|
のぼうの城
|
|
ふぉあぁ/軽妙な物語
|
主人公と個性豊かな脇役達が、まるで映画を見ているかのような軽妙な物語廻しが見事です。と、裏書きをみたら作者はシナリオライターなのですね。
|
|
|
裏切り涼山
|
|
ふぉあぁ/ああ、あっぱれ
|
戦国時代、秀吉は毛利との戦いの初端、播磨の別所家三木城を攻める。毛利を頼みと籠城をする別所家に対し、秀吉の軍師竹中半兵衛がとったのは、調略による開城策。動きの少ない籠城戦なのに、人それぞれの想いが大きなうねりをうみ、鮮やかに壮大なドラマを描きはじめます。そして、最後の最後まで読み手の気持ちを離しません。読後感も、「ああ、あっぱれ武将もの」と、大きな満足感が得られました。高橋克彦の陸奥シリーズ、隆慶一郎の一夢庵風流記などと同じワクワク感を感じる小説です。満点つけちゃいます。(^^)v
|
|
|
f植物園の巣穴
|
|
ふぉあぁ/ぐるぐる感
|
終末は予想通りに収まってしまうのですが、夢と現と現在と過去がない交ぜになった不思議な進行に、ついつい読み進めてしまう。深く読めば読めるのでしょうが、ぐるぐると思考をかき混ぜられる感覚のままに読み進めてしまいました。
|
|
|
ダルタニャンの生涯
|
|
ふぉあぁ/NHKで始まった人形劇 新・三銃士
|
デュマの三銃士の物語は創作ですが、主人公のダルタニャンは、史実に残っている実在の人物。本書は、その史実の人物を追うとともに、三銃士の時代17世紀のフランスの軍や政治の仕組みを解説してます。時代背景を知るには好書です。
|
|
|
プリズン・トリック
|
|
ふぉあぁ/条件付き受賞
|
加筆を条件に受賞単行本化されたと、巻末の選考委員のコメントにあるが、これはどうしたことか。最後の1ページを許すのであれば、すべての人物関係を洗い直して、構成をすべて見直すべきだあると言わざるを得ない。最後に「なぜだ」と読者の疑問をかき立てているのではなく、最後にすべてを台無しにしているのではとワタシは思う。人が人を殺すには、もっともっと動機が必要なのだ。
|
|
|
しゃばけ
|
|
ふぉあぁ/道具立てはおどろおどろしいですが・・・
|
漆黒の闇に包まれた夜、わずかな灯火(ともしび)の影にはなにかが潜んでいるように感じてしまう。昔の人々は 人知の及ばぬ物の怪と当たり前のように 隣り合わせに過ごしていたのかも知れません。そんな江戸時代でも この物語の主人公 廻船問屋の若旦那 一太郎は特別な存在だったのです。すぐに寝込んでしまうほど体の弱い一太郎には、しっかりものの手代が二人 彼の面倒を見るためにと言いながら、まるで監視をするかのようにいつも付き従っています。 が なんと、この佐助と仁吉は、実は妖(あやかし)が人の姿をしているものなのです。ある夜、手代の目をごまかして外へ出て行った一太郎は人殺しの現場に居合わせてしまいます。 そし…
|
|
|
ミッキーマウスの憂鬱
|
|
ふぉあぁ/バックステージ、クルー、キャスト、Qライン、クラブ33...。
|
「ここが魔法の世界でないってことがわかったから....、すべてが手作りだってことが理解できたから、僕たちが支えてなきゃいけない。」バックステージ、クルー、キャスト、Qライン、クラブ33...。ディズニーフリークでなければなじみのない仕掛けや言葉がこの本には 次々と出てきますが、けっしてディズニーランドの舞台裏の種明かしに焦点があたっているわけではありません。物語はディズニーランドという舞台を借りることにより、若さを含んだ熱気を帯びた人間の姿を描き出していきます。主人公は、夢と魔法の王国 ディズニーランドに キャストとして準社員に採用され、素晴らしい仕事が出来るんだと舞い上がってしまいます。とこ…
|
|
|
あやし
|
|
ふぉあぁ/心に植え付けられる「あやし」の気分
|
宮部みゆきによる時代小説「江戸怪奇談」です。宮部みゆきが描く江戸は、魑魅魍魎と市井の人々が、ちょっとの緊張感を保って当たり前のように隣り合わせに住んでいます。「本所深川ふしぎ草紙」や「幻色江戸ごよみ」では、謎解きを軸に物語が展開していきましたが、本作では不思議な話そのものが題材です。本書の九編は、決して恐怖をあおるわけではなく、話は淡々と進んでいきます。しかし、謎が解けて腑に落ちてという結び方ではないためでしょうか、話の終わりに妙にざらついたなんとも言えない不安定感が残ります。心の隅に「あやし」を植え付けられるこの感じをぜひ味わって下さい。
|
|
|
青葉台駅チャリンコ2分
|
|
ふぉあぁ/走り出したら
|
走り出したら 真っ直ぐ走る。ブレーキなんか かけられない。行けるとこまでいったら バタリと倒れる。立ち上がって、方向を変えたら また一直線。始めて補助なし自転車に乗ったとき、まさにこんな感じではありませんでしたか?でも、これが人生の話だとしたら…。酒浸りの大学生が 簡単に単位が貰えるからと 体育の集中講義で乗った自転車にはまります。はまったからには、フルパワー。女子ロードの トップクラス選手にまでになってしまいます。ところが練習中の事故で、選手を断念。今度は自転車雑誌の編集者として 七転八倒。 パワーだけで 前へ前へ。パワフルさ思いこみの強さならナンバーワン。挫折をしても立ち上がる。破天荒 痛…
|
|
|
天狗風
|
|
ふぉあぁ/耳袋との絶妙の距離
|
日本橋通町の岡っ引き 六蔵親分の妹 お初は、不思議な力を持っている。そのおかげで 今までも兄六蔵のお勤めの役に立ってきたのだが、六蔵はいい顔をしない。 なぜなら その力とは この世の物ではない物が 見えてしまう力であるから。ある日の朝 下駄屋の娘が神隠しにあう。 そしてその後 八百屋の娘も 消えた。二人が消えたそのときには、一陣の冷たい風が吹き、空は血の色のような赤色に染まっていた。そしてお初が、消えた娘たちを探すうちに、二つの事件の周りに 同じ黒い影のようなものを見ていた。前作(震える岩)から引き続きで登場する人物たちは、いよいよもって本作で 生き生き個性を持って動き出します。 飄々とした…
|
|
|
自転車少年記
|
|
ふぉあぁ/私はロードマンに乗っていた。
|
私は、中学高校生のときにロードマンに乗っていた。私は、中学高校生のときに自転車旅行をしたことがある。私は、中学高校生のときの初恋のことをいまでも思い出せる。どれか一つ当てはまる人は、この本を読むべきです。 いや、読みなさい。 ぜひ、読んでください。久しぶりに、寝る間を惜しんで本を読み切りました。そしていま ある種の高揚感というか、興奮が冷め切らないまま、この記事を書いています。初めて補助輪を外したときのことを自転車に乗って、はじめて隣町へと冒険に出かけたときの 高揚感を、漠然とした未来への夢と何ともいえない不安感とを抱いていた あの日を、 女の子と話すことでもドキドキした あのときを そう あ…
|
|
|
電車男
|
|
ふぉあぁ/2ch文化
|
なんでもあり巨大ネット掲示板 2ch の とあるスレッド(話題別の掲示板)で、ある男が皆に助けを求める書き込みをした。「めしどこか たのむ 」彼は 電車の中で酔っぱらいに絡まれた 女性を助けたことから その女性と食事に行くことになったのだった。しかし、彼は 真性の秋葉オタク系。 生まれてこのかた 女性と食事なんかしたことがなかった。そこで、彼は ネット仲間に助けを求めるメッセージを出したのだ。ネット仲間は、彼=電車男に アドバイスし、 電車男は その女性と…。物語が進むにつれ 自分も一緒になって電車男を応援していることに ふと気がつきます。なんとも不思議な物語です。ネット上の 時系列な やりと…
|
|