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鎖衣カドルト
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早秋/信じるものはなんですか?
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人それぞれに信じるものがあります。あなたのそれはなんですか?法律?倫理?上司?愛?平和?それとも自分?この本で印象的なのは、何と言っても第5話「水の花」でしょう。主人公であるカドルトの国は、「鎖の教え」の下にあります。対して巫女の住まう水の国は、「大河の神」の下にあります。主人公の体現する「鎖の教え」は、とてもロジカルなものです。神様を祀るのではなく、法や倫理を説くために「鎖」という存在を使う。(それこそ「憎しみの連鎖」の場合の鎖です)だから神という概念はとても薄いのです。水の国から逃げてきた巫女は、自国の神様に祈ります。折に触れ、迷いもなく。感謝を捧げます。そこには神への絶対的な信頼があり、…
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マルドゥック・スクランブル
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早秋/カジノシーンが秀逸
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勢いがあって全3巻を読みとおしてしまう。凄い。私はSFという冠がついたものを余り読まないのだが(ごめんなさい、偏見ですね)これは違和感なく読めた。作者の筆力やしっかりとした世界観、人物の魅力のお蔭かと思う。なんといっても圧巻はカジノシーン!描写が秀逸。このシーンを読みたいがために、何度も最初から読み返した。読むか否か迷っている人で、カジノに興味があるなら読むべし。このカジノシーンだけでも読む価値がある。SFに対するとっつきにくさが緩和されたかも知れない。なににせよ、こんな作品があることに感謝。
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のだめカンタービレ(講談社コミックスキス)
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早秋/クラシックだってお堅いものじゃない。
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現在も連載中です。クラシックというと、学校でのつまらない授業とか変な髪型の作曲家とかを思い出して敬遠したくなりますが、まずは騙されたと思って読んでみてください!面白いです。半端じゃなく。一巻だけ…と思って買ったその日のうちに、既刊全巻を揃えました。主人公のだめ(野田恵)の変人ッぷりは勿論、王子様的存在の千秋だって充分変な人だし、周りもみんな変な人ばかり。そんな個性的な人たちが集まって、一つの曲を奏でるのですから面白くないはずがない。歌詞もないクラシックの曲がどれだけダイナミックか、どれだけ情景に富んでいるかが伝わってきて、千秋の振る曲を聴きたくなるのです。クラシック音楽を真正面から描く!といっ…
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希望の国のエクソダス
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早秋/学生にこそ読んで欲しい。
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昨年の就職活動中に幾度となく読んだ。貪るように。もっと早く読めば、人生変わったかもしれないと思った。物語の閉塞感は私の閉塞感に似ていた。日本は凝り固まっているのではないかと思う。私は去年、「学歴は関係がない」という学歴社会のなかで打ちのめされていた。結局そうなのだ。「コミュニケートできない」。その言葉に幾度も頷いた。私にとってこの小説の価値は、その一言に気づかせてくれたところにある。なんで重役の人とは話が通じないのだろうと悩んだが、使う言語からして違う。その言語は一般には降りてきていない、暗喩を含んでいる。こちらを分かろうともしない。そんなものは、こちらから捨ててやる。開き直ることは出来た。結…
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分岐点
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早秋/私は、戦争を知らない。
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私は戦争を肌で経験したわけではないから、戦争がどんなものか知らない。餓えも知らないし、銃で撃ち殺される人間を見たこともない。戦争の話だなんていうと、重いと敬遠したくもなるだろう。だけど、読んで欲しい。特に私のように戦争を知らない若い世代。成瀬少年と同じ位の年齢の人に。古処さんの読ませる筆力は、秀逸だから。この本には、対極にいるであろうたくさんの人が出てくる。卑怯な大人も清々しい大人も、真直ぐな少年も出てくる。でも、卑怯な少年はいない。それが私には救いだった。真直ぐな少年の真直ぐな姿勢は痛々しいけれど、それは私が「今」から見ているからだろう。彼を否定することは誰にも出来ないけれど、否定してしまい…
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