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ニャルラトホテプ ニャルラトホテプ
カルバドス/ニャルラトホテプのおぞましき恐怖
 ニャルラトホテプ……「千の異形」でありながら「無貌の神」にして「暗黒の男」。そして、極めつけは「這い寄る混沌」。クトゥルフ神話において、これほど愛されている神もいないだろう。ファンの間では、歌手の松崎しげる氏が黒いのはニャルラトホテプの化身だから、などというジョークが飛ばされていたくらいである。 本書、クトゥルフ神話をマンガ化しているシリーズの6冊目は、その名の通りニャルラトホテプに関係した作品が収録されている。 収録されているのは、「魔女の家の夢」、「ニャルラトホテプ」、「闇をさまようもの」の三つ。最もページを割かれているのは「魔女の家の夢」だが、ニャルラトホテプを最もイメージしやすいのは…  全文読む 評価する

ダゴン ダゴン
カルバドス/クトゥルフ神話のマンガ化第5弾はダゴンだ!
 「ああ、窓に、窓に」 クトゥルフ神話ファンにはお馴染みのこの台詞。怪異な体験をした主人公が幻覚だと思いこもうとするも、それは現実に……という流れの中で登場する。 本書は数あるクトゥルフ神話の中から初期の作品を集めマンガ化したもので、「無名都市」、「ダゴン」、「魔宴」、「神殿」の4作品が収録されている。冒頭の台詞は、魚の頭をもつ奇怪な海神・ダゴンを扱った「ダゴン」の中の一節だ。 クトゥルフ神話のファン誰もが一度は思うのが、「映像化したものを見てみたい!」ということ。しかし、それと同時に、「……いや、あの世界、造形を絵にするのは無理」と考え直す。幾つもの作品に登場することでお馴染みとなり、“それ…  全文読む 評価する

KATANA長船三姉妹 KATANA長船三姉妹
カルバドス/人が刀を狂わせる
 たまに無性に眺めたくなり、図書館や本屋に駆け込んで夢中になってページをめくることがある。刀剣だ。光はおろか心まで反射しそうな輝きは、かつて何人もの血を吸ってきたとは思えないほど美しい。 そんな刀に心を奪われた、というより刀達が心を許す存在が、このシリーズの主人公。この巻でもいつものごとく、刀がらみの騒動に巻き込まれる。 実は、それまではコンスタントに新刊が出ていたのが、ここしばらくは音沙汰がなかった。作者の近況報告によると、1年間休んでいて、復帰後にぶんか社から角川書店に移ったとのこと。これまで多くの尻切れトンボを見てきただけに、どんなに心配だったことか。しかし、またこうして新しい物語に触れ…  全文読む 評価する

寿司ガール 寿司ガール
カルバドス/寿司は食べ物にあらず。我々を癒す存在なり。
 人生の最後に食べたい物として「寿司」を挙げる方は多い。中トロ、コハダ、穴子にシャコ……美味しいネタを数えればきりがない。私も大好きだ。 では、もしもネタが人間のように見えたら? ある日、そんな寿司に出会ってしまった人々の物語。 妖精か妖怪か……とにかく、彼女達は寿司ネタを頭にのせ、人々の前に現れる。ヤンキーだったり学校の先生だったり、はたまた無口な少女の前に。 名付けて“寿司ガール”! そのネタが好きとか嫌いだとかは関係ない。どんな格好をしていたって、どんな生活をしていたって、彼女達に出会った人は、きっと純粋な心の持ち主だからだろう。 彼女達はそこに存在しているだけで人々の心に入りこむ。やさ…  全文読む 評価する

第四の男 第四の男
カルバドス/誘拐事件の裏の裏
 友達がいないうえに、女子高生にもからかいの対象にしかならない。運のない男の代名詞のようなサラリーマン探偵・石崎幸二が今回巻き込まれたのは、女子高生連続誘拐事件だ。 このシリーズの面白さは、スカッと爽快な謎解きではない。あれやこれやなんだかんだと女子高生達が石崎をからかう中から、ヒントがポッと浮かび上がる。我々読者をミスリードさせる手段か、はたまたある意味正攻法なのか。漫才のような、コントのようなやりとりを楽しんでいるうちに、いつの間にか答えへと辿り着くのだ。 ミリアとユリの二人組に対しては……多くは言うまい。同じ学年の部員・仁美に対してのからかいもエスカレートしているし(もはやお色気要員とし…  全文読む 評価する

無双OROCHI2コンプリートガイド 無双OROCHI2コンプリートガイド
カルバドス/120人以上の武将を解説
 怒涛のように押し寄せるザコを蹴散らし、歴史上の名将、猛将との一騎打ちに爽快感を味わう。 ゲームの『無双』シリーズが人気の理由の一つだ。その『三國無双』と『戦国無双』が一つになったのが『無双OROCHI』シリーズ。本書は最新作『無双OROCHI2』用攻略本の上巻。 各シナリオの攻略については下巻に載っていて、こちらは基本的なシステムやキャラクターの解説。全てのシナリオをクリアすれば、120人以上ものキャラクターを操作できるようになるという。ほとんどは元のゲームの操作方法に近いとはいえ、馴染みの薄い武将についてのアドバイスはありがたい。 しかし、既出キャラクターについては、それぞれ1ページずつし…  全文読む 評価する

ありをりはべり ありをりはべり
カルバドス/出雲の神々の思い、人の思い
 主人公は神様を見ることができる女の子。高校入学と同時に始まった物語(正確にはその前の話もあるが)も、もう3年生。相変わらず神様達に振り回されつつも、そろそろ真剣に進路を考え始めた。 まあ、これまでの展開については既刊を読んでもらうとして、この巻の最大のウリは、なんといっても前後編に及んだ「出雲、縁結びの旅」だろう。 スケールの大きさもさることながら、すでに卒業した面々にしかスポットライトが当たっていない珍しさ!本来の主人公はといえば、おとなしくお留守番だ。 山岡元部長と普門寺さんのすれ違いっぷりを、タップリ楽しんで欲しい。 収録されている他の話にも出雲にからむものはあるのだが、主人公の成長が…  全文読む 評価する

パイナポー〜りんちゃんもう大変〜 パイナポー〜りんちゃんもう大変〜
カルバドス/な、なんと、Kカップです!!
 巨乳……今でこそEカップやFカップと聞いても驚かないが、私が思春期に差し掛かろうという頃は、Dカップで十分に巨乳だった。もっとも、今のように極端に肌を露出させたファッションは少なかったため、“胸の谷間”が見えることなどほとんどなかった。もしかすると、EカップやFカップの女性もそれなりにいたのかも知れない。 さて、この写真集のモデルである青木りんの胸は何カップに見えるだろうか?ちょっと顔つきが似ているタレントのMEGUMIも巨乳をウリにしているが、青木りんの胸はその比ではない。なんとKカップである。A、B、C、D、E、F、G、H、I、J……更にその次のK!巨乳比率の高いAV業界においても、ここ…  全文読む 評価する

水底から君を呼ぶ 水底から君を呼ぶ
カルバドス/人間は水中では呼吸できない。その当たり前のことが恐怖につながる。
 肺呼吸をしている陸上生物である以上、“水”に恐怖を感じたことがない人はいないだろう。脳を活性化し、肉体を維持してくれる酸素の代わりに、鼻や口から圧倒的な質量を持った物体が肺へと流れ込む。鼻孔の奥のツンとした刺激や喉の痛さなど感じる間もなく、慌てふためいた挙げ句に、人は生命の活動を停止するのだ。過去に溺れて死にかけたことがあれば、今現在はごく普通に振る舞えているとしても、その時の辛さや恐怖はトラウマとして心に根を下ろしているだろう。そんな人が、もし再び同じような恐怖を味わうことになったら……。 若い女性達が、次々に姿を消していく。ある者は真夜中のプールで、またある者は珊瑚礁の海中で……いつも現…  全文読む 評価する

アルトネリコ世界の終わりで詩い続ける少女パーフェクトガイド アルトネリコ世界の終わりで詩い続ける少女パーフェクトガイド
カルバドス/ちょっと読みづらい部分があるものの、攻略は完璧です。
 魔法を唱える美少女をパートナーにモンスターと戦うRPG『アルトネリコ』。『テイルズ・オブ』シリーズや『スターオーシャン』シリーズに負けず劣らずのやり込み要素がタップリの本作は、攻略本の助け無しにコンプリートするのは難しい。 本書は武器や防具といった基本アイテムから合成によって作られる特別なアイテムまで、全てのアイテムを網羅している。合成アイテムについては作成方法も細かく解説されていて、どの段階で作ればいいのかも分かりやすい。 もちろん、ストーリーの進行に関するアドバイスもしっかり載っている。誰と会話を進め、どこに向かえばいいのか、我々プレイヤーが迷わずにすむよう、それこそ手取り足取り教えてく…  全文読む 評価する

Sweet Goddess Sweet Goddess
カルバドス/写真はキレイだが、前作のようなインパクトはナシ。
 正直に言って、第1弾の衝撃が忘れられなかったのだ。予定外ではあったが購入したところ、その官能的な写真の数々に十二分に満足してしまったからだ。その興奮まだ冷めやらぬうちに、第2弾発行の話を聞く。身に着けた衣装の切れ端が封入され、限定部数で発行されるという。また、前作以上のインパクトある写真も採用と聞いては、二つ返事で予約しようというものだ。さて、その内容はというと……。 前作で“衣装→フルヌード”という最大の衝撃を味わったためだろうか、一つ一つのカットが「大人しすぎる」印象。もはや、ありふれたポーズや構図では満足できなくなってしまっている。写真そのもののイメージは前作同様だというのに、物足りな…  全文読む 評価する

カムナガラ カムナガラ
カルバドス/過去(前世)のいきさつを知れば、物語に一層の深みが出ます。
 本書は一風変わった妖(あやかし)退治物語である『カムナガラ』の外伝であり、本編8巻と同時に発売された。本編主人公らの前世が描かれた作品だ。 まあ、それ以上でもそれ以下でもなく、本書の内容を知らずとも本編は十分に楽しめる。では、何故、8巻と同時に発売されたのか?単なる外伝であるならば、完結後に発売しても良いではないか。いやいや、これにはしっかりとした理由があるのだ。 本編の8巻は、最終決戦の一歩手前。主人公達の前に過去の関係者らが姿を現し、戦いに臨む気持ちを惑わせる。その“過去の関係者ら”にまつわる話が、外伝に収録されているのだ。本編でも関わるいきさつについては触れているものの、それはほんの僅…  全文読む 評価する

ダブルクロス・リプレイ・トワイライト ダブルクロス・リプレイ・トワイライト
カルバドス/田中天GMによる冒険活劇を堪能せよ!
 陰謀渦巻く現代を主な舞台としているTRPG『ダブルクロス』にあって、本書は一味違った趣を見せている。何故かといえば、それは第二次世界大戦直前の世界を舞台にしているから。この時代は陰謀渦巻くという点ではこれ以上ないほどにグルグルと渦巻いているわけだが、その分世界情勢は混沌とし、ある意味“何でもアリ”の時代でもある。TRPGを遊ぶには打って付けの時代というわけだ。 今回のゲームマスター(GM)は、“きくたけリプレイ”ではプレイヤーとしてお馴染みの田中天。カッコヨク演じることに長けた男は、果たしてどのようなマスタリングを見せてくれるのか、興味を惹かれる方は多いと思う。 ご安心を。やはり田中天、ただ…  全文読む 評価する

まじかるストロベリィ まじかるストロベリィ
カルバドス/主人公の寂しさを実感できる方は、きっと多いでしょう。メロメロになる方もきっと……。
 「萌えとは違う」だの「美少女好きではない」だのと言っても、かわいい物はかわいいし、かわいい物を見れば思わずニコニコしてしまうものである。この3巻で、心をガッチリと掴まれてしまった。 主人公である“不思議ないちご(マジカルストロベリー)”の妖精・いちこは、話が進むにつれどんどん幼児化している。登場したての頃は単なる天然&勘違い少女だったのに、それが今ではお間抜けボケボケ幼女。行動も話す言葉も、見事なまでに幼女になってしまった。「ココまでお馬鹿でイイのか?」と、少々心配ですらある。 しかし、幼児化することで魅力が強まったのも確か。おそらくは、感情が行動に直結するからだろう。楽しいから笑い、好きだ…  全文読む 評価する

バーチャファイター5テクニカルブック バーチャファイター5テクニカルブック
カルバドス/最低限の情報だけでは満足できないのが「攻略本」だ。
 かつてアーケードゲーム雑誌といえば『ゲーメスト』(新声社)だった。アーケードゲームの攻略ムックも、もちろんゲーメスト編集部がまとめたムックである。格闘ゲームなどはキャラクターごとに得意とする執筆者が受け持ち、まさに「痒いところに手が届く」濃く詰まった内容が嬉しかった。 先頭を突っ走っていたのはゲーメストムックだったが、他社からも攻略本は出ていた。しかしその多くは、攻略本とは名ばかりの単なる紹介本だった。そういった本を手にしてしまった時、改めてゲーメストムックの良さを実感したものである。 では、3D格闘ゲームの代表作である『バーチャファイター5』の攻略本である本書はどうだろう。カラーページは多…  全文読む 評価する

Death note Death note
カルバドス/クライマックスが過ぎ去っている物語の最終巻は、ラスト数ページの皮肉が一番面白い。
 映画化された時にも全然気にならず、完結したということでようやく「ちょっと覗いてみるか」という気持ちになって一気に買い揃えた『デスノート』。読み終えた今、後悔の念が広がっている。 全12巻の最終巻である本書に、これといった盛り上がりはない。物語のクライマックスはとっくに過ぎ去っているからだ。それは初期の段階、キラと初代“L”が最終対決した時。この時を境に、以降の物語はただただダラダラと続くだけ。少々キツイ表現かも知れないが、「冗漫」の一言に尽きる。 それでも週刊連載らしく、毎回のように思わせぶりな箇所がある。それが気にならないと言えばウソになる。続けて最後まで読もうと思っている以上、興味は惹か…  全文読む 評価する

電光の霊操者 電光の霊操者
カルバドス/残念ながら、このリプレイからゲームの面白さは伝わりません。
 TRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)のメジャーどころといえば『D&D』シリーズ、『T&T』シリーズ、『ソードワールド』シリーズと数々あれど、『ガープス』シリーズも忘れてはいけない(シリーズという言い方は少々語弊があり、基本ルール等をまとめた“システム”と呼ぶのが正解だろう)。時には剣と魔法のファンタジー世界を舞台にし、時には西部開拓時代を舞台にし、そして本作のように現代を舞台にすることもあるガープス。ただし、単なる現代物ではなく、幽霊に取り憑かれた者達が主人公というのが、いかにもゲームらしくてイイ。 主人公たちが幽霊を操って戦う姿は、名作マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』を彷彿さ…  全文読む 評価する

新・魔界行 新・魔界行
カルバドス/生体兵器にようやく休日が訪れる……?
 米軍によって作られた生きた兵器・バイオニックソルジャー。悲しき戦士南雲秋人の長い戦いに、本書で終止符が打たれる。20年間……平穏とは無縁の生活を送ってきた戦士の最終章。『新・魔界行』となっての既刊2冊からも、作者の意気込みが伝わってきていた。もちろん本書からもひしひしと、いや、バリバリと輝くオーラとなってそれは感じられる。壮絶な戦いの行くへはどのようなものなのか、ワクワクしながらページをめくった。 既刊の2冊を読んだ方ならばご存知だろうが、『魔界行』から繋がるキャラクターが数多く登場している。それはライバルであり、かつて共に死線をくぐり抜けた仲間の娘だったり。20年という歳月が、ここにも関わ…  全文読む 評価する

彼女を守る51の方法 彼女を守る51の方法
カルバドス/“大切な人”を守る51の方法です。
 2006年現在、30年以内には必ず起こると言われている大地震に備え、いざという時のための帰宅支援マップが好評だとか。また、各地で地震が起きるたび、防災グッズもどんどん売れているらしい。しかし、外出先で被災し家にも帰れない状態が続いた場合、しっかりと状況判断できる人間が何人いるだろう。どうしたって、慌てふためく人の方が多いはずだ。では、自分もその一人になって、周囲に流されればいいのかというと、そうではない。現実を直視し、状況を把握し、的確な処置及び行動をとること。これが大事なのだ。 本書はいたって真面目な防災マニュアルである。書名に“彼女を守る”とあるが、恋人限定ではない。“彼女”の部分を“大…  全文読む 評価する

飼育する男 飼育する男
カルバドス/“愛”を欲した男
 女性を拉致監禁する事件が、幾度となく世間を騒がせている。肉体の自由を奪うばかりでなく、人格を無視する扱いには憤りを感じるが、その一方で、「好きな女性を自分の自由にしたい」という願望が少なからずある。この思いが強烈で、なおかつ自制が効かないと、本書のような行動に移る人間が出てきてしまう。 実際のところ、誰にも知られずに人間、しかも成人を監禁し続けるというのはかなり難しい。いつ死んでも構わないというのなら別だが、主に性欲を満たすために生かし続けるのならば、食事や排泄、怪我や病気といった健康面にまで気を配らなければならないからだ。人目から遠ざけておける環境と、不自由なく好きなだけ使える金銭。この両…  全文読む 評価する

カリスマ カリスマ
カルバドス/現代に“カリスマ”の必要性を問う
 ハードカバーから新書版のノベルスになり、ついにはこうして文庫サイズにまとまり、マンガ化もされた。カルト教団の暗部と“カリスマ”とは何かを問いかけ続けた本書が人気があるからこその結果である。 以前は海外、特にアメリカのカルト教団がよくニュースになっていたが、ご存知のように我が国日本でも幾つかのばかげた宗教団体がとんでもない事件を起こしたりして、大きなニュースになっている。偶像崇拝から始まった宗教は、いつしか心のよりどころや道しるべではなく、洗脳のテクニックを駆使して盲信的狂信的信者を生み出すだけの存在になってしまったようだ。 第二次大戦下にも行われていた洗脳は、人を人でなくする恐ろしい技術だ。…  全文読む 評価する

カリスマ カリスマ
カルバドス/うまい話(カルト教団)には近付くな!
 おそらく、世界中で日本ほど“カリスマ”が多い国はないだろう。美容師、ホスト、講師、店員、シェフ、主婦、などなど、単に有名もしくは人気があるというだけで“カリスマ”として奉られてしまう。なぜ“カリスマ”という枕詞を付けなければならないのだろう。人気美容師や名物講師でイイじゃないか。 そもそも“カリスマ”とは、政治や宗教の世界において人を惹き付ける力のことを指す。この力は弁が立つとか地位が高いといったこととは違い、理屈ではない魅力や超自然的な力だ。それなのに、ただ腕が良いとか人気があるというだけの人物にも、やたらと“カリスマ”を付けたがる。なかには自ら“カリスマ先生”やら“カリスマ社長”やら名乗…  全文読む 評価する

神南火 神南火
カルバドス/宗像教授シリーズに強力なライバル出現!その名は忌部神奈!
 「○○神話」の○の中に思い浮かんだ文字を入れるとしたら、あなたはどんな文字を書き込むだろう?ギリシャ?ケルト?もしかしたら暗黒、もしくはクトゥルー?いずれにせよ、海外の地名等を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。しかし、我が日本にも神話はある。記紀(古事記と日本書紀)はその代表格だ。そもそもが日本は八百万の神々が住まう国、日本各地全国に数々の神話が残っているのである。 本書の作者は星野之宣。そしてテーマは神話(古代史など)。とくれば、思い浮かぶのは宗像教授だろうが、さにあらず。本書の主人公は女性である。その名は忌部神奈、女性史研究家の忌部神奈が、宗像教授ばりの活躍を見せるのだ。 宗像教授…  全文読む 評価する

ダーティペアの大征服 ダーティペアの大征服
カルバドス/剣と魔法の世界でも、ダーティペアはダーティペアだ!
 和製スペースオペラの傑作『ダーティペア』シリーズ。最新作の舞台は、剣と魔法をテーマにしたアトラクション施設。施設とはいっても、惑星の大陸丸々一つを使って作られた、文字通り大国のような広大さ。現実社会で人気のMMORPG(大規模人数同時参加型ネットワークRPG)に似ているが、電脳仮想空間ではなく、実際に触れ、飲み食いし、話し合い、疲れも実感できる体験型の施設である。 依頼を受け派遣された二人だったが、今回ばかりはどうにも勝手が違うようだ。なぜなら、施設のルールに則り、到着した時点からその世界の住人になるよう強制されてしまうからだ。お馴染みの銀色のコスチュームではなく、それぞれキャラクター(ジョ…  全文読む 評価する

カタリベ カタリベ
カルバドス/単なる海洋冒険譚ではない……ハズ
 どうにもいけないのが、深読みするクセだ。『もやしもん』にしても「面白ければいい」というコンセプトで描いているとのことだし、この作品にしても深読みする必要はないはずなのだ。だが、話の流れで“人間とは?”とか“生きる意味とは?”といった命題が顔を出すので、どうしても「もっと深いテーマが潜んでいるのでは」などと気になってしまうのだ。 舞台となっているのは、倭寇がハバをきかせるとある海洋。囚われの身から脱しカタリベと名付けられた少年の、数奇な運命の物語。 それにしても、“人間”とは何なのだろう?読んでいて、いや読み終わってもしばらくは、この問いかけが頭から離れない。前述したように、作者自身は読者に問…  全文読む 評価する

伊庭征西日記 伊庭征西日記
カルバドス/幕末ゆえの悲劇の美剣士
 明治維新直前、尊皇攘夷の気運が極限までに高まっていた時代とは、一体どのような時代だったのだろう。そのような時代に武士として生を全うしなければならないというのは、どのような気持ちだったのだろう。 本書で扱われている伊庭八郎は、幕末を生きた実在の剣士である。山岡鉄舟よりも鋭い突きを放つ手練れながら、わずか26歳の若さで生涯を閉じた美剣士。なぜ、彼は五稜郭で最後まで戦わなければならなかったのか。 当時の武士の生き方は大別すれば二つ、武士として生きるか武士を捨てるか。その片方、武士として生きることを選んでも、進む道は大きく分かれる。改革を目指すのか、それとも将軍を担ぎ続けるのか。伊庭八郎は、後者を選…  全文読む 評価する

川を覆う闇 川を覆う闇
カルバドス/清濁併せ持つこの世に感謝
 公園の水道を使う時、その母親は手提げ袋から取り出したウェットティシューで蛇口やハンドルを丹念に拭いていた。しかも拭いて終わりではなく、新たなウェットティシューを取り出し、それでハンドルをくるんでからひねったのだ。更には1分以上水を流しっぱなしにし、そうしてからようやくのこと手を洗っていた。周囲では何組もの家族が遊び、つい最前にも手を洗ったり飲んだりしていた水道である。私が覚えている限り、その母親以外、そうまでして水道を使っている人間はいなかった。 幼い頃、さんざん泥んこ遊びをして、木登りをして、アメンボを捕まえようと水たまりに平気で入り込んでいたくらいだから、私には件の母親の行動が異常に思え…  全文読む 評価する

美女で野獣 美女で野獣
カルバドス/殴って殴られの女子高生格闘アクション、ここに完結!
 格闘アクションは血湧き肉躍る。ムエタイやマーシャルアーツ、コマンドサンボもドキドキするが、より興奮に直結しているのが中国拳法や日本の古武術。ブルース・リーやジャッキー・チェンやリー・リンチェイ(ジェット・リー)の功夫映画のアレである。本書のアクションがまさにソレ。女子高生達が強さだけを目指し、そして闘うこと自体に喜びを感じ、拳と拳を交えるのだ。 シリーズを通して武道家一族の確執が大筋にあるものの、大筋であるにもかかわらず、それが主ではない。まず最初にあるのが女子高生同士の闘いであり、そして最後も女子高生同士の闘いで終わるのだ。1巻からこの最終巻まで、全編通してあるのは“女子高生同士の闘い”の…  全文読む 評価する

真・女神転生TRPG魔都東京200Xリプレイ天界の檻 真・女神転生TRPG魔都東京200Xリプレイ天界の檻
カルバドス/神の行いは全て正義なのか?正義を掲げれば全て許されるのか?正義とは何かを問いかけられます。
 人間と悪魔が共存する世界。それが『真・女神転生』というゲームの舞台である。テレビゲームのRPGからTRPGへと変貌を遂げた『真・女神転生TRPG』を実際に遊んだ様子を著したのが本書。前作『白き刃の後継者』の続編だ。 続編とはいっても、時間的にすぐ繋がっているわけではない。前作からは数十年後の世界が、舞台になっている。“神の炎”による大破壊後、生き残った人々がシェルターに集まって細々と生活している、そんな世界だ。テレビゲームも含めて『真・女神転生』をプレイしたことがある人ならば、この説明だけでどのような時代なのか背景を思い浮かべることが出来るだろう。だがそうでない人には、実際に読んでもらうより…  全文読む 評価する

機動戦士ガンダムMS大全集 機動戦士ガンダムMS大全集
カルバドス/こんなにもたくさんのモビルスーツを見続けられる幸せ
 新たなガンダムシリーズが放映されるたび、登場する機体を解説したビジュアルブック等を購入してしまう。これはもう習性と言おうか義務と言おうか、ファーストガンダムをリアルタイムで体験して以来染み込んでしまった角張ったメカに対する憧れのようなもので、ページをめくると次から次へとモビルスーツが現れる嬉しさといったら! ところが、これだけでは飽き足らないのが困りもの。それぞれのシリーズだけではなく、これまでに登場した全てのメカを一度に見られれば、などと思ってしまう。するとその思いが通じたかのように、うまい具合に大全集のような本が出版されるのだ。果たして、これまでに何冊の大全集が発売されたのだろう。 さて…  全文読む 評価する

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