bk1 オンライン書店ビーケーワン

送料無料キャンペーン10,000円以上(税抜)、30,000円以上(税抜)、50,000円以上(税抜)購入でもれなくポイント進呈!寄付コースもあります

> トップ > 書評一覧

1 - 30 / 47 件
シュトヘル シュトヘル
asura/漢前ユルール覚醒
「シュトヘル」を騙る金国軍に捕まり玉に彫られた西夏文字の辞典、玉音同が取り上げられた。奪還の機会をうかがっていたが頭の男がシュトヘル(須藤)を恐れる部下の前で殺してみせようとする。1、2巻のシュトヘルが殺伐としていたことを考えると現代っ子(男子高校生)須藤の入ったシュトヘルはあまりにかわいらしい。そして今回一瞬で一皮剥けたのがユルールです。西夏の文字を背負うと決めて以降も守られる立場だったユルールが大事な人を失った甘さを後悔しているからこそでした。今までの被り物や負った傷が巧みにユルールの転換を描写しています。前巻に続き自分に正直でいい奴なイバハさんがいいキャラです。読者はスドーのことを知って…  全文読む 評価する

TIME KILLERS TIME KILLERS
asura/青の祓魔師以前
青の祓魔師の繊細さに至る前の作品で男性っぽい作品やアート系を意識したものも入っています。僕と兎赤茄子赤い大地に生まれた戦士のはなしUSA BOY!!!ひめごろも取説漫画人生街道はぐれ星ニライ主と某乙女の祈りホシオタ深山鶯邸事件用心棒、戦士、といったモチーフが多いですね。最近の作品に近いのは「ホシオタ」「深山鶯邸事件」でしょうか。SQで読みきり掲載された青の祓魔師の元になった「深山鶯邸事件」がいちばんしっとりと情緒があり、きれいにまとまっています。低級悪魔が大切な少女を守るために祓魔師になる。昔の作品が好みの水準に至らなくともこの作品だけでも買う価値はありました。  全文読む 評価する

少年王女 少年王女
asura/女装少年と残念なメガネ
女尊男卑の国で街には粗野で強欲な女であふれ、見目のいい男は奴隷として売られるか娼婦として弄られる。そんなモーリアン王国のスラムで孤児の少年アルベールが奴隷商人にさらわれる処を買い取った貴族がいた。秘密裏に連れて行かれた王宮でアルベールと瓜二つの王女アレクシアに影武者として仕えるよう命令される。女装を物語の主軸に置くとき必然性を加味しないと違和感が出るのですが入れ替わりということで自然に成立しています。王女アレクシアは傲慢な上流階級の女の一人ではなく世継ぎの身で国と民を見るために身代わりが必要でした。アルベールも彼女に理解者となり新しいものの見方を教えます。少年少女ともにかわいらしくきれいで描か…  全文読む 評価する

やじきた学園道中記 やじきた学園道中記
asura/再開・文庫版での続巻がようやく刊行
「やじきた道中膝栗毛」になぞらえたチャキチャキの江戸っ娘で腕っ節の強い、矢島順子(やじさん)と篠北礼子(キタさん)が用心棒として学校を行脚するという荒唐無稽な学園ストーリー。少女漫画ながら喧嘩上等で男性読者も多く、舞台となった観光名所案内も人気が高いシリーズ。2001年に文庫版14巻が出てからようやく文庫版15巻目の刊行です。1982年に連載開始し、1991年に完結はなく休止。その間ボニータでは天界の花将が下界に降りる「BUD BOY」(19巻+番外編3巻、文庫10巻)を連載。2003年から「赤目編」で復活(コミックス23巻~)。やじきた学園道中記2が継続中。三葉学園高等部・関東番長連合総長徳…  全文読む 評価する

リンドバーグ リンドバーグ
asura/漢の一騎打ち__新章直前の終焉
グラナロッサ王国女王エスペランサの眼前を切り抜けたシャーク空賊団一行はかつてのシャークの相棒を預けていた男の村へ向かう。伝説の浮遊王国エルドゥラから連れ出し空賊に放り込んだ男を純真な少年ニットはずっと量りかねていた。シャークの過去が語られ、善悪の秤ではなく自分が見たままの真摯で情の厚い素顔を知る。再び女王エスペランサの前。グラナロッサ側が要求してきた妹姫ティルダの身柄と引き換えの一騎打ち。因縁を清算する機会に危険を知りながら挑むシャーク。1巻から真の主人公かと思うほど魅力あるアントンシク氏の筆力が最も活きた大人の男シャーク。その集大成と言えるのが今回の5巻。男臭さとか、女王や親友との仲が匂わす…  全文読む 評価する

こいわすれ こいわすれ
asura/記憶と心、忘れるのはどちらだろう
まんまことシリーズ3巻目。拳で挨拶を交わす親友三人組は相変わらず。かつての勤勉からお気楽者にがらりと豹変した町名主の跡取り息子高橋麻之助。愛しい女房の懐妊にさらにめでたく優しい男になったので、支配町ではないよろずもめごとまで引き受けてしまう。「おさかなばなし」江戸本所の“置いてけ堀”に河童が出た!?お堀に引きずりこまれたのは頼りなはずの町名主というからさあ大変。「お江戸の一番」狂言と書画を合わせた番付が売り出された揉め事が麻之助に持ち込まれた。畑違いの勝負と恋の鞘当ての行方は。「御身の名は」町名主を呼び出す文は来るのに会えはしない。女狸の正体は。「おとこだて」旗本の妻女に貢がせる色男。悪友吉五…  全文読む 評価する

戦闘城塞マスラヲ 戦闘城塞マスラヲ
asura/トモアキワールド
林トモアキの著作は「ミスマルカ興国物語(刊行中)」→「戦闘城塞マスラヲ」→「レイセン(刊行中)」→「お・り・が・み」と読破しましたが5巻で全編主人公にワクワクさせられたのはマスラヲでした。魔人だの魔法少女だのラノベらしいけど嫌味のない楽しくて気づいたら引き込まれる手軽な小説です。目つきが悪い引きこもりニートで拾ったパソコンから極悪ウイルス、電子精霊Will.CO21に取り付かれ死ぬ気(本当にw)で参加した聖魔杯。目つきが悪い、対人恐怖症、戦士ばかりの戦場で戦闘力0。通常なら剣に魔法のバトルロイヤルになるところを主人公が上記の仕様なので毎度工夫を凝らした面白い対決になります。ヒデヲが思い切りがい…  全文読む 評価する

0能者ミナト 0能者ミナト
asura/霊能力0%の退魔師
科学が発達した現代社会において忘れ去られた古から息づく異形のものたちを「怪異」と呼ぶ。存在を忘れた者たちを相手にする生業には法力僧、霊能者、と特別な存在こそ尊ばれるが、そのなかにまったく霊力、法力、神通力を一切持ち合わせない零能者なるものがいた。無分別な若者たちが犯した禁足地から封じられた「怪異」が開放された。古い体制に固執した霊能者組織では義務を受け入れた一人の巫女を生贄にするほかその術を考えようとはしなかった。彼女を救う最後の方法は霊能者組織から爪弾きにされ疎まれている青年、九条湊に依頼すること。ぐうたらで胡散臭くてとことん言葉が辛辣な皮肉屋。随一の法力ゆえに妬まれ本山で浮いていたユウキは…  全文読む 評価する

烙印の紋章 烙印の紋章
asura/続きが待ち遠しい仮面の剣士と皇子
遠い昔に高度な知能を持つ竜が支配し、その外から人は来たとされる世界。帝国メフィウスで毎日が生か死でしかない奴隷剣闘士の身でありながら故郷を皆殺しにした男への復讐で心が煮え滾っている仮面の剣闘士オルバ。放蕩者の皇子ギル・メフィウスが自らの愚行で重篤に陥り、仮面をつけた術士の意図どおりにギル・メフィウスの影武者として引き出される。成り代わったオルバは生来の知性と剣技で優れた手腕を発揮し、ギルに仕立てた者の思惑などかまわず、ずっと届かなかった標的へ復讐の道を定める。読みやすいですが骨太のファンタジーとして一押しです(媚や萌えなし)。主人公が何より能動的で自らの目的のためになすべきことをなす。ギルは指…  全文読む 評価する

ブルームドインアクション ブルームドインアクション
asura/美少女とみまごう姿にされた傭兵
同じく女装っ子ギャグマンが『ブロッケンブラッド』4巻に収録されていた読みきり漫画を一冊のコミックにしたものです。どうやら以前はガチムチだった凄腕傭兵が瀕死の状態で最先端蘇生治療を受けて__変態女性博士の趣味で何故か“美少女と見まごう姿”で再生されてしまう。せっかくなので女子高生として何故かテロリストがやたら潜伏する女子学園に特殊任務で入学し、何故か毎度屈辱に震えながらかわいらしい格好をさせられる。女装×美少女×学園×硝煙(?)。テンポとノリがよく、ブロッケンのようにお約束展開でも一冊にまとまっているのできりがいいです。しかも“美少女と見まごう姿”とあるように女体化ではなく外見が美少女なだけで女…  全文読む 評価する

やなりいなり やなりいなり
asura/作ってみたくなる鳴屋のおいなりさん
江戸の大店、長崎屋の一粒種一太郎は体が弱く兄やたちに外に出してもらえない日々が続く。しかし若旦那を取り巻く妖たちで離れは今日も賑やか。食欲の湧かない若旦那に守り狐たちが作った特製やなりいなりに皆が舌鼓を打っているといなりに手を伸ばすおかしな幽霊が紛れ込んでいた。他出するとすぐに寝込んでしまうことになる若旦那は外に出られないけれど、長崎屋の離れには妖の他にも容易ならざるお客が千客万来。体が弱いが頭の巡りがたいそう良い若旦那が出来事のあらましを解いてゆく。料理書がベストセラーになったこともある食文化豊かな江戸時代。以前から食の細い若旦那に用意された茶巾たまごや雷豆腐やらおいしそうな料理が出てきまし…  全文読む 評価する

にんぽぽ123 にんぽぽ123
asura/絵本のような詩のようなちびノラにゃこの癒し
白い空間になめらかで均一な線で描かれた崩れのない造形。詩的な情景。私が鈴木志保女氏に惚れこんだきっかけが今は無きデザイン雑誌『デザインプレックス』の別冊『デザインフレックス』に掲載されていた『タンポポ123』でした。日本家屋で飼われているもっちりとした顔の着ぐるみを着た子供のような生き物「にゃこ」。ティッシュの空箱を履いた無邪気な姿でありながら威風堂々とする心持はロンメルの行進であるシュールさ。飼い主奥さんは雲上高く慈愛に満ちたグレートマザーの眼差し。出版されたにゃんぽぽ123は幸福な家から別の空間へにゃこが迷い込んでしまう物語ですが、デザインフレックス掲載作と比べると物悲しさや終わりの気配や…  全文読む 評価する

ちょちょら ちょちょら
asura/江戸留守居役とは
江戸留守居役とは藩を幕府の普請から遠ざけるために接待やら金品で縁を繋ぎつてを作る、遊興で散財すると誤解されることもあるお役目。を拝命したのは留守居役であった優秀な兄を亡くした兄に全く似ない間野新之助だった。組合の他藩留守居役たちは厳しくも新参者をかわいがり心得を身に刻み、顔の繋ぎ方も覚えてゆく。やがて藩を破綻させかねない次の普請の噂が持ち上がる。ちょちょら:(意)世辞や追従を言うこと。また、それを言う人。まず興味を惹かれたのは時代劇を見ていても全く知ることがない留守居役、という役職。気苦労の多い管理職みたいですが太平の世でも武士なので家・家臣・命がかかっています。平々凡々の前任者に比べておおい…  全文読む 評価する

アバタールチューナー アバタールチューナー
asura/カニバリズムと巡るカルマの箱庭
〈カルマ教会〉の説く楽園へ至るために6つの戦闘チーム〈トライブ〉が争い続けているジャンクヤード。出現した蕾型UNKNOWN(未確認)の物体から謎の光が放出されたことで掟に従うのみだった無味乾燥な世界に肉体的、精神的な変化がもたらされる。黒髪の少女を拾い上げたトライブ〈エンブリオン〉の幹部たち5人も感情の芽生え、悪魔化、飢餓といった変化に戸惑うが黒髪の非力な少女は「皆を助けにきたの」と言うのだった。アトラスのPS2専用ソフトの小説版であるが原案者の五代ゆうが全編書き下ろしたことで原案作とも言える。ゲーム上での表現に納得できなかったのか、個人サイトで一部小説「DOG DAYS」が公開されていたがソ…  全文読む 評価する

リンドバーグ リンドバーグ
asura/交錯するリンドバーグ飛行大会
掲載誌のゲッサン入荷が少ないせいかいまいち認知度が低いですが面白いです。故郷を離れ空賊の一員となったニットとプラモ。『飛翔罪』のない外の世界ではさまざまなリンドバーグがパートナーと思い思いに空を飛ぶ。リンドバーグレースに乗り始めたばかりのニットにも出場許可を出してくれたシャークだが観戦にはそっけない。今回はレースと、謎の男シャークの因縁、そしてニットも思いがけないことを知る盛り上がる展開です。骨太な王道で画力は文句なし。おまけに主人公コンビはかわいいし。シャークも凶悪面だけど関係者のご面相もいい面構えです。シャクナ(風の谷~)やアームストロング少将(鋼の~)のような豪傑女性も好みです。新週刊マ…  全文読む 評価する

モルフェウスの領域 モルフェウスの領域
asura/桜の宮サーガ:未来編
最先端医療法の認可を待つ数年間、病状を遅らせる人工凍眠を患者に施す画期的な医療が施行された。しかし官僚に骨抜きにされ発展を阻害された未来医療探求センターは眠り続ける一人の少年のためだけに屹立する巨大な城だった。たった一人の常勤者・日比野涼子は、人としての権利も凍結されていた空白の5年間を抱え目覚めることになるモルフェウスを守るための戦いを始める。社会という捕食者から彼を守る方法はあるのだろうか。桜の宮サーガですが限定的コールドスリープが可能となった少し先の未来で、純医療ミステリとはまた違った物語です。著者の本業が医師なだけに実現にはリアリティがないSF設定に違和感があるものの、さすがエンターテ…  全文読む 評価する

おざなりダンジョンTACTICS おざなりダンジョンTACTICS
asura/12年ぶりに本編再開
『おざなりダンジョン』の続編『なりゆきダンジョン』の後続がついに刊行。コミックNORAが廃刊になりビブロスへ移ったものの廃刊。ジャイブで3人組の過去話『なおざりダンジョン』シリーズが刊行され、更に12年ぶりに本編の続きが描かれると聞いて待ってました。託された子供を救えなかったモカが突如出現したローレシア大陸へ渡り、再会を果たしたものの向けられた憎悪の訳も、文明を導く存在も目的も解明されないまま停まったままだった。続きでしかもゴンドワナに戻るとあってファルコやカインやギルドらの馴染みと珍道中を期待してわくわくしたものの、?と違和感。戦争、組織、ボス???ローレシアへの旅立ちから3年後。ゴンドワナ…  全文読む 評価する

アリアドネの弾丸 アリアドネの弾丸
asura/桜ノ宮サーガ エーアイセンター始動準備
海堂尊の小説を外伝までつぶさに読破していますがデビュー作「チーム・バチスタの栄光」から続く、久しぶりの白鳥&田口シリーズに興奮です。エンターテイメントに揺らぎはないですが最近は医療界の物語が続いていてミステリは珍しいです。いよいよエーアイ(死後画像診断)センターを立ち上げる準備段階の現場でハイスペックMRIでも診断できない死因不明遺体が発見される。更に恩師と東城大学付属病院に崩壊の危機が迫る。白鳥と田口はバチスタスキャンダルの更に上をいく未曾有の危機を救えるのか。遺体を撮像し解析する権限を綱引きする医療と司法の陰謀うずまくエーアイセンター設置委員に腹黒タヌキこと東城大学付属病院病院長・高階に放…  全文読む 評価する

國崎出雲の事情 國崎出雲の事情
asura/歌舞伎かわいい
幼少時に愛らしい容貌と華のある演技で未来を嘱望されていた女形・出雲少年。両親の別居以降舞台から降りていたのに母の勝手で不本意ながら父方へ預けられることになったが、女顔で男にモテまくるのもみんな歌舞伎のせいだとグレている出雲にとって舞台へ復帰なんてありえないはずだった。「男の中の男になる!」そんな可愛い顔でキメられても(*・∀・*)少女顔であっても心は男の子なので気風がいい気持ちいい主人公です。歌舞伎への引っかかりはあるも人を喜ばすことが好きで捻じ曲がった人間にも真摯に向き合うまっすぐな性格。癖のある梨園の御曹司を次々に堕としていくのだから笑うしかないwww。作者は歌舞伎の取材もしているらしく舞…  全文読む 評価する

リンドバーグ リンドバーグ
asura/竜と少年と鮫男
隔絶された故郷エルドゥラをついにリンドバーグのプラモを飛翔させ旅立ったニット。寂しさや不安より冒険に胸を高鳴らせ目を輝かせるが、伝説を目にして窮地を脱した2人はエルドゥラから外の世界へ導いた男・シャークに自分が意図しないところへ放り込まれてしまう。序章が終わり世界が広がっていく感覚が巧い。所属する場所ができ、登場人物にもまれキャラクターもいきいきしてきました。多種多様なリンドバーグの描写もさすがアントンシク氏。リンドバーグのレース大会もファンタジーらしいなあ。自分の冒険を考えるようになったニットの成長が楽しみでもあるし、シャークも邪悪な歯並びの悪人面だが一概に悪人とは言えない面を見せ、王族との…  全文読む 評価する

デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト
asura/Web連載時からコミックス待望、ライドウ
真・女神転生シリーズを生んだアトラスのPS2ゲーム、『デビルサマナー葛葉ライドウ』を「RED GARDEN(ゴンゾ)」「親指さがし(山田悠介)」の漫画化で構図と絵が巧みだった綾村切人が描く、ディレクター自身が<完全新作>とするオリジナルストーリー。本来の歴史を辿らなかった大正20年。帝都東京の守護を任じられた悪魔召喚師(デビルサマナー)、端正な顔の若き十四代目葛葉ライドウは鳴海探偵社に身を置き悪魔関係事件の解決を担う。帝都での日常に潜む新たな陰謀の影、外法の悪魔召喚の正体とは。ゲームのファンが歓喜するのはもちろん、原作を知らない人も十二分に楽しめる内容です。キャラの性格もしっかり捉えられている…  全文読む 評価する

伝説の勇者の伝説 伝説の勇者の伝説
asura/アニメ化、増刷に期待
最近のラノベは剣と魔法の冒険を感じられない美少女を全面に押し出した表紙が多くラノベ自体を軽視していたのですが、これはロードスやオーフェンの頃の本来のワクワクするラノベだと思わされた一冊でした。勇者と言いながらキングメーカーでも魔王を倒すTRPGでもないのですが、軽いノリとキャラのかけ合いにのほほんとしていると広げられた風呂敷がだんだんと重みを増して、ぐいぐい引き込まれて行くこと請け合いです。眠たげな目蓋に災禍を隠したライナ・リュートは睡眠が至福とばかりにやる気なしの寝てばかり。軍人育成の王立特殊学院でおちこぼれの更におちこぼれといったライナになぜか銀髪の優等生シオンは飾らない素顔をさらす。__…  全文読む 評価する

闇の末裔 闇の末裔
asura/やみまつの「末」は「待つ」と心得る
待望の新刊、8年ぶり。といっても未収録分をようやくまとめてくれたという仕様で当然完結などしていません。やはりこの人の作画は息を呑む美麗さで、クオリティは以前よりも増してます。少女漫画にありがちな背面効果が花などは生ぬるいとばかりに龍の肢体や建造物が精緻に描きこまれています。BASTARDばりに凄いと感心します。密の実家・鎌倉にて神殺しの呪いを現実的な解釈で導き出そうとする巽。幻想界では密が解放した倶梨伽羅が戦火の口火を切ろうとしている。物語は緊張が高まり面白い。順調に刊行してくれればこのペースは大歓迎なんですがね。何より8年ぶりなのに主人公がまったくの出番なし、顔のアップさえ見当たらないのはあ…  全文読む 評価する

青の祓魔師 青の祓魔師
asura/ジャンプSQで期待するもの
ジャンプ月刊誌でD-Grayman、テガミバチと並んですでに花形漫画です。正十字学園祓魔塾、祓魔訓練生(ペイジ)として入学・入塾した燐。生徒は少ないものの塾生もそれぞれキャラが立っていて、チンピラ顔なのに優等生にくっついているチビキャラまでいいキャラクターだ。サタンの炎を宿した燐が仲間とどう接していくのか。秘密を抱える主人公はいつだってワクワクさせてくれるがこの漫画は相変わらず祓魔師(エクソシスト)の称号などの設定がいい。しえみの初めての友達作りなど、女の子たちも可愛い。燐の後継人も何かとうさんくさいです。  全文読む 評価する

なおざりダンジョン なおざりダンジョン
asura/過去編とりあえず最終の巻
コミックノーラ(学研)が廃刊になりジャイブに拾われたおざなりダンジョンシリーズの過去編、なおざりダンジョンの最終巻。蛮族の英雄サルヴァドルの後継を巡りモカに挑んだ12氏族の戦士だったがギルドから突如出奔したシェパードと再結成したドラコニア三銃士に捕獲されて行く。ネイティブ・ゴンドワナの聖地に隠されたサルヴァドルの子供たちバーバリアン13を鍵にした秘宝の謎が明かされる。懐かしくも決して古くならないRPGファンタジー。こんなに気持ちのいい女主人公は珍しい(女っぽくない)。過去編なのでキートンやファルコやエスプリなどは出て来ないが十二分に面白かった。幼いモカとサルヴァドルの戦いはまだ突っ込んで描かれ…  全文読む 評価する

世界の果てで愛ましょう 世界の果てで愛ましょう
asura/良質TS
親族間の血で血を洗う争いに心が病み、独り訪れた地球で工作による墜落事故に遭った異世界の王子が出会った運命の相手とは__。お人良しが過ぎる男子高校生、涼馬が瓦礫に下敷きになった青年を自身を省みず救おうとしたことが人生最低の災難のきっかけだった。気を失っている間に性転換され地球を人質に結婚を迫る鬼畜王子。もともと男性性が強くなくハブられ役だった主人公が女性になったことで魔性のフェロモン(?)が開花www。男子全般には貞操を狙われ、玉の輿を妬む女性陣には殺気立たれ。溺愛している弟が男の自分に惚れていて女性化したことで危険な愛に目覚めているとも知らず(兄貴の下着……)。なにより凶王子が本気で涼馬にメロ…  全文読む 評価する

リンドバーグ リンドバーグ
asura/竜[リンドバーグ]と少年
霧深い国「エルドゥラ」に住む少年ニット。国を守る「ボーダー守り」である父が「飛翔罪」を犯して死んで以来肩身の狭いつつましい日々を過ごしながらも空への強い憧れは潰えることはなかった。ある日空から墜ちてきたのは人工の翼をつけた竜。乗っていた男をとっさに匿うニット。男はニットの相棒プラモを「リンドバーグ」と呼んだ__。落ちてきた男シャークは凶悪な面相でプラモを見る目つきが危険な光を宿し、殺伐とした緊張感が漂います。外を知る者として期待を寄せる純粋なニットにはらはらさせられながら物語は待望の空へと向かいます。物語はまだ導入部といったところですが架空の世界のスケールを感じさせ「飛翔」が幕開けにふさわしい…  全文読む 評価する

キングアビス キングアビス
asura/なかむらたかし作コミック
『パルムの樹』、『ファンタジックチルドレン』などのアニメーターなかむら たかしが描くオリジナル漫画です。アースカレント、アナカレント、ホルスの3種類の異能者と普通人が暮らす異世界。王都領の、刻印がなされた者を除くアースカレントの殲滅を命じたバルバリア 国王バルタザール。生き残った少年キャルはアナカレントである妹ミリアムと仲間を連れ、復讐を果たしこの惨劇を止めるために王の命を奪う旅を始める。アビスとは女性と見まごう美貌と穏やかな所作の次期国王。秘めたアースカレントの力が強大過ぎて常に狂気の淵を覗いている少年であり、ダークファンタジーの中心核そのものといっていい存在で主人公キャルよりも魅力的です。…  全文読む 評価する

放課後のカリスマ 放課後のカリスマ
asura/クローン偉人2
スランプのモーツゥアルトがヒトラーと史良を前に自殺を図る。皆が不安を増していくなかで初哺乳類体細胞クローンの羊を模した『ドリーさま』信仰が増殖するが、史良が無邪気に手にするドリーさまもまた仕組まれたものだった。クローンの成長をを外部に向けて示す発表会が近づき、一人暇な史良は個性の強いクローンも逃げ出す__人間なのに超人的で破天荒な学園長・ロクスウェルに付き合わされる(遊ばれる)ことに。そして史良の存在も揺るがされる事態が……。かわいがられ体質の史良、イケメンのナポレオン、結婚したい女エリザベス一世、胸の大きいナイチンゲール、頭がハゲてない一休、むっつりフロイトの仲良しっぷりが楽しい。  全文読む 評価する

放課後のカリスマ 放課後のカリスマ
asura/クローン偉人
カプコン元勤務、BLOOD+ A漫画化のスエカネクミコ作品。西暦二×××年。遺伝子工学の粋を集めて造られた『偉人のクローン』のみが集うセントクレイオ学園に放り込まれた唯一の非クローン・神矢史良。偉人の名声と実績を引き継ぐことを強要された彼らの苦悩や疑問を目の当たりにして一般的な慰めを口にするのだが。世間はクローン・ケネディの暗殺に興奮し、クローンはオリジナルと同じ『運命』を辿ることに怯える。史良の口利きで音楽学校に転校したマリー・キュリーは果たして夢をかなえるのか。ジャンヌ・ダルクはオリジナルの寿命を越えて生きられるのか。ナポレオン、エリザベス一世、ナイチンゲール、一休、モーツァルト、フロイト…  全文読む 評価する

page: 1  |  2  |  次へ→