bk1 オンライン書店ビーケーワン

送料無料キャンペーン10,000円以上(税抜)、30,000円以上(税抜)、50,000円以上(税抜)購入でもれなくポイント進呈!寄付コースもあります

> トップ > 書評一覧

1 - 30 / 35 件
文章は写経のように書くのがいい 文章は写経のように書くのがいい
テレキャットスター/それはさておき、鋭い批判にシビレた
文章は人に読んでもらうもの。広告の仕事に携わってきたせいか、それが当たり前だと思っている。このレビューも一応は、人様の目を意識しながら書いているつもりだ。しかし本書が推奨しているのは、その真逆。「自分のために書く文章」なのだ。自己完結型、自己満足型の文章を、タイトルにもあるとおり「写経のように」一定のペースでサラサラと書く。その行為によって心は癒され、気持ちも整理されるという。著者はそれを「文章セラピー」と呼び、その効果は「カウンセリングや薬以上」にもなり得るとか。それでは何を、どのように書けばいいのか。本書はそれを丁寧に解説している。書くネタが思いつかなければ「自由連想方式」や「『100の質…  全文読む 評価する

旧約聖書 旧約聖書
テレキャットスター/聖書がこんなに面白いとは
神のお導きかどうか分からないが、一冊目の聖書としてこのコミック版を選んだことは、幸運だった。なぜなら、本書は「聖書の言葉を一字一句、できる限り忠実に再現」する方針が貫かれており、それと同時に「聖書が“神の言葉”であるなどとは、全く考えていない」著者によって描かれているからだ。つまり、かなりフラットに解釈、表現された聖書と言えるだろう。本書はアンダーグラウンド・コミックス運動の中心人物、ロバート・クラムによってコミック化された旧約聖書だ。コミックとはいえ相当な文字量で、クラムのこってりとした画風と相まって、すらすらとは読めない。しかし、聖書の内容をほとんど知らなかった自分にとっては、面白い、驚く…  全文読む 評価する

デッドライン仕事術 デッドライン仕事術
テレキャットスター/正論だが、実行するのは難しい
残業ゼロ、早朝会議、「がんばるタイム」の導入など、大胆な取り組みで知られる元トリンプ社長、吉越浩一郎氏による著作。出社時間はコントロールできるのに、退社時間は日によってまちまち。定時に帰れることは稀で、ほぼ毎日残業している。「とにかく時間が足りない♪」と「すばらしい日々」の歌詞を口ずさむ日々。それを打開するために、本書を読んでみた。著者自身が認めているように、本書の基本的なポイントは2つしかない。1. 毎日、「お尻の時間」を決めて仕事をする(ダラダラ残業禁止)2. すべての仕事に「締切日」を入れるどちらも「どう見ても正論です。本当にありがとうございました」と言うほかないが、実行するのは難しい。…  全文読む 評価する

マンガの経済学 マンガの経済学
テレキャットスター/タイトルに偽りアリだが面白い
これまで柳沢きみお、さそうあきら、六田登らが筆を執ってきた「マンガの方法論」シリーズの第4弾。ひさうちみちおの登場だ。タイトルで「経済学」を謳っていたり、サブタイトルが「お金とマンガの不思議な関係」だったりする割に、お金の話があまり出てこない。著者の「ビンボー」への愛着が語られている程度だ。漫画業界におけるお金の流れや、漫画家の収入に関するネタなどを期待していたので、その点は正直ガッカリした。しかし、本書がつまらないかと言うと、そんなことはなくて、むしろ面白く読むことができた。まず目を見張るのは、本書に収録されている短編漫画の多さだ。その数、26本! もともと携帯電話向けに配信されていた「クー…  全文読む 評価する

安土往還記 安土往還記
テレキャットスター/寡黙のなかの友情
戦国時代、宣教師とともに来日したジェノバ出身の航海士。本書は、彼による書簡という体裁をとった小説だ。航海士は、日本で「尾張の大殿(シニョーレ)」こと織田信長と出会う。そして、信長の「事が成る」ことを追求する姿勢に共感を覚える。「事が成る」とは「自分の選んだ仕事において、完璧さの極限」への到達であり、それを目指すことが信長の行動原則だったという。そのようにストイックな姿勢は家臣から理解されず、信長は日々孤独感を強めていく。そんな折、命を賭して危険な航海に乗り出し、日本へやって来た宣教師たちと出会う。「事が成る」ために命をも賭ける。その姿勢に、信長は共感を覚える。本書では、それを「寡黙のなかの友情…  全文読む 評価する

持たない暮らし 持たない暮らし
テレキャットスター/モノを減らし、自由を感じる
自分に必要なモノ、大好きなモノだけに囲まれて生活することを勧めている一冊。著者は以前、All Aboutで「シンプルライフ」のガイドも勤めていた。読むとすぐにでも整理整頓がしたくなる、起爆装置のような本だ。本書では、モノが多いことのデメリットをこのようにまとめている。・部屋が狭くなる・掃除するのが大変・モノがよくなくなる・神経が休まらない自分の部屋を見回し、フムフムと力強くうなずく。対して、「持たない暮らし」にはこのようなメリットがあるという。・部屋が広々して見える・整理整頓、掃除洗濯がラクになる・人を呼べるようになる・居心地が良くなる「それでは早速モノを捨てまーす!」と、ゴミ袋を片手に走りだ…  全文読む 評価する

激流中国 激流中国
テレキャットスター/もがき、闘う中国人たちの実像
中国には多くの中国人が住んでいて、一人ひとりがそれぞれの人生を営んでいる。実に当たり前のことだが、中国を語るときに得てして見落とされがちな前提だ。本書による「中国人を個人として見るのではなく、常に共産党と一体として見るという見方が日本人の間に少なからずある」という指摘にドキッとさせられたのは、私だけではないだろう。本書は全13回にわたって放映されたNHKスペシャル「激流中国」を書籍化したものだ。あとがきによると、この番組はあえてテーマを事前に設定せずに「動いている現場にカメラを入れ、できるだけその一部始終を記録しようという愚直な方法論」によって作られたそうだ。その結果、テーマの網羅性には欠ける…  全文読む 評価する

まんがパレスチナ問題 まんがパレスチナ問題
テレキャットスター/複雑なパレスチナ問題の入り口
パレスチナ問題は、とにかく複雑。多くの人がそう思っているだろう。本書を二度読んだ私も、実は、いまだにそう感じている。それでも、この問題の大まかな歴史、そして、なぜこれほど複雑なのか、多少は理解することができた。さて、タイトルに「まんが」とあるが、どちらかと言うと、絵本に近いと感じた。各ページは、コマ割りされておらず、一点から数点のイラストと、それなりの長さの文章によって構成されている。語り部が設定されている点は、漫画的かもしれない。ユダヤ人のニッシム君と、パレスチナ人のアリ君。彼らのおかげで、ユダヤ人とパレスチナ人双方の言い分を聞くことができる。そして、絵がかわいいので、感情移入しやすい。基本…  全文読む 評価する

為替相場・巨額の頭脳戦 為替相場・巨額の頭脳戦
テレキャットスター/FX入門書には載っていないタフな現場
為替相場の最前線で、何が起こっているのか。それを垣間みることができた一冊。非常にためになるばかりか、臨場感あふれる読みものとしても楽しめた。本書のベースになっているのは、NHKで放映された「同時3点ドキュメント」というテレビ番組だ。タイトル通り「世界3つの場所に同時にカメラを据え」て、取材を行っている。本書には、ニューヨークと香港のヘッジファンド、そして日本のメガバンクの三者が登場する。外国為替市場におけるビッグプレイヤーたちは、どのような意図を持って、どのように行動しているのか。それが生々しく記録されている。例えば、ドル急落の場面。まず、ニューヨークの地下鉄で火災があった、という噂が聞こえて…  全文読む 評価する

サバイバル時代の海外旅行術 サバイバル時代の海外旅行術
テレキャットスター/海外旅行のノウハウやリソースがぎっしり
高城剛氏が何をやっている人なのか、正直よく知らないのだが「Life is a Journey」という動画を見て以来「世界中を飛び回っている人」という印象を持っていた。本書は、そんな氏が記した海外旅行の手引書だ。タイトルにある「サバイバル時代」とは、国家や組織に頼らず「個人が自力で生き残る術を見つけなければならない現代」を指している。この時代を生き抜くには「グローバルな眼差し」が不可欠であり、それを獲得するには「海外へ出て、自分の目で世界を見る」経験が求められる。海外旅行は、そのための営為というわけだ。本書には、著者自身の実体験から編み出された海外旅行のノウハウやリソースがぎっしり詰まっている。…  全文読む 評価する

まずは親を超えなさい! まずは親を超えなさい!
テレキャットスター/自己啓発本が“効かない”理由
刺激的な内容だった。これまで自己啓発本を読み漁ってきたのに、なぜ効果が現れないのか。その理由が分かったような気がする。本書のタイトルにある「親」は「他人」の代表格という位置付けだ。私たちの行動や考え方は、自分の経験だけではなく、他人の言動から大きな影響を受けている。過去の記憶に縛られているとも言える。実は、その縛られている場所こそが私たちにとっての「コンフォート・ゾーン(快適な領域)」であり、なるべくそこから外れないように無意識が働く。なぜか? それは、脳がそのようにできているからだ。だから、日記も、英会話も、ダイエットも、○○メソッドも、すべて長続きしない。これらのことをやっていない、続けて…  全文読む 評価する

いつか僕もアリの巣に いつか僕もアリの巣に
テレキャットスター/アリがスゴい
子どもの頃、地面にしゃがんでアリの巣をジーッと見ているのが好きだった。大人になって、アリの巣を凝視することもなくなったが、この本を読んで久しぶりにやりたくなった。三十路のおっさんが一人で地面にしゃがみこんでアリの巣を見ていたら、通報されるだろうか。この本の著者もアリ好き少年だったそうだ。それが今ではアリの研究者。「神秘と謎に満ちあふれたアリの世界」に魅了されてしまったという。本書は、そんな著者によるアリのエッセイ集。研究者としての豊富な経験と知識が、ユーモアあふれる飄々とした文体で綴られている。この本を読むと、確かに著者の言う「神秘」や「謎」といった言葉が決して大げさではないことが分かる。アリ…  全文読む 評価する

冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見
テレキャットスター/投資対象を探す旅
投資家ジム・ロジャーズによる旅行記。1998年から3年かけて、116ヵ国を黄色い改造ベンツで走り回った。移動距離24万キロという、スケールの大きな旅について書かれている。彼にとって、これは二度目の世界一周旅行だ。前回は、1990年から2年かけて、バイクで世界中を走り回った。こんなことができるのも、ジム・ロジャーズがお金持ちだからだ。ジョージ・ソロスとクォンタム・ファンドを設立して、10年間で3000%を超えるリターンをもたらし、37歳であっさり引退。そして、二度の世界一周旅行。うらやましい。というレベルをとうに超えてしまった、別世界のような話だ。本書は、旅行記としても楽しめるが、投資家ジム・ロ…  全文読む 評価する

ノーベル賞受賞者にきく子どものなぜ?なに? ノーベル賞受賞者にきく子どものなぜ?なに?
テレキャットスター/人類の至宝によるガチンコ回答
子どもの素朴な疑問に答える大人たち。本書の図式は「こども電話相談室」と同じだ。ただ、答えている面々がすごい。ノーベル賞受賞者18名、そして「もうひとつのノーベル賞」と呼ばれるライト・ライブリフッド賞と、「数学のノーベル賞」ことフィールズ賞の受賞者が1名ずつ、計20名の豪華メンバーだ。子ども向けに書かれているため語り口こそやさしいものの、回答者の誰もが素朴な疑問から逃げていない。ごまかしたり、はぐらかすことなく、極めて真面目に、真正面から答えている。例えば「どうしてプリンは柔らかいのに、石は硬いの?」という問い。答えるのはノーベル物理学賞受賞者のクラウス・フォン・クリッツィングだ。彼は「原子核と…  全文読む 評価する

イチローの流儀 イチローの流儀
テレキャットスター/努力の天才、イチロー
共同通信の記者として、オリックス時代からイチローを取材してきた著者による一冊。著者自身が認める通り、時系列がバラバラで、まとまりに欠け、読みにくい部分もあるが、イチローのすごさを思い知るには充分な内容だ。ブログ「モチベーションは楽しさ創造から」のエントリー「イチローに学んだルーチンへのこだわり」にも書かれているように、イチローの「同じリズムで繰り返すこと」に対するこだわりはすさまじい。打席に立つまでの一連の動作から、試合前練習のキャッチボールの相手、さらには遠征先の食事でオーダーするメニューまで決めているという。その上、わざと自分自身をイレギュラーな状態に追いこみ、適応力を高める努力も怠らない…  全文読む 評価する

日記をつける 日記をつける
テレキャットスター/人の日記を覗くと、自分でもつけたくなる
日記のつけ方やテクニックを解説している本、ではない。ただ、日記の面白さ、自由度の高さを教えてくれる一冊だ。サンプルとして、さまざまな日記が登場する。これが面白い。その多くが著名人によるものだが、内容もスタイルもいろいろ。例えば、内田百間の日記には天気と就寝時刻しか書かれていない。それと、食事のメモ。「鳴門のわかめ」のことを「泣キタクナル程ウマイ」などと評価していて、ちょっとかわいい。山田美妙は、性行為の回数を「宝」という記号で日記に残している。「宝一但不(昼宅にて自宝)」といった具合。死後、衆目にさらされるとは思わなかっただろう。他にも、武田百合子、李舜臣、徳富蘆花、チェ・ゲバラ、岸田劉生など…  全文読む 評価する

爆笑問題のニッポンの教養 爆笑問題のニッポンの教養
テレキャットスター/言語学への興味喚起装置
爆笑問題の二人と言語学者・田中克彦氏の対談を収録した一冊。NHKの番組「爆笑問題のニッポンの教養」の20回目(2007年12月4日放送)を書籍化したものだ。140ページたらずのライトなボリュームだが、言語学の知識を持たない私には新鮮な発見があった。特に「母語」について。自分の意思で母語を選ぶことはできない。生まれ育った場所や環境によって、全世界に約7000ある言語のうちのどれかを習得してしまう。母語は単なるコミュニケーションの道具ではなく、再インストール不能なOSと呼べるほど強力なものだ。私たちは物事をどのように認識するか、分類するか、思考するかを母語によってコントロールされている。例えば、ヘ…  全文読む 評価する

PLANNING HACKS! PLANNING HACKS!
テレキャットスター/プランナーの先輩と飲みに行ったような読後感
企画づくりのヨモヤマ話をたっぷりと聞かせてもらった。全体的にまとまりがなかったり、自分の業界では使えなそうなネタがあったりは、ご愛嬌。企画づくりに携わっている人ならば、何かしらの発見がある一席、いや一冊だと思う。個人的には、「企画づくりの秘密」として紹介されている「マイ・プランニング・システム」と「アイデア二段階抽出法」が特に面白かった。「マイ・プランニング・システム」は優れたアウトプットを素早く、数多く生み出すための仕組み。著者は、それを料理に見立てて説明する。優れたアウトプットが「おいしい料理」だとしたら、企画書の「型」がレシピ、鮮度の高いデータ集が冷蔵庫、日ごろのアイデアやメモがスパイス…  全文読む 評価する

ファシリテーション・グラフィック ファシリテーション・グラフィック
テレキャットスター/会議を美しく描きたい
会議でホワイトボードを使うことが多い人には、無条件でおすすめしたい良書。私がホワイトボードを使うと、だいたい残念な結果になる。何が描かれているのか、自分でもよく分からないのだ。バランスが悪く、ゴチャゴチャしていて、走り書きした文字は読みにくい。でも、まぁ、こんなものなのかなと思っていたのだが、本書のカラーページに掲載された美しい作例を見て、ここまでできるものなのか!と考えを改めさせられた。美しいホワイトボードが生み出される鍵は、「ファシリテーション」にある。ファシリテーションとは「話し合いを円滑に進行させる技術」のこと。そして、その中核スキルと呼べるのが、本書のタイトルにもなっている「ファシリ…  全文読む 評価する

ツチヤ教授の哲学講義 ツチヤ教授の哲学講義
テレキャットスター/解決不可能な問題に正解はない
ユーモアエッセイで有名なツチヤ教授。お茶の水女子大学での講義を再編集した本書でも、ユーモアのセンスはいかんなく発揮されている。そして、「この講義では、何でもものすごーく簡略にしています」と言うだけあって、分かりやすい一冊だった。「哲学がどんなことをするものなのか」「何を解明するものなのか」を明らかにすることが、本書の目的だ。この基本的とも思える問いについて、哲学者の意見は二つに分かれるそうだ。まず、「手で触ったり、目で見たり、感覚で捉えること」を超越した「形而上学的な事実」を解明するのが哲学だ、とする立場。その例として、プラトンの「イデア論」や、ベルクソンの「純粋持続」などが紹介されている。著…  全文読む 評価する

おしえて!ニュースの疑問点 おしえて!ニュースの疑問点
テレキャットスター/「基礎ができていない」大人こそ読むべし
新聞やテレビのニュースは「基礎ができている」大人向けだから難しい。理解するには、基礎を作らないと。本書は、小中学生向けに書かれた「ニュースの基礎講座」だ。もちろん、一部の「基礎ができていない」大人も読むべきだ。はい、俺のことです。政治、経済、国際、科学のジャンルをまたいだニュースが、分かりやすく解説されている。発行されたのが2006年なので、ニュースの鮮度はやや低い。しかし、今でも役に立つ知識や、大人として知っておくべき事実や常識を学ぶことができる。例えば、保釈金について。逃げたり、証拠を隠したりしなければ、被告に戻ってくるのをご存知だろうか。恥ずかしながら、俺は知りませんでした。ライブドアの…  全文読む 評価する

経済の考え方がわかる本 経済の考え方がわかる本
テレキャットスター/中学生のときに読んでおけば…!
中高生向けに書かれた、経済の入門書。「日ごろの生活を経済の見方でちょっとふりかえってみるだけでも、私たちの生活が豊かになったり、行動が合理的になったりする」と説いている。これを中学生のときに読んでおけば、こんな寄り道だらけの人生にはならなかったかもしれない…。なんて思わせる良書。身近な話題や素朴な疑問をスタート地点として、経済に関するさまざまな概念を紹介している。例えば、帰省ラッシュを題材に「希少性」を解説したり、映画館の行列に並ぶ「機会費用」を算出したり。登場するトピックは、為替レートや南北問題にまで及ぶ。各章の最後に、まとめと復習問題(けっこう難しい)が付いているのも嬉しい。一章ずつしっか…  全文読む 評価する

リーダーシップの旅 リーダーシップの旅
テレキャットスター/実践的ではないが、本質的
「この本は、手っ取り早くリーダーシップを身につけたい、手っ取り早くリーダーを育てたいと思っている読者の方々には、あまり参考にならないかもしれない」と著者自身が認めている。確かに、明日からリーダーとしていかに振る舞うべきか、本書は教えてくれない。ただただリーダーシップについて、深く考えさせられる。いや、悩まされると言った方が、正解かもしれない。その原因は、本書の論じるリーダーシップが「エマージェント・リーダー(自然発生的なリーダー)」を前提としているところにある。ところが、企業における多くのリーダーは、「エマージェント・リーダー」ではなく、あらかじめ役職や部下を与えられた「任命されたリーダー」で…  全文読む 評価する

定年囲碁 定年囲碁
テレキャットスター/三十路が九路盤から再入門
最近、囲碁に興味がある。小学生のころ、父に囲碁を勧められたことがあって、ひと通りのルールを覚え、コウやシチョウなども何となく理解した。それなりに面白いとは思ったが、身近に同好の士がいなかったこともあり、すぐ打たなくなってしまった。きっかけは忘れたが、いま自分の中で囲碁ブームが再燃している。よくよく考えると、すごいゲームではないか。グリッドが敷かれた無機的な盤面に、黒石と白石を交互に、パチリパチリと並べていくのだ。ミニマルな美しさと、無限の奥深さを感じさせる。そんな感慨を抱けるようになったとは、俺も立派なおっさんになった証拠です。そんな、おっさん囲碁ビギナーにピッタリの一冊が、この「定年囲碁」だ…  全文読む 評価する

外貨投資をやさしく教えてくれる本 外貨投資をやさしく教えてくれる本
テレキャットスター/外貨投資の「まっとう」な入門書
タイトルに偽りなし。本当に「やさしく教えてくれる本」だ。恥ずかしいくらいに経済知識を持たない私でも、スラスラ、フムフムと読み進めることができた。本書は、外貨投資の基礎知識から情報収集のコツ、外貨商品の解説、そして実際のトレーディングのやり方まで網羅している。さらに、チャートの分析手法や、プロが使うテクニックについても触れている。その上、用語集と「相場ノート」のテンプレートまで付いているのだから、本当に親切すぎるくらいだ。文章も平易で読みやすい。私のような、まったくの初心者を対象としているらしく、解説も丁寧。「為替とは、『引き換える』『交換する』という意味で、外国為替とは、『外国の通貨同士を交換…  全文読む 評価する

麗しき男性誌 麗しき男性誌
テレキャットスター/男性誌がバッサバッサと!
斎藤美奈子女史に斬られる男性誌たち。それはもうバッサバッサと! もともと「アエラ」で連載されていたコラムが「男性誌探訪」として単行本化。本書は、その文庫版だ。文庫化される際にタイトルが変わり、一部最新の情報が加筆された。すでに休刊してしまった雑誌もあるが、一応2007年4月時点の情報は押さえられている。 本書における「男性誌」には、男性向けのコンテンツを提供している雑誌(男性ファッションやエロなど)だけではなく、ほとんどの読者が男性であろうものも含まれている。そのため、紹介されている31誌のラインナップは、多岐に渡る。 それらの雑誌を、斎藤美奈子女史が斬りまくるわけだ。時に皮肉っぽく、時に辛ら…  全文読む 評価する

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方
テレキャットスター/至芸に学ぶ文章の心得
広告コピーが題材の文章読本。著者は、広告のコピーライターとして、そして広告学校の講師として活躍されている方なので、本書の内容もかなり広告寄りだ。 しかし、この本が教えてくれるのは、広告コピーに限定された話ではない。むしろ、すべての文章へ通じるような示唆に富んでいる。それが端的に現れているのが、書き出しの一文だ。いきなりシビれた。  文章は書くものではない 読んでもらうものである 本書は、「書き出しは軽いほどいい」など、具体的な文章テクニックについても触れている。しかし、心に残ったのは、文章を書く上での心得の数々だ。 例えば、「読み手に『自分に呼び掛けているのだな』と意識させること」。「読み手の…  全文読む 評価する

マンガの道 マンガの道
テレキャットスター/売れっ子のプロ意識
よくぞ、ここまで。と感心してしまうほど、豪華なラインナップ。本書は、人気マンガ家のインタビューを集めたものだ。登場するのは、安野モヨコ、山本直樹、江口寿史、古屋兎丸、小池田マヤ、山田芳裕、吉田戦車、矢沢あい、しりあがり寿、内田春菊、ハロルド作石の計11名。 それぞれの作家が、生い立ちやマンガとの出会い、デビューまでの道のりなどを語る。文体が各作家のモノローグ調になっているせいか、一気読みすると、ちょっと疲れる。だが、人気作家のナマの声に触れられる、貴重な一冊だ。 個人的に超名作だと思っている、山田芳裕の「度胸星」。その打ち切りの顛末が、作者本人の口から語られているところに、興奮した。そして泣い…  全文読む 評価する

「仕組み」仕事術 「仕組み」仕事術
テレキャットスター/職場の全員に読ませたい個人的バイブル
やる気が出る。自分でも挑戦したくなる。そして、みんなにも読ませたくなる。そんな一冊だった。 本書に登場する重要なキーワードとして「作業系」と「考える系」がある。「作業系」とは「頭を使わないで処理できる仕事」やルーチンワークのこと。それに対して「考える系」は、企画や計画立案などの「頭を使って考える必要がある仕事」のことだ。 ビジネスパーソンとして注力すべきなのは当然「考える系」なのだが、たいていの人は、仕事をしている時間の7~8割を「作業系」に費やしているのではないか、と著者は指摘する。 そこで登場するのが「仕組み」だ。「仕組み」とは「誰が、いつ、何度やっても、同じ成果が出せるシステム」のこと。…  全文読む 評価する

頭のよい子が育つ家 頭のよい子が育つ家
テレキャットスター/卓球台がダイニングテーブル兼勉強机
中学受験に成功した子どもたちは、どんな家に住んでいるのだろう。それを知るため、著者は「有名中学に合格したお子さんのいる家」を200軒以上も調査したという。本書では、その中から選ばれた11例が紹介されている。 一般的に受験生がいる家のイメージというと、子どもは部屋にこもりっきりで勉強していて、家族はそれを邪魔しないよう静かにしている、そんな感じだろう。しかし、本書に登場するのは、そんなイメージをくつがえす家ばかりだ。 例えば、ダイニングテーブルの代わりに卓球台がある家。それを勉強机としても使うのだ。その横では弟がご飯を食べていたり、お父さんが新聞を読んでいたり。もちろん、卓球台として使うこともあ…  全文読む 評価する

page: 1  |  2  |  次へ→