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英語多読完全ブックガイド
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和音/これから洋書を読み始めたい人に
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最近、大学受験以来ずっと遠ざかっていた英語の勉強を始めました。理由は色々ありますが読書好きな私はやぱりハリーポッターを原書で読んでみたいというのも理由の1つです。やっぱり洋書を読むのって憧れますよね。でも学生時代、特に英語が得意だったわけでもないですし、大学時代の英語のテキストがシドニィ・シェルダンのペーパーバックだったのですが、分からない単語だらけで辞書の引きっぱなし。とてもストーリーを楽しむどころではありませんでした。そんな経験があったので、いきなりハリーポッターを読もうとしても挫折してしまうだろうなぁ、どうしたらいいかな〜と思っていた時にみつけたのがこの本でした。普段本を読みなれている人…
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重力ピエロ
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和音/重厚なテーマとユーモアが織り成す物語
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遺伝子を扱う会社に勤めている私に街の落書き消しをしている弟の春から「兄貴の会社が放火に遭うかもしれない」とメッセージが入る。そして本当に会社が放火に遭ってしまう。春は、連続放火事件のルールを見つけたという。放火現場の近くには必ず落書きがあるというのです。過去のあまり思い出したくない事、自分の存在意義にも関わる事、と重たいテーマが全体を通して横たわっているにも関わらず、それほど重たい空気を感じずにいられるのはこの3人家族の底抜けに?明るい会話というか、相手の事をしっかり考えた上での言葉だったり、愛情が感じられる会話のせいなのかなと思う。癌やらストーカーの話をしている時だって本当に困っている風では…
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我らが隣人の犯罪
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和音/宮部ワールドに浸れます
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5編からなる短編集。「サボテンの花」はとても評判がいいと聞いていたので読むのが楽しみでした。どれも良かったのですが、私は、表題作が一番楽しめたかな。犯罪というのだからもっと凶悪なものを想像していたんですが、これは隣の人が飼っている鳴き声のうるさい犬を連れ出してしまうというもの。主人公の男の子のドキドキ感と妹のワクワク感。そして叔父さんが考えてきた 犬の誘拐方法とは・・・?どこかコミカルな感じがして楽しく読めてしまうのにしっかりミステリしていてとてもいいのです。長編好きな私ですが、これを読むと短編もいいなぁと改めて気づかせてくれる1冊です。
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ぶたぶた日記
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和音/ほんわか物語の裏側
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義母が急用の為、受講するはずだったカルチャースクールのエッセイ教室にいけなくなってしまい、その代理でエッセイ教室へ通うことになったぶたぶた。今作は、エッセイ教室を通じて知り合った人達との交流がかかれています。ぶたぶたを初めて見た時の人々の驚く様子やじろじろ見てしまう等のそういう反応が面白いし、好きなんですが、今作ではそれが少しくどく感じられる時もありました。もちろん、ぶたぶたワールドはほのぼのするし楽しいのですが、シリーズを続けて読んできた私にはちょっとくどかったかな〜?でもそれは、裏を返せばこの本で初めてぶたぶたを読む人にとっても楽しめるようになっているのですね。読んでよかったなと思ったのは…
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R.P.G.
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和音/読後にタイトルの素晴らしさに気づきます
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「<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=02219803&volno=0000" target="_blank">クロスファイア」に出てくる石津刑事も登場するのでわくわくしながら読み始めたのですが、冒頭は、話が途切れ途切れに進んでいくのと過去形になっているのとでとても読みにくかったです。武神刑事は「<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=02006986&volno=0000" target="_blank">模倣犯」にも登場するらしいので両作品を読んでからの方が親近感…
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海のある奈良に死す
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和音/罠にはめられてしまう
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推理作家の有栖川有栖は、ようやく出来上がった小説の見本を手に取るためわざわざ大阪から出向いて東京の出版社へ。そこの会議室で同業者の赤星楽と再会する。久しぶりの再会で雑談に花を咲かせた後、赤星は会議室を後にした。「行ってくる『海のある奈良』へ」と言い残して。そして、翌日、『海のある奈良』といわれる福井の古都、小浜で赤星が死体で発見される。赤星の死を心から残念に思い、彼が非業の死を遂げなくてはならなかったわけを自分なりに追跡したいという思いからアリスは火村と調査に乗り出します。火村先生のわがままぶりが見られたのは面白かったし、大胆な推理にもびっくりしました。(本当はちゃんと論理的なのですが)見事に…
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ダリの繭
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和音/ちぐはぐな謎
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大手宝石チェーン店の社長が神戸の別邸で殺された。それもフロートカプセルという機械の中で。そして、トレードマークだった髭がそり落とされていたのでした。殺人現場となった邸宅では、ウィスキーのボトルにグラスと酒を飲んだ形跡がそのまま残っているかと思えば、靴がなくなっていたり、衣服が下着をのぞいて全てなくなっていたりとどこかしらちぐはぐな感じを受け、火村は不快感を感じます。そう、このちぐはぐさが今回の事件の大きな特徴であり、全ての謎が解けた時、そのちぐはぐな事象について全て説明がつくのです。まず犯人になりうる怪しい人物の数が比較的多く、みんなが怪しげな行動を見せるため、誰が犯人なんだろう?と読み手も推…
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恋愛中毒
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和音/ラストに深みがあります
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弁当屋でバイトをしながら翻訳の仕事をしている水無月。そんな彼女には離婚歴がある。いまだになぜ離婚する事になったのかわからない。なぜ夫は私を捨てたのだろうか? そんなある日、いつもの弁当屋でバイトをしていたらタレントで作家でもある創路功二郎が弁当を買いにやってきた。密かにファンであった水無月は心踊る。そして、水無月は創路のアシスタントとなる…もう人を愛さない。愛しすぎてはいけないと心に決めたのに愛しすぎてしまう。なんでそんな恋愛をしてしまうのか? 恋愛に不器用で人付き合いが下手な人なんだなぁと思う。その気持ちはよくわかるなと思ったりする。そんな彼女を見ているととても痛々しかった。でも物語が進むに…
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プラネタリウムのふたご
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和音/気持ちがやわらかくなります
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村のプラネタリウムの上映中に突然赤ちゃんの泣き声が響きわたる。双子の赤ちゃんの親は見つからず、プラネタリウムの解説員が面倒を見る事になる。双子たちはテンペルタットル彗星からテンペルとタットルと名付けられます。双子たちはやんちゃないたずらっ子でとてもきれいな銀髪。プラネタリウムの上映の手伝いをする二人を村の人達はあたたかく見守っている。そして、運命は2人を引き離し、1人は星の語り部に、もう1人は手品師になり…現実にありそうな、いや童話のようなどこかノスタルジーを感じます。透明感のある夜明け前のすがすがしい空気のような雰囲気を持った物語です。サーカスや手品というとどこか怪しい雰囲気をかもしだしてい…
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桜さがし
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和音/春になると再読したくなる本
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猫探偵の正太郎君シリーズにも登場した浅間寺先生と犬のサスケがでてきます。浅間寺先生は中学教師を経て、作家になり、京都の山奥で自然と共に暮らし、ぜいたくはできないが物足りなくはない人生を送っている。この先生の教え子、綾、まり恵、陽介、歌義の4人がこの物語の主人公。陽介への想いに未練があり、10年近くも過去を引きずっている綾。司法試験に何度も挑戦し、落ちつづけている歌義、そして歌義とずっとつきあっていたまり恵、エリート商社マンの陽介。古都、京都を舞台に男女4人の恋愛、夢を追う姿を描いています。歌義がバイトをしている法律事務所でかかえている事件の調査で空飛ぶペンギンを探したり、4月末に咲く桜をさがし…
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花の下にて春死なむ
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和音/ミステリ度が高くおいしいミステリ
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6作からなる連作短編集です。三軒茶屋駅にある「香菜里屋」というビアバー。この店のマスターの作る料理は絶品で、そして手品のように言葉の端を聞くだけで推理し、謎の核心をつくのです。いわゆる安楽椅子探偵物です。バーとミステリというのは相性がいいのでしょうか? 加納朋子さんの「掌の中の小鳥」でも「エッグスタンド」という洒落たバーが出てきますし、鯨統一郎さんの「邪馬台国はどこですか?」でもバーでミステリ談義をしています。この作品に出てくるバーの常連客もミステリ好きで日常の謎を好む人達が集まってきています。各短編に出てきた人が後の作品にも再登場してきたりして、和気藹々とした雰囲気があって読んでいてもその空…
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霧のむこうのふしぎな町
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和音/本の魅力を改めて知らされるファンタジー
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本というものは、出会うべき時期に出会えるという事は最高に素晴らしいことなのではないだろうか?と思う。この本もそう思った一冊です。小学生の頃に出会えていたら…と思いました。 あとがきを読んで知ったのですが、あの「千と千尋の神隠し」に影響を与えた本なのだそうです。確かに、「働かざる者食うべからず」など似通っている点がいくつかありました。この作品は、小学6年生のリナがたった1人で旅に出かけ、霧につつまれてしまい、そこが晴れると風変わりな町が現れます。リナは、そこの住人達とひと夏の間、一緒に生活するのです。とてもスケールの大きなファンタジーというわけではありませんが 人をひきつける魅力いっぱいの物語で…
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さみしさの周波数
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和音/せつない物語がつまってます。
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4つの短編が収められています。未来予報…友人の古寺は、時々、未来が見えるらしい。でも必ず当たるわけではない。という事で、未来予報とはぴったりのネーミングだと思った。その古寺に「おまえ達二人どちらかが死ななければいつか結婚するぜ」なんて言われたら、誰でもその相手を意識してしまうだろう。思春期の微妙な心の揺れ。主人公の彼はなんとなく大人になってしまいそうで未来に不安を感じる。私も未来や将来について考えた時、先が見えなかったりすると、いいようのない不安にとらわれたり、ぞっとする思いをした事があります。主人公の不安感は私と比べようにならないほど大きなものなのではないでしょうか? 最後のちょっとした勇気…
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しゃべれどもしゃべれども
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和音/人付き合いが苦手な人は手にとってみてください
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対人恐怖症の青年、いじめられている男の子など、皆人と話をするのに苦労をしている。そこで、噺家の今昔亭三つ葉が話し方を教える事になる。噺家だから、話は得意だろうという周囲の期待から。そして、3人に落語を教えてみる事にする。話し方授業はあまりうまくいかないが、なぜか3人はいつもやってくる。そして、落語が好きになっていく… 途中で、元プロ野球選手も加わったり、色々と騒動が起きたりします。人にものを教えるという事で自分でも気づいていなかった事を気づかされたりと、プラスになることがあり、三つ葉自身もその事に驚くのです。これは、私も他の人も経験した事があるのではないでしょうか? 噺家が主人公で、口の利き方…
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こころに水をやり育てるための50のレッスン
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和音/ささくれだった気持ちが丸くなってふんわりします
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ささくれだった気持ちが丸くなってふんわりします。今の私には心にしみいってくるような言葉がたくさん綴られていました。この本に書いてあるように、一気読みするのではなく、少しずつ、寝る前や友達を待っている時などに少しずつ読むのがいいと思います。この本、単行本かと思っていたのですが、実は、文庫本なんですよね。なので気軽に手にとって読める本だと思います。一度読んでも何度も読みたくなってしまう、いつも手元にあるといいなと思いました。今の私には、「おちこみたいとき」、「ご褒美」が心にぐっときました。他にも「本をたのしむ」、「ゆっくり、お茶をのむ」が私が普段よくしている事なのにちがった視点からの提案が書かれて…
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聖の青春
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和音/泣けてしまいます。
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最初の読み始めから涙うるうる状態でした。読んでいる感じでは、わがままな部分も多く死者への悪口を言ってはいけない? なんか人柄を良く書きすぎているのでは? と意地悪な見方をしようとすればいくらでもできる、けれど、彼の写真を見たり、純粋で朴訥なところがとてもストレートに伝わってくるのできっと私が村山聖という人間に出会っても皆と同じような印象をもつのでしょう。それだけ人間的魅力を持っている人だったのでしょう。羽生さんがすごく騒がれていたのは知っているけれど羽生さんと対等に差し合えるこの村山の事をリアルタイムで知っていたらなぁと思った。彼はいい師匠に会えて本当に良かったと思う。師匠が弟子のパンツを洗っ…
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マレー鉄道の謎
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和音/久々の長編です
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国名シリーズ6作目。今回はアリスと火村先生は海外旅行します。マレー鉄道に揺られ、そして、大学時代の友人、大龍の経営するホテルに泊り、キャメロンハイランドを満喫する…はずだった。この2人は海外に行っても殺人事件を呼んでしまうのか? こちらに来てから知り合った日本人のトレーラーハウスから死体が発見されたのである。それもテープで中から目張りされていたのである。自殺なのか他殺なのか? 日本のように警察に顔がきくわけでもなし、帰国の時間はどんどんせまってくる。乗りかかった舟、結末を知らずに帰るのも惜しい。そうこうしているうちに、第2、第3の事件が…日本に帰るまでに事件は解決するのでしょうか?最初の導入部…
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あかんべえ
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和音/評判通りの面白さ
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料理屋の幼な子のおりんは、高熱を出し、生死の淵をさまよい、三途の川にまで行ってしまう。が、無事元気になる。それからというもの、おりんには、他人には見えないもの。つまりは、お化けが見えるようになってしまうのである。あかんべえをする女の子、按摩師、美しい女の人、そして若侍。若侍との会話シーンでは、おりんの「なんで?」・「どうして?」という疑問・好奇心をくすぐられ、また、読者も不思議とおりんと同じ目線になって夢中で読みふけってしまっているのです。大長編だけれども、途中途中で、「お化け比べ」があったり、おりんが、お化けさん達を成仏させてあげようと奔放したりと読み手を飽きさせません。ラストに近づくにつれ…
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陰陽師
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和音/もっと早くに読めばよかった!と思う本です
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シリーズ2作目。今回も晴明と博雅の会話のかけあいがなんともいえず、いい味をだしており、会話のシーンがとてもいいですね。毎回、鬼だとかあやかしの物などを晴明が最後に丸く治めてしまうという、例えれば、水戸黄門的な展開なのですが、驚いた事に晴明でもどうする事もできない件もあるのだなと意外な展開のお話もありました。(鬼小町)また、晴明がなにかと目立ちがちですが、博雅の事をつづった話もあり、博雅がどのような人柄だったのかを知る事ができます。それを読んでこの2人は 2人一緒でいるからこそ力を発揮する事ができる関係なのではあるまいか?とそう思わずにはいられませんでした。
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陰陽師
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和音/もっと早くに読めばよかった!と思う本です
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映画の「陰陽師」を見た後だったので、読んでいて頭の中での晴明と博雅は、野村萬斎さんと伊藤英明さんでした。でもイメージを壊される事もなく、むしろ細やかな表情が思い浮かぶようでよかったです。雅な風景描写、同じ言葉を2回繰り返すことによってできる深み。平安時代というのがどのような時代であったのか感じ取る事ができます。そして、普通は不思議な力を他人には見せないものという決まりのようになっていますが むしろ晴明はそのような事にこだわらず不思議な力を他人に見せてそれを面白がっているようです。これも晴明らしいというところなのでしょうか? シリーズ1作目ですが、次が早く読みたくなるシリーズです。
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ミミズクとオリーブ
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和音/おいしくそして四季の情景あふれるミステリです
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7作からなる連作短編集です。この本に出てくる料理は本当においしそう。こんなおいしいミステリは、北森鴻さんの「<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=02146568&volno=0000" target="_blank">メインディッシュ」以来です。料理の作り手は、割ぽう着を着た主人公の奥さん。この奥さんが探偵役。相談に来た人相手に、おいしい料理を出し、客と主人公との雑談中にふっと思い、そして、主人に情報を集めてきてもらいそして、解決してしまう、安楽椅子探偵ものです。 このミステリの謎というのが他のミステリと変わっていて、抽象的なあ…
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うつくしい子ども
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和音/すごい本に出会ってしまいました
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読み始めて思った事。これは、すごい本に出会ってしまったと… 舞台はニュータウン、そして9才の少女の殺人事件が発生。そして犯人は…弟だった。ごくごく普通の家庭なのに。一生、殺人事件を起こした少年Aの兄として生きていかなければならなくなったぼく。弟が、なぜそのような事件を起こしたのか? その心を知りたくて兄は、事件について調査するのです。これがフィクションと分かっていても、実際におきた神戸での事件とを結びつけて考えてしまいがちです。当時もマスコミが大騒ぎで行き過ぎる報道や加害者側の家族の人権などもなかったのでしょう。この本を読んで様々な事件の当事者、加害者側、被害者側の事について色々思うようになり…
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英国ミステリ道中ひざくりげ
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和音/ミステリ好きは読みましょう
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英国ミステリに詳しい人が読めば、この本は非常に面白い本で、実際にイギリスへ行ってみたいと思うはず。そして、その時の旅行のガイドブックになりそうです。残念ながら、私は、コナン・ドイルとアガサ・クリスティーあたりしか読んでいないので、ふ〜ん、そうなのか。と思ってみたり、ちんぷんかんぷんな所もあったりでちょっと残念。地図や写真が豊富に載っており眺めているだけでも楽しい本です。ミステリ上級者はこの本でそうそうと相槌をうちながら楽しんで読むのではないか? また、ミステリ初心者は、この本を読んで知らなかった作家や作品達に出会うきっかけになるのではないか?と思いました。ミステリ好きの人にとっては、作品の舞台…
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錦繡
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和音/何度も再読したくなる本
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かつて夫婦であり、ある事件によって離婚した男女が偶然、蔵王という地で会い、今までの自分たちに起こった事を手紙のやりとりという形で述べあい成り立っている小説です。でも、最初は、手紙のやりとりだけで物語が成り立つのか?とその考えの方が強かったです。でも 手紙だからこそ相手に伝えられるという事があるのではないか?と思うようになりました。2人は本当にありのままの自分を伝えあえたのだと思う。この本を読んでモーツァルトを聞きたくなり、この本を持って秋の蔵王に行ってみたくなりました。1つ1つの言葉に重みがあって、ゆっくりゆっくり噛むように文字を追っていきました。業や善と悪、人の心というものを読んでいていい意…
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ふたたびの虹
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和音/とても上品で奥深いミステリです
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旬の素材を扱う小粋な小料理屋「ばんざい屋」おばんざいとは京都の庶民のおかずのことなのだそうです。しかしまぁこの「ばんざい屋」に出てくる料理のおいしそうなこと。料理を想像するだけで、幸せな気持ちになってしまいます。この小料理屋の女将がまた、もの静かな人柄でそのせいかとても居心地のよいお店なのです。そして、このお店の常連さん達との話のやりとりの中で時々、事件が起きます。この女将の機転の速さで 円満に事件は解決していきます。安楽椅子探偵ものっぽい印象を受けました。しかし、この女将の過去は謎につつまれ 女将も話したがりません。物語の中盤からは古道具屋の主人といい雰囲気に。ここからは恋愛ミステリの様相を…
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スタジアム虹の事件簿
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和音/新感覚のミステリです
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5作からなる連作短編集です。万年ビリ球団、東海レインボーズのオーナーは、超野球音痴の虹森多佳子。しかし、野球はだめでも推理力はすごいのです(本人は例え話と言っていますが)。野球観戦中に、一万円札が大量に舞ってみたり、高校生が「僕が犯人です」と自首してみたり、 アルバイトの女の子が奇妙な出来事に遭遇してみたり。多佳子さんは、初めて知る野球のルールから引用、ヒントを得て推理するのです。野球の観戦と推理がうまく融合されているミステリだなと思いました。私も野球ファン。ファン達の野次には愛がこもっていて、読んでいて顔がほころんでしまいました。多佳子さんのあまりの野球音痴ぶりには笑ってしまいました。野球チ…
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この闇と光
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和音/最後の意外性に人はどう感じるか?
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囚われの盲目のレイア姫とその父王。物語は読んでいて中世ヨーロッパの物語なのかと 思っていたらTVやCDなどが出てくるので現代の話だと気づかされます。盲目のレイアは、何をするのも人の手を借りねばならず世話係のダフネに世話をしてもらっているが、ダフネには「殺した方がいい」、「重荷になる」という言葉を聞き、心を痛めます。レイアはきれいなドレスを着、父王から様々なクラシック曲、物語を読み聞かせてもらいます。自分の部屋と時々、外の中庭に出て昼食を食べたりと世界は小さいながらも幸せな毎日を過ごします。そして、数や時間の概念が確立していなかったものが自分の中で はっきりと理解できた時、世界はとてつもなく広が…
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日曜日の夕刊
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和音/重松ワールドにはまります
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色々な人の日曜日。12編からなる短編集です。一番印象に残ったのは 「チマ男とガサ子」 自分自身がガサ子であるし、彼がチマ男だったら我慢できずに 爆発してしまうと思う。あと、「後藤を待ちながら」を読んでいて、胸が痛かったです。 自分の行いが、自分はふざけているつもりでも相手にとってはそうと通じない。 子供って大人よりも残酷な部分を持っているという事を改めて考えさせられました。 それぞれの短編に出てくる主人公達の使う言葉がイマドキ言葉が使われているのが 面白いです。十年たって、この本を読み返すとこんな時代もあったのだなぁあと 思い返すのでしょうか?涙腺がゆるくなってしまうお話や主人公と一緒になって…
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凍える島
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和音/孤島での悲劇
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喫茶店「北斎屋」の店員とその常連客達とで慰安旅行に行くことに。そして、その行き先は、無人島。しかも、そこは、数年前まで新興宗教の聖地だったといういわくつきの島。その島で8人の男女が1週間過ごす事に・・・そして、殺人事件。1人、また1人と 人が殺されていく・・・ミステリの王道とも言える孤島の連続殺人。最初は、とっつきにくかったのですが、中盤からはぐいぐい引きつけられます。男女8人も揃うと、不倫など恋愛事がからんできて、人間関係は、ドロドロしてます。真相にたどりつくまで一転二転。えっ!この人が犯人!?とちょっとがっかりしてしまったまま読み終えてしまったので少し残念。でも、本当にきれいに謎はまとめら…
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散りしかたみに
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和音/悲しく切ないミステリ
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梨園シリーズの2作目。前作「ねむりねずみ」で活躍した探偵 今泉と女形役者の小菊 がまた謎に挑みます。今回は、歌舞伎座の公演中に決まってある演目が上映されている時に、どこからか一枚の桜の花びらが舞い落ちるというもの。このささいな謎をちょっとした好奇心から調べ始めた事が原因で悲劇が起きてしまいます。因果や運命という言葉だけでは、すまされないあまりにも悲しい出来事。この一枚の花びらにこのような思いが込められていたとは読み始めた時には思いもしませんでした。前作の「ねむりねずみ」に比べると歌舞伎や古文に関する知識があるほうがより深く読むことができると思います。そして、あとがきを読んで気づいたのですが、芝…
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