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ツレはパパ2年生
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hamushi/いい感じに、2年生。
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パパになったツレさんの、二年目の記録。実のところ、手に取って読み始める前、ちょっとドキドキした。過酷な育児初体験の渦中で、鬱病、再発されていないだろうかと、すごく心配だったのだ。でも、大丈夫だった。たしかにツレさんのなかの「鬱になりやすい思考パターン」みたいなものは、まだまだ健在だったように思う。「ボク以外の人じゃ泣きやまないんだよっ」という、頑固一徹気味な思い込み(コドモは結構柔軟なのに)。ちーとくんを預けて仕事をしていても、「あー心配、心配心配あー心配」と、心配の反復横とびをしてしまう、常同行動っぽい心配性(疲れるだけなのに)。なぜかベビーカーを導入せず、増大する一方のわが子の重さを背負い…
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母に心を引き裂かれて
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hamushi/親の抱える問題の生け贄にならないために
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本書を読み進め、紹介されている事例の大半が自分の体験に重なることに、慄然とした。たとえば次の症例。---------------------------------------------------- 「おふくろと俺との、すさまじいけんかは、一発触発だった。とにかくひどいもんで、暴力的で、悪意に満ちていた。あんな猛烈な罵りあいは、ほかのだれても、一度もしたことがない。相手が男だったら殴り合いになるところだが、この場合は母親が相手だし、自分の母親とそんなことをするなんて、考えもつかない。でも、おふくろはしつこくて、くだらないことをあげつらうんだ。一度なんて、屋根が吹っ飛ぶほどのけんかをやらかし…
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MW〈ムウ〉(小学館文庫)
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hamushi/映画は見ようかどうしようか、考え中…
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この作品、これまでずっと読む機会がありませんでした。内容にあまりにも救いがなさそうに思えて、なんとなく避けていたというのもあります。映画化されると聞き、配役やストーリーをネットで見ているうちに、やっぱり読んでみようと思い立ち、購入。魅了されつつ一気に読了しました。お話は、たしかに重いです。日本のとある島に秘蔵されていた毒ガス兵器が漏れだして、住民も滞在者も滅亡。奇跡的に生き残った二人の子どものうち、一人はガスに脳を侵されて狂気を帯びた狡猾な殺人者となり、もう一人は記憶に焼き付いた地獄絵図に苦しみながらも、神父となって苦しむ人々を救い続けています。主人公の一人、結城美智雄は、エリート銀行員という…
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ラ・サタニカ
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hamushi/さわやかでした…
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読後感は、さわやかの一言でした。切なすぎず、ベタ甘すぎず、人間関係もいい具合にバランスがとれていて、主要人物はそれなりに個性的ではあっても健全で、お邪魔な脇役やトラブルメーカーも出現せず、フラストレーションなしに、恋心の成就する過程を純粋に楽しめるお話でした。親友の松嶋が自分対して強い恋愛感情を抱いていることに気づいた真下は、その思いに戸惑いながらも、ふとすると松嶋を追いつめて絡め取りたいと感じる自分の欲求に気づきます。いつも女の子に取り囲まれてモテている松嶋を、思わせぶりな言葉やしぐさで乙女のように動揺させて、自分への思いがそこにあることを確認せずにはいられない、ということは裏を返せば自分も…
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単純な脳、複雑な「私」
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hamushi/ほんとうに面白い本でした
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私はこの本を、地元の中学校の空き教室で、二日がかりで読みました。そこは、普段学校に出てこられない生徒が、期末テストを受けるための会場になっていました。心身にいろいろな事情を抱えて、他の子どもたちと同じように授業を受けることはできなくても、なんとか自分で勉強をしてテストだけは受けておく…そんなイレギュラーな「学校生活」を送る中学生もいるのです。そんな場所での読書でしたから、子どもたちにとって学校って何なのだろう、学校教育ってどんな意義があるのだろうと、つくづく考えながら、この「講義録」を読むことになりました。とても残念なことですが、なんらかの理由で規格外の個性を帯びてしまった子供たちは、どうして…
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言葉よりずっと大切なもの
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hamushi/夫との関わりが、悲しい…
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この本を読むまで、ジェニー・マッカーシーという人のことを全く知りませんでした。読み終わってから、ネットで情報を見てみました。モデルで映画女優。年の離れたすてきな恋人とのロマンスも囁かれる、美しい女性。そんな華やかな報道のなかに、息子さんが自閉症であること、その子の問題と治療効果とを世の中に知らしめるために、いまの恋人と社会的な活動をしていることも、書かれていました。そうした情報を読みながら、どんな華やかな家庭にも、分け隔てなく自閉の子は生まれてくるのだなという、なんだか妙な感慨を覚えました。本書の著者であるジェニー・マッカーシーは、息子のエヴァンが、突然、命にかかわるほどのてんかん発作を起こし…
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100文字レシピおかわり。
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hamushi/100文字って、すばらしい
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材料から作り方まで、ほんとに100文字でまとめてあります。初めて作るレシピでも、お料理の写真見て、その100文字をザッとアタマに入れてしまえば、あとは本を見返さずに、鼻歌まじりで作れます。おかげで、不器用な私でも、なんだかすごく、料理の達者な人になったような気分を味わえます(気分だけ)。もちろん作るうちに、多少記憶の歪みが生じて「自己流」化する部分もあるのですが、それでも出来上がったお料理は結構美味しいですし、いちいち本に頼らずに作るせいか、その後の記憶の定着率がいいのです。おかげで、手持ちの定番メニューが増えました。
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真夏の夜の御伽噺
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hamushi/ほんとにファンタジーでした
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本が届いて、手にとって表紙を見て、なんだかフワフワのファンタジーみたいな絵柄だと思いました。でも秀香穂里作品に限って、まさかそれはないだろうと思いなおし、読書開始。ところが読み始めてしばらくすると、まともにファンタジーのような経過をたどっていきます。もちろん、いつもの作品同様、職場で、仕事や自分と向き合いながら真剣に葛藤していく主人公の姿が描かれていくのですが、それとは完全にパラレルになっている時空(?)で、ものすごくベタベタにメルヘン的な状況が展開していくのです。いやでもまさか、メルヘンのまま最後までぶっちぎったりはしないだろう、どこかできっと、身も蓋もなく現実的な理由付け(種明かし)がされ…
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オーブントースターでできる手作りお菓子
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hamushi/オーブントースターが、ちょっぴり偉く見えました
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十数年前に購入した本。時折開いて眺めるばかりで、ちっとも実用書として使ったことがなかったのですが、今回はじめて、本書をみながらチョコレートケーキを焼いてみました。今年のパレンタインデーのときに余った料理用チョコと、卵、小麦粉、バターなど、あり合わせのものだけで、ほんとに簡単に、"家庭の味"のするチョコケーキができました。家族には、まずまず好評。作る楽しみも味わえました。写真つきの解説が親切で、お菓子初心者でも安心して作業できます。普段、食パンを焼くぐらいしか用途のなかったオーブンレンジが、輝いて見えました。
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ツレはパパ1年生
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hamushi/うつ病と育児は、いい意味でも、ちょっと似ている
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あの「ツレさん」と「てんさん」が、いま、育児をされているという。 本書が出版されていることを知り、まだ手元にも届かないうちから、感無量の思いを抱いた。元うつ病できまじめな性格の「ツレさん」と、マイナス思考の女王のようだったという「てんさん」のお二人にとって、「やってみなくちゃわからない」未開の原野である「育児の世界」に踏み込むことは、大変な決意だったことだろう。しおもお二人は、うつ病とともに降りかかってきた状況を受け入れ、考え方を変えながら、オリジナルの生き方、生活を構築されていったばかりなのだ。これは、並大抵のことではない。言うまでもないことだが、育児は大きな仕事である。とくに、最初の子ども…
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溺愛中毒
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hamushi/お腹がいっぱいになる、溺愛。
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行きすぎた「溺愛」の生態を描いた短編集。 新也作品の溺愛要素の集大成という印象もありました。とにかく全編、大バカな感じで、ひたすら脱力させてもらえました。ただ、あまりにも溺愛が「行きすぎ」ていて、美形が全く美形に見えないという、気の毒な面もありました。「溺愛中毒」 表題作。親の再婚で家族になった義理の弟(高校生)を激しく溺愛するあまり、過剰に保護して束縛する兄(大学生)の痴態が、切なかったです。 「ホワイトパラダイス」 美少年好きで包帯フェチの保健室の先生と、彼を一途に慕う生徒のお話。好みの生徒が治療に来ると無意識のうちに包帯で亀甲縛りしてしまうような先生のどこがよかったのか、生徒の気持…
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チョコレートのように
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hamushi/チョコの食べ過ぎに注意したいお話
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名作童話「シンデレラ」の王子様が魔女を兼任していた上、若干、義母のようにサディストでもあった、というようなお話でした。 主人公の静は、都市開発のシステム設計で画期的なアイデアを生み出したのに、同僚で親友でもあった男に資料を盗まれ、コンペで先に発表されてしまいます。 元親友は盗作が評価されて大プロジェクトに抜擢され、悪びれもせずに出世コースへ進んでいくのですが、親友の裏切りにショックを受けた静は、一言も糾弾もできないまま、世の中で生きていく自信すら見失ってしまいます。 そうしてボロボロになった静が、泥酔して夜更けの橋の上から川面を見つめて飛び降り自殺をうっすらと思い描いていると、梶本という名…
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はぎれがあったら…ちょこっとつくる
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hamushi/「ちょこっと、つくる」に癒されます。
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書名に一目惚れして手にとって、中をのぞいて即購入決定。 はぎれがあるから、ちょこっとつくる…理想です。たとえば小春日和の窓辺あたりに、裁縫箱を持ち出して。 小さなコサージュとか、気ままな模様のブックカバーとか、どこにも売っていないような巾着とか、不思議なかたちのコースターとか。 いつもこのように休日のひとときを過ごせたなら、たいていの「心のつかれ」なんぞ、癒されまくって消えそうです。 もちろん現実には、裁縫箱までたどり着くのが一仕事だったりするのですが…。 本書で紹介されている、小さな作品たちは、どれもかなり個性的です。ありあわせの端布やボタンやビーズを駆使して作るものばかりなので、たぶん、同…
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手に入れたいのはオマエだけ
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hamushi/共演する二人が学校で食べている幕の内弁当がおいしそうでした
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この作者さんのお話には、強烈なギャップを抱える人物が多く出てくるため、時にはあまりのすごさに面食らうこともあるのですが、この小説では、そのギャップが、お話の魅力そのものとなっていました。 主人公の充は、舞台中心に活動する才能ある俳優。芸能人御用達の高校に通いながら、出演する作品を自分で厳選し、地道にキャリアを積んでいます。年に似合わず大人びて落ち着いた性格である上に、共演者の支えになって演技を伸ばすという特技があるため、クラスメートや同業者たちに厚く信頼されています。 でも充本人は、決して思いやり深い性格でも、本当に「大人」なわけでもなく、人間関係全般に何の期待感も情熱も持っていないために、…
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野菜で「免疫力」をたかめる
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hamushi/作りやすいレシピが魅力です
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食材別に、健康維持に役立つ成分と効能が分かりやすく示されています。たとえば、せり。ミリスチンやカンフェンという耳慣れない香り成分に、保温や発汗作用があり、冷え性に効果があると書かれています。せりに、こんな効能があるなんて、初めて知りました。また、せりに含まれているテルペンやステロールという成分には、ガンや腫瘍の発生をおさえる効果があるとのこと。読んでいるだけで、元気が出てきそうな解説のあとには、とても作りやすいレシピが紹介されています。せりのページは、「せりたっぷりの焼きうどん」と「せりの焼き潮鍋」でした。他の食材のページも、手軽に手に入る材料と、簡単に作れるレシピでまとめられています。調理の…
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月夜ばかりじゃないぜ
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hamushi/続編があると嬉しいかも
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暴力団の若頭が、尊敬する組長の息子を、赤ん坊のころから愛情込めて育て上げ、守り抜いて、最終的には人生における唯一無二のパートナーにする……というお話。 このジャンルでは「年の離れた保護者→恋人」というシフトは全く珍しくないので、とくにおかしいとも思わず読了したけれども、改めてこうやって書いてみると、やっぱりものすごいストーリーではある。 ヤクザ的な暴力志向が苦手なので、途中、読むのが厳しい部分もあったものの、テンポがいい上に、納得感のある展開になっていくので、楽しんで読むことができた。 主人公である鳴海の実家が、「ごくせん」に出てくる黒田一家みたいに、ある意味清廉潔白で、義理人情に厚い団体だっ…
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病気は自分で治す
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hamushi/病気になりそうな暮らしをしている方にお勧めの本です
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交感神経と副交感神経の過剰な働きが、どのように免疫系に影響を与え、病気を引き起こすかということを軸に、病気や健康というものをどう捉えるかということを、101もの観点から語って見せてくれている本です。自律神経系や免疫系を狂わせている生活を改め、心身のバランスを取ることで、さまざまな病気を予防し、また治癒させることができるという説明はとても明解で、納得できる部分も多かったです。ただ、現実には、著者の考えの通りにすることは、かなり難しいのではないかと思います。とくに重篤で命に関わる病気の場合は、かかりつけの医師の指示に真っ向から逆らうことになる場合が多いので、精神的にも大変なことになりそうです。たと…
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ワイルドでいこう
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hamushi/子犬の心を持った猛獣
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貧困と虐待という逃げ場のない生育環境のなかで、年上の幼なじみに庇護されて育ち、離ればなれになっても彼を恋い慕う心だけに支えられて、暗い世界を生きのびてきた青年…… などというと、陰気で内気で線の細い、腺病質の子犬のようなタイプを連想してしまいそうですが、このお話の隆充は、子犬が育ちすぎて巨大獣になったような人物として登場します。 このジャンルでは、こうした変貌はよくみられることですが、外側の獰猛化と、うちに秘めた「子犬」のままの心情とのギャップの大きさは、稀に見るものであるかもしれません(と言い切れるほど、たくさん読んでいるわけでもないですが)。 「整理屋」などという、ほとんどダーク領域の職業…
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年上の恋人
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hamushi/家族の問題
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BLですが、ほとんど家族問題のお話でした。 このジャンル、実はそういう作品が少なくないです。 以下、少し引用。 --------------------------------------- どれだけ憎んで憤っても、ぼくにとっての母が唯一無二の親であるように、母にとってもぼくは血を分けた息子で、その絆はどんなに否定したくとも断固として存在していて、逆に言えば、ぼくらはそれ以上でもそれ以下でもないのだ。 ただ、親であり、子であり続ける----。 簡単なようで、案外それが一番難しいのじゃないかと、最近のぼくは思い始めている。 ---------------------------------…
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食べ物を変えれば脳が変わる
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hamushi/うつ病と戦うための、参考書
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うつ病の家族を守るために、一家の主婦として台所で出来ることはないものかと、方法をいろいろ探していて、この本に出会いました。うつ病の改善には、セロトニンの材料となるトリプトファンの摂取が望ましいということは、知識として知っていました。けれども、トリプトファンを多く含むとされる食材を、せっせと料理して食卓に載せてみても、目に見えるような改善の手応えがないまま、時間だけが過ぎていきます。悪化は防いでくれているような気はするけれど、はっきりと「よくなる」ということがないのです。やはり「ただの食品」では薬のようにはいかないものなのかと内心落胆しつつ、けれども代謝の過程など詳しく調べて対処することで、もっ…
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アップルの人
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hamushi/笑って自分のだめさが分かる
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脳内の笑いのツボに、タタミ針を刺され続ける本だった。語られていることがらの多くは、パソコンやネットを使っているものとして、どこかで覚えのある「ちりちり、もやもや」した状況である。何かがおかしい。奇妙なゆがみやねじれやズレがあると、直感的には思うのに、漫然と日常に浸っている私では、それを適確に言葉にできない。カユイところは確実にあるのにどこがかゆいのかが分からないから、しかたなく普通のそぶりでやりすごしている。そんな「ちりちり、もやもや」の状況のかなめの部分に、ずっぷりと、言葉のタタミ針を刺して指摘してくれるが、おもしろくてならないのだ。-----------------------------…
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精神科医は腹の底で何を考えているか
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hamushi/一気に読まされてしまう「腹の底」
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百タイプの「医師」と、さまざまな「患者」たち。 類型化されているにもかかわらず、どの「医師」も「患者」も、声や気配が伝わってきそうなほど、生々しい。そのことに、少し困った気分になりながら、夢中になって読んでしまっている自分がいる。 何かと病院から縁の切れない生活であり、数は多くはないものの、成りゆきでさまざまな分野の医師に出会い、話をする機会があった。 そのときに、目の前の医師の腹の底が全く分からないと感じたことは、実はない。そしてこの本のなかで、実に身も蓋もなく、時には容赦なく自らに刃物を振るようにして割られて見せられた「腹の底」は、どこかで見知ったものばかりだったように思う。 書かれて…
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楽天主義者とボディガード
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hamushi/子どもと大人
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うち捨てられた寂しい子どもと、タフな庇護者。 主人公たちは、どちらもいい年の大人で、しかもスペシャリストとしてかなり有能な人達なのすが、そんな関係が下地にあるからか、恋愛というよりも、もう少し肉親愛に近いような人間関係の構築のほうがメインに感じられるお話でした。 そういう設定のお話、このジャンルには、わりと多いように思います。読者の側に、そうしたニーズが強いからでしょうか。 それにしてもこのお話に出てくる親戚一同、あまりにも悪辣です。 ぽっと出てきた青年に莫大な遺産を持って行かれそうだからといって、家に押しかけてきて、「いっそ死ね」などと罵りながら、亡くなったばかりの親の位牌を投げつけ…
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完全独占計画
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hamushi/ハードボイルドな玩具メーカーのお話でした
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主人公は、「絶対服従計画」で派手に失恋してしまった、脇役の小田桐さんでした。この方は、前作では失恋の痛みも描かれないまま地味にフェイドアウトしてしまって、気の毒でならなかったのですが、この作品でまた出会えてうれしかったです。前作と同じ老舗玩具メーカーが舞台なので、前の主役だった秘書と社長も登場していて、なんだか懐かしく感じました。前作読んだの、つい昨日なのですが、それなりに感情移入して読むからか、小説内の時間が脳内の時間感覚に影響を与えるようです。 ストーリー…というよりも、メインとなる恋愛の成りゆきは、例によって最初の数ページでほとんど想像できてしまうので、安心して最後まで読むことができま…
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絶対服従契約
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hamushi/必然的に成りゆきで現実化した夢の関係にあとから気持ちがついてきたお話。
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同族経営の会社のなかで繰り広げられる、すれ違いと勘違いとすったもんだの物語でした。最初の数ページを読んだだけで、誰が誰をどう思っていて、この先どうなっていくか、だいたい想像がついてしまうのですが、驚愕を求めてこうしたジャンルの恋愛小説を読むわけではないですし、ある程度予想通りにお話が進むなかで、出てくる人達がどんなふうに動いていって、人としての奥行きをどう変化させていくのかを眺めるのかが楽しいので、あっという間に先が分かってしまう構造の小説であっても、とくに問題はありません。「うわあああ、そんな馬鹿な!」とか「有り得ないだろうそれは!」とか言いたくなるようなお話も、このジャンルにはときどきあり…
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雨がやんだら
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hamushi/雨がやんだら漢方薬
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翻訳者と、薬剤師。このジャンルでは、わりと見かける職業だと思いますが、この組み合わせのお話は、読んだことがなかったかもしれません。主人公(翻訳者)は、妻子ある男性と不倫をしていますが、先行きの暗い付き合いである上に、滅多に会えない状況が続いているため、心身共に疲れていて、胃の調子など崩したりしています。そんなとき、たまたま知り合った漢方の薬剤師に、不倫相手との修羅場を目撃された上、そこにつけ込まれるような形で、プライベートな領域に接近されてしまいます。といっても理不尽な振る舞いをされるのではなく、高価な薬を強引に処方され、体調を細かに気遣われた上、好みの映画に連れ出されて一緒に見たり、おいしい…
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「血めぐり」がみるみるよくなる100のコツ
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hamushi/「血めぐり」っていう言葉、初めて知りました
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「かなりつらいけれど、病院にいくほどではないような体調不良」を抱えているものにとって、この書名はかなり魅力的でした。で、早速購入。役立てています。なにしろ「コツ」が100種類も紹介されていますので、その日にラクに出来ることを選んで実行しやすいのです。食事療法的なものから、運動、マッサージまで、いろいろな方法が出ていて、参考になります。「血行」と言わずに「血めぐり」と言うと、より一層ダイレクトに体調改善に「効く」ような気がしてくるから不思議です。言葉のイメージに乗っかって「その気になる」というのも、悪くないと思いました。
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うつ病をなおす
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hamushi/良書なのだと思います
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うつ病の方のご家族など、患者さんを支える立場の方にお勧めしたい本だと思いました。患者さんや家族の生活や人生によりそった言葉で語られている部分が多いので、すんなり気持ちに入ってきます。患者さんご本人にも良い本だと思いますが、病気の重いとき、エネルギーを失ってしまっているときには、いささか情報量が多く感じられるかもしれません。また、さまざまな症例や治療法、アドバイスが書かれているので、「治るためにはこうしなくてはならない」と思いつめるタイプの方には、つらくなることがあるのかもしれないと感じました。エネルギーの残存量の多いときに、支えになってくれる人と一緒に学ぶのには、ふさわしい良書であるかと思いま…
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羊毛フェルトのアイデアノート
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hamushi/ワクワクのたくさん詰まったアイデアノート
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書店でみかけ、カバー写真のうつくしさに引かれて手に取り、なかを開いて一目惚れしました。羊毛ファルトの本で、よく目につくのは、いまはやりのスウィーツのレシピがたくさん掲載されているものですが、この本には、もうすこし型破りなデザインのものが、いろいろと並んでいます。不思議な模様のついたバングルやネックレス、ロールアップポーチ。それに、鍋敷き!見ているだけで、なんだか自分でも自由に作ってみたくなります。もともと羊毛には決まった形もなければ、染色することも自由なものです。その自由さを、とことん味わってみたくなる本です。
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かけがえのないもの
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hamushi/ヒトの女性のマンドリル式化粧にドキドキする養老孟司氏というのはあまり考えたくはないが、別にそうであっても構わないとは思う
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養老孟司氏の最近の本は、なんだかとても分かりやすい。分かりやすい上に、納得感が強いので、本に書かれていないものの存在感が妙に薄くなってしまう。これは、ちょっと困ることである。 誰かの書いた文章を読み、そのひとが広げて見せてくれる世界に呼ばれていくのは、それなりに危うい行為であるのかもしれないと、こういうときには思ってしまう。自分よりも高いスキルで文章化された世界は、どうしたって優れたもののように見えてしまう。けれども、ひとが作り上げた世界なのだから、よく読めばそれなりにほころびがあり、不備もあり、見逃しも無数にある。感じ取り思考したことが膨大であっても、無限に書き続けることはではないのだから…
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