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コダワリ人のおもちゃ箱 コダワリ人のおもちゃ箱
松浦晋也/著者コメント
 コダワリ人になろう 本書にご登場願ったのは、単なる趣味人ではない。なにか面白そうなことにとりつかれ、結果として驚くほど素晴らしい高みに到達した人たちである。 実際のところ、取材をしてみるまで、これほどまでの人たちが、かくも沢山、今の日本に生きているとは思っていなかった。 彼ら(そう、本書に登場するのは男性ばかりだ。これは私の取材が偏っていたからであって、分野を選べば女性も当然入ってくるだろう)は、共通点がある。 気負わない、諦めない、楽しむ——そして突き抜ける。 彼らには趣味だからという言い訳はなしだ。気が付くと趣味どころではなく、生活を賭けてしまったりもするが、その場合も悲壮感はない。突き…  全文読む

日本列島は沈没するか? 日本列島は沈没するか?
松浦晋也/著者コメント
 科学の最先端、特に激しく動いている最先端ほど、楽しい場所はありません。現場で丁々発止と議論を戦わせている研究者の方が、2年前の持論を尋ねられて「あれは嘘だった。今は違う考えだよ」などという分野では、間違いなくアクティブな議論と、新しいデータが積み重ねられています。そして、今現在の地球科学は、まさにそういう分野なのです。 もう一つ、我々日本人は、くらげなすただよえる大地の上に生活しています。いつどこで大地震が起きてもおかしくはないし、自分が被災してもおかしくはないのです。 最新の地球科学は、巨大地震についても、かなりのことを解明しつつあります。それは、まだ地震予知にはほど遠いものですが、それで…  全文読む

宇宙へのパスポート 宇宙へのパスポート
松浦晋也/解説者コメント
 ロケットを打ち上げ、衛星を飛ばす。心躍る事業ですが、それが国家予算で行われるとなると、夢一直線の無垢な事業ではあり得ません。さまざまな浮き世のしがらみがまとわりついてきます。 今回、私は世界の宇宙開発というテーマで解説を書きました。それも、どの国がどんなロケットを持っているという図鑑的なものではなく、各国がいかほどの金をどうやって使い、世界のパワーゲームのの中で宇宙開発をどう位置付けているかという観点から、です。 フォン・ブラウン、セルゲイ・コロリョフという2人の偉大な先達も、独裁者を利用し、軍を利用し、政治家を利用し、宇宙への夢に一歩を記しました。人生を賭けるに足る「夢」としての宇宙を目指…  全文読む

スペースシャトルの落日 スペースシャトルの落日
松浦晋也/我々が宇宙に行くための宇宙計画へと復帰しよう
 1969年、子供達はロケットの先端に乗って宇宙に行くことを夢見ていた。12年後の1981年、子供達が夢見るのはスペースシャトルの操縦席に変わっていた。その間にあったのは、アポロ計画の終了とスペースシャトルの開発開始、そして米航空宇宙局(NASA)の宣伝だった。1981年4月12日、スペースシャトル「コロンビア」が初めて宇宙へと打ち上げられた。 実際、スペースシャトルは見事なほどに絵になる機械だった。特に帰還時、悠然と滑空しながら降下し、主翼の両端に空気の渦を巻き起こしながら着陸する映像は、多くの人に「これこそ未来」と印象づけるのに十分な迫力と魅力があった。 それから24年、すなわちアポロ計画…  全文読む 評価する

恐るべき旅路 恐るべき旅路
松浦晋也/人々の名前を抱えて「のぞみ」は飛び続ける
 火星探査機「のぞみ」の打ち上げにあたり、宇宙科学研究所は「あなたの名前を火星に」というキャンペーンを行った。はがきに書かれた名前は切り抜いて整理し、縮小コピーを重ね、小さなアルミ板に焼き付けて「のぞみ」に搭載した。「のぞみ」と共に火星に向かった名前は約27万名。多くのはがきには、応募の理由が書いてあった。 はがきに書かれたコメントがなかなか感動的であるということは、的川泰宣教授の著作で知っていた。旧宇宙研、現宇宙科学研究本部に問い合わせると、名前を切り抜いた後のはがきはすべて大事に保管してあるという。2004年の初夏、私は相模原のキャンパスに向かった。はがきをチェックするためだ。その時点では…  全文読む 評価する

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