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アンダー・ユア・ベッド
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どーなつ/ただの危ないストーカー小説だと思っていた小説の方向性が見事に違っていて驚きでした。でもおもしろい。
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あらすじを読む限りだと、一方的に相手に気持ちをおしつけている異常な男の話という印象をもちます。「ある雨の降る晩。突然、僕は佐々木千尋を思い出した。19歳だった彼女と僕がテーブルに向き合ってコーヒーを飲んだこと。彼女の亜麻色の髪、腋の下の柔らかそうな肉、八重歯、透けて見えたブラジャーの色や形…9年も前の、僕の人生のもっとも幸福だった瞬間―。そして僕は、佐々木千尋を捜してみることに決めた。もう一度、幸せの感触を思い出したいと願った―。(あらすじより抜粋)」明らかに危ない感じがぷんぷん漂ってます。9年も昔の初恋の相手である佐々木千尋を探しだした男が、すでに結婚をしていた彼女の家の近くで熱帯魚ショップ…
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ボトルネック
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どーなつ/最初は不思議な世界で今後展開がどう動くのか楽しかったのですが、徐々に主人公がこの世界の全貌を理解していくにつれて、なんだか憂鬱な気分を感じてしまいました。
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死んだ恋人のノゾミを弔うため東尋坊に来ていた主人公は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。当然死んだものと思っていたけれど、何故か主人公は見慣れた金沢の街中にいる。どうやって東尋坊から帰ったのかも記憶になく、落ちてからの記憶がすっぽり抜け落ちている。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「姉」が主人公を待っていた。当初、何かの冗談だろ、相手の女を人の家に勝手に不法侵入したヤバイ奴だと思っていた主人公だったけれど、どうやら姉の言っていることが真実なのだと気づく。生まれてこなかったはずの姉がいる世界。そこでは「自分」は存在しないものとなっている。死んだはずの彼女ノゾミもこの世…
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マンハッタンの魔女
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どーなつ/ミリの魔法によって、家族、友情、恋、全てを失い、そして全てを自分の手で取り戻していく、そんな力強さを感じるお話でした。
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魔法はいろいろ!さあ、どれを使う?<学校の人気者になる魔法><踊りがうまくなる魔法><美肌の魔法><真実を語ってしまう魔法><パパがママに恋をする魔法>14歳のレイチェルの妹ミリが、魔女だということが発覚。おまけにレイチェルの母親も魔女だということを隠していた。何故か、魔法の力はレイチェルに遺伝せず、思春期のミリに遺伝してしまった。多少気に食わない思いがあるものの、上手くミリをその気にさせて、母親がむやみに使ってはいけないと諭した魔法をいろいろ試します。大好きなパパがモーババ(もーすぐ義母になるババアの略)ことジェニファーと再婚するのをなんとか阻止するために、モーババの肌にブツブツを出現させた…
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ヒステリック・サバイバー
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どーなつ/「世の中にはいろんなやつがいて、自分たちが世界の中心にいるなんて勘違いしなきゃいいだけさ」
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アメリカの学校で、2人のヒスパニック系の生徒により友人らを銃殺されるスクールシューティングを経験した主人公和樹。日本に帰ってきてからは普通の高校に通い普通に学生生活を送ろうと思っていたが、またもや事件に巻き込まれてしまう。サイコキラーモトヤマの再来と噂される少年とゴス少女。真っ直ぐな体育会系女子。腹黒い男子生徒たち。今のイジメの現状の一変をかいま見たような気がしました。異物は排除。異物は目障り。全てはここからはじまるのでしょうか。小説内でモトヤマの再来といわれる、半藤のセリフがなんか心に残りました。「いちいち人と違うことで他人を蔑むな。ただ放っておいてくれれば、それでいいのさ。例を1つだけ挙げ…
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平成マシンガンズ
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どーなつ/マシンガントークと言えばいいのでしょうか。舞城王太郎ほどではないですが、句読点が少なく、一気に文字を読まなければいけない。
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史上最年少15歳、中学三年生による第42回文藝賞受賞作。最近は、10代で賞を受賞した、と聞いても「うそ~!」と驚かなくなってきた。マンガ家だと昔から10代でデビューってのが多かった気がするけど、最近は文壇で10代で作家っていう人もたくさんいますよね。やっぱ一番注目を集めたのは綿谷りささんでしょうけど。何にしても驚かないとはいえ、中学生で本を出しちゃえるなんてスゴイ。若者のパワーですかね。 本の内容もパワー溢れたもので、いい意味でも悪い意味でも若者視点だな、と思わせられました。マシンガントークと言えばいいのでしょうか。舞城王太郎ほどではないですが、句読点が少なく、一気に文字を読まなければいけない…
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黒革の手帖
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どーなつ/彼女は夜蝶の如く艶やかに、そして妖しく、欲望の赴くままに自由にあちこち飛び回ります
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さすが松本清張。このドロドロさ加減、やっぱマネできない。華やかな夜の街の汚い部分。お金、強欲、愛情、嫉妬、いろんなものが混ざり合った小説でした。前に米倉涼子でドラマ化された作品(私はドラマは見てない)ですが、おそらく過去にも映像化されたことがあるんではないかと思います。主人公元子は堅実に銀行勤めをし、顧客の信頼を集めたのち、本性を表す。架空口座の存在を利用して多額のお金を手に入れ、銀行員から一転、夜の銀座に身をおくことになる。横領金を資本に銀座のママに転身したベテラン女子行員、元子。彼女は夜蝶の如く艶やかに、そして妖しく、欲望の赴くままに自由にあちこち飛び回ります。彼女の強欲さが醜く思える反面…
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夏休み。
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どーなつ/ほんの少しミステリーチックであり、ファンタジックであり、そして感動ものである。夏に読みたい、子どもが楽しみたい、いわゆる「学校の怪談」的要素があさの作品には詰まっていました。
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ピュアフル文庫の作品はどれも胸がキュンとなるような素敵な本が勢ぞろいしているので、最近お気に入りのレーベルです。深沢美潮さんの作品をピュアフルで見つけて以来、ピュアフル文庫にはまってます。(といっても、全部は読めてないけど)今作はあさのあつこ氏を含めた6人の作家によるオリジナル短編集。地に石造りの階段だけがポッカリと(梨屋アリエ「夏の階段」)少女はビー玉と数学が大好き(石崎洋司「Fragile こわれもの」)恋と部活に燃えたけど……(石井睦美「もう森へなんか行かない」)家出した友人と田舎へ(前川麻子「川に飛び込む」)海辺の町に越してきた少年は(川島誠「一人称単数」)雨の日は、ぼくの破壊衝動が強…
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下妻物語
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どーなつ/最後の最後になって聞けた桃子の本当の気持ち。なんとなく涼しいビスクドールのような雰囲気も若干持ち合わせていた桃子が、最後に見せた涙によって、グンと人間らしさが溢れてくるようでした。
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下妻物語の続編。バリバリヤンキーのイチゴと、バリバリロリータの桃子。絶対上手くいくはずのないこの凹凸コンビが不思議と前作で密かな友情を結ぶ。桃子のことを大切なダチ(友達)だと素直に言うイチゴと、ただの知り合いだとひねくれた言葉を返す桃子。正直、桃子の言動は普通の人からすれば、ちょっと頭にくる部分が多いのだけど、そこが天然でちょっとオバカなイチゴだから上手く馴れ合っている部分があると思う。そして、桃子も憎まれ口を叩きながら、殺人の容疑がかかってしまっているイチゴのために奔走したりする。いつまでもパワフルでバカやって、だけど最後には文句をいいながら2人で貴族の森なんかで最後にはお茶して丸く収まって…
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西の魔女が死んだ
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どーなつ/小説としては薄い1冊なのに、とっても大事なものがたくさん詰まっていました。
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私が著者の名前を初めて知った作品。今回は再読してみたのですが、前に読んだときは、なぜかまいのおばあちゃんは厳しい人、という印象を受けたのだけど、今回再読してみるとまたぜんぜん違ったおばあちゃんに感じました。厳しいというより暖かい。真面目で人をよく理解している。学校にいかなくなったまいを頭ごなしに叱るのではなく、何も聞かず、全てをまいにゆだねている。むしろおばあちゃんは怖い、というよりまいを信頼していたのでしょう、だから、全てをまいの判断に任せ、まいが決めたことを尊重している。その祖母の元で生活していくうちに、まいの中で生きる活力が養われていくのが感じられました。まいとおばあちゃんの心と心の繋が…
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明智小五郎対金田一耕助
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どーなつ/「明智小五郎VS金田一耕助」は、2人の名探偵がそろいぶみという、まさに夢の共演。すごく楽しめました。
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目眩くどんでん返しが連続する表題作ほか、雷鳴轟く古城で起きる不可能犯罪「フレンチ警部と雷鳴の城」など、古今東西の名探偵が大活躍の7編を収録。読み終えて分かることは、著者の並々ならぬ探偵への愛が溢れた1冊であったということ。知識としてかなり深く突っ込んだところまで描いてあって、特に「探偵映画の夜」の中で登場人物が語る映画の薀蓄には二の句が告げません。マニアックすぎてすごいのかどうかも分からない……。この話についていける読者は、著者同様かなりのツワモノでしょう。 オススメは表題作の「明智小五郎VS金田一耕助」と「Qの悲劇」。「明智小五郎VS金田一耕助」は、2人の名探偵がそろいぶみという、まさに夢の…
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甘栗と金貨とエルム
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どーなつ/依頼報酬は金貨1枚
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探偵に興味のなかった高校生の主人公甘栗晃が、事故で亡くなった父親のかわりに少女の母親探しをひきうけることになります。ヒントは「美枝子は鍵の中に?」この言葉だけ。依頼報酬は金貨1枚。 わりと主人公が淡白な青年で、冷静に物事を見つめて対処するタイプなので、彼は嫌だといっても、探偵業は彼にぴったりの職業なのかも。依頼者の母親探しをする過程で、彼の父親の思わぬ過去を知ったりして、意外な一面を聞いたりして彼にとっても今回の依頼をこなしたことは決して無駄ではなかったということですね。そして本人はちゃんと分かってないかもしれないけれど、彼の周りにいる人たちは皆暖かい人ばかりでした。実は恵まれた環境にいたんだ…
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ハーメルンの笛吹きを追え!
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どーなつ/ファンタジックではあるのですが、ものすごく考えさせられる部分もあり、主人公であるペネロピーの一生懸命さ、彼女に課せられた大変な試練、切ない恋の行方など、見所がたくさんありした。
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本書は著者のヤングアダルト向けの初作品。オンタリオ図書館協会主宰の2001年度シルバーバーチ賞を受賞したほか多数の文学賞にノミネートされた作品だそうです。多くの人が子どもの頃に耳にしたことがあるかもしれない「ハーメルンの笛吹き男」。町のねずみを退治するために笛吹き男がやってきた。笛吹きは不思議な音色でねずみたちをたちまちハーメルンの町から遠ざけた。そして町にねずみがいなくなった後、人々は男に報酬のお金を払うのが惜しくなって払わなかった。それによって男は怒って町の子供たちをどこかに連れ去ってしまう、というような筋なのですが、この物語はグリム童話(?)に召集されていて聞きなじみがあると思います。今…
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ブラックストーン・クロニクル
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どーなつ/本を読んでいる間、私も多くの読者が感じるのと同様、その町で暮らし、共に恐怖を感じていました。
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1977年に発売された処女作「Suffer the Children(暗い森の少女)」がミリオンセラーとなり、現在も数多くのサスペンスやSFを世に送りだしている作家さんなのですが、私は著者のことを全然知らず、たまたま手にとって訳者を見ると金原瑞人さんだったので、じゃあ試しに読んでみよう、という感じだったんですが、こんな素晴らしい作品を書く人を知らなかったとは迂闊でした。発表と同時に大ブームになり、ファンクラブ、ネットサイト、テレビゲームと、ブラックストーンの世界は広がっていったようです。かつてディケンズが試み、その後、Sキングの「グリーンマイル」で再び馴染み深くなった連続刊行小説。今作はその形…
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シムソンズ
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どーなつ/大好きな仲間と思いっきりスカッとしたい! そして最後には笑いたい。
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トリノ5輪で、カーリングに魅了された一人です。何故かあのときは、夜に起きていてカーリングを見てたんですよね。最初ルールも分からないし、なんかよく分からないながらも、ものめずらしさも手伝ってみていたのが、知らずにハマっていて、試合中継を楽しみにするまでになりました。このお話は2002ソルトレークシティ五輪カーリング女子日本代表「シムソンズ」をモデルにした青春ストーリーで、加藤ローサちゃん主演で映画化にもなった作品です。舞台は北海道常呂町で、やりたいことがないままに高校卒業を迎えようとしている主人公和子が、多少のミーハー心を抱えてカーリングに挑むことになるのです。最初は、そんなに力を入れていなかっ…
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ホームアウェイ
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どーなつ/この家族が感じる幸せが徐々にかげりを見せ始め不安にかわる様は読んでいて切に実感でき、妙に怖く感じる。
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理想のマイホームにあこがれ、は郊外の団地に引っ越した鶴川一家。せっかく手に入れたマイホーム。今は閑静な場所ではあるけれど、やがてスーパーが建ち開発が進み賑やかな場所になる。それが少し残念だなぁ、このまま自然を満喫したい、という気持ちでいれるうちはまだ幸せ。人の往来が少なく、団地に住んでいる人は老人ばかり、開発予定だったスーパーや商店は閑静すぎるこの場所で集客の目処がたたずに早々撤退。なかばゴーストタウンのような場所に取り残されることになるとすると、長閑だなんて呑気なこと言ってられない。ごみの収集はほとんど来ない。テレビは映らず、バスも通らない。完全な陸の孤島。読んでいると、長閑は、裏返せば孤独…
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四〇九号室の患者
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どーなつ/綾辻行人氏がこの作品の元になったものを書いたのが大学4回生の時だそうです^^
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綾辻行人氏がプロデビュー前に書いた作品で、1993年森田塾出版の再刊らしいです。著者自身はこれは短編に収録するべき作品ではないか、と思ってらっしゃったようですが、とりあえず単行本として出すことになったということで、結構装丁や中身にこだわったそうです。中は日記形式の文になっているのですが、そこもちゃんと本物のノートっぽくデザインされていました。芹沢峻・園子夫妻の乗った乗用車が崖から転落して炎上。身体中包帯にまかれ、足を切断された酷い状態でK**綜合病院の外科病棟一室で目覚めた主人公は、その事故のせいで記憶を失ってしまい、自分が誰なのか全く分からなくなってしまった。物語はそんな主人公が失った記憶を…
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バスジャック
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どーなつ/考えたらダメなんですよね、この小説って。ただ文章を読んでいけばそのおもしろさが分かってくる。
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「二階扉をつけてください」「しあわせな光」「二人の記憶」「バスジャック」「雨降る夜に」「動物園」「送りの夏」の7編が収録されています。タイトルにもなっている「バスジャック」が一押し作品なのだろうけど、むしろ一番目に収録されていた「二階扉つけてください」が凄かった。最初からいきなり世にも奇妙な物語テイストの、少し不思議な世界観とドシン(まさにこの音どおり)とくるオチが絶妙です。私はこれを押したい!!突然回ってきた回覧板。何でなのか分からないけれど、設置しなければならない二階扉の謎。あたりの家を見回せばいつの間にか、どの家にもついている二階扉。何で?どうして? という疑問よりも、設置するものなのだ…
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きょうも上天気
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どーなつ/マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』で話題沸騰の「オメラスから歩み去る人々」収録(帯より)
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マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』で話題沸騰の「オメラスから歩み去る人々」収録(帯より)今や有名となったサンデルの本で言及されている「オメラスから歩み去る人々」が短編集の最初にきて、これで読者をつかむスタートとなりました。SFは普段あまり読まないジャンルですが、印象として全体的にSFなんだけど最後がホラーっぽかったりってのも多くて、どれも質の良い作品ばかりでした。後味がずっと残る、作品が多いです。なんでも食してしまう「ひる」という作品。これも最初はこんな生物がいるんだなぁ、という呑気な感じから、あの結末のおそろいしいこと。想像するだに怖い。その後を想像したくない。表題作の「き…
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明日の雨は。
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どーなつ/生徒が成長するように、彼も学校で生徒からいろんなことを学び成長していっているのです
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教室の中で奇蹟が1つくらい起きたっていいじゃないか。「明日の雨は」ってタイトルの連想として少しもの哀しい作品なのかと思いきや、これがまた私の好きなジャンルの1つである人の死なない<日常ミステリー系>なのである。舞台はとある小学校で、主人公はそこでアルバイトとして音楽担当の雇われ先生をしている。若くてわりと顔がハンサムなこともあって、生徒にもそこそこウケがいい。――こういう風に表現すると、誰でも1人くらい過去にうけ持ってもらった先生の顔を連想する人がいるのでは?主人公の森島巧は、きっと生徒のいい思い出の1人として残るであろう先生なのです。彼自身もともと教師になろうと思ってアルバイトをしているわけ…
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真夏の島に咲く花は
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どーなつ/背景にあるクーデターがより物語に深みを増していましたし、「労働」ということ、お互いの価値観の違いなど、いろいろ考えさせられる部分が多いように思えました。
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読み出した感と物語背景は著者の作品でも評価の高い「ワイルド・ソウル」系なのですが、実際に読んでみると国籍の違う男女4人の青春物語、というかんじでした。背景にクーデターや人種問題など、少し重めのテーマがあるものの、やはりメインは青春。(青春って表現するのはおかしいかも。どういったらいいのか、青春する年代でもないし、成長物語、の方がしっくりくる表現かもしれません)日本から両親と移住してきてレストラン経営が軌道にのり、ある程度裕福な良昭、ガソリンスタンドで働く貧乏なフィジアン・チョネ、父のお土産物屋を手伝うインド人・サティー、ワーキング・ビザでフィジーに来て旅行会社で仕事をしている茜。この4人の男女…
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心霊写真
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どーなつ/本作は、タイ国内のみならず香港や韓国でもヒットを飛ばし、なんとハリウッドでのリメイクされました!
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2004年、タイ国内の年間興行収入NO.1の映画作品のノベライズ本。著者はソウ‐SAW‐の行川渉さん。友人の結婚式の帰り、カメラマンのタンと恋人のジェーンは長い髪の女を車で撥ねてしまい、そのまま逃走した。運転していたジェーンはそのことで苦しみ、タンの方は早く忘れようと必死になっていた。だけど、その日からタンの撮った写真に、心霊写真的なものが映りこむようになってしまった、というのが大筋。これ、タイ製のホラー映画のノベライズなんだそうです。正直、タイの映画だと言われないまま読むと、単純に韓国系のホラー映画かな、って感じてしまいます。さて、この本を読んでどこの国の映画のノベライズか当ててみなさい、っ…
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シンデレラ・ティース
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どーなつ/ひきこもりシリーズの穏やかな雰囲気を持った歯医者さんが登場。
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大学2年生のサキは、歯医者が大嫌い。なのに、受付のバイトだ、ということだけを母親に聞き、行った先がなぜかデンタルクリニック。彼女はそこで受付アルバイトをすることになります。歯医者独特のにおいやキーンとする音を聞くのが怖いサキ。けれど、個性豊かなクリニックのスタッフたちの助けをかりて彼女は歯医者嫌いを克服できました。そして、いろんな事情を抱えて歯医者にやってくる患者さんの秘密や、些細な出来事から全てを察し、推理してしまう個性豊かな男。サキは次第に彼に心を寄せていきます。著者の代表作でもあるひきこもりシリーズ(?)。今作の世界観や雰囲気はそのシリーズの坂木と鳥井の空気そのもの。ただ今回の舞台が歯医…
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少女探偵サミー・キーズと骸骨男
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どーなつ/少女探偵には憧れてしまうなぁ
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サミー・キースシリーズ第2弾。なんでこの本を見ると嬉しくなるんでしょ。表紙絵が私好みだからでしょうかね??ハローウィンの夜にブッシュハウスを訪れたサミー達。扉をノックして逃げ帰る予定だったのに、何故か強盗に押し入られ縛られているフランケン男を目撃してしまいます。通報してやってきた警察官は、前作でサミーに苦湯を飲まされたあの巡査だったから面倒。グチグチとサミーを苛めます。だけど、物分りのいいお回りさんも登場してくれるので、安心です。今回もまた自分から事件に首を突っ込んで、いろいろとおせっかいを焼くことになるサミー。結局フランケン男を襲った骸骨男は何者だったのでしょうか?というところが物語のおもし…
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モンスター村の経済学
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どーなつ/日本経済の問題点を暴く、初心者向けの経済本。
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経済の仕組みが全く理解できていない人にはオススメの1冊かもしれない。かくいう私も、簡単な経済書、という風に紹介してあったので興味を持ち購入に至った。登場人物が全て動物たちで、そこに「ミスターX」なる謎の人物が現れ、貨幣制度がない村にマネーを流通させようとするストーリーになっています。最初から、村には貨幣というものが存在してなかった状態なので、まっさらな状態からお金がどういう風に動いて、この場合だとどこが問題になるのか、物価の変動などとても分かり易く理解することができます。なんとなく分かっている気になっていた経済の仕組みも、これを読めば初歩的な部分で「なるほど」と頷けるところが多くて、とても役立…
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スリープ
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どーなつ/SFではあるのですが、わりと読者を選ばない作品だと思うし、結末に向かって見えてきた真実に「おおっ」と思った人が1人でもいれば同じ読者として、驚いた1人として嬉しいなと思う
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一瞬目が眩んで、寝て起きたらそこは30年後の世界でした――。この手の作品にはよくあるパターンです。ただ、未来として描かれているのがとんでもない先のことではなく、30年後というところにこの作品の楽しみがあり魅力があるように思える。恐らく著者の想像の世界なのだろうが、30年後はこうなってるんじゃないの、って描かれている未来風景に多少ナリと頷ける部分もあります。例えばTVは有料化されて、見たい番組を選んでみるようになったり、雨が降って服がぬれても瞬時に服ごと乾くハイテク乾燥機があったり、お札のデザインが変わっていたり……。情勢面でも、日本がW杯で優勝したという内容もあれば(これ、本当にそうなったらい…
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宮廷の道化師たち
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どーなつ/彼らたちが笑い、おどけ、客を楽しませ、感嘆させる。けれど、誰も道化師たちの心を読もうとはしない。
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表紙カバーと白抜きの文字ががすごく印象的でした。―――<復讐するはわれにあり>人間は神の宮廷道化師にすぎないのか? 魂を震撼する、頽廃の極地、美の極地。かなりのインパクトでしょう。そして裏を返したところにも煽り文句が。―――「カフカには笑いがあった。ダガンではその笑いが凍りつく。」池内紀(ドイツ文学者)―――このような美しさが目的もなく創られるはずがない。―――いまチェコで最も読まれている老作家、89歳の元外交官ダガンの稀有なる傑作。ナチの司令官の宮廷の道化師として20世紀の悪の極限を生きのびた4人の男たちの運命を描く。ここまで絶賛されているのだから、読むしかないってことで読みました。まぁ舞台…
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激走
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どーなつ/最初これは青春系なのかな、と思いましたが、全部読み終えてみた時、紛れもなくミステリーだったんだな、と実感できます。
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「逆説探偵」「桃源郷の惨劇」「中空」「密林」と、鳥飼作品を読んできましたが、どれもハマることができなくて、鳥飼作品は私には向いてないのかも、って思い始めた時に出会った1冊。マラソンとミステリーとが合体した、今までにないミステリーで、結末が見えてきだすと、ゴールテープを切りたいと思う気持ちと、まだまだ走りつづけてほしいという非常に複雑な気持ちを感じました。舞台は北京オリンピックの選考会を兼ねた、第61回福岡国際マラソン選手権当日。日本と海外の招待選手や一般参加者に加え、視覚障害者もパラリンピックの出場権を手に入れるため、今回のレースに参加する。いつも以上に緊張を含んだ大きなレースで、多くの人間の…
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名探偵のコーヒーのいれ方
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どーなつ/コーヒーが飲みたくなる小説
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私は紅茶派です。コーヒーは苦手なのですが、どうもこれを読むとコーヒーが飲みたくなってしまう。コーヒー専門店で働く女性が探偵まがいの事件調査に乗り出す設定なので、やたらコーヒーを飲むシーンが多い。疲れた時に一服。刑事さんの聞き込み調査の最中に一服。そしてお店にきたお客様にも一杯。でてくるコーヒーにどれもこだわりが感じられ、特にココアパウダーを散らしたコーヒーなんか涎が出そうでした。いちおうメインはミステリーではあるのですが、主人公なりのコーヒーのこだわりがとっても伝わってきて、今すぐに飲みたくなってしまうのです。コーヒー派の人なら尚更いてもたってもいられなくなるでしょう。読む人は、手元にアツアツ…
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オババの森の木登り探偵
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どーなつ/今のご時世、都会なんかにいくとほとんど自然なんてなくて、ゲームやマンガで1日を過ごすっていう子も多いでしょうが、中高年世代の人の中には、小さい頃は山で木登りして遊んだり、虫取りをして遊んだり、っていう思い出をもたれている人が多いんじゃないでしょうか。
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ウェブマガジン「air BE-PAL」の携帯サイトで2005年に配信された「裏庭探偵 中里翔平」を大幅に加筆訂正した作品です。単行本化にあたり、最終章「その後、霧の辻」が特別に書き下ろされています。 川上ツネという老女が古くから住んでいた「オババの森」。彼女が入院したことによって森の管理ができずにいるという大倉の頼みで、森の管理人としてツリーハウスに住むことになった中里翔平。管理人の傍ら副業で探偵をやってのけます。行方不明の猫探しなど、日常のちょっとした「なんでも屋」的な探偵ではあるのだけれど、、彼は管理人の生活を気に入っています。けれど、この森もオババこと川上ツネの不在により存亡の危機に瀕し…
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幽霊探偵の五セント硬貨
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どーなつ/ジャックって幽霊でしょ? このままいっても悲しい恋で終わりそう
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シリーズ第2弾。今までは本屋の中でしか動けなかった幽霊探偵ジャック。なんと今回から偶然見つけた5セント硬貨がキッカケなのか、ペネロピーともに外に出ることが可能になりました。 前作以上に2人のコンビは相性バツグンで、お互いケンカしあいながらも絶妙なタイミングでジャックが助言をしたりして、ペネロピーの心強い守護幽霊となっているようです。驚きなことに、ロマンス度も増えてました。なんだか、もしかしてこの2人はラブラブになってしまうかも??前に読んだ時からだいぶ時間が経ってしまったので、前作のことうろ覚えですが、少なくとも2人にロマンスが芽生えそうな予感がなかっただけに驚きなのです。でもジャックって幽霊…
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