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世界で勝てるデジタル家電 世界で勝てるデジタル家電
MtVictory/世界で勝てるデジタル家電を売るために、ルールを変える
本書は近年のApple社の成功の秘密、ビジネスモデルを分析し、分かりやすく解説している。それに対する、日本の家電メーカーの凋落振りも分析し、その原因と、再生のために何が必要か考えている。「世界で勝つ」ためのポイントは、一つ。「ルールを変える」こと。Apple社、というか天才・スティーブ・ジョブズはビジネスルールを変えることで成功した。著者は「デジタル家電のビジネスルールはゲーム機から生まれた」と指摘。ゲーム機は「コンピュータであり、ソフトで価値が大きく変わること、圧倒的な量産が前提。同じ製品を長期間売る。トータルの生産台数は多くなり、1台あたりの生産コストを更に下げることが可能」となると、任天…  全文読む 評価する

いいね!フェイスブック いいね!フェイスブック
MtVictory/建前の世界、facebook。本音は語りにくい?
私はfacebookもMixiも使ったことはないが、自分が新し物好きで、かつ飽きやすいのを自覚している。Twitterは始めやすいと思い、昨年始めたが、これも長続きしなかった。しかしブログとbk1の書評投稿だけは自分が好きなときに書けるので、今もマイペースで続けている。従って、最近では新手のサービスには、すぐに飛びつかなくなって来ている。スマホもそれに近い。年のせいか?さて、本書はよくあるfacebook入門書。内容はfacebook礼賛だが、熱くなりすぎていないところには好感がもてた。日本にもユーザが広がっているそうだが、昨年のチュニジアやエジプトの市民革命にも活用されたことで注目度が上がっ…  全文読む 評価する

国家破局カウントダウン 国家破局カウントダウン
MtVictory/日本の現実を直視せよ
東日本大震災直後の5月に出た本。著者は日本経済は「余命5年」だと言う。ギリシャが事実上、破綻したのは記憶に新しい。投機筋は次のターゲットはどの国かと、稼ぎ時を探している。それは日本かも知れない。日本の場合、「暴落ではなく真綿で首を絞められるように破局に向かう」と著者は言う。「正念場は個人資金が海外に逃げたとき」になりそうだ。「マーケットは常に先読みしながら動く。国債の国内消化の限度よりも前から”悪い金利上昇”がじわじわと起こるはず」という指摘は、我々もXデーを直前に知る指標になるだろう。著者の言う破綻のシナリオはこうだ。「家計は資産運用では自由がきく」から、いよいよ日本の国債もやばい、となれば…  全文読む 評価する

世界同時不況がすでに始っている! 世界同時不況がすでに始っている!
MtVictory/世界は「失われた10年」ヘ
著者の分析では世界の「いまの大不況はバランスシートを調整する構造的なもの。3-4年、悪くて10年続く。循環的なものではない。じわじわと緩やかに、何年も続いていく」としている。欧米が”失われた20年”の日本と同じ状況になることを認識しておく必要がある。従って世界全体の成長率も鈍化し、日本のデフレ状況もすぐには大きく変わることはないだろう。中期的にはそれが”ノーマルな状態”になるのではないか。その日本のデフレについて著者は、それは古典的なデフレの定義とは違うものとし、日本を含め世界には「物価の下落システムが確固としてできあがっている。デフレはグローバル化の帰結。東アジアとの市場統合が進んだ結果」で…  全文読む 評価する

日本の恐ろしい真実 日本の恐ろしい真実
MtVictory/本当に「増税やむなし」なのか
なんとも恐ろしげなタイトルであるが、サブタイトルにもあるように日本は財政、年金、医療の破綻の危機に直面している。既に国家財政は破綻は免れず、政府は国債の返済を諦めたとも言われている。なんとかこれ以上の借金の増加を増やさないことは出来たとしても、完済はどう考えても無理だろう。そんな状況を改めて著者に言われなくとも、既に国民は理解している。いろんな人が対策を提言しているのに、状況は一向に好転していない。国会が、やるべきことを優先度を決めて、やっていないないからだ。そんな状況を国民は黙って見ているしかないのか。政権交代しても、期待は幻滅に変わり、国民の政治不信はますます高まり、もう諦めるしかないのか…  全文読む 評価する

日本をもう一度やり直しませんか 日本をもう一度やり直しませんか
MtVictory/日本を今一度せんたくいたし申候
東日本大震災直後の4月に出た本。社会保障制度が行き詰まり、国家財政も破綻寸前、少子高齢化で停滞する日本。そんな日本を立て直すべく、著者は提言する。TPPが議論になっているが、グローバリゼーションが進む世界の中で日本はどうサバイバルしていくべきか。年金・介護・医療など社会保障制度をどう立て直していけばいいのか。政治家・官僚はどうあるべきか、どう使いこなしていくべきなのか。未来を担う子供たちの教育は果たして今のままで世界に通用するのか。などなど、皆が関心の高いテーマばかりである。一番興味深いのは道州制の問題。最近では橋下徹氏の大阪維新の会が地方から旋風を巻き起こしているが、地方分権のあり方として「…  全文読む 評価する

誰が「地球経済」を殺すのか 誰が「地球経済」を殺すのか
MtVictory/「地球経済」の読み方
ギリシャ危機から始まった欧州債務問題はいまだに解決の目途が立っていない。本書はそうした最近の経済危機などを取り上げて、我々としてそれらをどう理解し、対応していけばよいかを考えようとしている。経済指標や報道などから得られる情報から何を読み取るか。著者は7つの視点で捉えようとしている。「人」が語る言葉や、数字、歴史などに注目する。あるいは2つの視点を組み合わせた座標軸で考えたり、これまでの考えの「反対」を考えたりして、より深く問題を分析したり、未来を見通そうとするのだ。本書は経済問題だけでなく、「ものの考え方」のヒントを与えてくれる。よく経済紙などでエコノミストが経済予測を語ったりしているが、いろ…  全文読む 評価する

いまアメリカで起きている本当のこと いまアメリカで起きている本当のこと
MtVictory/日本のメディアが伝えない世界の新潮流
 東日本大震災直後の4月に出た本。特に震災については触れられていない。 本書は最近のアメリカの国内問題や、日本や中国などとの外交関係などをテーマに書かれている。日本の民主党政権との関係や、日米安保の問題、経済の問題、世界の安全保障、2012年の大統領選挙、エネルギー問題など、私も関心ある事柄に触れられていて勉強になった。日本で読む新聞や、見るテレビからでは報じられないことが(気付いていないだけかもしれないが)、たくさん出てきて驚かされることも多い。 米国でも新年早々、大統領選挙に向けた共和党の候補者選びが始まったようだが、選挙については、著者は「次は共和党の大統領が選ばれる」だろうとしている。…  全文読む 評価する

現場からの警告 現場からの警告
MtVictory/危機管理から見た地方分権の重要性
 震災から10年後に出た本だ。本書は「阪神・淡路大震災の教訓は生かされているのだろうか」という問いかけで始まる。国も災害情報を官邸に素早く収集する仕組みなどを整備してきた。しかし、今回の東日本大震災でも聞かれた「想定外」という言葉が、実は以前から繰り返されてきた。 第一部では阪神・淡路大震災直後の神戸市の幹部職員の対応を描き、第二部では震災で浮かび上がった、日本の中央集権システムの問題点について述べている。それを受けて、現場の自治体が自己決定し、責任と権限を持てる「分権型社会への転換」を訴えている。その実現のためにも、市民には「お上」への依存意識を一掃し、自治意識をもつことを求めている。 大阪…  全文読む 評価する

ガラパゴス化する日本 ガラパゴス化する日本
MtVictory/ガラパゴス化した日本は世界遺産登録されるか?絶滅しないように保護されるか?
 自国で独自に進化した携帯電話を「ガラパゴスケータイ」と揶揄するように呼ぶようになったのは、それほど昔のことではない。そうなってしまったのも端末メーカーが国内でのシェアの奪い合いしか興味がなかったから。それでもメーカーとしては食べていけた時期があったということ。しかし、それも束の間、国内のケータイ加入者数は飽和し、買い替え需要も伸びず、メーカーの撤退や合併などが進んだ。ハード的にも、機能やサービスの多さも世界トップのケータイが、否定的に「ガラパゴス化」と呼ばれてしまうのは残念なことだ。 さて、「ガラパゴス化」現象であるが、実はケータイ業界だけの話ではないらしい。 ICT産業全般、広く日本の産業…  全文読む 評価する

病院が大震災から学んだこと 病院が大震災から学んだこと
MtVictory/企業におけるリスクマネジメントを学ぶ
 阪神・淡路大震災から10年後の2005年に出た本。震災当時、神戸の新須磨病院院長として自らも被災した著者が、医療従事者として10年前を振り返って、その教訓をつづった本である。 震災直後の病院ではレントゲンも撮れず、医療機器も使えず、手術もできない状況。負傷者が殺到したという。根拠のない噂、疲れ、指揮系統の乱れ、見通しのなさから、現場の職員たちを混乱や動揺が襲ったという。そうした状況を改善するために著者は、職員への情報提供のために「災害対策ニュース」を定期的に発行した。その最終号では、多くの教訓を得たこと、それを後世に伝えることが自分たちの役割だと書かれている。 私は医療とはまったく無縁の人間…  全文読む 評価する

「会社を変える」人材開発 「会社を変える」人材開発
MtVictory/人材開発担当者の新たな役割
 監修の柴田氏は「組織風土・体質改革」のサポートを行なうスコラ・コンサルタント社の代表。本書のテーマは人材開発。株主が第一と思っている企業も、表向きは「人(社員)が一番大切」と言っている。成果主義が広がり、それが人材育成を阻害していることが指摘されるようになった。仕事を通して成長を実感できないとしたら、その職場に留まることは無意味だと感じるだろう。人材育成を全て会社が担うのは、余裕のある大企業でない限りは難しい。育成にまで手が回っていないところがほとんどなのではないか。社員個人も経営側も悩んでいると思われる。そうした問題意識から本書を手に取った。 第1章では人材開発とは何か、第2章では人材開発…  全文読む 評価する

ネット帝国主義と日本の敗北 ネット帝国主義と日本の敗北
MtVictory/ネット上で進む帝国主義からジャーナリズムと文化をどう守るか
 米ネット企業のサービスを無邪気に礼賛するのではなく、ジャーナリズムや文化、国益から考えよう、という書。 Google検索を初めとして、ネット上のサービスの多くは米国企業により提供されている。本書ではネットにおける米国支配、米国依存の進展を警告している。著者はそれを米国ネット企業による「帝国主義」と捉えている。マクロの観点、国益の観点からネットの現状を批判的に考えてみようとしている。 「タダほど高いものはない」というように、ニュースなどのコンテンツがネットで無料で入手できる。それが当たり前になってしまっていることで、コンテンツ提供側としては一方的なコスト負担により苦境に立たされている。それによ…  全文読む 評価する

経済危機は9つの顔を持つ 経済危機は9つの顔を持つ
MtVictory/日本の希望は見えたか
 「日経ビジネスオンライン」の掲載を整理した本。2009年8月に出た本。9人の対談者との議論を通して、経済危機というドラマの9つの異なる顔を見つめている。「失われた10年」の間の政策の失敗や成功を振り返りながら、今後の世界経済の行方を予想していこうとしている。地方や産業、政治の視点など異なる見地から日本経済の希望も探ろうとしている。 第8章の対談では中原伸之氏が、歴史的に見て、社会を動かしてきたのは政治力、経済力、宗教権力の3つだとした上で、「この30年間は経済権力が最上位」にあったとし、それが歴史を通じてもほとんど見られない出来事だと分析しているのが印象的だった。戦争のように力と力が直接ぶつ…  全文読む 評価する

もうアメリカ人になろうとするな もうアメリカ人になろうとするな
MtVictory/「徳が第一」こそ、判断基準の原点
 戦後、日本は米国の真似をしてきた。そんな姿が本書のタイトルにつながっている。日米は個人意識、社会の両方のレベルで相違が大きいと指摘している。日米比較論を展開した上で、日本的価値観を大切にする日本主義を提唱する。 第2章:アメリカの現実の姿を紹介。第3章:日米の社会構造の違いを分析し、第4章:「日本主義」を提示。日米の価値観の違いは二者択一なものではなく、「優先度の置き方」の違いである。差異を強調して異質論を述べようとするものではない。 今回の金融危機の結果、米国は自らまいた種で世界を混乱に陥れたことで自信を失っている。日本的な考え方を世界に認知させるよいチャンスだと著者は言う。本書も一連の欧…  全文読む 評価する

資本主義はどこへ行くのか 資本主義はどこへ行くのか
MtVictory/古くて新しい道徳にもとづく資本主義
 リーマンショック後には、一世を風靡した強欲資本主義、市場原理主義を反省するような本や、「こうなることは分かっていた。それ見たことか」というような分析本など、それこそ資本主義に乗って出版された本は数知れず。ある意味、本書もそうした便乗本のうちの一冊であるが、タイトルが示すとおり、それまでの経済活動を反省し、新たな方向性を探ろうとした本である。「日本の協同組合組織の父」といわれる賀川豊彦を取り上げながら、「新たな経済学」への道を指し示している。 著者が唱えるのは道徳にもとづく「道徳経済」。「道徳の欠如が経済社会をダメにし」たと彼は考えている。なんかカビくさい道徳を持ち出してきたなと感じる人も多い…  全文読む 評価する

齋藤孝のざっくり!世界史 齋藤孝のざっくり!世界史
MtVictory/世界史を学んでいると世界のニュースが見えてくる
 一般的な世界史本とは違った切り口で、世界史の面白さに迫った本。何が世界を動かしてきたかを見るために、5つのパワーをテーマに掲げている。近代化のパワー、帝国主義、モノへの欲望、資本主義・社会主義・ファシズム、宗教パワー。これらのキーワードを核に歴史を見ていくことで、各時代の出来事がもつ意味が見えてくる。そしてそれらが現在につながっていることを実感できる。歴史の教科書的な作りではないため、読み物として読めば読みやすいし楽しめる。 歴史を学ぶことは決してカビくさい過去を振り返ることではなく、現在にも大いに影響し続けており、未来を読み解くことに役立つということが分かるだろう。歴史はご先祖様たちの過ち…  全文読む 評価する

夢のスイッチ 夢のスイッチ
MtVictory/夢を見つけ、実現させるために
 人はみな心の中に「夢のスイッチ」を持っている。著者は本書を通して、そんなスイッチをONにしてあげたい、という思いでこれを書いた。夢の見つけ方から、日々の過ごし方、考え方について、彼自身の体験をもとに語っている。彼がワタミを創業し、現在の業績にまで成長させるために、どんな考え方で行動してきたかが分かるだろう。 先日、東京都知事選挙に立候補した著者。彼自身も新たな夢に向かって歩き始めた。第5章にこんな文がある。政界進出は考えていないとしながらも、「首相公選制が導入したら出馬する」と。政治には強い関心があるとも述べている。彼は本気で日本をよくしたいと考えている。また、政治は「たくさんの人の笑顔」を…  全文読む 評価する

知の超人対談 知の超人対談
MtVictory/日本の外交は時代の変化に対応できているか
 2008年1月から1年間、産経新聞に月一回連載された対談を再構成した本。「知の超人」とは何とも仰々しいタイトル。対談者二人が政治経済、外交・安全保障にわたって今の日本のあり方への危機感を語る。「21世紀日本の生き残り戦略」が最大のテーマ。 佐藤氏は現代を「新たな帝国主義時代」と見ている。それは必ずしも植民地を必要としないという。「資本を輸出することで市場の争奪戦」をするという時代なのだ。また、第12章では岡本氏が経済危機後の「世界経済のエンジンになり得る国」として、若く人口が増え続け、テクノロジー・資源があり、透明な経済システムがあることを挙げている。そんな国はアメリカしかないとし、「結局、…  全文読む 評価する

こんな介護で幸せですか? こんな介護で幸せですか?
MtVictory/失敗しない介護施設選び
 既に日本は「超高齢化社会」。2007年には高齢者が人口の21%を占めるようになっている。介護が必要な人も急増し、今の福祉では支えきれなくなっているという。本書は老人ホームの食事の問題から、親を入居させたい施設に入居させられない問題まで、介護コンサルタントの著者が書いた介護ガイドである。介護に関する正しい知識と十分な情報が必要だが、非常に不足していると著者は言う。 まだ私の身近には要介護者はいないのだが、介護現場職員の定着率の低さや人手不足、親が要介護となったときのことが気になり始めたため本書を手に取った。介護保険制度や関連施設、介護現場の実態を知ることができた。老人ホームなど施設系の介護に比…  全文読む 評価する

グリーン革命 グリーン革命
MtVictory/グリーン・ニューディールはどうなった?
 原著はオバマ大統領就任の前に出版されている。地球温暖化や石油枯渇する時代の到来、同時に世界のエネルギー需要の増大、生物の種の減少など、世界は環境面でも様々な課題を抱えている。それを解決しようとする取り組みがタイトルの「グリーン革命」となる。もちろんグリーンは森林・植物・自然環境をイメージしたものだ。今後我々にはそれらを保護しながら、地球にやさしく生活することが求められている。 石油に頼らないエネルギーをどうやって得るか、生活水準を下げずに温暖化につながらないエネルギー利用をどうやって実現するか、環境に負荷をかけずにいかに事業活動や生活をしていけばいいのか。それを解決するのはテクノロジーだ。イ…  全文読む 評価する

世界不況を生き抜く新・企業戦略 世界不況を生き抜く新・企業戦略
MtVictory/優良な新興国市場を目指せ
 2009年7月に出た本。世界不況でみなが元気をなくしていた時期だ。日本の輸出産業の大のお得意様の米国のバブル崩壊でコケたせいで、外需依存の日本経済は他国よりも大きな影響を受けた。外需頼みを見直すべきだという声もあるが、著者はそれはあくまで「対米偏重」が過ぎたせいだと指摘する。目覚しく経済成長する新興国も多い近年。グローバル化の進展もあり、日本はそうやすやすと貿易立国の看板を捨てるわけにはいかない。著者は有力な新興国市場を狙った海外展開こそ日本の生き残り策だと提言している。 第2章では進出先として有望な国を紹介している。しかしそれは「長期的に有望なのであって、短期的に世界同時不況の救世主にはな…  全文読む 評価する

世界経済が回復するなか、なぜ日本だけが取り残されるのか 世界経済が回復するなか、なぜ日本だけが取り残されるのか
MtVictory/産業構造を転換し、新たな雇用を創造していくにはどうすべきか
 2009年4月から一年間、「週刊ダイヤモンド」とダイヤモンド・オンラインに掲載された連載をまとめた本。金融危機後の世界経済の回復に向けた現状と、それに乗り遅れた日本の姿を多くのデータをもとに分析。日本経済の課題と今なすべき戦略について書かれている。 米国のバブル期に日本の輸出産業は古い体質のまま設備・雇用を拡大。それが経済危機で一転、反動が来るとその傷は深かった。過剰な設備・雇用をどうするかが大きな課題である。従来の製造業主体の産業構造からの転換が必要とし、介護分野をそれに期待する。しかし、第8章では「介護のすべてを国家で行なうという福祉国家的な思想は、見直す必要がある。介護保険の枠内で行な…  全文読む 評価する

月10万円で豊かに生きる田舎暮らし 月10万円で豊かに生きる田舎暮らし
MtVictory/田舎暮らしも先立つものはお金
 団塊世代の定年退職が始まり、リタイア後の田舎暮らし熱が高まっているという。田舎暮らしの体験レポートを中心に、その経済面での問題にも言及した田舎暮らし入門書。蓄えがない人のために、田舎で「月10万円」稼ぐ方法にも触れている。移住してから失敗した、と言わないためにも「試し期間」をもつといいという。なるほど。  全文読む 評価する

デフレと円高の何が「悪」か デフレと円高の何が「悪」か
MtVictory/カネをばら撒けば景気はよくなるのか?
 このままデフレが続けば昭和恐慌の二の舞。デフレや円高は嬉しいという議論は「トンデモ」だと斬り捨てる。デフレ脱却のために政府は日銀に国債を引き受けさせてカネをばら撒け、というのが本書の結論。 しかし、そんなに簡単なことなのかと私は懐疑的である。ちゃんとシミュレーションした上での結論なのか。 「デフレ歓迎」と庶民感覚でデフレを語るな、と説いているが、庶民には庶民の目の前の生活がある。庶民に為政者の視点を持てと言われても難しい。また、本書は円高をネガティブに見ているが「円高は国益」にも一理ある。昨今の輸入する原材料価格の高騰は、企業のコストアップ要因となるのだから、円高で軽減できれば助けにはなる。…  全文読む 評価する

ウェブは菩薩である ウェブは菩薩である
MtVictory/世界に意味づけをするのにメタデータを使う
 ウェブで情報を探したり、提供するための仕組み「アーキテクチャ」の事例を取り上げて、その本質を解説している。本書はソーシャルタギングをテーマに著者が書いた修士論文がベースとなった。ウェブのコンテンツに付ける「タグ」がテーマの中心。その他、RSS、Google検索の仕組み、Amazonの商品推奨の仕組みなどにも触れている。メタデータやCGM(ユーザが発信する情報)の本質を知ることができる。 ブログやTwitterのユーザ拡大で、ユーザがコンテンツを作成し、情報発信し共有することが広がった。これがCGMだ。そうした状況を踏まえて、第11章では「各自の自発的な行動が結果的にみんなにとって役に立つとい…  全文読む 評価する

田舎暮らしに殺されない法 田舎暮らしに殺されない法
MtVictory/本当は恐い(?)田舎暮らし
 信州安曇野に暮らす芥川賞作家による田舎暮らし警告の書。「自然が美しい」とは「生活環境が厳しい」と同義である、とか、田舎暮らしのためには「自立」していることが大事とか、田舎暮らしに老後のロマンを抱いている方にとってはいろいろ厳しい、脅しのようなことがたくさん書かれている。田舎暮らししたいなら、それなりの覚悟をしろ、ということだ。「野垂れ死にの最期を念頭に置いておくくらいな腹のくくり方はしておくべき」とも述べている。 郷に入れば郷に従え、というように田舎にしろ、都会にしろ、違う土地に住むには心得るべきことはいろいろだ。田舎でも住めば都と、大らかに考えられる人のほうが、田舎暮らしには向いている。田…  全文読む 評価する

求心力 求心力
MtVictory/人を動かすのではなく、心を動かす
 本書は「世界的メンター」と呼ばれるジョン・C. マクスウェルが、「いかにして自分の影響力、求心力を高めるか」を解き明かし、ビジネスでの成果や人間としての成長を遂げるための方法論や思考法を読者に伝えようとしている。「人を動かす」立場の人にとっては、いかに自らの求心力を高め、組織としての成果を上げるかが一番の課題。どのようにすれば人がついて来るか、相手のやる気を引き出せるか、味方にして協力を得られるか。自分が部下だったときを思い出せば、その答えは見えてきそうではある。当時、上司にはこうあってもらいたいという思いがあったはず。しかし、上に立つとそれも分からなくなるものか。 本書は求心力を高めるため…  全文読む 評価する

ネット+マイニング ネット+マイニング
MtVictory/ネットビジネスを支えるテクノロジーの進化
 本書は、ネット上にある膨大なデータをマイニング(発掘する)することで新たなWebビジネスを展開する日本のIT企業16社を取り上げ、そのビジネスとテクノロジーに迫っている。 Amazonのレコメンデーション機能を代表とするWebを活用したマーケティング・テクノロジー。そうした技術を追い越そうと日本企業もシノギを削っている。本書で紹介されている会社やその技術は大雑把に言えば、いかにユーザに買わせるか、サイトを使い勝手をよくするか、にフォーカスしている。多様なユーザのニーズやそのときの気分に出来るだけマッチした商品を薦めたり、出来るだけ少ない時間で目的とする商品にたどり着けるようにしたりする技術が…  全文読む 評価する

松下政経塾とは何か 松下政経塾とは何か
MtVictory/今、真価が問われる
 故・松下幸之助が私財を投じて創立した松下政経塾。 1979年、「政治家養成機関」としてスタートした。オイルショック以降の不況の深刻化などで混乱状態にあった当時の日本。「国家百年の計」をもった「本物の政治家」を一人でも出したい、という思いで塾は開かれた。今や塾出身の議員や首長は多い。菅第二次改造内閣・閣僚内にも数人おられる。特に民主党内に多い。 2004年に出た本だが、松下政経塾の歴史と実態に迫っている。塾自体は混迷を極め、運営方針を巡る対立、職員と塾生の溝、塾出身者の世代間のギャップ、松下父子の確執などが描かれている。 序章には「細川(元首相)に頼るしかなかったところに、私は政経塾の限界を見…  全文読む 評価する

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