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金融広告を読め 金融広告を読め
関東蒲公英/どこかで見た、あの広告。
「外貨預金、今ならキャンペーンにて片道手数料無料!」、「定期預金、元本保証で金利は1%」、「個人向け国債は当行で・・・」、「○○証券、○万円までの株式売買手数料無料」。投資に興味のある人でも、お金は堅実に貯金あるのみと言う人も、最近こういう広告を沢山目にする機会が増えている事だろう。大抵の場合、※印が記載され、広告の隅に小さな文字でリスクの説明がなされている。この小さな文字に気がつかない人は論外だが、小さな文字を熟読し、リスクを十分理解したつもりであっても、気がつかない所に広告には載っていないような「リスク」という物は存在する。「金融商品に興味はない。定期預金なら高金利で確実。」と思っている人…  全文読む 評価する

新編新しい社会公民 新編新しい社会公民
関東蒲公英/使いやすい。
本書を含め、東京書籍より出版されている「わかるワーク」という問題集の解説は、既に中学1年生の数学のテキストの書評に書かせて頂いた。よって、このシリーズ全体を通しての感想はそちらの頁を確認して頂けると幸いである。今回は、「公民」に特化して話しを進めたい。大量の問題集が出版されている中で、中学生の問題集で良質な物、実際の試験レベルに即した勉強が出来る物は比較的少ないのが現実だが、このシリーズは兎角要点がしっかり押さえられており定期テスト対策に都合がよい。「公民」の場合、解説ページの右側が先ず「箇条書きの空欄補充」になっている。そこで要点となる用語を確実にマスターし、次のページから実際の試験で狙われ…  全文読む 評価する

新編新しい数学 新編新しい数学
関東蒲公英/市販教材としては秀逸
書店の参考書コーナーを覗けば、様々な参考書を目にする。高校生向けの参考書の中には、受験生のバイブルの如く扱われるロングセラーも多々あるが、中学生向け参考書ではそうした物を見かける機会は限りなく少ない。高校生にもなると、大学入試に向けて自学自習の必要性も高まり、熱意ある生徒達が良書を求めて書籍を買いあさる為、出版社としては参考書の作りがいがあり、ビジネスとしても旨味があるのだが、中学生の多くは塾や通信教材に頼っている面も多く、内容もまだ簡単である為、出版社としては市販教材に力を入れても旨味が少なく、デザイン重視、とっつき安さだけを追求した薄っぺらい悪書を乱売しているのが現実である。教育関係の仕事…  全文読む 評価する

M.I.Q. M.I.Q.
関東蒲公英/興味を持つきっかけには良いが、リスクについての言及が少ない事が残念。
個人情報保護の観点からと云う理由で、高額納税者の公示(所謂、長者番付)が行われなくなり、現在の我が国でどの様な人々が大金を稼ぎ優雅な生活をおくっているのかが一般国民の目からは益々分かり難くなって来た。ある種の羨望の的であり、国民の多くにため息混じりの夢や希望を与えてきた長者番付も、近年は消費者金融業やパチンコ関連業の経営者が大半を占める様になり、多様性が失われ、国民の溜息もいつしか憧れから諦観に変わりつつあった昨今のこの制度が、国民に、かけ離れた世界との格差を只々思い知らせるだけの存在に成り果ててしまった事も、廃止が決まった密かな理由ではないかとする意見もある。長者番付が廃止された今、我が国で…  全文読む 評価する

高学歴ノーリターン 高学歴ノーリターン
関東蒲公英/我々は何のために苦労して一流大を目指すのか
偏差値30の高校生が東大を目指す漫画「ドラゴン桜」がテレビドラマ化されるまでに至り、様々な関連商品がヒットした事は記憶に新しい。ゆとりの教育だの、個性を伸ばすだのと教育にまつわる議論が喧しい中、ドラゴン桜の示した、勉強する事の意義や具体的な勉強法、教育のあり方というテーマは、一定の支持を得、現代人が改めて教育という物を考えるきっかけとなったと言えると思う。一方、こうした作品のヒットこそ、我々が日頃いかに「教育」や「学歴」といった物を重要視しているかを如実に物語っている。日常生活を振り返って、必ずしも教育に熱心とは言えないような、学歴の芳しくない親でも、子供の塾には金銭を惜しまない。教育について…  全文読む 評価する

めぐる架空亭 めぐる架空亭
関東蒲公英/時代超えた妖しい雰囲気と暖かな世界
以前書評で紹介した花とゆめコミックスの「花の名前」が非常に素敵な作品だった事もあって、最近、花とゆめ系の単行本を何冊か購入して楽しんでいる。今回紹介する草川為先生の「めぐる架空亭」も、そんな経緯で購入した作品の一つである。ストーリーについて述べると、主人公の小山笹舟は体力にはかなり自信の無い若手の小説家であり、明治時代に若くして亡くなった有名な小説家の未完の遺稿である「架空亭」という原稿を見つける。読み進むうちにその小説の中にとりこまれてしまい、その中で原稿のタイトルと同じ名前の「架空亭」という、明治の文豪が利用していたような旅館を見つける。そんな不思議な旅館を舞台に、その旅館を取り仕切る一人…  全文読む 評価する

国まさに滅びんとす 国まさに滅びんとす
関東蒲公英/この本が問いかけてくるテーマは限りなく重い。
「国まさに滅びんとす〜英国史に見る日本の未来」このような厳めしいタイトルの本書を最初に目にした時、評者はこの本の主題を、大英帝国の衰退を反面教師とし、現代の我が国政治に何かを訴える類の本であると想像した。評者は、過去に繁栄した国家の盛衰は何故起こったのか、現在超大国として君臨するアメリカや、経済大国としてそれなりの地位を保ってきた我が国の繁栄に終焉が訪れるとしたら、それはどの様な時なのかという事に興味を持ち、少なくとも一早く産業革命を達成し20世紀初頭まで世界に数々の植民地を有しつつ、大英帝国の名の下世界を牽引してきたイギリスが、いつしかその役割をアメリカに明け渡し英国連邦をはじめ絶大な力を有…  全文読む 評価する

起業バカ 起業バカ
関東蒲公英/あなたのビジョンに甘さは無いか!?
本書の中身を単刀直入に紹介すると、近年ブームと言っても過言ではない「起業」という流行事のネガティブな側面を、これでもかと言う位に見せつけてくれる本と言える。本書の背表紙にある紹介文曰く、脱サラやリストラで起業した人は年間18万人、起業の準備をしている人も60〜70万人、起業希望者が130万人も居る中において実際起業で成功できる人は1500人に1人だと言う。今まで大企業のブランドを背景に営業で成功してきた「やり手」ビジネスマンが、早期退職を機に一個人で今までの経験と人脈を頼りに起業をした物の、大失敗し、今までの人脈や成功は大企業のブランドの力であり自分の力で無かった事を痛感したという話。これまで…  全文読む 評価する

ラピスラズリの王冠 ラピスラズリの王冠
関東蒲公英/魔法の国のハートフルストーリー
川瀬夏菜先生の二作目のシリーズです。前作の「知らない国の物語り」が全三巻でしたが、今作は全部で二冊にまとまっています。内容は、国民のおよそ二割の人が魔法を使えるというサヴァラン王国で、腕力には自信があるけど魔法の方は全然の没落貴族の娘ミエルが、とある事から王国の王子と町で出会います。魔法が苦手な事にコンプレクスを持っていたミエルは王子に励まされ、ここから二人の物語りが始まっていきます。前作の「知らない国の物語り」もそうでしたが、川瀬先生は綿密な設定の基にファンタジーの世界を作り出す事が非常に上手な方だと思います。物語りを呼んでいるうちに知らずにその世界の人々が共有する価値観や行動基準が読者にも…  全文読む 評価する

S・A S・A
関東蒲公英/努力する美少女
南マキ先生の発コミックスです。大工の棟梁の娘に生まれた主人公、華園光は小学校の頃父親にプロレスを仕込まれ有頂天になるが、何をやっても完璧でちょっと嫌味な男、滝島慧にいとも簡単に負けてしまう。悔しさの余り父に我が儘を言って滝島の通う私立学校へと転校した光だったが、その学校は圏内屈指のエリート校で、成績別にクラスが分かれ、その中でも最も優秀な7人のクラスは「S・A」として羨望の的になっていた。必死に努力しスポーツでも勉強でも完璧な美少女となった華園光だが、S・Aクラスでの順位はいつも2位。何をやっても滝島に勝てない。しかしあくまでめげずにいつの日か滝島を負かす事を夢見て、気合いを入れまくって頑張る…  全文読む 評価する

マンガ嫌韓流 マンガ嫌韓流
関東蒲公英/無知ではなく興味を持つ事から進もう・・・
発売以前より、多くの大手オンライン書店のランキングにおいて上位に入った作品だったので興味を持ち、発売日の朝bk1のサイトを覗いたところ24時間以内発送となっていた為思い切って購入を決めた。そもそも評者がこの本を手に取った理由は、アメリカや中国を批判する類の本は巷に満ち溢れている一方で、韓国を批判する本というのを従来余り目にした事が無かった事。近年の韓流ブーム等による流行は良いとしても、何かと賞賛一辺倒の韓国ブームをマスメディアが流し続けている事に些かの疑問を持っていた事等がある。前評判とタイトルから連想して、正直もう少し韓国人や在日韓国人に対して攻撃的で批判に満ちあふれた本なのだろうかとも危惧…  全文読む 評価する

蒼天航路 蒼天航路
関東蒲公英/漢中王劉備
魏国にとって、漢中は地理的にも防衛困難で得るものも少ない、正に食べるところの出来ない「鶏肋」の地であった。一方、蜀漢にとっての漢中は軍事上も、その政策上も極めて重要な地と言えた。劉備がこの漢中の王を名乗った時、その衝撃は各地に伝播し、そしてついに関羽が動き出す。いままで、漢中王劉備の存在をここまで深く掘り下げて描いた漫画があっただろうか。この劉備対曹操のハイライトの一角をここまで見事に描きあげた作品が他にあるだろうか。そう考えた時、蒼天航路の描写の凄まじさを痛感せずには居られない。残りわずかのストーリーをどの様に描いてくれるのか、期待がふくらんでやまない。  全文読む 評価する

ギャラクシーエンジェル2nd ギャラクシーエンジェル2nd
関東蒲公英/新展開
出版社をジャイブに移して2冊目のギャラクシーエンジェルになりますが、この展開を予想していた読者は少ないのではないでしょうか。今まで、多少のオリジナルキャラやストーリー、それと烏丸ちとせ少尉の突然の登場がありましたが、大方ゲーム版のストーリーをなぞるような展開で進んできたシリーズ。なんと本作から急展開でオリジナルストーリーに突き進んでおります。特に、表紙を見てもお分かりの通り、今回は「ちとせ」を中心に物語りが進行していきます。GAファンでゲーム版を既に体験済みの方も、ミルフィーユルートが既に確定している様で漫画版は気に入らないという方も、オリジナル色が強くなりはじめたこの漫画版の方に手を出してみ…  全文読む 評価する

教科書から消えた唱歌・童謡 教科書から消えた唱歌・童謡
関東蒲公英/もう一つの教科書問題
歴史の教科書を中心に近年様々な教科書を見直そうという運動が盛んな中、そうした議論の最中でさえあまり顧みられる事の無かった音楽の教科書についてを扱った貴重な一冊だと思う。「もしもしカメよカメさんよ」「桃太郎さん桃太郎さん」「昔、昔浦島は助けたカメに・・・」こうした歌詞を目にした時、これを読まれている読者の方は、その大半が件の旋律を頭に描く事ができるかと思う。子供の頃から幾度となく自然に聞かされて覚えた歌、みんなが当たり前の様に知っている歌が今静かに絶滅の危機にさらされているとしたらどうだろう。明治以降、西洋の音階に慣れ親しむ事を目的に生み出され、多くの人に愛され歌われてきた沢山の唱歌や童謡、年配…  全文読む 評価する

死刑囚042 死刑囚042
関東蒲公英/名作ではあるが・・・
物語が完結している今となっては1巻と最終巻のどちらに書評を書こうか迷ったが、1巻の方に書評が無かったのでこちらにまとめて書こうと思う。この作品は非常に色々な事を考えさせられる作品だった。内容は、幼少期に事件に巻き込まれて精神的に傷を負った主人公が地下組織での殺人ゲームにて参加者を多数殺害し死刑宣告を受ける。刑務所内でも暴れまわり、おおよそ人間としての扱いすら受なかった主人公だが、「脳内に、殺人衝動を抑えきれなくなると爆発するチップを埋め込む代わりに死刑囚の社会復帰を行う実験」に参加する事になる。感情が高ぶれば爆死するチップを脳内に入れられつつ、社会復帰の実験の場として選定された学校で用務員の仕…  全文読む 評価する

脳と心をあやつる物質 脳と心をあやつる物質
関東蒲公英/心とは物質の作用である。
我々は試験の前に不安にかられたり、恋愛で心臓が高鳴ったり、或いは夜に眠いと感じたり、対人関係で悲しみや怒りを感じたり、興奮したり、性的な欲求を感じたりと日々心を変化させる。怪我をすれば痛いと感じるし、料理を食べれば美味いと感じたり満腹であると感じたりする。これらは全て我々の心で感じる出来事である。しかし、「心」とはそもそも何なのだろうか。科学的に考えてみれば心とは脳内の化学物質の変化と作用という結論になる。ドーパミン等の興奮作用を有する物質が脳で上手に働けば興奮するし、鎮静物質が働けば心が落ち着く。逆に興奮物質にせよ鎮静物質にせよ、そのバランスを崩した状態に陥れば「精神病」という状態になる。こ…  全文読む 評価する

花の名前 花の名前
関東蒲公英/心暖まる綺麗な物語
斎藤けん先生の初コミックとなりますが、一気に読み上げました。初コミックにしてこの実力、この描写は正に「感動」の一言。内容は、事故で両親を亡くし心を閉ざしてしまった蝶子という少女を、遠い親戚の若い小説家である京が預かり、やがて二人は互いに心惹かれていくという話なのですが、二人の心理描写や、作中に使われる庭の「花」や京が書く「小説」といった小道具の使い方が上手で、読んでいると非常に暖かい気持ちになれます。ストーリーも長すぎず短すぎず、脇役も無駄に話を延ばしたりする為に使うのではなく、必要な箇所に話の魅力を引き出す形で配置されていて、全体を通して1冊の本に見事に纏まって居ます。何より、最後の持って行…  全文読む 評価する

私立彩陵高校超能力部 私立彩陵高校超能力部
関東蒲公英/超能力者が普通に居る世界
オンラインで無料にて読めるという業界の常識を打ち破るコンセプトの雑誌「コミックSEED」の人気連載作品です。何やら表紙が大変な事になっちゃってますが、実際はこの表紙の7・8割を覆う「帯(といっても真の表紙みたいな物)」が突いていまして、表紙の絵と一体化しています。帯の状態では普通にしている様に見えるキャラクター達なのですが、帯を外すとアクシデントで服がはだけるという「お遊び」な訳ですが、オンライン書店としては帯付きでサイトに載せる訳にもいかず、こういう表紙になっているのだと邪推します。だから、この表紙のまま届く事は多分きっとおそらくは無いと思うので、表紙をみて買う事を躊躇されている方は安心して…  全文読む 評価する

かりん増血記 かりん増血記
関東蒲公英/人気シリーズの小説版
角川書店で人気のマンガ「かりん」の小説版です。通常、こうしたメディアミックスが行われる場合、各メディア独自の設定が暴走し原作のイメージを台無しにしてしまったり、絵師が変わってキャラクターのイメージが全く変わってしまったりする事がままある訳ですが、「かりん増血記」シリーズでは、ゲストキャラが登場する以外でそうした徴候が見られない点は評価できると思います。一応、小説・マンガ、どちらから読み始めても大丈夫なように上手く作られていると思いますが、原作のマンガを一緒に読んだ方がより一層楽しめる事は間違いありません。また、こうした小説などでは原作の読者にとって既知の設定等が兎角長々と語られがちで、そうした…  全文読む 評価する

負け組スパイラルの研究 負け組スパイラルの研究
関東蒲公英/言いたい事は明白だが・・・
この本の最も訴えたい事を要約すると1行で済んでしまう。『国際や年金、不良債権といった借金でやがて日本は破綻する。』これが著者の言い分であり、巻頭から巻末まで徹頭徹尾述べられている内容である。後は、この主張を如何に解説し、理論づけるかという事になるが、どうも高い評価の付けられた内容ではない。政・官・財と一部の反社会的集団が国民を騙して巨大な借金を背負わせていると作者は解く。が、兎にも角にも例え話に話が弾み、我が国の政治を国民を、時には「ドラえもん」に、時にはベストセラーである「馬鹿の壁」に、時には地球村の○○だのにと例えた挙げ句、やれ「酷債」だの「酷妻(働かない妻は不良債権らしい)」だのとオヤジ…  全文読む 評価する

サル学の現在 サル学の現在
関東蒲公英/猿の姿から人間を見つめる
人はともすると、人間とはどの様な生き物で、本来どのように生活する事が最も自然な生き方なのかを考えたりする物だ。「自然人類学」などと言うと堅苦しい話に聞こえるかもしれないが、自然界において「人間」という存在が本来どのように生活していたのか、人間は本能的にはどのような生態の生き物なのかという話に全く関心を持たない人は案外少ないのではないか。例えば、人間の日常生活の中では「浮気」をする輩が少なからず居る。その行為の道徳的是非はとりあえず措く事として、人間に近い動物である猿達の中にも実はこの「浮気」をする種類が結構な割合で居るのである。そうした猿の姿を見た時、人間は本来浮気性な生き物なのだろうか、それ…  全文読む 評価する

東京アンダーグラウンド 東京アンダーグラウンド
関東蒲公英/七年間に感謝を・・・。
人気作品、東京アンダーグラウンドの最終巻になります。作者の有楽先生にとって、始めての連載作品で突然の大ヒット、アニメ化まで達成する人気シリーズを7年間に渡り書き続ける事は大変な労力であった事と思います。作者も巻末で触れているとおり、大人気シリーズの最終巻としては少々駆け足になりすぎた点もある為、それを惜しむ読者の声が聞こえて来るのも事実ですが、駆け足ながらに作品を放棄する事なく責任を持って綺麗な形にまとめて下さった事にはファンとして有り難く思いました。暫く休養を取られるようですが、また次の作品を読む事が出来る日を楽しみにしております。個々のキャラクターの後日談や、幾つかの描ききれなかった設定の…  全文読む 評価する

年表で読む明解!日本近現代史 年表で読む明解!日本近現代史
関東蒲公英/中高生には是非お勧めしたい一冊
歴史の勉強をする際に、教科書を読むというのは大切な事ではあるが、教科書は教科書であるが故の様々な制約があり、記述されている内容も、簡略化された物になりがちだ。歴史的なイベントが起こるまでのプロセスや、そこに至るまでの人々の努力、歴史的な人物の行動の功罪や評価、或いは考え方の対立や騙し合い、といった歴史が好きな人間が最も興味をそそられる部分に関しては教科書を見るだけでは遠く理解が及ばない事も多い。歴史は一面的にとらえるよりも、多くのサイドストーリー的に扱われてしまうエピソードや当時の時代背景を知る事によって、各々の時代を想像し、論じるだけの土台が出来る。そうした土台を作るのに最適な一冊が本書であ…  全文読む 評価する

四季を楽しむ花図鑑500種 四季を楽しむ花図鑑500種
関東蒲公英/手軽に読めて内容も充実
様々な花が咲き出す季節、家々の庭や道端に咲いている花の名前を知りたくてこの本を手に取ってみました。ガーデニングに利用されている様々な花が種類別に写真付きで解説されており、育て方やよく使われる別名称まで幅広いデータが記載されています。写真を見るだけでも楽しいですし、写真をみて興味をもった花を実際に庭に植えてみるなどしても楽しいです。例えば、「ひまわり」だけでも5〜6種類が写真で解説されていまして、珍しい色の「ひまわり」がある事を知り実際私も庭先に植えてみたりしました。花の名前を知る事で、あの庭には○○が植わっている、あの道沿いには○○の花が綺麗に咲いている、など、普段と変わらない景色が少しちがっ…  全文読む 評価する

あひるのアレックス あひるのアレックス
関東蒲公英/森喜朗元総理の作った絵本
幼児向け、子供向けの絵本は数あれど、内閣総理大臣経験者が作成に携わった絵本となると前代未聞ではなかろうか。最初ニュースで聞いた時は、またまたどうしてそんな事になってしまったのかと仰天したものである。森喜朗元総理と言えば、故・小渕恵三氏の後継として総理に就任以来、マスコミから種々の問題で集中砲火を浴びて退陣を迫られ続けたイメージが一般に定着してしまっているが、氏は従来文教族に位置するの議員であり、教育問題や青少年の育成については確固たる考えを持った方である。教育の方向性や、氏の個人的な言動やイメージから批判を繰り返す方もいらっしゃるようだが、少なくとも教育問題に対する氏の熱意と、どのような考えで…  全文読む 評価する

School rumble School rumble
関東蒲公英/かなりお勧め!ハイテンション学園マンガ。
表紙だけ見ると可愛い系の女の子が出ている今時の萌え系マンガかと思う。中身をパラパラとめくってみると、不良みたいな奴が出ていたりして、どういう趣旨のマンガなのかよくわからなくなる。ネットで検索しても、この独特のタイトル名が不幸にして検索にヒットし辛いなど、色々と購入をためらうケースもおありかもしれないが、学園系で暖かい笑いを求めている方には是非お勧めの一冊。とにかもかくにもハイテンションな一癖も二癖もあるキャラたちが、日々の学園生活をエンジョイしている。片思いあり、喧嘩あり、お約束ありの世界だが、このキャラクターたちの人間関係が作り出すオチのついた笑いの世界に、いつの間にか引き込まれていく自分が…  全文読む 評価する

靖国問題 靖国問題
関東蒲公英/哲学で語る事の限界を感じる
参拝反対派の反対理由は従来主に3つの争点から成り立っている。1つに、憲法20条との問題から反対を唱える者。2つ目に、他国との外交関係を理由に反対する者。(ここには中国等への進出企業が自らの利益の為に中国の代弁をする場合等も広く含む。)3つ目に、「歴史認識」や「被害者への同情」と言った感情論の議論である。(逆に我が国の戦没者遺族がA級戦犯とされた人物と合祀される事を嫌うなどの理由もここに含める。)個々の批判は全てにおいて一定の説得力を持つが、いずれにしてもこの問題を議論する際に最も始末に負えないのが、それぞれの問題を混同し、まとめて論じようという姿勢を取る者が居る事である。例を示すと、憲法問題で…  全文読む 評価する

先輩とぼく 先輩とぼく
関東蒲公英/オタクの美学
この巻で5作目となった「先輩とぼく」ですが、今回の影の主役は1作目からお馴染みのあの男、タッキーです。タッキーといってもテレビで大活躍のあのアイドルなどでは断じてなく、オタッキーだからニックネームがタッキーという、現代社会のオタクの極端な部分を濃縮したような味のあるキャラ。この作品をここまで読んで来られた方ならば知らない人など居るはずのない、あの悲惨で素敵なキャラクター。今回は、そんな彼といつもマニアックな道を極めようと一緒にくっついて遊んでいるロボット、オーラーとの淡い恋愛話とでも言いましょうか、そんな設定を中心にストーリーが進んで行きます。今回も新キャラが出てきます。凰林学園生徒会長でにこ…  全文読む 評価する

先輩とぼく 先輩とぼく
関東蒲公英/2作目と合わせて読みたい3作目
2作目で現世と前世が見事に繋がって、感動的に一つの話が終結した「先輩とぼく」ですが、この3作目はその続編とも言える展開です。前世があるなら、それは当然現世につながっている。そんな訳で、前世の嵐ちゃんが隠したと言う「宝」を探しに行ったりする話になっております。といっても、単なる宝探しやらに終始しないのがこの作品のスゴイ所。常に笑いを呼び起こしながら、肝心な所では練られたストーリーがしっかりと着実に進んでいく。押さえるところをしっかりと押さえている訳です。今回もまた「新キャラ」が登場します。無表情でクールな感じの少女「桜さん」。この桜さんと主人公の関係は?前世と現世はどのように繋がっているのか?こ…  全文読む 評価する

先輩とぼく 先輩とぼく
関東蒲公英/前世と現世を結ぶちょっといいお話。
前の巻で宇宙人に脳味噌を入れ替えられた「先輩」と「ぼく」。ですが、相変わらず入れ替わったまんまの生活をしています。「男女入れ替え物」って言う、ある種定型化したジャンル(それでも人を惹きつけて止まないジャンル)の中で、この作品の魅力は、その設定のみに執着しない所とも言えるかもしれません。男女が入れ替わった事など何のその、その設定の上にさらに別の設定を上乗せしてどんどん攻めてくる。そんな感じの作品なので読んでいて飽きが来ないのが嬉しいですね。男と女が入れ替わったというネタだけを引っ張っていかない訳です。今回は、新キャラクター「嵐ちゃん」が登場。この嵐ちゃんと主人公を取り巻く前世と現世のちょっと良い…  全文読む 評価する

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