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なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか
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CAM/「まだはもうなり」か?
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藤巻氏の最新の著作である。 評者は、同氏の『1ドル200円で日本経済の夜はあける』以来、同氏の著作の相当数を読んでいる。同書を見ると、2002年1月発行となっているから、もう10年になる。そして、この10年、藤巻氏に限らず、日本国債価格低落(金利上昇)、円安を説く新聞雑誌記事、著作は相当数出てきたが、この10年間、それらの予言はいっこうに当たらず、多少は円安となった時期もあったが、日本国債は一貫して高値(低金利)を維持し、現在は超円高状態にある。 著者も言うように、「今の円高の状態は、レベル修正前の一時的な現象」だとしても、「一時的な」というには、「あまりにも長く円高が続きすぎている」(本書…
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DVD NHKテレビ トラッドジャパン
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CAM/有益な英語教材
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Vol.1がよかったので、続いて購入している。 画像が美しく、繰り返し視聴に十分に耐える。英語字幕が付いたDVDは語学学習に最適だと思う。 DVDは6巻まで発行され、その後も新たな題材について放送が継続されているようであるが、さらに歴史、地理、文学等にまで主題を拡げて、それらのDVDをさらに続刊して欲しいものである。
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DVD NHKテレビ トラッドジャパン
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CAM/繰り返しの視聴学習に十分に耐える教材
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英検1級に加えて通訳案内士試験に合格後、日本事象だけでなく英語学習そのものにも少し熱意を失っていたが、NHKのTV語学番組でもと思い、少し見てみると、『トラッドジャパン』という番組がよくできていると感じた。しかも、過去の放送のビデオクリップ部分を収録したDVDが発売されているのを知り、さっそく購入した。 DVD教材は、英語字幕を見ながら学習できるので圧倒的に効率的かつ便利である。 収録されている画像も美しく、繰り返しの視聴学習に十分に耐えるものと思う。 過去のNHK放送を編集したDVDは高価すぎて、よほど必要性を感じるものでなければ購入意欲が起きなかったが、学習教材は再三繰り返し利用するもの…
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マネー避難
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CAM/「円高是正」「円安化」こそが緊要の政策ではないか
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8月19日にはニューヨーク市場で一時1ドル=75円95銭と、震災直後に記録したばかりのドル円戦後最高値(3月17日の東京外国為替市場で瞬間値76円25銭)を更新した。藤巻氏が推奨する外貨投資を実践した人は概して言えば全員が損失を出していることになる。評者も基本的に藤巻氏の考えに同調した資産運用をして、3年前のリーマン・ショック時には、老後生活予定に大きな打撃を受けるほどの損失を出した。もう藤巻氏の話など聞きたくないという気持もある。つい先日も某所で藤巻氏の講演を聞いたが、内容が以前のものとまったく変わらず、かなり失望した。しかしながら、評者は、藤巻氏が「株価、国債価格、円の大幅安が同時に起こる…
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向田邦子全集
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CAM/『胡桃の部屋』
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本書を手に取ったのは、NHKの火曜日夜のドラマ『胡桃の部屋』がおもしろく、原作を読んでみたいと思ったからである。 本書に収められた原作は40頁にも満たない短編で、これが5回分のドラマに構成されているから、TVドラマでは原作がかなりデフォルメされている。 TVドラマを見てから(現時点で5回のうち4回終了、来週火曜日で完結)読んだが、それがなかったら、本書に収められた9編の短編小説のなかで『胡桃の部屋』が最も印象に残るものとはならなかったかもしれない。しかし、『胡桃の部屋』は、よくできた短編小説だと思う。 原作もさることながら、TVドラマを観ていて感じるのは、一見堅固に見えながら、家庭とか家族と…
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大阪歴史探訪ウォーキング
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CAM/ビジュアルで読みやすい散歩ガイドブック
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歴史ロマンあふれる大阪のウォーキングコースを31選んで、鉄道各駅からのルートを示しつつ紹介したガイドブックである。同様のガイドブックとして『大阪府の歴史散歩(上・下)』(山川出版社)があるが、この『歴史散歩』は判形が小さく、収録写真も小さい上に多くがモノクロであることから読みづらい。山川版は情報量が多いので、むしろウォーキングの予習復習として自宅で学習するための資料として使用するべきであろう。それに比べて、本書は判形も大きく全頁カラーであり、各コースが4頁でまとまっているので非常に読みやすい。 掲載地図もわかりやすくて助かる。 私自身、本書を参考にしていくつかのコースを歩いてみたが、非常に役に…
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河内文化のおもちゃ箱
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CAM/歴史の宝庫「河内」
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河内は歴史にふれると、あらためてその深さに驚かされ、歴史の宝庫という形容がまさにぴったりである。 勉強すればするほど、これまでの自らの不勉強が恥ずかしくなる。 「盾津(たてつ)」「日下(くさか)」というような地名が示すように、河内は日本という国の始まりの地である。そしてその後も幾度となく日本歴史の重要な舞台となり、日本という国の政治の帰趨を決めるできごとの場であった。そうした事実を関西人自身でさえもが認識していないのではないだろうか。 本書は多数の筆者の論稿を集めたものであるが、多岐の分野にわたる多数の筆者にもかかわらず、全体に読みやすいのはありがたい。本書を一読すれば、河内の歴史・文化をさ…
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大阪の問題集
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CAM/大阪再発見! なにわなんでも大阪検定
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第3回大阪検定の申込者数が発表されたが、3級は微減にとどまっているものの、2級と1級の減少は相当数となっている。特に1級の減少が大きいのは、受験料がやや高目(6300円)ということと、昨年(1級としては初回)の結果が合格者10名と厳しすぎたことによるのだろう。 しかし、御当地検定は「合格」を目指して“がんばる”ような対象ではなく、“楽しむ”ものであろう。小生も、かなり迷ったが、今年も、締切日に1級願書を提出、受験するつもりである。 この検定の楽しさを知ってもらうために、第1回2級の問題から一つだけ紹介しておこう。(問47) 大阪を舞台にした歌謡曲で、歌詞に「御堂筋」が出てこない曲は次のうちど…
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大阪の問題集
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CAM/なにわなんでも大阪検定
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今年も「なにわなんでも大阪検定」の季節がやってきた。小生は、第1回で2級に合格、昨年の第2回で1級に挑み、善戦はしたものの、合格者10人というのでは、いささか無理であった。そもそも、阪急梅田駅の階段を降りた本屋の入口の横にある大型液晶ビジョンの名称を記述することなど、常住者でなければ無理というもの。東京在住者としては往復交通費もかかるから、昨年の受験後はもう二度と受けることはないと思ったものの、申込締め切り直前に映画「プリンセス・トヨトミ」を観て、さらに原作を読んだ後の感動に押されて、今年も1級の願書を出してしまった。 試験の効用としては、その強制力なしでは到底読まないような書物をも読みこむ…
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プリンセス・トヨトミ
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CAM/大阪人のルサンチマン
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私は映画を見てから原作を読んだ。映画のストーリーは、当然ながら原作から多少は変えられている。ストーリーは、いわば奇想天外ともいうべきものであるが大阪人にとってはおもしろい。辰野金吾(建築家)の業績がストーリー展開にうまく使われているのもうまいと思った。ただ、会計検査院の役割りについての描かれ方がやや誇大に過ぎるのではないか。会計検査院や(旧)行政管理庁のような機関は、基本的に形式的監査権を持つだけで、実質的監査権は強くないのが実状であるはずである。もし、強力な実質的監査権を持つならば、こうした監査機関が一般機関を統制できる存在になってしまい、妥当とは言えないだろう。 そうした「理屈」はともか…
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伝説の教授に学べ!
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CAM/必読の好著
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本日(2011年4月27日)の日経新聞「経済教室」は、“伝説の教授”浜田宏一エール大学教授による「一層の緩和でデフレ打破」と題される小論である。 ポイントは「日本の生産は欧米以上に大幅な落ち込み」「需給ギャップ解消に日銀の買いオペ活用」「実質的為替レートを円安にする政策を」ということである。 自民党の山本幸三衆院議員の提案である20兆円規模で復興のための国債を日銀に引き受けさせるという提案にも浜田教授は原則として賛成されている。 また、景気を悪化させずに長期的に歳入歳出のバランスを回復させるための策として、IMFが提唱するように、消費税を毎年1%ずつ、例えば10年間上げていくという政策も薦め…
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転進瀬島龍三の「遺言」
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CAM/ユニークな史観が述べられている
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評者は、『沈黙のファイル』( 新潮文庫)、保阪正康著『参謀の昭和史』文春文庫)などを読んで、瀬島龍三という人間をおぞましい人物だと感じている。その嫌悪感は、竹中平蔵という小才子に感じるものと共通のものがある。ただし、本書でも述べられているとおり、瀬島氏には権力欲は強かったものの金銭欲は淡白であったようである。評者が瀬島氏におぞましさを感じる要因としては、人間的に共感し難いということのほかに、「あの戦争」における「開戦責任」、「経過責任」、「終戦責任」の全てについて、説明責任をほとんど果たしていないし、責任そのものをまったく負っていない、という点にある。このことについては、保坂氏が挙げているあ…
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苦役列車
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CAM/ひさしぶりに「おもしろい小説」を読んだという充実感が残った。
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「月刊文藝春秋」3月号で読んだ。芥川賞2作品が読めて860円はたしかに安い。ただし、私が読んだのはこの作品だけ。朝吹真理子氏の作品は選評を読んだだけ。週刊文春で阿川佐和子さんとの対談も読んだが、作品は最初の1頁ぐらいを読んだだけで直ちに残りを読もうという気は起きなかった。 それに反して、西村賢太氏のこの作品は、最初の3行目当たりから引き込まれた。あまり小説、特に純文学系のものを読まない私としては、ひさしぶりに「おもしろい小説」を読んだという充実感が残った。不思議な魅力を持つ文体であり、作品だと思う。 最初の3行目あたりとは以下のような書きっぷりである。>しかし、パンパンに朝勃ちした硬い竿に指で…
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2012年の大逆転
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CAM/本日(2011年2月22日)の日経新聞26面は、各種「商品」の値上げ記事でいっぱい
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浅井隆氏の「新刊」である。見ただけで拒否する方も相当数おられるだろう。今まで同氏の著作を何冊か読んだ評者から見ると、本「新刊」も、内容は今までの同工異曲を出るものではない。そして、今までの著者の「予言」が(少なくともその「時期」について)当たっていないという批判も妥当であろう。評者も、最近はさすがにこの著者の著作についてはうんざりして、もう二度と買うまいと思ってはいたのだが、久しぶりに著者の「新著」を購入した。そもそもこの種の本は、雑誌に近いものと考えた方がよいと思う。古いものを取り出して、どこが当たっていないかを見ることもそれなりに興趣があるという点も雑誌に似ている。まあ、価格はビジネス系…
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日本は破産しない!
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CAM/愚書と言うほかない
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「はじめに」において、著者は「本書では、巷に氾濫するトンデモ国家破産論に対して、ひとつひとつ反論をぶつけて、検証しています」と述べるが、その「反論」はほとんど的外れだとしか思えない。評者は最初の部分を少し読んで、その論理、文章の粗雑さ、杜撰さに呆れてしまった。 まず、著者は第1章を「『国家破産』は『ノストラダムスの大予言』並みのトンデモ話」という見出しで書き始めているが、著者は自らの軽薄な思考の下に「反対意見」を作り上げて、それに対して自らの粗雑な「反論」を行っているに過ぎない。評者を含む多くの論者は(少なくとも評者は)、将来の「日本国債価格低落(長期金利上昇)」を予想するものの、日本国債が…
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日本国債暴落のシナリオ
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CAM/問題点を把握するためには便利
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「日本国債暴落」というテーマについては雑誌特集・書籍などでかなり取り上げられている。 このテーマなら、確実に相当部数が売れるのであろう。 本書もその類書中での一書であり、内容としては特に新鮮味があるものではない。巻末に挙げられた「主要参考文献」があまりにも貧弱である。 しかしながら、問題点が224頁の中に要領よくまとめられており、問題点を把握するためには便利である。 購入して無駄になることはないだろう。 「第1章 日本国債がデフォルトする日」では、「4 国債の暴落は、低金利が長く続いた後、突然に起こる」が要点である。 「日本国債は信任があるからこそ買われている。だから長期金利が低くなっている…
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日本人が知らない日本経済の大問題
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CAM/怖いのは『インフレ円安』だ
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野口悠紀雄氏と幸田真音氏の対談を書物化したものである。最近流行の出版形式であり、悪く言えば安直な出版だとも言えるが、他面では、気軽に読めるのがこの種の本の長所であろう。 2時間もあれば読みきれるが、けっこう重要な指摘もあるので、読了後は一度で措かずに、時々読み返すというのもこの種の本の利用法であろう。 野口悠紀雄氏の所説については、評者は何冊かの著作を読んでいるほか、週刊経済雑誌などで日常的に接しているところであるが、幸田真音氏との対談とはやや意外の感もあった。 しかし、幸田氏の「あとがき」によると、初対面のTV番組での出会いから、御両人は、共通の関心事や問題認識で一致する部分が多く、大いに…
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英語の綜合的研究
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CAM/“名著”の復刻
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山崎貞著『新々英文解釈研究』(研究社)の復刊に続く“名著”の復刻である。英語に限らず高校国語参考書(現代文・古文)などの復刻が続いているのは、団塊の世代の定年退職にともなうノスタルジーを商機にとらえようとするものであろうが、歓迎すべき動きだと思う。 『新々英文解釈研究』についてもそうであったが、少し読んだだけでも、例文とその解釈の格調の高さを感じる。「受験英語」というと弊害ばかりが強調されがちであるが、距離をおいてながめると、その有用さをあらためて主張したい気になる。 最近は英語試験ではTOEICが人気のようで、英検は退潮気味のようであるが、評者は望ましい傾向だとは思っていない。 TOEIC…
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風の王国
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CAM/生と死の結界・二上山
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當麻・二上山が舞台となる本書の名は、作者著の『日本人の心・3 生と死の結界・大和』(講談社)によって承知はしていたが 、未読であった。 ところが、今年の夏、奈良県「磐城」(真珠湾攻撃総隊長淵田美津雄氏の生誕地である)へ行ったとき、近鉄「当麻寺」駅から外人が電車に乗り込んできて、車内からも二上山の写真をとっているので、「古市」駅で乗り換えの際に話しかけたら、小説 『風の王国』の英訳作業中で、二上山に登ってきた、と言っていた。それを聞いて、読まなければと思っていたところであった。 本書は、五木寛之氏が二度目の休筆の後、初めてペンを執った小説ということである(初出は『小説新潮』84年7月~9月号)…
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真珠湾攻撃総隊長の回想
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CAM/"神のサムライ” 淵田美津雄
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淵田美津雄氏は、真珠湾攻撃総隊長として日米開戦に参画、その後もミッドウェー海戦での負傷、原爆投下直後の広島、長崎の視察など劇的な体験を重ねた。そして、ミズーリ号艦上における降伏調印式にも立会っている。 すなわち、開戦の幕を自らの手で開け、日本軍の終末をも見届けるという稀有な経験をしている。さらに、戦後は日米両国などでキリスト教伝道者として活動するという経歴をたどった人物である。 映画『トラ・トラ・トラ』において田村高広がその配役を演じていることによって、その名は一般的にも周知されてはいたものの、その詳しい経歴については、2007年12月に本書が講談社から刊行されるまでは、必ずしも十分に知られ…
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世界国債暴落
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CAM/「国債はそんなに簡単に暴落しないと考えるのが、我々の結論的な認識である」というが・・・・
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書名だけを見ると、また例の“危機本”か、と即断されるかもしれないが、本書最終部分で述べられているように「改めて、国債はそんなに簡単に暴落しないと考えるのが、我々の結論的な認識である」(p.220)、ということである。 そして、その結論的な認識を支えるのは、「我々は20年余りを日本の国債市場で体験してきた実務家である。そうした体験を通じ、日本国債に対する見方は、日本国内の論調も海外投資家が日本に抱く見方も、どちらも実感とは大きくかけ離れているとの印象を抱いてきた」(p.218)という体験的認識、「日本国債の問題は収支の問題のレベルを超えて、ファンディングの問題になっている。日本の国家を企業に…
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ジャパン・ショック
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CAM/「国債暴落から始まる世界恐慌」
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副題は「国債暴落から始まる世界恐慌」となっている。著者も言うように、日本の財政破綻そのものを回避することはおそらく不可能であろう。問題は、いつごろ、どのような経路を経て起こるかということではないだろうか。 そして、著書が言うとおり、「国債の怖さは、ふたたび超低金利にならない限り、一度暴落した国債の価格が元に戻らない点」にあるだろう。「株ならば、市況が好転して戻ることもありますが、超低金利で買った国債は値下がりしたままになる危険性が非常に高い」(p.18)ということであろう。そして、「財政悪化は温暖化による海面上昇のようにジワジワと進行しますが、日本の国債の暴落は大地震後の津波のように一気に襲…
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日本の論点
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CAM/「論点9.財政は破綻するか」
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私は雑誌では「週刊文春」「月刊文春」を愛読するが、この「年刊文春」とも言うべき「日本の論点」も好きだ。カバーの色が黄色となった2011年版も多彩な論文が収録されているが、各4頁程度なので、非常に読みやすい。今年度版では、「日本再建への道」(稲田朋美氏)、「今保守を再定義せよ」(佐伯啓思氏)などの精読すべき論文があるが、テーマとして、もっとも喫緊であり国民生活に重大な影響を及ぼす論点は「9.財政は破綻するか」であろう。 まず「日本の財政は最悪の段階。尋常な手段では解決不能であり、楽観論は無責任」と題する藤巻健史氏の論文。内容的には目新しいところはない。もう聞き飽きたような内容が4頁にわたり記述…
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三島由紀夫と戦後
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CAM/「死後も成長する作家」
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今年の11月25日で、三島由紀夫没後40年になる。「死後も成長する作家」と言われる三島由紀夫、今年はいろいろな出版がなされるのだろう。 三島氏が活躍した評論、劇作、小説という三つの分野では、私はこの順序で好きだ。正直なところ、小説で引き込まれるような感興を私が覚えた作品は少ない。したがって、私は小説についてはあまり熱心な読者ではない。 石原慎太郎氏は、本書掲載の特別インタビュー「三島さん、懐かしい人」の中で、「60年代の小説でよかったのは、料亭を舞台にした『宴のあと』(60年)、近江絹糸のストライキを扱った『絹と明察』(64年)」と語っているが同感である。私が特に評価したいのはこの二作。 こ…
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Harrods
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CAM/素敵なハロッズのロゴ
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私は、電気製品や精密機器を購入する際には、ブランドを重視する方である。一度、米系ブランドのプリンターを購入して、アフターサービス網の不備で困ったことがある。これに懲りて、PCも日本製有名メーカー品が多少高価でも、原則として日本製品を買うことにしている。しかしながら、いわゆる「ブランド品」にはあまり関心がない。電車などで女性がブランド品のバッグを持っているのを見ても、あまり好感をもてない。しかし、さきほど、宝島社の e‐MOOK 『イヴ・サンローラン』を買ったのに引き続いて本書(品)を買ってしまった。何よりも価格がリーズナブル。それに、以前からハロッズのロゴは好き。 阪急百貨店がこれを真似たの…
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マンション管理の知識
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CAM/マンション管理についての基本的な教科書
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本書を手に取ったのは、評者自身が回り持ちで管理組合理事となったからである。本書によると、分譲マンションは、今や約562万戸に上り、約1400万人の人々が生活している。 我が国の居住形態として幅広く一般化し、中高層共同住宅を意味する「マンション」という用語も定着、法令用語に使用されるまでに至っている。しかしながら、実際に管理組合理事を経験してみると、その管理については多くの問題点が存在することを痛感せざるを得ない。本書は、マンションの管理に関して必須の基礎知識について詳しく叙述しており、管理組合役員実務を遂行する上での基本的な教科書ととしての機能を持つと言える書であろう。しかしながら、842頁に…
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マンション管理はこうして見直しなさい
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CAM/マンション管理の見直しマニュアル
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本書を手に取ったのは、評者自身が回り持ちでマンション管理組合理事となったからである。『マンション管理の知識』(平成22年度版)によると、分譲マンションは、今や約562万戸に上り、約1400万人の人々が生活している。 我が国の居住形態として幅広く一般化し、中高層共同住宅を意味する「マンション」という用語も定着し、法令用語に使用されるまでに至っている。しかしながら、実際に管理組合理事を経験してみると、その管理については多くの問題点が存在することを痛感せざるを得ない。本書は、そうした多くの問題点等について、その個々について見開き2頁にまとめて叙述しており、利用しやすい。管理組合役員実務を遂行する上で…
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イヴ・サンローラン
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CAM/ブランド品には関心がないが・・・・
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ブランド品には関心がない。 しかし、価格の手ごろさから、衝動買いした。 値段からすれば、まあまあと言うべきであろう。 十分に使用に耐えると思う。
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年齢は財産
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CAM/「年齢は財産」とも思えないが・・・
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自分などは人生において愚かな失敗ばかりを繰り返してきたし、安心立命というような境地とは遠い後悔の多い毎日を送っているから、「年齢は財産」などという考えには必ずしも同感できない。「年齢を重ねるということは、すばらしいこと」とも思えない。自分も含めて、老人の醜さを感じることの方が多い。しかるに、本書は「年齢は財産」というテーマの下にまとめられたものであるから、私のような愚かな老人とは異なる境地に達した方々の考えを集めたものである。しかしながら、日本ペンクラブ編ということもあり、同感できるか否かは別にして、水準の高いエッセイが収録されている。阿刀田 高氏(1935年生れ)のものを紹介しておきたい。…
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銀行にだまされるな!
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CAM/「竹中平蔵にだまされるな!」
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書名は『銀行にだまされるな!』となっているが、必ずしも内容を表していない。副題「三大メガバンクの内幕」の方が適当であろう。さらに、評者には「竹中平蔵にだまされるな!」の方が適切であるように思える。 2000年9月のみずほHDの発足に始まった金融再編成も、2006年1月1日に三菱UFJが発足して三大メガバンク体制が成立してほぼ大勢は決したかという感がある。そして、いわゆる小泉・竹中構造改革における成果については金融機関の不良債権処理が挙げられるようである?が、まず、その具体的効果が疑問である上に、本書でも描かれているような、竹中金融庁がUFJ、みずほFGを追い込んだ執拗さなどについては、評者は…
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