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リサとガスパールえいがにいく リサとガスパールえいがにいく
四月ねずみ/リサの周りは優しい人が多い……
久しぶりに絵本を読みました。   いやはや、侮っているつもりは全くなかったのですが、まだ甘かった。笑わせていただきました。ちょっと生意気な女の子(架空の生き物)リサが友人ガスパールと父親と映画に行く。それだけの話をこんなにかわいらしく描かれているとは思いませんでした。映画館の椅子にクッションをつけるのを嫌がったり。そのせいで画面が良く見えなかったり。パパをちょっぴりだましたりする所なんて、まるっきり自然な女の子の行動。そっち側はたいしたもの映ってないから大丈夫だよガスパールのリサの行動を全肯定した上でのフォローに顔のニヤけが止まりませんでした。このシリーズはお気に入りです。  全文読む 評価する

トリフィルファンタジア トリフィルファンタジア
四月ねずみ/おかえりなさい。
実に6年ぶりの新刊です。変わってしまったのかと不安でした。けれど読んでみたら、確かに変わっているところもありましたが、やさしい作風は同じで、とても嬉しく思いました。コマワリやサイレントなど今までに無かった表現に挑戦されており、それも好ましく思いました。  全文読む 評価する

殺人の門 殺人の門
四月ねずみ/何が足りないんだろう
 本書の主人公は元々裕福な家に住み、没落し、何度もまともに暮らそうとしても坂道を転がるように生きてしまう。幸福と不幸の合間を漂っている。 そういう人生にしたのが、もう一人の主人公「倉持修」主人公の幼馴染だ。 彼は、歪んでいる。はっきりと歪んでいると思う。 何より、主人公への感情がよくわからない。結局信頼したかったのか、不幸にしたかったのかわからない。 主人公も彼に対して殺意を抱くも、友情を持っていたのか、憎悪を持っていたのかわからない。 おそらくどちらもあて嵌る。 本書を読んで、大きなテーマは「ヒトが殺人にいたるには何が必要なのか」だと感じた。 主人公の周りには死が沢山ある。主人公はその一つ一…  全文読む 評価する

偽善エコロジー 偽善エコロジー
四月ねずみ/タイトルで損をしているかもね。
 本当のエコとは何か? ゴミの分別にどれだけの意味があるのか。 企業の金儲けに踊らされてはいないか? そういった事を書いてある本です。 「偽善」と言う言葉が酷くマイナスなイメージを持ってしまっている上、今まで頑張ってきたエコはエゴ(企業の)だと書かれているのを読むと、確かに不愉快な気持ちになるかもしれません。 少なくとも私は「そこまで言わなくたって良いじゃないか」とちょっとやさぐれました。 だけど、じっくり読んでいくと「効率よく」環境を労わる方法が書かれていることに気付きました。 たしかに、ちりも積もれば……とエコと言われている事をがむしゃらに行なっていては生活が破綻しかねないし、長く続けるの…  全文読む 評価する

MAMA MAMA
四月ねずみ/ヒトクイと落ちこぼれ少女の物語
  前作「ミミズクと夜の王」で賞を取った紅玉いづきの第二作。 魔術師のアカデミーの名門サルバトール直系に生まれた「トト」は殆ど魔力を持たず、努力をしても圧倒的な才能のなさゆえ、破門されそうになる。 しかし、数百年間封じ込められていた「人喰いの魔物」の声を聞き、そして……名前を与え、彼のママになる。 そこから、運命はめまぐるしく変わっていくのだけど、そのサルバトール・トトと魔物「ホーイチ」(無論耳なしホウイチから由来されています)の二人の変わっていく様、変われずに少しずつ歪になっていくさまの書かれ方がとても面白い。 トトが年をとり、ホーイチは少年の姿のままで在ることも。 劣等感を持ちな…  全文読む 評価する

凍りのくじら 凍りのくじら
四月ねずみ/ああ、こいつは私だ。
ドラえもんのアイテムをたくみに組み込んで進んでいくこの物語は、1人でいても、皆といても行き詰まりを感じる主人公である理帆子が、ある少年との出会いによって、少しずつみんなとの繋がりに気付いていく・・・って筋それは、とても読んでいて、痛みを覚えるような感性で書かれていて、面白い。けれど・・・この物語には理帆子をストーキングする男・若尾がいる。理帆子いわく、カワイソメダル(それをつけてる動物が、誰でも可哀想でたまらなくなる)をつけてる、SF(少し・不自由)な男。そいつの書き方が、私にとって他人事だとは思えなかった。若尾には夢がある。その夢に向かってするべき努力が足りなくて、でもそれに気付けないで、い…  全文読む 評価する

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