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小惑星探査機はやぶさの大冒険 小惑星探査機はやぶさの大冒険
朝光/どん底からの逆転劇の感動を
「はやぶさ」の持ち帰ったイトカワのサンプルは、人類の宇宙に対する知識に新たな一歩を与えてくれるにちがいない。しかし、この「はやぶさ」プロジェクトの醍醐味はふりかかる幾多の困難により落とされたどん底から、探査機と地球の管制チームとが一体となって逆転してゆくドラマにある。冷静に考えると、色々なトラブルを引き起こしてしまった設計の不備を、どうフォローしたかという話しではあるが、逆転劇の中に人々の知恵と決断が詰まっている。「はやぶさ」を擬人化して表現する人もいるが、まさに「はやぶさ」はアスリートで、それを支える監督とコーチが管制チームという構図となる。科学に詳しく無い人でも、本書は山根さんのあたたかく…  全文読む 評価する

パテントトロール パテントトロール
朝光/特許の専門書ではありません。これは本格ミステリー小説の新分野だ
「パテントトロール」という言葉には馴染みの無い人が多いと思います。日本では「特許マフィア」と呼ばれる事もあります。この本は、大手書店に行くと法律書が並ぶ知的財産法のコーナーに置かれていましたが、読んでオドロキました。内容は完全に、特許を用いた企業物の推理小説です。グーグルが特許の為に1兆円近くを出してモトローラを買収するというニュースが流れました。それほど現在は特許がビジネスの大きな武器になってきているのです。少し前には、中国で日本の地名や名産の名前を商標登録しているのが見つかって大騒ぎになった事もありました。特許に加え、実用新案、商標、意匠を合わせて知的財産と呼びます。今や企業は、開発力・生…  全文読む 評価する

無暖房・無冷房の家に住む 無暖房・無冷房の家に住む
朝光/妥協をしない家造りは面白い。
住宅関係の本は沢山出版されています。しかしそれらは、著者が工務店の社長さんや建築事務所の社長さんなどで、それぞれ自分の工法がベストで他の本の問題点を指摘しあう事が多い様に思います。悪く考えると、皆 それぞれの会社の売上げを上げる為のPR(洗脳?)本にも思えますし、好意的に考えると著者の皆さんがその人生の中で試行錯誤でやってきてたどり着いた工法を世に伝えたいという思いで書かれているとも見れます。ただ、これから家を造ろうと思って住宅本を色々読んだ人は、読めば読む程どの本の内容を信じたら良いのか分からなくなってしまいます。10年ぐらい前は外貼断熱工法がもてはやされ、それにソーラーやオール電化が組み合…  全文読む 評価する

大学病院革命 大学病院革命
朝光/たらい回しや出産できる病院が無い等、日本の医療はひどい状態になりつつあるが、逆転の発想で改良の余地は多い。
 長寿国日本、皆保険制度は戦後の高度成長時代の日本には高い効果を発揮してきましたが、今はたらい回しや産科、小児科の医師のなり手がいないなど、問題点が沢山出てきています。 筆者の述べる原因は2つとのこと。1つは、日本の医療界が大学医学部を中心としたタテ割り社会のままで、地域住民や市民視点で考えられていない事。例えば、東京の御茶ノ水駅近辺には、大学病院が幾つも内容的にダブって軒を並べている。又、クリニック・町医者と地域病院との横連携が悪い。これらの為に医療に関する、ヒト、モノ、カネに無駄が非常に多い。医師自体も、偏差値が高いからや、安定収入になるからと医学部を受ける人が増えており、医師としての適正…  全文読む 評価する

アジア力 アジア力
朝光/中国だけじゃない。アジア全体はこう変化して行く。
最近 中国の経済大国化が目覚しいが、ASEAN諸国との分業により家電の大部分の世界供給の基地になって来ている。これらの国は戦後の日本がたどって来た、軽工業→重工業→電気や機器製造とのステップを急速度で進んできている。但し、各国での課題は色々ある。例えば中国は安い賃金を武器に労働集約的組立て産業で輸出を拡大して来ている。そこでの儲けを富裕層と中流層に流し込み、国内消費市場の急立ち上げを行いつつある。国内市場により、外国との貿易収支を解消してゆく事を狙っている。しかし、組立て作業者と中流層での給与Gapが恐ろしく拡大し、作業者からの反発で賃上げが始まった。そうすると、武器であった安さが無くなり競争…  全文読む 評価する

時計遺伝子の正体 時計遺伝子の正体
朝光/身体のリズムを積極活用すると、新しい可能性が生まれそう。
「時差解消には光を浴びれば良い」など、体内時計や身体のリズムという話は前から聞いた事がありましたが、その正体についてもかなり分かりかけてきているとの事。体内時計の中心は、脳の視交叉上核という所にあるらしい。これが、体内時計の全体コントローラで、身体の各部分各細胞にも時計機能がある。時計細胞は目覚まし時計の様に、設定された時間(条件)になると働きだして、各種のたんぱく質作成などを行う。ホルモンや酵素などなど、、ガン細胞も増殖する時間帯が決まっているとのことで、逆にガン細胞がおとなしくしている時間帯に抗がん剤で攻撃すると効果が高いらしい。各人の体内時計時間が分かれば、各種の薬も一番効く時間に飲むと…  全文読む 評価する

カップヌードルをぶっつぶせ! カップヌードルをぶっつぶせ!
朝光/大変だけど、知恵を振り絞って仕事をするのは楽しそう。なに
カップヌードル、チキンラーメンという創業者の作った2大定番商品を持つ日清食品。創業者の息子さんが2代目社長につきました。カリスマ創業者(会長)がいる中で2代目は何をしたら良いのか?2代目として悩んで、そして腹を決めて突き進んで来た事を語った本です。創業時期と維持発展時期では、やるべき事を当然変えなければなりません。でもそれは、創業者の目から見ると違和感がある。。。。そして、親子の葛藤。ここまでは小説などでも良くある構図ですが、この本が面白いのは、2代目が会社の風土を変えてゆく為にどんどん仕掛けをして、その結果が出て行く過程が克明に書かれているところ。チキンラーメン、カップヌードルから出てくる利…  全文読む 評価する

毒性別新型インフルエンザ対策完全マニュアル 毒性別新型インフルエンザ対策完全マニュアル
朝光/最前線の医師からの必死の叫びが聞こえる
インフルエンザ研究の最前線にいる国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長の医師が書いた本です。一般向けでない専門書の様な題名ですが、実は迫り来る危険の大きさとそれを軽減できる方策が分かっているのに動きが悪い政府、国会、官庁に対して、国民側から声を上げて欲しいという必死の想いで書かれた本だと感じます。昨年の新型(H1)インフルエンザは、大騒ぎした割りに深刻な事にならずに済んだので、日本には新型インフルエンザは大したことはないと楽観ムードが広がっています。しかし、本当に恐ろしい鳥インフルエンザ(H5)の危険はこれからなのです。この年末年始もエジプトやインドネシアなどでは鳥から感染した発…  全文読む 評価する

グーグルが描く未来 グーグルが描く未来
朝光/新聞には出ない大きなうねりがここにある。二人の若者が 今、世界を変えつつある。
「ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンー今の時代を生きていて、この二人を知らないのは、19世紀後半に生きていてトーマス・エジソンを知らない事に等しい。」こんなコピーで始まる本です。Googleと言えば、便利で面白いことを大抵は無料で提供してくれる、あまり商業的ではないオシャレなベンチャー企業の一つという好意的なイメージをもっていました。しかし、実態はネット広告で圧倒的シェアを取り、天文学的な利益を得て、それを創業者の二人の理想追求の為にどんどん使い世の中を変えて行く、インターネット世界を征服・拡大してゆくアレクサンダー大王の軍団の様な力を金をもった集団だという事を知りました。Googleは全ての情…  全文読む 評価する

達人山を下る 達人山を下る
朝光/読んだら、なんだかスッキリ。 痛快娯楽。
山にこもって修行してきた古武術の達人の爺さんが、孫の失踪事件の為に40年ぶりに山を降りて、若い友人を作りながら悪の集団を倒してゆく。しかも、古武術の必殺技は相手を肉体的に叩きのめすのではなく、その人の尊厳をずたずたにしてしまう恐ろしいもので。。。ランボーなどのハードボイルド映画のパロディ版ですが、40年 山こもりしていた純な感性で現代を見た時の矛盾などが、軽いノリのストーリー展開の中であって、どんどん指摘されてゆく痛快感もあります。読み始めたら、最後まで止まらない。気楽に楽しめる娯楽小説ですが、読んだ後に元気が湧いてくる現代のおとぎ話。正月休みに読むのにお薦めです。映画化にも向いてそうですね。  全文読む 評価する

「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異 「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異
朝光/免疫の解明、この10年の余りの進歩にアゼン
最近、免疫に関する話題を色々な所で目にする事が多くなってきています。体温と免疫力の関係や、インフルエンザとワクチン、花粉症を免疫で直すなど。。。ジャーナリスティックや対象療法的な取り上げが多いのですが、その裏側で、免疫のメカニズム解明と応用がこの数年で驚くほど進歩しています。例えば、間接リウマチでは、杖をついて来院して来た患者さんが、帰りは杖なして帰ってゆける様な抗体医薬が開発され、処方も始まっているとのこと。今後もますます、免疫力のコントロールによる医療が発展してゆくことは間違いなさそうです。しかも、最近のブレークスルーには現役の日本人研究者が重要なキーマンになって世界を引っ張っているとのこ…  全文読む 評価する

オバマ流世界一のスピーチの創りかた オバマ流世界一のスピーチの創りかた
朝光/心を奮い立たせるスピーチの秘密がここに
著者の鶴田さんは通訳で色々な国のVIPのスピーチに接されていますが、その中でもオバマ氏はスピーチの達人と感心され、その秘密に迫っています。スピーチのテクニックや、話の組み立て方などが詳細に分析されていて、ナルホド これは真似して使ってみたいというハウツウ物的に読むことも出来ますが、私が一番感心したのは、オバマ氏が視点を何処に置いているかという点でした。オバマ氏のポイントは、まず”国民の皆は本当は凄い力を一人一人が持っているんだ、だから仲間内の小さな壁など、乗り越えて皆で一つになれば、アメリカという国を自分達の力で凄い国に必ず再生できるんだ。”という事を徹底して話かけることです。オバマ氏もその中…  全文読む 評価する

日本首相の所信表明演説 日本首相の所信表明演説
朝光/首相個人の想いと、国民の想いの差
この本は、平成13年5月の小泉首相から平成22年6月の菅首相まで、小泉、安倍、福田、麻生、鳩山、菅の6人の所信表明演説を集めたものです。読んでみてまず感じるのは、日本を取り巻く課題として上げられているものは、この10年で殆ど変わっていないという事。経済、国民生活、外交共に枝葉は色々な動きがあっても、本質的な所はこの10年殆ど改革されていないというのが良くわかります。所信表明演説をした後にその各首相が実際にやった事を思い出してみると、首相個人がやりたいと思っていた個々のテーマについては法制化なども含めて取り組んでいますが、本質的な課題を国民全体の視点で力強く改革したという感じがしません。首相にな…  全文読む 評価する

芸術は爆発だ! 芸術は爆発だ!
朝光/人間再発見! 正直に生きるという事。
岡本太朗さんの事は、コマーシャルやテレビ番組のイメージから、「一風変わった芸術家」と思っていましたが、本当は非常に深い人間観を持って行き抜いた人物だったという事がこの本でひしひしと感じられました。芸術家、人類学者等の職業人としてではなく、自分は一人の人間という価値観で正直に生きた姿が良くわかります。現代の日本の傑物を知ることが出来た気がします。何事にも全力で取り組み、スキーに於いてもプロスキーヤーの三浦雄一郎さんに「岡本さんはスキーヤーとして一流だけれど、あの滑りは実にユニークだ。どんな何でもない斜面でもエベレストを滑り降りるような気迫で滑ってくる」と評されたとのこと。生涯 自分に挑み続けてい…  全文読む 評価する

病気が逃げ出す生き方 病気が逃げ出す生き方
朝光/青汁1杯の食生活でも健康に生きられる
体温を上げて免疫を高めることを説いている事で有名な二人の医師のお話です。免疫力が上がると、病気にどういう効果があるのか、免疫力を上げる簡単な方法は、、という話が沢山載っており、健康に興味のある人にお薦めの一冊です。その中で、驚いた話が載っていました。1日80Kカロリーで健康な人が大阪におられるとのこと。青汁1杯の食生活。腸内細菌が増え、それを分解して吸収できるようになればほとんど、野菜や青汁だけで生きてゆけるようになるとのこと。あんなに大きく育つ牛やキリンも植物だけ食べて大きくなるのは同じ理由とのこと。人間も本来は草食動物に近いのだから同じような生き方が可能らしい。西洋医学とは違う、新しい生物…  全文読む 評価する

ほとんど食べずに生きる人 ほとんど食べずに生きる人
朝光/身近な人体の不思議!
 ダイエット本のノリで読んでみたら、驚きました。著者は中年男性ですが、1年の間、少食で暮らすと自分の身体がどうなるかを実験した記録です。通常の男性の基礎代謝は2500Kカロリーとの事ですが、彼は平均1000Kカロリー/日で暮らしています。定期的に、健康診断してもらいながら、体重や体脂肪の変化、自分の体調の感じ方の変化を追っています。健康診断の医師からは、そんな無謀な実験は死んでしまうと警告されるのですが、1年終えて、体調は過去ないぐらい良好になったとのこと。その記録を元に、免疫学で有名な安保医師のコメントが掲載されています。それが私にとっては驚愕でした。 栄養学でいうカロリーというのは、化学反…  全文読む 評価する

家族介護この究極のドラマ 家族介護この究極のドラマ
朝光/老いと旅立ちに、老いる本人が現実に向かい合ってゆくドラマや、周りの人の心の中で織り成すドラマ。読むと元気がでます。
老いというのは、誰にでも必ず順番に来るものとは頭でわかっていても、なかなか実感が湧かないものです。この本には、老いと最後にいたる本人と家族の様子を5組描かれています。登場人物は、老いて亡くなる本人と、それを取り巻く家族なのですが、本当に色々で、オリジナルなドラマが展開されてゆく事が良くわかります。介護する人とされる人、各々に人生の使命があるんだという事が伝わってきます。老いと介護,看取る、という事は得てしてネガティブな印象がありますが、実は 人生の中の当然のシーンでポジティブというシナリオも幾らでもあるのだ、という気がしてきます。重いテーマですが、読むと元気がでる。明るくなれるそういう本です。…  全文読む 評価する

介護で幸せになる 介護で幸せになる
朝光/日々 介護をしている人を暖かく包む本
本屋に行くと介護のノウハウ本の様なものが溢れています。でも、介護はもっとウエットな部分が現実には多く、否応無くそれに向き合ってゆくことが必要になります。人間と人間の関係ですのでマニュアルの様にはいきません。そんな中、毎日 家族の介護を行っている人の介護ストレスは大変なもの。この本は、その気持ちに沿いながら、共感し、暖かく励ます事を狙って書かれています。介護をしていて、余裕がない、泣きたいという人にそっとプレゼントしてあげるというのも良いかもしれません。介護をしているご自身だけでなく、家族や親戚、身近な人が介護をしているならば、誰でも読んでおくと良いのではと思います。  全文読む 評価する

菜根譚の名言ベスト100 菜根譚の名言ベスト100
朝光/厳しい時代にどう生きるか
「菜根譚」という本の噂は前から聞いていて、一度読んでみたいなと思っていました。人生の生き方を書いてある中国の古典で、日本でも少し前までは良く読まれていた物と聞いています。この本は、その中の名言ベスト100を取り上げて現代語訳と解説をつけたもの。今は、非常な好景気と悪景気が極端に振れる厳しい時代ですが、そんな時にこそ初心に帰る積もりで紐解いてみると、現代でも十分に参考になる、生き方や考え方のヒントがいくつもあるように思いました。例えば、「時には喜び、時には苦しみながら、その果てに築きあげた幸福であれば、いつまでも持続する。時には信じ、時には疑いながら、熟慮の末につかんだ確信であれば、もはや動かし…  全文読む 評価する

岩倉使節団という冒険 岩倉使節団という冒険
朝光/文明開化とは、どういうカルチャーショックで
明治新政府が出来たばかりの時期に、その重鎮達が自ら2年もかけて欧米を視察に行った。その内容と、そのカルチャーショックがその後の日本にどう影響を与えたのかを、とても分かりやすく描いてくれます。米国→英国→仏国と回って、その大歓迎に大喜びしながらも、日本との差の大きさに悩む彼らが、欧州ではまだ1.5流だが自立しようとしているドイツに行き、そこで当面の日本の進む方向を見つける様子。帰国したメンバーと、留守を守っていたメンバーとの世界に対する認識の違いから起こる政争とその結果。良くも悪くも日本の「その時」の何故を解き明かしてくれます。欲を言えば、日本側からの視点だけでなく、欧米側からの視点を盛り込んで…  全文読む 評価する

アストロバイオロジー アストロバイオロジー
朝光/生命ってしぶとい。
生命って何? いつ誕生したの? という探求が、今までどう行われて来て、現在はどこまで進んでいるのかを分かりやすく教えてくれます。「原始地球」の大気構成を模した試験管の中で、カミナリに見立てた放電をしてみたら、有機物が出来たという有名な実験があります。でも、現在の常識では、本当の原始地球の大気組成は全然違うものだったとのこと。一方で、宇宙の暗黒星雲の中では、生命の素材となる複雑な有機物が、宇宙線による反応で作られている事が分かりました。又、地球の生命の始まりは、高度高熱菌であった事が推定され、従来からの陽光の差す浅瀬の海でではなく、海底熱水の噴出孔が地球生命の故郷ではある可能性が高いと考えられて…  全文読む 評価する

マンガでわかる「超ひも理論」 マンガでわかる「超ひも理論」
朝光/気楽な現代 宇宙論の解説本
現代物理や宇宙論は色々な本がでていますが、この本は、相対論や量子力学からはじめて、超ひも理論などの現在の宇宙論までを、マンガでとても分かりやすく説明してくれます。机に向かってではなく、コーヒーショップなどで読むのに好適な本です。教養として、宇宙論を知りたい人にお薦めできる一冊です。  全文読む 評価する

格差はつくられた 格差はつくられた
朝光/これからオバマ氏が何を目指してゆくのかが分かる
1年前に書かれた本ですが、今週のオバマ氏当選が一体どういう背景で起こったのかが良く分かります。日本の我々もうすうす気がついている”金持ちの為の政治”が、アメリカでは何時、どの様にして始まったのか。金持ち層(保守派ムーブメント)は共和党内で影響力を伸ばし、レーガン、ブッシュなど政権を取って金持ち優遇策を次々と進めて来た。政治での勢力を得るには、どうしたのか?それは、南部白人の人種差別意識を上手く取り込んで票に結びつけたという事。元々、奴隷解放をしたリンカーンは共和党なので、南部白人は共和党キライだったが、それを徐徐に取り込んでいった。又、「グローバルスタンダード」という言葉で、格差社会はあがない…  全文読む 評価する

真空とはなんだろう 真空とはなんだろう
朝光/「真空のエネルギーって何?」と思う人にお薦めです。
最近の物理は高エネルギーで素粒子を探すことが盛んに行われているが、その理論を真空という切り口で数式を用いないで説明していくれます。物事を精密に測定できる様になればなるほど、今までの常識では説明できない現象が色々と見つかってきてそれを説明しようと様々なアイデアが提案され、データとの整合性の高いモノが生き残ってゆく。フレーバーだ、色だ、ボゾン粒子だ、くり込み理論だ、粒子じゃなくて紐だ、11次元だ。。。などなど。科学の進化の仕方としては分かるのですが、「とにかく辻褄が合うことが大事」という進め方が行き過ぎていないか? 場当たり的の切り抜けの連続の様な理論の進化という感じをなぜか受けてしまいます。ふと…  全文読む 評価する

旨いものはうまい 旨いものはうまい
朝光/じっくり旅館に泊まって、朝から1日 日本酒をゆっくり楽しんでみたい。
この人の旨いものの文を読むと、世の中の食べ物がいとおしくてたまらなくなるから不思議です。高級料理も出てきますが、身近なおでんやかやく飯、ポオチドエッグ、バタ付パン。マーマレエドなど、古今東西の旨いものが分け隔てなく出てきます。グルメ本や、食通本とはちがい、何度読んでも面白いのは、それらの食物をどういうシチュエーションで食べると、どんなにシアワセな気持ちになれるか、、という事を本当にシアワセ感一杯に表現してくれます。この本を読むと自分でもシアワセ感を探して、味わいたくて次の食事が本当に楽しみになります。お酒についても和洋 色々語られています。お酒についても、じっくり酒に向き合って、その為だけの時…  全文読む 評価する

トヨタ流「改善力」の鍛え方 トヨタ流「改善力」の鍛え方
朝光/QCサークルの時代がまだ脈々と生きている?
経営者側からは好評、下受けなど使われる側からは評判の悪い「カンバン方式」がトヨタ流として有名ですが、それは、「絶え間なく、ずっと続ける改善」という大きな考え方の中の一部分という事が分かります。現場主義、現場の人の一人一人の知恵で、日々改善してゆくという考え方。一人一人が主人公。例えば、「決められた事を守る」のではなく、本人達に決めさせて「決めた事を守る」ことを徹底させる。そして、決めた事自体を日々改善改定させてゆく。現場主体とい考え方はなるほどと感じるのですが、その目的は、あくまでライバルに勝って1番になること。折角のすばらしい方法論ですが、もっと社会の向上など広い視点での目的に活用できればな…  全文読む 評価する

白洲次郎占領を背負った男 白洲次郎占領を背負った男
朝光/主張がハッキリしていて、行動力のあるスゴイ人物。
大金持ちのワガママおぼちゃんが、世界の中の日本を救おうとして、縦横無尽に大活躍する冒険小説かと思わせる話です。でも、実在の人物だし、実話とのこと。このタイミングで、こういう男がいた事で日本の歴史が作られる。日本国憲法の作成に深く関与し、占領から独立へ後押しし、沖縄など返却を迫り、通産省を立ち上げ日本を貿易立国へ導いたスーパーマン。現在の日本の形を仕組んだ工作員とも言えますね。こんな人物がいたとは、でも一方では、こんな一握りの人に日本は動かされている事に違和感も感じます。伝記なので、美化されている部分もあるでしょうし、GHQの内部会話など分かるわけないですから、ノンフィクション風小説 と思って読…  全文読む 評価する

女医の花道! 女医の花道!
朝光/軽い語り口だけど、女医さんの酸いも甘いも味わえます。
お医者様、しかも女医さんはどんな実態(!?)なのかを素直に明かしてくれている本です。厳しい勤務の中で、結婚適齢期は何時か? 金銭的にはどうなの? 患者さんのジジババの面白さ。一方、身勝手患者さんとの戦い。ヤクザの病院での振舞いは?。。。そして、医者、特に内科医のプライドとその特異な性向。人生の生死にかかわる医者という職業は、大変だけどとてもバラエティに富んでいるようです。とても面白い本ですよ。  全文読む 評価する

幕末の天皇・明治の天皇 幕末の天皇・明治の天皇
朝光/複雑な幕末の流れが良く分かる。知らなかった事ばかり
短時間に色々と複雑な事が起こる幕末ですが、史実だけでは分からない底流の流れが、この本を読んですっきり理解できました。知らなかった事ばかりでした。「攘夷」という言葉は、志士の言う好戦的なものと思っていましたが、孝明天皇の言うのは、条約攘夷(破約攘夷)のことであったとは。しかも、和親条約には賛成で、通商条約には反対というものだったのです。孝明天皇は戦争はしたくなかったのです。徳川慶喜がどの様に天皇や公家(朝廷)のコントロールを進めていったのか、さらに慶喜は一度も江戸城に登城したことが無かったとは。。。今まで持っていたイメージと随分違ってビックリです。当時は、現在でいう政変続きですが、各藩、幕府、天…  全文読む 評価する

さあ、あなたの暮らしぶりを話して さあ、あなたの暮らしぶりを話して
朝光/ミステリ作家ではなく、考古学者夫人としてのクリスティー
アガサさんの夫は有名な考古学者で、アガサさんも何度も発掘旅行に一緒に行っていました。この本は、ミステリではなくて、その旅行回想記。素顔のご夫婦の姿がほほえましく浮かんできます。さすがにアガサさん。シリア発掘隊の色々な人々を実に細かく、又生き生きと描写しています。イスラム人、クルド人、などの生き方の違いや、白人も交えた混成部隊の起こす日常生活での次から次への騒動。そして、厳しいが素晴らしいシリアの自然の様子。卓越した文章力で、ぐいぐい引き込まれてしまいます。文の密度が濃いので、読んでも読んでもまだページが一杯あるのですが、それが逆にこんなにまだ楽しみが残っていると感じられます。標題の「さあ、あな…  全文読む 評価する

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