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進撃の巨人(講談社コミックス)
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佐伯洋一/見事なる本歌取り
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最近はとても忙しく、あまり漫画に触れる機会がなかったのが、それでも数冊だけは発売を楽しみにしてしまう。本書もその一つ。なかなか面白いので、一読をおススメする。 その面白さは、多分やっぱり謎が多いことに由来するという例のやつになってしまう。エヴァンゲリオン以来、謎を謎のままに包み、読者の興味を誘う手法は広く広く定着したようにみえる。 反論しかないだろうし、私などは無論足元にも及ばないのだが、宮崎はやおの作品は本当につまらないものが多くなった。それは、明らかに94年のエヴァンゲリオンの影響を受けたと思われる、95年以後の作品の出来は、それまでとは隔世の感があると思う。たとえば、もののけ姫なんかは…
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公法系訴訟実務の基礎
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佐伯洋一/時間がかかる
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本書の読者層は当然ロースクール生ということになろう。なぜなら、コアカリキュラムなるものを意識して執筆されているからである。そして、内容的にも本書は深く建築基準法や都市計画法といった個別法解釈に踏み込んでおり、とても学部生では歯が立たないはずである。 というか、本書は学部生からすればゴムのようなもので、そもそも歯が立っていいものではない。こんなものをやるよりも、行政法の一般的知識を学ぶ必要があるのである。 たとえば本書では、都市計画法の開発許可とマンション紛争といったよくある事例を粘り強く聞いてくる。より具体的には、自分の家の目前に巨大マンションが建って、日照や通風、さらにはがけ崩れなどにさい…
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刑事訴訟法判例百選
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佐伯洋一/判例と同旨というために・・
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刑事訴訟法の判例百選は、基本法律科目の百選のなかで最も出来がいいと思う。それはなぜかというと、おそらく実務家が多数執筆しているからかもしれない。実務家といっても、本当に新進気鋭の現役高裁裁判官や司法研修所教官などの第一線といっていい実務家である。それ故に、判例の批評に終始してくれており、判例を「読む」という意味で実に使い勝手がいいのである。 最下位のものと比較すると輪郭がみえやすいかもしれない。一番ひどいのが、再三本書評等その他でも述べていることなのだが、憲法の百選である。判例の解釈はおろか、学説の整理すらまともにしていないような有様の解説が散見される。少なくとも、法律試験の受験者の視点、若…
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弱い日本の強い円
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佐伯洋一/日銀の無策をどうするか
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この本をどういう人が書いたのかと聞かれれば、即座に「もと日銀マン」と的中させる自信がある。本書におけるデフレに対する基本姿勢が完全にいまの日銀ベースである。 緩やかなデフレの方がいいというのは少なくとも先進諸国の常識に反する。普通は、ややインフレが最も良いのであり、中央銀行はそのために存在するといってもいいくらいである。 そして、タイトルからもわかるとおり、弱い日本になぜ強い円があるのかといえば、その答えはFRBのバランスシートと日本のそれとを比較すれば利発な高校生でも十分推測できる。すなわち、日本の通貨供給量があまりに少ないのである。 アメリカやEU諸国は、自分の国が損をしないようにと、お…
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憲法の急所
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佐伯洋一/生兵法は大けが(司法試験不合格)のもと
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この本を、芦部理論に凝り固まった愚かな一部の予備校講師が批判しているという。しかし、この本を批判できるほどの理論的精緻さが、その予備校講師に存在するとはとても思えない。 確かに、通説(芦部)からすると、にわかには首肯出来ない部分も多い。芦部説かどうかはともかく、適用違憲を基本とする手法というのが、本当に判例の趣旨なのだろうか。ビラ貼り規制法令について、法令を合憲とした後、合憲の法を適用したら処分も合憲だろうというような口ぶりをどう評価すべきなのか。 結論からいえば、私は著者の説明は憲法学の革命というか、目覚めを感じさせる。例えば刑事訴訟法などが、松尾先生の門下をはじめ、学会のモーツァルトとい…
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日野原重明一〇〇歳
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佐伯洋一/長寿の秘訣が随所に
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高齢の医師として有名な日野原医師もとうとう100歳になられたという。著者の半生について語られた本やらインタビューについては枚挙にいとまがなく、本書においても特に目新しいものはないと思う。しかし、100歳を迎え、さらに現時点から先の目標を語る部分については一読の価値があるといわなければならない。 長寿の方というのは、みなそれなりにポリシーを持っていることが多い。例えば、焼酎が効いているとか、毎日の散歩が良い、毎日のフルーツがいい・・などなど。先生ももちろんその例外ではない。まず、現役であることであろうか。まだまだ現役を退き、隠居生活を送るつもりは毛頭ないことが本書からわかる。おそらく、それが…
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基本判例に学ぶ刑法総論
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佐伯洋一/「この本は山口説押しじゃない、中立だよ」という誤り
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本書が、司法試験の受験生の間でもてはやされているという。その理由を聞いてみると、同一の著者が書いているので体系的にまとまりがあり、安心して使用できること、事案がそれなりに細かく載っており、これだけで判例を勉強することができるというあたりに理由があるようだ。 実際に読んでみると、確かに百選よりかなり詳しく事案が載っている。しかし、随所に山口説的な判例の「読み方」がなされているところが結構ある。普通に読んでいれば気付かないのだが、よくよく見てみると、例えば誤想過剰防衛のあたりが想起される。誤想過剰防衛の場合に、過剰防衛の任意的減軽の規定が適用・準用されるかの問題について、少なくとも石人間小説等の…
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サラリーマンなのに株で儲かる〈勝ち組3%〉の買い方
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佐伯洋一/跳梁跋扈・魑魅魍魎の証券世界
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この本は少なくとも嘘は言っていないし、悪意もないように思う。株式投資の本というのは、ほとんどが嘘か思い付きか、悪意ある虚偽のどれかに当てはまる。おまけに言えば、投資信託なんか、絶対に嘘である。どんな儲け文句も嘘である。何故なら、ホントに儲かるなら自分たちで投資すればいいのである。リスク分散のために、「ごみ」である株の素人を巻き込みたいだけなのである。これは、証券会社や銀行マンの本音であるし、実際に飲みの席での話では、素人を上手く株に巻き込むことが仕事だからと断言していた。プロの認識なんてそんなものである。 素人がプロに勝てるか?勝てないに決まっている。プロは、合併情報もいち早くつかんでいる…
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民法講義
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佐伯洋一/長短併せ持つ
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山本民法講義シリーズの特徴は、要件事実的整理がなされている点に尽きる。網羅性を挙げる人もいるが、なんでも載っているというほどでもないのも特徴である。例えば、94条2項の第三者のところで、予備的抗弁になるかどうかといった話があるところであるが、研修所・実務・判例の立場についての要件事実的整理をせず、学説の話に紙幅を費やしていることは眉をひそめざるを得ない。 各論点につき、十分な理由付けがあるかといえば、実際そうでもない。学術的深みは、佐久間教授の教科書のほうがはるかに優れている。 かといって、これら短所も用い方によっては一転して長所に転ずる。そもそも、基本書一冊で全てを終わらそうという発想は誤…
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不毛地帯
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佐伯洋一/主人公の心
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ついこの前、この不毛地帯もリメイクされ放映されていた。私としてはとても面白かったのだが、視聴率は振るわなかったらしい。昔、私の生まれる前であるが、放映されたときは人気だったようだから、なぜこの差が生じたのか興味深い。 山崎作品は本当に素晴らしいものばかりなわけであるが、本書もむろん例外ではなく、珠玉といっていい。「白い巨塔」の舞台が大阪大学であったことは明らかなように、この「不毛地帯」もモデルがある。主人公の壱岐正は、瀬島龍三という人物であり、つい最近(2007年?)まで生きていた人物である。そして、近畿商事は当然のごとく伊藤忠商事で、東京商事はおそらく日商岩井(現、双日)ということになる。本…
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マンガ嫌韓流
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佐伯洋一/韓国による日本民主主義への攻撃
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日本は韓国に悪いことをしたという妄言。これを信じているバカは五万といる。この主人公の要もご多分にもれずであった。私は過激にも、「バカ」という表現をしたが、マスコミのインチキ報道、日教組の影響による韓国礼賛、韓国政府による日本マスコミへの懐柔工作などなど、一般国民がかかる妄言に騙されること、あるいは少なくとも一面的な見方におちいってしまうことはある種やむをえない面がある。余ほど関心のある人でなければ、真実をしることは難しい。 それを分かりやすく伝えているのが本書である。「偏見に満ちている。自分は中間でありたいから、こういうものはみない」という者がいる。しかし、これこそ偏見に満ちている。そもそも…
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担保物権法
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佐伯洋一/学術論文に短し、試験に極めて長し
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担保物権法といえばこの本というほど有名な本である。学者が論文を書く際にも、調査官が参照する本としても、引用率はおそらく今でもナンバーワンであろう。 なぜそれだけ珍重されるのかといえば、判例に反対するところが多いからである。説明する際、通説だけを述べて、判例を紹介しているだけの本を、調査官が参照するわけない。自分が作った判例を紹介しているだけの本を参照するわけがないのである。学者も同様である。 要するに、本書は判例を学びたい者にはそんなに必要なものではないし、少なくとも学生には向かないことは間違いない。判例を、ホントに理解するためには本書を避けて通ることはできないかもしれない。しかし、学生が判…
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現役生の勝利をつかむ時間割作戦
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佐伯洋一/高校生はどれだけ早く社会の現実に気付くかが大学合格の鍵
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実は、一流大学を目指す者にとっての受験校は決まっていて、受験日程すらもう決まっているのである。一度そのコースの受験を通った者ならだれでも知っている事実であるが、高校生はもちろん実感としては認識しようがない。こういう話は先輩から直接聞くべきものであるが、それができない者もいるので、本書や本書評をよく聞いてほしい。 具体的には、国立を受けるかどうかでまず割り振りが決まる。国立で一流と言えるのは、関東では東大と一橋と東工大程度だと思ってもらっていい。私大では日本で早慶上智だけである(ICUは入試が変則きわまるので、現実的には除外すべきであろう)。これを組み合わせると、国立は1校しか受けられないので…
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彼らが日本を滅ぼす
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佐伯洋一/第4権力の腐敗が国を滅ぼす
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この本は、原発事故が起こる前に書かれたものである。内容はそれにむろん対応していはいないが、現在の状況について正確に予測を的中させている。さすがは佐々氏である。80歳を超える著者だが、老いてなお盛んという以上に、これほどの人材は30代には一人もいないかもしれない。 昭和一ケタ世代の人たちには、頭が上がらない。石原慎太郎もそうだが、外交評論家の岡崎氏もそうだ。とにかく、彼らの国を憂うる気持は純粋なものだし、そのためには己を捨ててひたすら努力をされる。佐々さんに原発事故対策を全面的に任せていたら、おそらくこれほどお粗末な結果にはなっていないだろう。著者には、それだけの危機管理の実績と器量がある。つ…
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憲法解釈論の応用と展開
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佐伯洋一/中身は「鶏」の「金の卵」。学生は見誤ってはいけない
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最近の憲法関連の書籍の中で最も注目を集めているのが、宍戸教授の手になる本書である。小山教授の手になるいわゆる作法本と並んで、最近の学会でも賛否が揺れるところであろう。若手対ベテランといった感さえあるように見える。 結局日本の憲法判例というのは全部比較考量論で説明できるのではないか。いやいや、説明できないものもあるだろう・・。小山教授などは、比較考量論で説明できるとしている。これの当否は、論ずべき場面ではない。しかし、憲法学の病巣がまさにそこらへんにある気がしてならない。観念的な議論に終始し、実際の憲法の「使い方」を忘れているのではあるまいか。 たとえば、本書を新司法試験の受験生に勧めること…
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私の大事な場所
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佐伯洋一/外国人が日本に魅せられる場合、その核にはなにがあるのか
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東日本大震災で心痛める日本人が、再認識させられたのは、どれだけ日本の過去とその時代に生きた日本人たちが優秀だったか。そして、その遺産で食いつないでいるのが今の日本である、ということだった。少なくとも私にはそうだった。いささか逆説的なイントロだが、この素晴らしい本の著者であるドナルドキーン氏、日本へ帰化という話を聞いてそう感ぜずにはいられなかった。 キーン氏は、コロンビア大学で日本文学を教える日本研究についての第一人者であるとともに、おそらく最高の権威者であった。それはキーン氏がアメリカ人であることと、コロンビア大学教授ということに由来するかもしれない。 本書はキーン氏が日本にあこがれた経緯か…
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原発崩壊
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佐伯洋一/理念先行型の限界
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東京に住む者として、原発の事故というのは無論他人ごとではない。私にとって、住む地域は関係ない。全ての日本が故郷であり、東京も鹿児島も北海道もない。 著者は、原発について無論反対である。後半は小説になっていて、東京を中心とした首都圏の壊滅を主張する。 ここで、まず間違いのない事実を銘記しなければ話は進まない。原発については、政府御用学者が都合のいいデータを並べ立てて、建設を推進してきたという側面はある。全世界どこでもそうである。他方、原発というものを、共産党の連中が良いように市民運動として利用してきたのもまた事実である。 だから、そのどちらに肩入れするのも誤りであると思う。どちらも真実なのだか…
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民主党政権は、なぜ愚かなのか
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佐伯洋一/民主党を支持するということは国を滅ぼすに等しい
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著者こそ、識者の中でもいち早く民主党政権がいかに愚かで、どうしようもないだけでなく、むしろ日本を破綻に導くことこそがある意味本懐であるということを見抜いていた人物に他ならない。これは氏の前著多数が証明しているので、ぜひ一読されたい。 本書でも、あまりに目を覆いさらに穴に入っても看過できない、普通の国であれば100年悔やまれる大失策を、何個も犯していることを指摘している。もはや、普天間基地などは、鳩山という頭がハト程度のバカに日本国民全体が振り回され、しかも盟友米国まで巻き込んだ、破廉恥騒動については思い出すのも気分が晴れないことは著者と同様の心境である。 かつて私も何度も書いたとおり、鳩山…
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要件事実マニュアル
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佐伯洋一/悪魔のツール
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要件事実が体系的にかつ網羅的に記載されている。実務家が本書をちらちら参照するにはうってつけといえる。ただ、本書には民法上の要件のうち、何がどうして要件事実になるのかはほとんど書いていない。なので、これは司法試験を受かった実務家があくまでも読者層であることを忘れてはいけない。 司法試験受験生がこれを読むこともあると聞くが、これは確実にオーバーワーク、やりすぎであるという以前に、これでは新司法試験合格は難しい。要件事実がなぜ出てくるのかが問題になるのに、それを当り前のように答案に羅列したら、下手をすれば知らぬ間に論点を落として、結局点数が付かないことになる。 もっと深刻なのは、実際、すべての…
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ONE PIECE
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佐伯洋一/面白くないわけがない
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作者はつい先刻1カ月程度の休みを取り、ハワイに行ってきたことは周知の事実である。私は、著者は偉いと思う。漫画家というのはホントに大変で、特にギャグ漫画でない場合、連載は毎週19Pであり、しかも漫画を描きつつも、その先の展望も見据えなきゃいけない。寝る間もなかったであろう。 我々は10年以上にもわたり毎週楽しみをもらってきたので、1ヶ月くらいの休みは誰もが笑顔で祝福したことだろう。もっと偉いのは、例えばハンターハンターの作者などはサボタージュを繰り返し、作品の質も低下しており、ベルセルクに至っては連載は実質中止といっていい体たらくである。 そんななか、61巻を見てもわかるとおり、ワンピースの質…
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One piece(ジャンプ・コミックス)
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佐伯洋一/漫画王国の頂点
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ワンピースが大人の間で超人気なのだという。大人といっても、おそらくそれを構成するのはジャンプ世代である30代であろう。あるいは、40代50代もそうなのかもしれない。 なにが大人を引きつけるのか。それは、どうも友情なんだという。これは、NHKの特集で分析されていたものを鵜呑みにしただけだが、民放と比べてはるかにクソ番組(大河ドラマは、ねつ造偽造だらけのファンタジーである)しかできないNHKにしては実にまともな特集であった。 しかし、そうだろうか。無論、友情というのも面白さの大要素であることは間違いないが、大人が好きな理由は、ワクワク感ではないかと思う。友情モノなら他にもたくさんある。例えば、…
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2012年の大逆転
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佐伯洋一/円高予測を外すこと10年の罪
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この男については、もはや予測の大外れ、なんの予想も当たっていない御方であることは「最後の2年 ― 2007年からはじまる国家破産時代をどう生き残るか」という数年前の著書のタイトルが勇ましく語る。 しかもである。1ドル200円時代到来などと、酒巻などの円高論者とともに大騒ぎしていたのである。もう10年近く予想を外し続けていることは言うまでもない。 これで大損をこいた方もおられることだろう。それでもまだ本書に一体なにを問うのかと思うが、それは一種の楽しみである。為替レートの予測というのは、2つに1つ上がるか下がるかだけである。無論外すことは誰でもあるが、2つに1つあたる為替レートを10年も間違っ…
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黒い都知事石原慎太郎
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佐伯洋一/第4権力の横暴
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世の中にはどうしようもない本もあるが、本書もその一つである。よくもここまでいい加減な憶測話を平気で書けるものだ。まあ誰も信用しないからこそ、石原慎太郎の支持率が極めて高いのだろうが。無論、どうしようもないというのは一種の論評であり、主観に属する話であることは当然であり、読者の方々にぜひ本書評と本書を手に取り、判定してほしい。 さて、東京都というのはそれこそ予算規模でいえば12兆円前後であり、これはちょっと前の韓国や、カナダの国家予算を凌駕する。GDPで見ても、少なくとも00年ではG7のカナダを超えている。それだけ巨大なもはや国家といっていい。 石原慎太郎は、全政治家の中でも歴史に対する造詣の…
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中国バブル経済はアメリカに勝つ
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佐伯洋一/誤りに誤りを重ねる過ち
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副島という男ももはや終わったなと思わざるを得ないのは、尖閣諸島の衝突事件が米国の陰謀という主張あたりから推測できる。これは論評にも及ばぬ、単なる間違いであることは明白であろう。 副島はそれでも、酒巻やらの円安論者よりはましかもしれない。それは、日本経済の強さという基礎的状況ではなく、アメリカの弱さという予測から、相対的に円が強くなるという予測を立てていたという一点による。その円高論も無茶苦茶で、1ドル=10円とかであって、当てる気もないのかなと思う。 さて、中国バブル経済がアメリカに勝つかどうかは、正直2つに一つとしか言いようがない。中国バブルは実際に上海に行って見れば実感できる。入居者はい…
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重点講義民事訴訟法
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佐伯洋一/使いどきが問題
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重点講義といえば、現在の民事訴訟法学の到達点を示すものといってよいだろう。内容は最先端というわけではない。しかし、法律学というのは権威の学問であり、実力者の意見というのはそれだけで裁判官の参照の対象になるので、一学者の発言とは重みが違う。 一昔前の民訴の権威といえば、兼子・三日月・そして新堂といったところだった。新堂説というのは、本人も認める通り、判例が認める可能性はほぼゼロに近い。それは、あまりに先鋭にすぎることと、内容があまりに実質的だからであろう。先鋭に過ぎるというが、新堂説は通説に対してそれこそ先鋭な問題点を提起し続けてきた。どの論点にも、疑問を投げかけるといえば新堂説であったし、そ…
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大学図鑑!
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佐伯洋一/今後学歴選別は一層強まる
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大学図鑑は、大学案内本としては他に代え難い本である。その意味で、本書は受験生諸君にはぜひ読んでほしい一冊であることに間違いはない。ただ、毎年一押ししてきた本書最新版だが、今回だけは見逃すことができないことがある。まずは、それを指摘しておきたい。 あまりにも、ランク分けがいい加減である。本書は大学を就職力やブランド力などでランク分けしている。ランク分けは非常に重要で、外国では実に厳しく評価されているのに、日本ではほとんど類書がない。よって、ここが一番の売りであることは間違いない。しかし、まず私大のランクA最高ランクに、早慶上智にICUはまだ目をつむることができるとしても、東京理大がここに加わる…
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Duo 3.0
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佐伯洋一/長文問題に悩む受験生へ
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この本は、私が実際に大学受験した時はそんなにはやっていなかった。みんな、ターゲット1900などをやっていた。しかし、今ではかなり認知され、東大生の合格体験記でもよくみかけるようになってきた。要は、この本は受験においても、英会話においても非常に有益な本である。合計2000語覚えるに当たっては、間違いなく最高の単語帳である。 英単語の重要性はみんな知っている。特に、予備校に通う受験生などはかわいそうなくらい聞かされて、いい加減ウンザリというくらい、誰でもその重要性は知っている。 確かに、英単語は重要だが、しかし単語の意味だけ覚えてもどうしようもない。TOEFLなどの長文にも対応できないし、もっと…
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うかる!行政書士総合テキスト
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佐伯洋一/一般教養は効率的に。無益なことはみんな知っている。
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本書でお勧めなのは、一般教養である。行政書士の一般教養は、範囲が判然とせず、闇雲に学習する羽目になりかねない。ただ、実際の問題は本書に書いてあることをたたき台にして、新聞を読むことが一番大事である。実際、数年前に受験したとき、一般教養は新聞と友人の持っていた本書の共用部分を読んだだけで、17問中?とにかく間違えたのは3問だけであった。それだけで十分なのである。 しかし、そもそも試験制度として、一般教養の「試験」というのは必要なのだろうか。公務員もそうだが、そういったことは大学で身につけているのが大前提のはずであり、卒業後、大学受験の本を引っ張ってきて理科社会数学を勉強している多くの受験生を見…
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らくらく行政書士速攻!40字記述
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佐伯洋一/闇雲読書法からの脱却
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何年前からか、行政書士にも法学についての記述式問題が出題されることになった。なんでもかんでも自由に書けば部分点が付くような出題にはなっておらず、短期間で受かりたいと思っている者には厄介な形式であろう。 本書では、出題が予測される記述式問題を書き込み形式で出題してくれる。闇雲に、たとえば憲法なら芦部信喜の「憲法」などの教科書を読むことはおそらく受験を長引かせる。一科目400P以上もある基本書を最初から読んでも、どこがでるかのメリハリがつかず、非効率なのである。そもそも、どこがでるのかわかるくらいなら、もうその人はかなりの実力であり、行政書士試験など軽く受かる。 私も、数年前に実力試しに受けてみ…
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高校生でもわかる日本経済のすごさ!
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佐伯洋一/日本経済の浮沈は、未だ定まらず
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日本経済については、超優位という説ともうダメ論が二分されていて、中間がなかなか存在しない。本書などは楽観論の筆頭格にあげられる。ダメ論については枚挙にいとまがないが、最近売れた本の著者としては辛坊こうじなどが有名か。 日本経済がダメという理由の一つとして、財政のまずさがまず指摘せざるをえない。この点について本書は極めて楽観的である。その論拠は過去私も書評で何度も述べたとおり、要約すれば簡単なことである。つまり、借金の相手、すなわち日本政府の債権者は、日本国民であるということだ。これは非常に重要なことに違いない。少なくとも、過去財政破綻した国といえば、韓国やロシア、アルゼンチンなどが有名だが、…
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