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パパーッ!
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ゆ〜らりこ/眠ろうとするとベッドのまわりが気になってくる。ギャー!誰かいるんじゃない?
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子供がベッドで寝ようとすると何か気になる、あるいは寝たくないので親を呼ぶ、そういうプロットの絵本や読み物は沢山あります。これもまあそういう始まり方で…。ベッドにかいじゅうがいるのです。こういう時、フランスではまずパパを呼ぶのでしょうか。それともパーティーの最中だからパパをよぶのでしょうか。そのあとにママが来る…こういうのがふつうなのでしょうか、特別なのでしょうか。なんて、へんなところが気になってしまいました。 なんだかシャレた作りです。表紙が黒いのも雰囲気があって、フランスっぽい。子供より大人のほうが、気に入っちゃいそうな絵本です。ストーリーも本の作りも洗練されています。 フランスで人気のお…
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アツーク
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ゆ〜らりこ/イヌイットの少年アツークが悲しみを乗り越えるとき、見つけたものは?
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イヌイットの少年の、心の旅の物語が、ヨゼフ・ウィルコンの絵でよく表現されていて、物悲しくあるいは切なくひびいてくる。どうにももって行き様の無い怒りや悲しみや憎しみ、そして寂しさ、それを乗り越えたとき、少年が見つけたものは? 心の旅とでもいうようなストーリーは、この作者の心も写しているのだろうか。星を友とする狐がでてくるが、その言葉はなにやら意味深長だ。その狐の言葉を聞いてもアツークの憎しみは収まらない。復讐のむなしさを感じてはじめて、我に返って狐の言葉を思い出すというストーリーになっている。 大事なものの死、それも突然奪われてしまうという状態で訪れる死にであったとき、人はどう考えどう行動する…
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サバンナのともだち
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ゆ〜らりこ/アフリカのサバンナに住むジョゼフのライオンへのあこがれと交流を描いた絵本。
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東アフリカのサバンナにライオンの声がとどろきます。疾走するライオンを太陽に例えてその迫力を表現しています。サバンナに住む少年ジョゼフは、ライオンにあこがれています。あいたいと思っています。でもおとうさんはまだその時ではないといいます。でもジョゼフはあいにいきます。そしてライオンとともに過ごすことができるのです。 この絵本のように野性のライオンとともに過ごせたらとあこがれる人は多いことでしょう。でも簡単なことではありません。この絵本のストーリーは、だからこそその少年のあこがれを形にしてみせてくれたのでしょう。そして、後半におとうさんが子どもの頃のこともでてくるのですが。そのあこがれの気持が、最…
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しごとをとりかえただんなさん
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ゆ〜らりこ/畑仕事で疲れて、おかみさんの家の仕事の方が楽そうだと思っただんなさんは、仕事をとりかえることにしますが…。
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ノルウェーの昔話。夫婦を描いた昔話はいろいろありますが、このお話の問題も今日でも問題になっていることなのではないでしょうか。人のやってることは楽そうに見えるということもあるし、隣の芝生はあおいということもあるし、人にはそれぞれむいていること適性があるし。昔話はいろいろなことを考えさせるし教えてくれますね。 誰ですか?うちの夫に読ませたいなんて言ってるのは。失敗してから気がつくのではなくて人を思いやる気持ちを持ちたいものですが、なかなかむずかしいのが人間でして…。 仕事というのはどれでも、なにが起こるかわからないところはあるけれど、家事は特に範囲がきまっていないのでこのお話のように同時にいろい…
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ぼく、ムシになっちゃった
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ゆ〜らりこ/フランツ・カフカの『変身』にヒントを得て作られた絵本。
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ある朝、目を覚ましたら大きなムシに変身してしまっていた男の子グレゴリー・サンプソン。どうしましょう? でも、家族も忙しくて気がつかないみたい。変ねー。なんだか変だけど、それはそれなりに慣れてしまうというのは現実の世界でも結構あることだけど、ともかく学校にも行き、友達とも一緒に過ごし、1日は過ぎていく。これがずーっととなると大変だけどね。 なんとなくユーモラスに描いてあるのが、かの『変身』とは違うところ。不条理なのだけれど、この絵本の場合、家族の方に視点というか重点というかが有るようで…。絵の力もあるのでしょう。絵はちょっと変わっているけれど、やはりユーモラスで深刻さを感じさせない。 この絵…
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みんなのかお
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ゆ〜らりこ/とっても楽しい黒板絵本。消して書いて消して書いて、だれの顔?
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黒板へのいたずらがきは、誰もがやったことがあるのではないでしょうか? ホワイトボードというのも多くなっていますが、学校で黒板は今も使われています。消すのが簡単で、チョークで書くというのが独特で…。その黒板のお絵描きを絵本にしたもので、ありそうでいて、これまでになかったアイデアですね。 黒板へのいたずらがきも、こどもにとっては魅力的ですが、そもそもこどもはお絵描きが大好き。この黒板絵本も、父と娘の大好きな遊びだった、チラシの裏に話をしながらマジックで絵を描いていく(ストーリーというほどのものではないけれど、聞いている娘さんも作者であるわけです。)「おえかき話」をヒントに生まれたものだそうです。…
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兎あにいおてがら話
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ゆ〜らりこ/民話とエド・ヤングの絵の組み合わせの、ちょっと変わった体裁の絵本。
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シー・アイランド諸島のアフリカ系アメリカ人に伝わる民話とエド・ヤングの絵の組み合わせの、ちょっと変わった体裁の絵本。 アメリカ合衆国サウスカロライナ州シー・アイランド諸島のアフリカ系アメリカ人に伝わる民話に、エド・ヤングの墨絵のような鉛筆画のような絵を組み合わせた絵本。縦長の中を1頁4枚見開きで8枚の画面に分けて絵が描かれ文がつけられているというちょっと変わった形式の絵本です。 独特の味わいのある絵をよく見ようとついかかえこんでしまうような絵本です。が、形式が変わっていて面白い反面、読み聞かせするには本は大きいけれどなかの絵は小さいので遠目が効かず無理ですし、縦長の見開きのものを支えてもって…
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まいごのフォクシー
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ゆ〜らりこ/迷子になった犬フォクシーが、飼い主のところにもどるまでのお話。犬の気持ちがよくわかる絵本。
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きつねそっくりなのでフォクシーと名まえをつけられて飼われていた雑種犬フォクシーは、飼い主の男の子に骨をみせられてからかわれてついていくうちに迷子になってしまいます。でも、親切なおじさんに拾われて…。と思ったら、芸を仕込まれてサーカスに出演するということになります。 どうしてこういうストーリーなのかなとちょっと気になったのですが、解説によれば、「ドーレア夫妻が大の動物好きで、特に雑種犬に目がなかったことと、ロシアの著名な作家チェーホフの短編[カシタンカ](邦訳『迷子のカシタンカ』理論社、ほか)にヒントを得たことだそうです。」そして「カシタンカ」は、動物のトレーナーとして有名だったドーロフの実体…
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フリックス
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ゆ〜らりこ/フリックスは、猫の夫婦の間に生まれた犬の子。いかにもトミー・ウンゲラーらしいひねりのきいた展開の絵本
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異質なものを異質と思わないでごく自然に受け入れる、ということをユーモアを交えて描いているなどと言ったら、考えすぎといわれてしまうだろうか。 猫と犬を寓喩的に使って、猫の中に犬をほうりこみ、犬の中に猫をほうりこむ。フリックスが、猫の子の中でいじめられているところもでてくる。が、両親はこともなげに本人のことを考えて次々と教育と学習と体験の場を与えていく。これほど動じない両親がついていたからフリックスは良かったのか? でも、本人の性格ってのもあるけどなあ。 ここまでつべこべと考えてくると、国際感覚とか国際理解なんて言葉が頭に浮かんできた。そうそうフリックスみたいなのを、国際感覚豊かなとか国際理解の…
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おりがみいちまい
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ゆ〜らりこ/まだ折り紙のむずかしい折り方はできない小さな子に。色や形に興味がでた時期にも、ドーゾ。
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おりがみいちまい、はんぶんにおったら、と始まって展開して行くのが、絵としても文としてもなかなか心地よい。リズムがある。実際に折り紙で作ってみることもできる身近な世界。小さな子にとって、よくわかり、楽しめる絵本だ。 だいたいの折り方はわかるけれど、折り紙を半分にしただけではない、どんぐりや動物の折り方もどこかに書いておいてくれたほうが、親切だっただろう。 むずかしいおりがみはまだ折れなくても、子どもの想像力はひろがっていくのだから、この絵本にでてくる展開ではないものもどんどん作っていけたら、もっともっと楽しいことだろう。そういう遊びのヒントをくれる本でもある。 これは、さっそく子どもといっし…
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なくなったあかいようふく
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ゆ〜らりこ/ノスタルジックな絵本。トムさん(村山知義)ファンには嬉しい絵本です。
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当時としてはとてもモダンでシャレた絵の村山知義の絵本。この絵は、昭和4年(1929年)に描かれたものですが、大正モダンってこういう感じなのです。弥生美術館に原画25点が保管されていたことから、今回絵本として出版されることになりました。 その当時はなんらかの理由で出版中止となったらしく、村山籌子作の文もなくなってしまいました。それで、息子の村山亜土氏の再話ということになっています。他の村山籌子さんの作品を読んだことのある人も違和感をもたないだろうと思える文です。「母なら多分こう書いたのであろうと想像しながら」再話を試みたということですが、あのちょっときどってギクシャクとした、なげやりのような、…
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鳥の巣みつけた
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ゆ〜らりこ/鳥の巣に関心を持つようになって、世界中の鳥の巣を見に行ったんだよ。
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思えば、鳥の巣って不思議なもんですね。いろんなところにいろんな形で作ってあってね。家のようなものですよといわれてたけど、ちょっと違うかな。ゆりかご、ベビーベッド…これもぴったりこないな。 ともかくこの著者は、鳥の巣をみつけてとても興味を持ったのです。そして使わなくなった巣を集めだしました。そこから、鳥についても巣についてもいろいろわかってくることがありました。これは、案外これまでに研究されていないことだったのです。鳥の巣研究家になってしまいました。 この絵本にはそのほんの一部を紹介しています。この絵本を見て、関心を持ってみてくれる人が増えたらいいなと思います。 観察して考えて、よく知る…その…
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すきまのじかん
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ゆ〜らりこ/まるで一篇の詩のような絵本。詩のなかにたたずんでいるような、落ち着いた気分にさせてくれる絵本。
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昔から、人はこの時間を気にしていたようです。日本では、たそがれどきという味わいのある言葉で呼ばれてきた、この時間。一瞬に永遠を見せてくれるような光の移ろい。微妙に移り変わる空の色。この時間から生まれた芸術も数多くあるようで…。 この絵本の場合は、絵本でありながら絵画的にではなく、言葉…そう詩的にとらえてそれを絵本という形式で表現しているのです。アンネ・エルボーの独特の世界は、そういうところから生まれているのかもしれません。 言葉と絵が創り出す詩のような世界。一篇の詩にすっぽりと浸っているような不思議な気持になるのです。 ちょっと大人っぽくて、なかなか素敵な絵本です。
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ソフィーはとってもおこったの!
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ゆ〜らりこ/我慢することって、子どもの時はとてもくやしい。とくにお姉ちゃんだからお兄ちゃんだから、という時はね。
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誰もが兄弟姉妹や友達と物の取り合いをしてけんかのようになって取られて悔しい思いをしたことことがあるでしょう。特に兄弟姉妹のとき、親が「お兄ちゃんでしょ。お姉ちゃんでしょ。」と上の子を我慢させると、上の子はすごく悔しい思いをします。 このソフィーもそう。怒って口から火をはいている絵があるのはちょっと漫画的表現だけれどわかりやすいですね。 ドアをバタンとしめて、走って走っていくと、年取ったぶなの木があるなんて、うらやましい。そして木にのぼると海が見えるなんて。気持ちが静まるでしょうね。 ソフィーのようには自然に恵まれていない子のほうが多いけれど、皆どうにか自分の怒りと折り合いをつけていく方法を学ん…
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かいじゅうなんかこわくない
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ゆ〜らりこ/かいじゅう映画やびっくりおばけやしきもあるパーティーに招待されたホラスは落ち着かなくなって…
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かいじゅう映画やびっくりおばけやしきもあるパーティーに招待されたホラスは、なんだか落ち着かなくなってへんなことばかりしはじめます。なぜ? 「こわいおはなしして」とねだられて話し始めると、子ども達がどういうわけか話し手の後ろに回ってみたり、もじもじうろうろ落ち着かなくなったり、こともあろうに急にしゃべりはじめたりすることがあります。恐い話してって言ったからしてるのに、どうしたんでしょうと思うけれど、これが、この絵本のホラスの様子と似ていますよね。ホラスも、パーティーはこわそうだけど、でも行ってみたいという気があって、でもやっぱりこわいという気はして、自分の気持ちを自分でどうしたらいいかわからなく…
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てーほへてほへ
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ゆ〜らりこ/まるでその場にいるような気分になる、秘祭・奥三河の花祭の絵本。
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正月三日から四日にかけて夜通し続けられる秘祭、奥三河の花祭り。それを取材して、絵本にしたもの。 こうた君が東栄町に住むおじいちゃんのところへ行って、花祭の花の舞の舞手をはじめて務める。この祭りでは、舞は年齢が上がるごとにむずかしいものを務めるようになり、それを務め終えることで成長するといった意味もあるようだ。ただただ祭りの様子を描いているので、祭りについてよく知らないとわからない部分もあるけれど、それが逆に祭りへの興味を呼び起こすところもある。最後の1頁に奥三河の花祭りについての説明があるが「寒い、眠い、煙い」と書いてあるのが可笑しい。昔から代々継承されてきた祭りが、これからも続いていくよう…
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だめだめネコはこまったゾウ
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ゆ〜らりこ/みんなに自分の好みでダメダメと言い続けるねこは、とうとうひとりぼっち?
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まず、すっきりとした絵に眼をひかれます。そして、読んでみるとくすっ!と笑えるけどちょっとジーンとしちゃうのです。横長のページにネコの顔の「どアップ」も大迫力です。漫画的かなと思ったりもしますが…。 説教くさいのはなア…いやなんだよなと言う方でも大丈夫。押しつけがましくなくて、なんだか読み進むうちにネコが可愛くなってくるのです。 作者はこれまでに、『リリ』(BL出版)、『リリがのこしてくれたもの』(旺文社)などを描いています。「身の回りの出来事を素材に、感じたことをシンプルに描く作風」と紹介されています。うん、そうですね。絵も文もシンプル。でもとてもいい。色もきれいです。 「やさしい英語つき」…
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あめふらし
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ゆ〜らりこ/ちょっと趣味的な絵本、グリムの森シリーズの5番目。
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ちょっと趣味的な絵本、グリムの森シリーズの5番目。天沼春樹さんの文に出久根育さんの絵で神秘的で不気味なグリム絵本のできあがり。なんだかのぞいてみたくなる。 なんとも激しい気性の王女の婿取りの話。なにしろ城の前には串刺しの男の首が99本並んだのですから。ストーリーは妙に淡々として不気味で、絵も三白眼のしーんとした人物や動物が異次元空間にいるかのような雰囲気で描かれていて、文と絵があいまって、なかなかのスゴミを感じさせる。この皮肉っぽさも一面いかにもグリム的。 大人っぽい、独特の不思議な雰囲気を持った、恐し見たしの絵本。すっかりとりこになるか、ぞっとするかはあなたしだい。心をかき乱されないよう、…
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ミルトン
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ゆ〜らりこ/どこもかしこも黒と白の牡猫ミルトン。なんともおちゃめで、かわいい。
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どこもかしこも黒と白の牡猫ミルトン。なんともおちゃめで、かわいい。あ、かわいいなんて言ったら自尊心を傷つけちゃうかな?カッコイイと言わなくちゃね。 ミルトンシリーズ4冊のうち2冊が同時発売です。黒と白の毛並みの牡の猫ミルトン。自己顕示欲のかたまりみたいだけど、牡猫ってこういうかんじ。自信たっぷりに派手な動きをして失敗したり、強そうに見せようとしたり、それでいて妙に甘ったれで可愛らしくなったりするからほほえましいのです。そう、ミルトンそのものでしょう? この本、版型が横長14×19cmの変形で小ぶり。本文は白黒のみで、表紙が『ミルトン』は黄色、<a href="/cgi-bin/srch/src…
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サシバ舞う空
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ゆ〜らりこ/秋10月になると島に渡ってくる渡り鳥サシバというタカの物語。
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秋10月になると島に渡ってくる渡り鳥サシバというタカの物語。鳥の渡りは、そのまま自然の雄大さ不思議さを見せてくれるものです。それを少年タルタの想いにのせ民族調のダイナミックな絵で表現した絵本です。自然の雄大さを見せてくれる絵本です。鳥の渡りについてはわかっていないことが多かったので、近年発信機をつけたりしての研究がさかんです。渡りは国境など関係ないので国を超えての研究になるわけです。このタルタの島というのは、解説によれば宮古島だそうで、今サシバは鳥獣法で非狩猟鳥獣として保護され、日・ソ、日・中の渡り鳥条約によっても世界的にも保護されているそうです。 ストーリーは、宮古島で生まれた石垣幸代の遺稿…
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トロールものがたり
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ゆ〜らりこ/昔、ノルウェーの苔むした山々には、いろいろなトロールたちが住んでいました。
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昔、ノルウェーの苔むした山々には、いろいろなトロールたちが住んでいました。絵と説明と「おはなし」で、トロールの世界をたっぷりと楽しませてくれます。 トロールって、ちょっとこわいけどどんなのかなって気になるよね。こんなにいろいろなトロールがいるとは知らなかったでしょう? はじめは、ふーんなんて思って読んでるんだけど、だんだんホントかな?なんて思ってそのうち「おはなし」なんかされちゃうともうすっかりトロールの国にいるみたいな気分。 作者のドーレア夫妻は、トロールのでてくる絵本等をいくつか描いているけれど(『オーラのたび』1983.3 、『トロールのばけものどり』2000.6 2冊とも福音館書…
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チムのいぬタウザー
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ゆ〜らりこ/第7巻は、犬と猫が出てきて、他の巻とはまた少し違った味わいのある楽しい本です。
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アーディゾーニ生誕100年記念出版の海洋冒険絵本チムシリーズ全11巻も、このたびいよいよ後半の7・8・9巻が出ました。その第7巻は、犬と猫が出てきて、他の巻とはまた少し違った味わいのある楽しい本です。 船じゃなくてふつうの家でも、犬や猫を飼うのは、なにかと大変ですよね。それなのにチムとジンジャーは、こいぬをひろってしまって船の中で隠しながら育てるのです。 人物の性格が絵と一緒にしっかりと印象付けられるシリーズの中で、これはまたちょっと違う面も見せてくれる1冊のようです。船長さんが船の中に犬がいるのが見えると言い、チムとジンジャーはそんなもの見えないと言って(これは苦しいウソなのですが…
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ちいさなちいさなおばあちゃん
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ゆ〜らりこ/なんとも愛らしい絵本です。
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なんとも愛らしい絵本です。あのイギリスの昔話「ちいちゃいちいちゃい」にちょっぴり似たはじまりで言葉の調子がよくて、一度読んだら「もう一回読んで!」と言われること間違いなし。 この絵本は日本で初紹介なんですって。ベスコフのデビュー作で1897年に出版されていたのに。ヨーロッパでは百年以上も愛読されてきたのだそうです。そうでしょう、そうでしょう。本当に魅力的な絵本です。 絵はとにかく目を引く素敵さです。この絵本は、他のベスコフの作品よりも絵も文も単純で、だから小さな子にもよくわかるし、何度も「読んで!」と言われることでしょう。 終り方が、ちょっとねという方もいるでしょう。でもよく見てください。ちい…
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おうちにかえろうちいくまくん
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ゆ〜らりこ/さんぽっていいな。だって、いろんな発見があるんですもの。
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さんぽっていいな。だって、いろんな発見があるんですもの。雪の森のさんぽは、ちいくまくんにとっては、それこそ神秘的とでもいうくらいの体験だったんですよ。 ちいくまくんとおおくまさんの何気ない生活や遊びのシーンを描いた絵本のシリーズ。 日本で出版されたのでは5冊目だけれど、シリーズのなかでは2作目。 文は、イギリスの児童文学作家マーティン・ワッデル、絵はやはりイギリスのバーバラ・ファース。シリーズ1作目の『ねむれないの?ちいくまくん』で1988年のスマーティーズ賞やケイト・グリーナウェイ賞、ベルギーの絵本賞などを受賞しました。 信頼関係のしっかりした親子(自然の熊は母熊の元で育つが、このシリーズの…
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かしこいちいさなさかな
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ゆ〜らりこ/かわいいちっちゃな男の子のつりのおはなし。
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かわいいちっちゃな男の子のつりのおはなし。ちっちゃなさかな、おおきなさかな、とってもおおきなさかな、とってもとってもおおきなさかなと次々でてきて、なんだか面白いんだよ。 なんとも調子のよい文(訳はこかぜさち)に、シンプルな絵の絵本。文のバーナディン・クックは、「自分の幼い子どもたちたちにくりかえしお話を語りきかせた経験を生かして、いくつもの魅力的な作品を発表し」「現在も、ひ孫たちのために創作を続けている。」という。『いたずらこねこ』『スージーをさがして』『ショーティーとねこ』(福音館書店刊)など、代表作はどれも本当に楽しい作品だ。 絵のクロケット・ジョンソンは、文も自分で書いた『はろるどとむら…
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ながれ星がはこんできたおはなし
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ゆ〜らりこ/まだこの地球ができたばかりの頃、お日様とお月様のおはなしがながれ星のように落ちてきました。
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まだこの地球ができたばかりの頃、お日様とお月様のおはなしがながれ星のように落ちてきました。木目の美しい民芸調の絵にのせて、内容的に正反対の寓話が二つ語られています。神秘的で美しい絵本です。 ひとつは権力争いのはなし、もうひとつは協力協調のはなし。ある日落ちてきたお日さまとお月さまを動物たちとの関係でとらえて内容的に正反対のものがたりに作り上げたものだ。 なんといっても、絵に眼がひきつけられてしまう。板の上に木目をいかして描かれた絵の色合いが神秘的な雰囲気を作りだしている。画家のステファーノ・ヴィタールは、イタリア生まれ。世界の伝統絵画を研究し、独自の画風を創り出しているのだという。 ストーリ…
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はちみついろのうま
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ゆ〜らりこ/むかしばなし風の物語とロシアの画家の見事な絵が作り出す不思議な世界。大判の美しい絵本。
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けっして森に入ってはいけないよ。まものがひそんでいるというからね。…でも、髪の美しい娘はきのこやきいちごをさがしているうちに、いつのまにか森へ迷い込んでしまいました。この物語は、小風さちの作ですが、なんだかロシアの昔話の香りがします。 オリガ・ヤクトーヴィチはロシアの画家で、淡い色調でほんとうに美しい絵を描いています。大判の絵本ですが、大勢で読み聞かせというには、繊細な絵でありすぎるかもしれません。 でも、とにかくうっとりしてしまうくらいきれいな絵本です。はちみついろの馬の姿がスラリとしていて素敵です。物語と絵がぴったりとあっていて、むかしばなし風の物語の世界に引き込まれてしまいます。そして…
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はじめてのかり
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ゆ〜らりこ/アフリカの動物たちに思いを馳せてみよう!
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「絵本 アフリカのどうぶつたち第1集 ライオンのかぞく」として、『はじめてのかり』『かりのけいこ』『おみやげ』『ありづか』『きえたにじ』『たびだち』『あしおと』の7冊が、リブリオ出版から復刊された。この絵本のシリーズは、作者の吉田遠志氏が「自然や動物を愛する心は、幼い時から養われねばならない」という信念から、1982年より制作をはじめたもので、全17巻に及ぶという。数々の賞も受賞している。吉田遠志氏は、1995年に亡くなっているが、この絵本を愛してきた人は多く、今回の復刊は本当に嬉しい。アフリカに行きたいとあこがれている人、野生動物が好きな人、そしてライオンが好きな人、そんな人にはおすすめ。読…
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かりのけいこ
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ゆ〜らりこ/アフリカの動物たちに思いを馳せてみよう!
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「絵本 アフリカのどうぶつたち第1集 ライオンのかぞく」として、『はじめてのかり』『かりのけいこ』『おみやげ』『ありづか』『きえたにじ』『たびだち』『あしおと』の7冊が、リブリオ出版から復刊された。この絵本のシリーズは、作者の吉田遠志氏が「自然や動物を愛する心は、幼い時から養われねばならない」という信念から、1982年より制作をはじめたもので、全17巻に及ぶという。数々の賞も受賞している。吉田遠志氏は、1995年に亡くなっているが、この絵本を愛してきた人は多く、今回の復刊は本当に嬉しい。アフリカに行きたいとあこがれている人、野生動物が好きな人、そしてライオンが好きな人、そんな人にはおすすめ。読…
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たびだち
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ゆ〜らりこ/アフリカの動物たちに思いを馳せてみよう!
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「絵本 アフリカのどうぶつたち第1集 ライオンのかぞく」として、『はじめてのかり』『かりのけいこ』『おみやげ』『ありづか』『きえたにじ』『たびだち』『あしおと』の7冊が、リブリオ出版から復刊された。この絵本のシリーズは、作者の吉田遠志氏が「自然や動物を愛する心は、幼い時から養われねばならない」という信念から、1982年より制作をはじめたもので、全17巻に及ぶという。数々の賞も受賞している。吉田遠志氏は、1995年に亡くなっているが、この絵本を愛してきた人は多く、今回の復刊は本当に嬉しい。アフリカに行きたいとあこがれている人、野生動物が好きな人、そしてライオンが好きな人、そんな人にはおすすめ。読…
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