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紅一点論 紅一点論
あばたえくぼ/男女差別とは……
 普段は透明で見えにくい男女差別の実体を漫画やアニメ、偉人伝を交えて書いた傑作。 男の子の見る漫画アニメの世界はモモタロウ文化、女の子はシンデレラ文化から始まり、アニメ、漫画などに付きまとう、男女差別や構造限界。 偉人イメージによって覆い尽くされたキャリー夫人やナイチンゲールの素顔。 誰もが疑問に思いつつもあやふやで分からなかった全てに答える一冊です。 白衣の天使ではなく、超絶やり手婆のナイチンゲール。 聖女で終わらず、奇跡の芸人ヘレン・ケラー。 融通の効かない田舎のガリ勉娘にしてワーカーホリックのキュリー夫人 さりげなく大切なこの一節。 キュリー夫人の浮気疑惑についてなのだが ちなみに、二人…  全文読む 評価する

泣いた赤おに 泣いた赤おに
あばたえくぼ/いじめの構造、傲慢な人間
 酷い話である、見た目で判断する人間になぜ赤鬼はへこへこしなければいけないのか?彼には素晴らしい青オニと言う親友が居る、なのに傲慢な人間のために青オニを失わなければならなかった。青オニは逃げなければならなかったなぜなら人間が次に言うことは「あいつじゃまだからさ、やっちゃてよ」。赤鬼はこれを断れない、なぜなら断ればまた迫害されるからだ、結局赤鬼は人間の仲間で居るためには人間の頼みを聞き続けなければならないのだ。これは現代の虐めの構図の一つに見事に当てはまる。 私の経験則がある。ある時私は虐められていたらしい、気付いてなかったがクラスでまともに話すのはある一人の奴だけだった。仮にKと呼ぶ。私と其奴…  全文読む 評価する

ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョの奇妙な冒険
あばたえくぼ/空を飛ぶ!
 凄いです!! もう荒木イズム全開です!! この巻の見所はジャンケンです!! ジャンケンです。生死をかけた命がけのジャンケンです。だから訳が分からない高度な読み合いが繰り広げられます。なにより凄いのはジャンケンで空を飛びます!! ビルより高く飛び落下しながら勝負を繰り広げる。ジャンケンで空を飛ぶのは荒木宏彦だけ、ジャンケンに命を懸ける戦いを描けるのは荒木作品だけ!! 迫力満点です、ジャンケンなのに!!  全文読む 評価する

ガンパレード・マーチ5121小隊の日常 ガンパレード・マーチ5121小隊の日常
あばたえくぼ/うまい!!
 PSゲーム「ガンパレードマーチ」のノベライズ第二弾。正直最初のはゲーム中のセリフそのままに自分の感想を入れただけな代物である。さて第二弾はガンパレの魅力をガシッと掴んでいる。ガンパレの魅力は多種多様なプレーとAIによるNPCの日常である、この作品は後者の日常を良く掴んでいる。ガンパレは戦時下のお話である。同時にまだ彼等は学生でもある。相反する二つの要素を書いてある。戦闘や物資の欠乏で非日常性を書き、合間合間に恋やら弁当やら罰掃除を書き込んで日常を演出、戦闘中での緊張感と日常での別な緊張感の書き分けの上手さも二つの要素に区切りをつけることがないのがよい、日常の中での戦争のことを考え、戦闘の最中…  全文読む 評価する

修羅の刻 修羅の刻
あばたえくぼ/綺麗だな〜
 この作者の特徴が存分に出ていると思うのが参巻だ、格闘マンガは基本的に筋肉ムリムリの兄ちゃんが汗まみれ泥まみれ血塗れで汚ない、だが其処が生々しく格好いいのがつまりリアル嗜好が売りだ、その証明とも言えるのが板垣 恵介の刃牙だ。だがこの人の作品はどれも驚くほど綺麗だ、血を吐くほどに殴り合い、拳を砕くのもしょっちゅうだし、ほとんど顔から流血する、でもその血や怪我も一枚の絵のように見える。この人の作品は限りなく非現実的だ、人はカルク吹っ飛ぶし倒れるときも胸に拳を喰らっても仰向けに倒れる、戦いが佳境に入ると蹴りや拳は速すぎて音しか見えない、だが其処がいいのだ。この間の沖田との戦い、一度は倒れかける沖田、…  全文読む 評価する

銀河英雄伝説 銀河英雄伝説
あばたえくぼ/歴史の大河を見る
 多くの人間を動かす為に必要なのはキャラクターの立場を、ハッキリさせておくことである。田中芳樹はこれが圧倒的に上手い。帝国で野心を燃やすラインハルト、野心もなくむしろ辞めたいのに次々と出世する羽目になるヤン、ハッキリしている。この作品の魅力は知謀を尽くし戦闘ではなく、ラインハルトの政略とそれを読み解くも力の無さに苦しむヤン、つまり戦略が面白いのだ。群雄劇タイプのSFに良くある傾向だが艦隊線なぞの戦闘の描写ばかり多く後はキャラ間の色恋沙汰などしか書かない、これらのキャラ基本的に兵隊であり考えることをしない、例え考えても行動に移すことはない、なぜなら彼等の思考は目の前の事にしか対処出来ていない、や…  全文読む 評価する

射雕英雄伝 射雕英雄伝
あばたえくぼ/努力する人
 親の仇を撃つ、これが始まりです。郭靖君は生まれてすぐに故郷を終われ、父親の仇討ちを考えながら日々モンゴルで暮らします。ある時江南七怪と言う連中に武術を仕込まれますが生来鈍くさい郭靖は一向に物になりません。みんな郭靖が悪いのではないことは分かってますがいい加減絶望ムード、そんなとき崖の上で出会った謎の人物は郭靖に内攻を教えてくれて。取りあえず真面目と正直だけが売りの鈍くさい郭靖が正直故に様々な秘伝を手に入れて仇討ちだけでなく国家の命運に関わったりするお話です。郭靖は本当に真面目と正直だけが売りですが、その彼を上手く補佐するのがこうようと言うヒロインです。頭も切れて弁も立つついでに料理も出来ると…  全文読む 評価する

ドラえもん(てんとう虫コミックス) ドラえもん(てんとう虫コミックス)
あばたえくぼ/ドラえもん〜〜
 ドラえもん、子供の時には家にあって字も読めないのにボロボロのドラえもんを何度もずっと眺めていました。字が読めなくても何となくお話が分かる数少ない作品でした。アニメ映画に連れていってくれない両親がドラえもんだけは毎年春に連れていってくれました。思い出で一杯の作品です。ドラえもんの魅力はなんでしょうかね? 私はやっぱり暖かいキャラに有ると思います。のび太はドジではないけど勉強駄目で運動駄目当然野球もヘタでいつもジャイアンやスネ夫に虐められています。でも優しい心を持って相手が悲しいときには一緒に泣いてあげられます。反省したりして前より良くなろうとします。ジャイアンはいつものび太を虐めてます、俺の物…  全文読む 評価する

紅の豚 紅の豚
あばたえくぼ/ダンディ
 主人公のポルコは豚である。只の豚ではない空飛ぶ豚なのだ。賞金稼ぎを生業にしてアドリア海の孤島に一人暮らす、ダンディでクールな豚なのだ。ポルコはダンディでありまた賞金首達も悪人ながらとてもユーモラスだ。とりわけユーモラスなのがマンマ・ユート団だ。客船からハイスクールの子供を人質に金を持って逃げる、その際に仲間外れがいたら可哀相だと言う理由で全員乗せたり、団員も子供に対してあくまで紳士に扱う。多分この人達はいいひとなんだな〜。とにかく宮崎作品のユーモアが一杯つまった名作である。  全文読む 評価する

虹色のトロツキー 虹色のトロツキー
あばたえくぼ/哀しい話
 悲しい、ただひたすら悲しい、戦闘で戦友が突然失われていく姿が悲しい、少年達の純真で幼い姿が悲しい、信じていたかったモノに裏切られるウムボルトが悲しい、あまりに非力な兵士達が悲しい、何より悲しいのはウムボルトがずっと前だけを見ているところだ。ウムボルトは少しも昔を思い出さない、楽しかった建大時代も何もかも。過去を振り返りはしないウムボルトはずっと未来を観ていたからだから楽しい思い出を思い出すこともなくただ辛い現実の中でもがき続ける最後の最後まで悲しいあんまりにも悲しい。  全文読む 評価する

無限の住人 無限の住人
あばたえくぼ/不死身な主人公
 この作品は周囲のキャラの面白さと派手な戦闘が売りである。戦闘は主人公の万次が不死身で死なないので、体に風穴を開けたり、手を切り落としたり普通なら出血多量か一撃で死にそうな攻撃をバンバン飛び出すので観ていて迫力がある。また敵も腹刺された程度じゃ死なないので死ぬときは真っ二つかバラバラ、例外もあるけど。全体的に万次の扱いは軽い、死なないし馬鹿だから。ヒロインの凛は世間の様々な見方みたいなものに苦悩したりする、最初の内はね。個人的にはあまり出番の無い宗理先生とその娘の辰が素敵だ。マッドサイエンティストみたいな絵師の宗理先生。芸術が命で周りを省みず家を何度も追い出されてるところとか。そのたんびに家を…  全文読む 評価する

無限の住人(アフタヌーンKC) 無限の住人(アフタヌーンKC)
あばたえくぼ/時代劇
 パラレル時代劇です。灰汁のあるキャラクターと線画で描かれた絵の迫力は随一です。お話は少女の仇討ちを手伝うと言う単純な話ですが、キャラの思想や過去などがお話に味を持たせています。とりあえず主人公は死なないので毎回出血死するほど血を流して敵を倒します。仇討ちの少女は世間知らずなので最初は立場や思想様々な人間模様で悩みますが後半は世間の荒波に揉まれて痛い目に遭います。基本的にハードなお話ですが合間合間の日常によって作品の空気が現実感から離れすぎることは無いのがいい感じです。一話で教会が出てきたりしますが、後は無理のない江戸時代を書いています。集めて並べて読む価値が確実にある名作です。  全文読む 評価する

ルナル・サーガ ルナル・サーガ
あばたえくぼ/悩むな〜アンディは
 七つの月があるルナルワールド、様々な異種族が暮らすこの世界のこのお話で主人公は自らの父を殺した女性を捜す、アンディとエフェメラの双子の兄妹。しかしこの主人公アンディ君は復讐に関してやりきれない思いを抱いている。復讐が良いことでないのは分かっている、だが蒼い爪の女を許すことは出来ない、だが、終始というわけでもないがこの問題にぶつかると彼は必ず迷う。ここがこの作品を面白くしている所である。アンディは難問にぶつかるたんびに悩む。決して信念とかで選んでしまったりせず悩み仲間と共に考え、時には問題の重さに挫けそうになるときもあるがいつも真剣に考えている。考える。これはとても大切なことで友野作品の主人公…  全文読む 評価する

新暗行御史 新暗行御史
あばたえくぼ/奇跡などない
 この作品の真の見所は作品に込められた闇である。奇跡を否定し戦う文秀、彼は自分で言うとおり民の為に戦うのではなく、滅んだ聖慎の王との約束「この国に巣くった腐った官史を一掃すると」それを裏付ける話として新・春香伝がある。三馬牌を使い幽幻兵士を召還して領主の兵を皆殺しにする文秀それに歓声送る領民に対して文秀は言い放つ「救いだけを求める奴に奇跡は起こらない」「飼い主と共に死ぬがよい」この後の展開は作品をみて貰いたいが一つだけ言えることは彼は間違いなく皆殺しにするつもりだった言うことだ。これは正義の物語でなく闇をより深い闇が駆逐する話だと言える。  全文読む 評価する

僕にお月様を見せないで 僕にお月様を見せないで
あばたえくぼ/珍しい事
 この僕月の主人公は阿智作品には珍しく主人公が体質と少し気弱な所をのぞけば普通の男の子だ。どの辺が普通かと言うと伝説の更衣室に連れて来られるとおもわずドギマギしたり男の子な感じ爆発です。そんな彼の体質とのアンバランスさがこの作品の魅力。  全文読む 評価する

住めば都のコスモス荘 住めば都のコスモス荘
あばたえくぼ/ゆ〜えんちは大変だ〜
 この巻はチケット集めと遊園地での厚彦と竜也の関係に注目して読む方が面白いだろ〜。この巻で観覧車の中で繰り広げられる場面は三者三様特にバイオハザードが起きてもボールさえあれば生き残れそうな竜也感動です  全文読む 評価する

お前はいったいなんなんだ!? お前はいったいなんなんだ!?
あばたえくぼ/期待のあの人登場編〜
 この刊で無謀編のほぼ全魅力を演出するあの男キースが登場します。不条理を親友に無茶苦茶を恋人にするあの男が好き勝手に暴れ始めます。平然と裏切り地人を斧で斬りつけ魔術で勝てないと知るとあっさりと主を売る。数多くの不穏当な言動、見事なコウモリっぷり。無謀編が本当に面白くなるのはこの巻からです。  全文読む 評価する

Hellsing Hellsing
あばたえくぼ/逝かれた少佐の危ない魅力
 この刊の魅力はなにか、それは常識外の「力」をみせるアーカードと、いかれきった少佐である、かつて戦争に負ける事すら快感と言った男が居ただろうか、手段の為なら目的を選ばない男、そしてそれを歓喜の笑みと共に待つ吸血鬼アーカード、怖いです、でもおもしろいですよ。  全文読む 評価する

蒼天航路 蒼天航路
あばたえくぼ/王と覇王
 これは現在出ている蒼天航路の中で一番面白い巻であると私は思う。この巻では中華に存在する二つの理想が現れる、それは多くの命を刈り取りながらも全てを栄光と喚起の渦に変える燦然と輝く王と、多くの怨嗟と恨みを受けながらも何一つとして揺らぐことなく屍の上に立つ覇王との一騎打ちである。この巻は正に人の頂点の争いであろう。是非ともこの感動を読んで受けて欲しい。  全文読む 評価する

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