して、あるいはいくつかの物語を通して、この世界に流れる、「きれいな青空とすきとほつた風」と表現されている「ほんとうに大切なもの」を描こうとしています。「きれいな青空とすきとほつた風」は、宮澤賢治の詩「眼にて云ふ」に出て来る言葉です。 で、この詩は坂口安吾の「教祖の文学」の中に引用されていて、安吾が、教祖、小林秀雄に対抗し…
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高橋みなみ1stフォトブック たかみな
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みどりのひかり/素晴らしき高橋みなみ
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2005年12月8日がAKB48の初舞台である。このとき、高橋みなみ 14歳。 You Tube で増山加弥乃と入力すると、 三竹占い‐AKB48(増山、篠田、高橋) というのが出て来る。2006年7月の動画である。これを動かすと、まだ中学3年生の高橋みなみが見れる。こんなに小さかったんだと、ちょっとびっくりする。 2007年1月に、AKBの最初のまとめ役だった折井あゆみが卒業し、そのあとを高橋みなみが引き継ぐ。ときに、15歳と9ヶ月。大勢のAKB48メンバーそれぞれに気を配り、このグループの力を引き上げていく。高橋みなみの其の行動力と努力に驚嘆します。 AKBが始まって3年(2008年秋)…
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天地明察
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みどりのひかり/ここに、あらたに、天に触れる作品を発表した作家が登場した。
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久しぶりに良い作家に出会ったなと思う。 算術の問題に対して、解答者が正しい答を出した時、出題者はその答の横に「明察」と書く。天地明察はその名の通り、地にある者が、天の運行に対して、その運行を正しく予測できた時、天が人に言うのだ。天地明察と。 明察の意味は「真相を見抜いた推察」と辞書にある。天地明察するには月や太陽や星星の正確な測量と、地をひたすら歩いて測量するしかない。 天の一点に動かない星、北極星がある。 観測隊は日本の北から南まで歩いて、それぞれの地で北極星を観測し緯度を測る。歩いた距離も測りながら。その値と算術を駆使しての主人公、渋川春海の予測値は、みごとに次の場所の緯度観測値と一致し…
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神様のカルテ
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みどりのひかり/愛のある作品です。
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・ 医学部を出た小説家の作品は、昔いくつか読みました。 安部公房、北杜夫、どちらも個性の強い作家です。(作家はみんな個性は強いかな) 安部公房は小学生の時ラジオの「魔法のパイプ」がものすごく面白かったし、高校で再び出会い衝撃をうけ、夢中になって読みました。 北杜夫も若いころ読んでいて、楽しかったし手紙も出して返事の葉書を戴いたこともありました。私の尊敬している方の素晴らしい詩を、まだ学生だった北杜夫さんが大変な評価をしていたことを聞いたこともありました。その詩をここに紹介できないのが残念ですが。作品では最近読み直して感動のあった「夜と霧の隅で」が良かったでしょうか。 「神様のカルテ」の夏川草介…
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名僧列伝
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みどりのひかり/西行をうながしたもの。無明。
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名僧列伝(三)は最初1977年文芸春秋社から出版されています。2001年にあらためて講談社から出版されました。採り上げられているのは、西行、源信、親鸞、日蓮です。 この本の最初に登場する西行について、著者はすでに三度書いています。「遍歴放浪の世界」(NHKブックス1967年)、「仏のこころ詩のこころ」(講談社1973年)、「私の愛するさすらいびと」(ロングセラーズ1976年)。三冊とも今は手に入らない本となっていますが、さいわい私のうちにはあって、全部また読むことができました。 前二つの本は西行の歌について「無明」ということを中心に述べています。ただその無明の具体的中味については述べていませ…
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自省録
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みどりのひかり/キリスト教以前のギリシャ、ローマはこんなにもまともだったんだ。
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平山 令明著「熱力学で理解する化学反応のしくみ」の中に、このマルクス・アウレーリスの「自省録」のことが書かれてあって、読んでみようという気になりました。アウレーリスはローマ皇帝で西暦121年から180年の人です。 興味深かったのは、この頃の考え方というのは、きわめてまともで、迷信的なものもなく、冷静に自然を見ているということでした。 紀元前275年から紀元前194年に生きたエラトステネスは、シエネ(現在のアスワン)で夏至の日に陽光が井戸の底まで届くことと、アレキサンドリアでの夏至の日の南中高度が 82.8°であったことから、地球の全周を求めました。 つまり、マルクス・アウレーリスの時代より3…
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にあんちゃん
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みどりのひかり/人間に対する偏見のない愛情
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この本は、両親を亡くした兄弟姉妹の末の女の子(小学生)の書いた日記です。昭和28年頃のお話です。。 この素晴らしい本が文庫本となり、新たに角川書店から発行されることになって本当に嬉しい。 今も出版している西日本新聞社の本も、たいへん良くて、この文庫本にはない、中学生になってからの日記も入っています。余裕のある方はそちらも読んでみては如何でしょうか。 兄弟姉妹の、お互いを思いやるこころや、著者の人間に対する偏見のない愛情に思わず涙してしまいます。、安本末子 小学三年生の冬の日の日記から始まります。 *** (一月二十二日 木よう日 はれ) きょうがお父さんがなく…
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不落樽号の旅
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みどりのひかり/「君にそして僕に」の詩が好きです。
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・ 不落樽(ふらくたる)号の旅 物語は遊星 地球(ぢたま)のじんてら宮殿から、時空飛行船「不落樽号(ふらくたるごう)」が十四万三千年の過去の地球(ぢたま)へ旅する途中に出会う多くの人々との交流の中から生み出される駄洒落の価値を判定しながら、場合によっては討議しながら、様々な人々の生活を見つつ、遠い過去へと進んで行きます。 引用すると、出だしは次の通りです。*****不晴明(ふせいめい)さま、私共は、こののちどのくらい生きられるでしょうか?うん、そなたは、八百年じゃな。本当ですか!ウソじゃ、うそ八百じゃ。で、嫁の方じゃが、嫁の余命は読めん。…………… これが私と陰陽師(おんみょうじ) 阿倍不晴明…
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のだめカンタービレ
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みどりのひかり/千秋のオペラ「魔笛」が上演されるといいですね。
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待望の番外編が出ました。 二ノ宮先生が以前からオペラを描きたいと思っていたそうで、めでたく番外編で出て良かったなと思います。 峰龍太郎の演出でモーツァルト オペラ「魔笛」をやるわけですが、峰はその際、市民オペラのオケをR☆Sオケが依頼されたからと言って、千秋をだまして日本に呼び寄せる。実際には市民オペラでなく「白い薔薇歌劇団」というのを菅沼沙也がつくり、これからオーディションで団員を選ぶということなのだ。 そのオーディション会場に千秋は到着し、選考もするはめになる。なお菅沼沙也は千秋の元彼女、多賀谷彩子のライバルだった”ブー子”である。 そして、この24巻はオペラの説明と「魔笛」のストーリー…
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中島敦
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みどりのひかり/私“みどりのひかり”の気持ちとしては、子路のその直き心が好きです。ですが、よく考えてみると、太平洋戦争のとき、特攻に志願したり、志願の形を採らされ特攻で死んでいった若者たちのことを考えると、やはり孔子の考え方がこころ安まるのです。いつでも義によって諫死するのがいいのでなく、職を退くことの意味の大きさがわかるのです。
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・「弟子」について 孔子とその弟子「仲由(ちゅうゆう):字(あざな)は子路(しろ)」の物語である。 子路は一本気で自分に正直な男である。子路は賢者のうわさも高い孔子を辱しめてくれようと思い立ち、勇んで出かけるが、孔子の中に何かを見たのであろう、(それは子路のこころを揺り動かし、生涯を決めた何かだったに違いない。)その場で弟子となった。 人間、そういう出会いが一生のうちにあればしあわせである。 孔子は粗野で正直な一本気な子路が好きであった。だが、その性格が身を滅ぼすことも予感していた。 子路も孔子が好きであった。ただ、たいていは得心する孔子の教えと行いであったが、納得のいかないこともあった。以下…
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