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日清・日露戦争 日清・日露戦争
winter_mute/研究者固有の限界か?それとも...
手堅くまとめられた本だと思う。また、帝国議会・軍後方・近代文学・労働運動・帝国憲法の成立当初の動性がいかに連動していたかを簡明に書かれてあるし、日本固有の植民地の問題(内外格差)も扱っており興味深い。ただし、いくつか疑問点がある。1.日本の植民地開発によって、植民地の経済・文化面における水準が上昇したことについて肯定的な意見があるが、これは現在の研究水準では一笑に付されると書いてあるのだが、その根拠について詳しい出典がない。2.日本側の功利主義的な考えで主導されたものでたとしても、日本が意図していなかったような植民地側での内発的発展を促進した例は無いのだろうか(実際、朝鮮台湾における民族資本の…  全文読む 評価する

国家の自縛 国家の自縛
winter_mute/面白くはあるが...
 「国家の罠」に続く佐藤優氏の二作目。前作では対ロシア外交や外務省不祥事に絡んだ検察との攻防が主題だったが、本作ではより広い話題について氏の考えを述べている。 相変わらず日本を取り巻く外交状況やロシアについての分析に光るものがあり、ネオコンや日本の国家意識に関する氏の考察にもうならされる。 しかし、ハイエク型経済とケインズ型経済(という区別にも疑問があるが)や「国体」ついて考察には少し首を傾げざるを得ない。 そもそも、ハイエクはケインズの経済政策については「緊急避難」として部分的には評価していたし、経済に対する政治的な介入も、経済のフレーム維持のために必要と、としていたと記憶している。 また、…  全文読む 評価する

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