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ハングルの誕生 ハングルの誕生
みらくる/まさに、「奇跡」の文字
「音を文字にする」、ということが、どれほど大変なことか、やったことはないが、想像しただけで充分大変そうなことはわかる。オリジナルで文字にするとなると、口の開き方から、舌の位置、舌の動き、そして、唇の動きなどなど、自らのことばを、ちくいち分析して、複雑な取り決めを、したうえで、ようやっと、要素が決まる。その上で、その要素をどうとりまとめて、「音」に表記するか、それを考える必要があり、さらに、それを単語にする、文章にする、など、建築家のように、文字を構築しなければならない。この恐ろしい作業を、行ったのが15世紀の朝鮮王朝。当時の国王・世宗とその部下たちだ。あっとうてきな漢字文化の中、ということは、…  全文読む 評価する

こんな日弁連に誰がした? こんな日弁連に誰がした?
みらくる/弁護士の内幕
日本が近代国家の形をなしてから、もう140年くらいになるが、そのきしみが、いたるところに現われている。この本が描いたのは、それよりももっと短い歴史(戦後から現代)しかない、日弁連の歴史だが、冷戦や高度経済成長、そしてバブルと、日本人がたどってきた政治、経済の歴史が、どんなふうに弁護士会に影響をあたえてきたのかが、一読でわかる本だ。まず、エリート中のエリートといっていい、弁護士ですら、ここ数年は就職口すらなくなっている、という事実がある。そして、そこにいたるまでの弁護士会と最高裁判所の相克、そこに政治がからんで、おとずれた結末のひとつとして、「食えない弁護士」という問題が現われてくる。とにかく、…  全文読む 評価する

発達障害 境界に立つ若者たち 発達障害 境界に立つ若者たち
みらくる/よりよい世の中に。
著者は、18年もの間、発達障害や自閉症をもつ子どもたちの「先生」として、英語や音楽などを教えてきた経験をもつ人。本業はイラストレーターだ。教えてきた学校というのは、「A学院」という、高校卒業の資格を得ることが出来る私設の学校。この本は、ここで出会ってきた子どもたちのなかから、6人にインタビューして、当時の学校のことや、卒業したあとのことを、生の声のまま書き記している。それぞれの子どもたち(というより、タイトルの通り、もう若者たち)は、計算ができない算数障害や、漢字がよくわからななってしまう識字障害、アスペルガー症候群であったり、学習遅滞であったり、さらにはそれらが合わさった状態であったりと実に…  全文読む 評価する

iPS細胞 iPS細胞
みらくる/専門用語は少なめです
ふつうに暮らしている一般人としては、とうぜん、「iPS細胞で何ができるんだ?」ということが気になる。それも、もちろん書いてはあるが、それ以上に面白かったのが、バイオテクノロジーの研究とは、「生命とはどこからくるのか」という、ロマンを追い求めることなのだ、というところ。「iPS細胞」は、いずれこれでノーベル賞をとるだろうといわれている京大の山中伸弥教授の発見だが、その意味は、「何ができるのか」という点だけでなく、再生医療という大きな文脈、つまり、「生命とはどこからくるのか」というところに位置づけてみることで、より鮮やかにわかる、ということを知った。専門用語はだいぶ少なめで、ポイントを押さえて書い…  全文読む 評価する

てのひら怪談 てのひら怪談
みらくる/見開き2ページの不思議
街中で知っている人を見かけて、「あっ」と思って追いかけてみるけれど、角を曲がってみると誰もいない……。なんて経験は、誰でもあるのではないだろうか。この本に収められた、800文字という短い小説は、読んでいて、街角で人を見失うような、そんな感覚を覚える小説群だ。寝る前に、一編ずつ読むと、そのまま眠りの世界に入っていけそうな気がする。一気に読んでしまったら、もしかすると自分を見失ってしまったりして。  全文読む 評価する

将軍家御典医の娘が語る江戸の面影 将軍家御典医の娘が語る江戸の面影
みらくる/お姫さまの明治維新
篤姫の大河ドラマが受けていますが、これは、同じく幕末の大転換に翻弄されたもうひとりの“篤姫”の話。御典医というのは、江戸の将軍や大名などのお抱えの医者で、主人公のみねさんは、桂川家という蘭学医の家に生まれました。「おひいさま」と下に置かぬ扱いを受けていたみねさんが、明治維新を期に、武士の娘ではなくなって……という話。蘭学の家だったこともあって、幼いころから、若き日の福沢諭吉や、成島柳北などと出会い、遊んでもらったりもしています。穏やかな江戸の日々から、舞台を反転させたように、明治が描かれているのは、やはり、武士の娘だったからでしょう。ひとりの少女が見た幕末。挿入されている語りも鮮やかです。  全文読む 評価する

ロンドンの美術館 ロンドンの美術館
みらくる/エピソードがつまっている
美術というと、たいていローマやパリ、ニューヨークあたりを思い浮かべるはず。でも、この本はロンドン。13(おもには11)の美術館の来歴のなかには、経済学者ケインズが、一次大戦中に、護衛艦をつけてパリへとドガ・コレクションのオークションに駆けつけた話(ナショナル・ギャラリー)や、黒人女性にして、イギリスの貴族だった人にまつわる逸話(ケンウッド・ハウス)、そして、現代アートのおもしろい話(テイト・ブリテン、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ)まで、さまざまなエピソードが書いてある。いつかは行ってみたいものです。  全文読む 評価する

人を動かす交渉術 人を動かす交渉術
みらくる/人を動かす交渉術
「交渉術」というと、どうしても自分の会社の外で仕事をしている人が必要とするスキルのように思いがちですが、企業で働いていれば、社内業務の人であっても、外部の人と話をする機会があるはずです。もっと言ってしまえば、社内で、たとえば上司と仕事の話をするときにも、実際は交渉をしているのです。交渉というのを、広くとらえて考えると、会社でなくても、たとえば主婦の方であっても、お店やもしかすると役所などでも、「交渉」にあたっていることがあるはずです。この本を読んで思ったのは、そうしたいわゆる「交渉」の場以外で、この「交渉術」は、活用できるのではないか、ということです。内容では、丁寧に人に接することをはじめ、人…  全文読む 評価する

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