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少女コレクション序説 少女コレクション序説
boogie/少女と少女にまつわる諸々
「美しい少女ほど、コレクションの対象にするのにふさわしい存在はあるまい。蝶のように、貝殻のように、押し花のように、人形のように、可憐な少女をガラス箱の中にコレクションするのは万人の夢だろう」とまで言ってしまう著者の、一見歪んだ、しかし突き詰めてみると純粋でしごく当然な欲求をあらゆる角度から検証していく。いつもながらその博識には驚かされるし、実際に核心を突いた言説は読んでいてハッとさせられるものがある。一度は読んでおきたい名著。  全文読む 評価する

ムーミン童話全集 ムーミン童話全集
boogie/自由の書
今回はムーミンがメインではなく(もちろん登場はしますが)、その父親であるムーミンパパの若かりし頃の自伝的な物語です。発明家フレドリクソン、スニフの父親であるロッドユール、スナフキンの父親ヨクサル、その他個性的な登場人物たちと、そしてムーミンママも登場して、ムーミンパパの冒険の日々を盛り上げてくれます。様々な困難に出会い、悩んだり笑ったり、ムーミンパパが「冒険」「自由」を求める姿にはとても憧れるものがあります。  全文読む 評価する

世界悪女物語 世界悪女物語
boogie/悪女の系譜
凄惨で残酷でありながらどこか魅力的な各国各時代の悪女13人を圧倒的な雑学知識でもって紹介している。ルクレチア・ボルジア、エルゼベエト・バートリ、ブランヴィリエ侯爵夫人、エリザベス女王、メアリ・スチュアート、カトリーヌ・ド・メディチ、マリー・アントワネット、アグリッピナ、クレオパトラ、フレデゴンドとブリュヌオー、則天武后、マグダ・ゲッベルス。悪女の生涯にはドラマティックなものを感じるが、本書ではそれぞれの時代・地域の価値観や風俗なども覗き見ることができて興味深い。  全文読む 評価する

リンウッド・テラスの心霊フィルム リンウッド・テラスの心霊フィルム
boogie/奇才大槻ケンヂの詩世界
変な本である。としか言えないほど変な詩を沢山収めた変な本である。もうそれだけしか言えない。詩のタイトルだけ見ても「風車ルリヲ」「高木ブーの世界」「夜歩くプラネタリウム人間」「少年、グリグリメガネを拾う」「スラッシュ禅問答」「ソウルコックリさん」「ノゾミ・カナエ・タマエ」「猫のおなかはバラでいっぱい」などなどなど、一体この人の頭の中には何が入っているのだろうという気持ちが拭っても拭っても溢れてくるのだ。大槻氏率いるバンド「筋肉少女帯」の楽曲に使われた詩も多い。しかし奇を衒うだけではなく、なかにはとても美しい詩もあったりで、ますますわけがわからない。あとがきもよくわからない。あああ、もうなんにもわ…  全文読む 評価する

遠野物語・山の人生 遠野物語・山の人生
boogie/平地人を戦慄せしめよ
有名な「遠野物語」と、著者である柳田国男の研究論文「山の人生」を収めている。「遠野物語」は説明するまでもないほど有名な、陸中遠野郷に伝わる口碑をまとめたものである。擬古文ではあるがとてもわかりやすい。そして「山の人生」は、遠野物語に関連した問題を三十章ほどにわたって論じていく。どちらもとても好奇心を掻き立てられるが、ただ「遠野物語」には「拾遺」も存在していて、この文庫にはそれが収められていないのが痛い。購入の際は注意されたし。  全文読む 評価する

大手拓次詩集 大手拓次詩集
boogie/夢幻詩集
大手拓次の全詩篇2378篇の約10パーセントにあたる232篇が収められている。初期詩篇(明治期)から、大正前期、大正後期、昭和期と各時代ごとに分けられ、また、散文詩、文語詩、訳詩など、大手拓次のおびただしい詩業を手軽に知ることができる。年譜や解説なども充実しているので、この妖しい夢幻の世界、ぜひ手にとってほしい。特に物凄いエネルギーの散文詩は必見だ。  全文読む 評価する

わたしは虚夢を月に聴く わたしは虚夢を月に聴く
boogie/夢の物語
前作よりも楽しめた。「ブギーポップは笑わない」のような手法を使いつつ進む物語は、読後、全体を俯瞰した際にひとつのストーリーとしてカチリとはまったような気がした。上遠野浩平の得意な青春ものであると同時にSF的なもの(センスオブワンダー)もパワーアップしている。ただどうしても不整合というか消化不良の部分もあってそれは御愛嬌ということで。。今作もやはり他作品との繋がりが隠されています(ブギーポップシリーズに登場したあの人です)。イラストもよい。  全文読む 評価する

ぼくらは虚空に夜を視る ぼくらは虚空に夜を視る
boogie/夜空の戦記
読んでいるあいだは確かに楽しめたが、あとでまた全体を俯瞰してよく考えてみるとやはり既出ネタが多いというかキャラクターがアニメアニメしていて行動や設定がとても陳腐に感じる。ガンダムなのか?とか、マトリックス?とか、疑問符が乱れ飛ぶこと必至。でも作者のSF的な感性でギリギリながらもうまくコーティングされていてなんとか楽しむことはできた。ところどころに散らばる他作品との繋がりもファンには嬉しい。ラストもなかなかよかった。  全文読む 評価する

高野聖 高野聖
boogie/幽玄な世界
表題作の「高野聖」、他に「義血侠血」「夜行巡査」「外科室」「眉かくしの霊」など、鏡花文学のなかでも比較的に知名度が高い作品を収めている。どれも評判に違わぬ名編で甲乙つけがたいが、やはり「高野聖」の不気味な、しかし幽玄な世界は、いつまでたっても色褪せない。巻末には丁寧な注釈とともに鏡花の来歴や作品解説が収められていて親切。初めて鏡花に触れる人にお勧め。  全文読む 評価する

鏡花短篇集 鏡花短篇集
boogie/絶品短編集
文豪泉鏡花の短編を集めた短編集。表紙には「現実界を超え、非在と実在が交錯しあう幻視の空間を現出させる鏡花の文学。その文章にひそむ魔力は、短編においてこそ、凝集したきらめきを放ってあざやかに顕現する」とあり、まさにその言葉に沿った名編が選ばれている。以下、特に心に残ったもの。「竜潭譚」おさなごが山で出会った怪異・異界・異人を描いた作品。擬古文で書かれた文章はさすが鏡花、とても格調高い。現実と幻想が入り混じった描写は夢にも似て妖しい魅力を持っている。「薬草取」薬草を探す登山の途中で出会った女性に過去を語り聞かせることになり……。ラストは感嘆の声が出るほど美しい。「貝の穴に河童のいる事」不気味な妖怪…  全文読む 評価する

少年アリス 少年アリス
boogie/精巧なパズル
長野まゆみデビュー作。メルヘンチックな描写と手法があいまって宮沢賢治的な空気感を感じた。独特の言葉の使い方はキラキラと光っているようで砂糖や鉱石を想起させる。そしてその言葉によって紡ぎだされる世界は幻想的な童話の世界だ。この作品ではそれらの要素と、まるで精巧なパズルのような展開が絡まってとても美しく流れていく。少女的な感性で描かれた少年たちは華奢でどこか儚く、人間的でない美しさに満ちている。  全文読む 評価する

メルサスの少年 メルサスの少年
boogie/良質、だけど…
良質のファンタジー、という言葉に尽きる。雑に見れば宮崎アニメのような雰囲気のボーイミーツガール/ビルドゥングスロマンだが、それだけにとどまっていないのは作者の少女的な言語感覚(ある意味で長野まゆみ的と言ってもいい)による部分が多いだろう。特異な舞台設定は作品の主題と明確に直結していてわかりやすい。ただ個人的に少し不満だったのが「キャラの個性が弱い」ということ。いや、弱いというか成長を急ぎすぎているというか……なにかひとつ足りない気がするのだ。類型的過ぎる、ということかもしれない。一冊にまとめずにもっと長く書いてもよかったと思うんだけどな。でもそれではダレてしまいそうだし。。とにかく良質だという…  全文読む 評価する

笑う月 笑う月
boogie/夢のスケッチ
著者の夢を克明に書き綴った夢のスケッチ。夢の不条理・超現実の世界を書き取ることで人間の心の奥深くを記述した著者の、他作品の萌芽がところどころにあり、安部文学生成の秘密を垣間見ることができる。もちろん他の作品を読まなくてもこれだけで楽しめる。個人的には「公然の秘密」がとても印象に残った。  全文読む 評価する

レベルE レベルE
boogie/来襲
最高におもしろいです。一人暮らし初日に背負いこんだ居候は宇宙一頭の切れるバカ王子。王子に振りまわされる周囲のリアクションが楽しすぎます。ただのドタバタに陥らないように話の筋もしっかりしていて、しかもページをめくった瞬間にそれまで築いたものをひっくりかえしてくれます。読みごたえもあって、まるで小説を読んでいるような感覚です。  全文読む 評価する

BLAME!(アフタヌーンKC) BLAME!(アフタヌーンKC)
boogie/ダンジョン
廃墟や巨大建築物が好きな人間にはたまらないものがある。SF属性を持つ人間ならなおさら。とにかく圧倒的な世界観と画面の暗くて重厚な雰囲気はこの漫画でしか味わえないだろう。単語ひとつ取ってもセンスオブワンダーにあふれていて「次はどうなるのだろう?」と期待させられる。そして期待は裏切られることはない。  全文読む 評価する

吉増剛造詩集 吉増剛造詩集
boogie/疾る言葉
詩集「頭脳の塔」「草書で書かれた、川」からの抄出、そして吉増氏の日録「航海日誌」と写真作品やオブジェも収められている。詩はもちろん、特に日録は吉増氏の日常の思考回路を覗き見るようで楽しい。優れた詩人の日記はそれ自体が作品として通用するものだということに気付かされる。一緒に収められている稲川方人のエッセイも「吉増剛造」を紐解く手がかりになるだろう。先鋭的な60年代詩人として、そして現代を代表する詩人としての吉増剛造を知るのに適切な本である。  全文読む 評価する

寺田克也ラクガキング 寺田克也ラクガキング
boogie/ラクガキングアゴーゴー
1000ページほぼ全てが寺田克也が書き散らしたラクガキという常軌を逸した恐ろしい本。しかもただのラクガキではなく、いやラクガキなのだけど異常なクオリティ。上手いだけではなく変な絵も満載。というか変な絵やアイディアやメモやドラクエの復活の呪文だらけでやっぱりラクガキなのだなぁと思うと同時に自分も描きたいという欲求がムラムラ。「この本の余白にラクガキしてくれたら、それは本望だ」とあるように、寺田克也のラクガキへの愛が溢れています。ところどころにある文章も楽しい。でかいので武器にもなります。  全文読む 評価する

ムーミン童話全集 ムーミン童話全集
boogie/魔物の帽子
冬眠から覚めたムーミンたちが拾った帽子は、実は魔物の帽子で……ムーミンたちの季節の移り変わりが楽しいです。不気味なモランや飛行おにの登場、スナフキンとの別れなど、「ほのぼの」だけではないムーミン世界の幻想的な一面を覗くことができます。エピソードのひとつひとつがとても楽しくて飽きませんし、最後に用意された幸福な結末はいつまでも余韻を残してくれます。お祭りの楽しさと哀愁をいっぺんに感じることができる一冊。  全文読む 評価する

ムーミン童話全集 ムーミン童話全集
boogie/冒険
ムーミン童話シリーズの第一作。赤く長い尾を光らせた彗星が落ちてくることを知ったムーミンとスニフは、彗星を調べるために遠い天文台へと赴くことになりました。シリーズのなかでもなかなかシビアな問題に直面している今作ですが、道中でスナフキンやスノークのお嬢さんたちと出会い、幾多の困難を乗り越えながら旅を続けていきます。楽しい出来事もあれば恐ろしい出来事もあり、「冒険」がストレートに読者を惹き付ける一作。  全文読む 評価する

夜啼く鳥は夢を見た 夜啼く鳥は夢を見た
boogie/水の感触、少年の死
沼には子供が沈んでいる。くらむほど眩しく暑い夏のむこうで行われる少年たちの儀式。夜更けにルリルリと響く水笛の響きは、やわらかい泥濘へと彼らを誘っている。水辺。水の感触。水蓮の花はひらき、少年たちは沼へ沈む。質感のない死の空気。うだる夏の夜更けに読みたい一冊。  全文読む 評価する

動物農場 動物農場
boogie/革命の風刺
ロシア革命の風刺を通して、革命の過程とその構造、はては革命の本質的な部分にまで触れていく。はじめは何の変哲も無い平和な物語だったが雲行きが怪しくなり、最後は支配体制になってしまう。動物たちによって決められた戒律「すべての動物は平等である。」が「すべての動物は平等である。しかし、ある動物は、ほかのものよりももっと平等である」に変わっていく様は恐ろしい。  全文読む 評価する

1984年 1984年
boogie/ディストピア
書かれた時代、そして過去、さらに未来に渡って輝く傑作。全体主義で支配された国家は、規模は違えど、我々の生活に警鐘を鳴らし続ける。歴史の改変(二重思考/ダブルシンク)や言語規制(新語法/ニュースピーク)のアイディア、思考の管理・統制さえ行われる国家の姿は生々しい印象を与える。「今でこそ読まれるべき」とよく聞くが、これはいつまでも読まれるべき名著である。  全文読む 評価する

BLAME! BLAME!
boogie/体がいっぱいあるよー
七変化ヒロインこと「シボ」初登場の巻。<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=00278081&volno=0000" target="_blank">「1984」のように管理社会化された都市に迷い込んだ霧亥は、ネット端末遺伝子の有無を調べるべく「生電社」への侵入を試みる。この巻で霧亥の探索の目的が明確になる。それだけでなく、多種族との出会いや、シボの「体がいっぱいあるよー体がいっぱいあるよー」がとても楽しい。ここで初めて「メガストラクチャー」などのBLAME世界の基本的な概念が登場するので、探索の目的とともに、重要な巻である。  全文読む 評価する

BLAME! BLAME!
boogie/探索者
ファンのあいだでも特に支持が多いと噂のBLAME第一巻。セリフの少なさ、主人公の持つ武器「重力子放射線射出装置」の異常な破壊力、珪素生物、テクノ遊牧民、連なる廃墟、機械の群れ……それらが暗い画面のなかでひとつに溶け合って重厚で圧倒的な世界観を作り出している。今巻では霧亥の探索者としての放浪と、つきまとう哀愁の影が強い。しかしそれだけに終わらず、珪素生物やクリーチャー達との戦闘は文句無しにカッコいい。物陰から現れる「駆除系」は必見。ところで「クモイ」って「キリイ」からの連想でしょうか。  全文読む 評価する

宇宙百貨活劇 宇宙百貨活劇
boogie/甘い砂糖菓子
長野まゆみの砂糖菓子の感触を凝縮した世界。難しいことは何一つないので思う存分幻想の世界に浸れる。また、短編のひとつひとつが丁寧に梱包されて、きれいな標本のように並べられている。同時収録の「ことばのブリキ缶」はこれまでの長野まゆみ世界の言葉の解説と同時に、創作のエピソードや秘密の一端を垣間見ることができるかもしれない。  全文読む 評価する

少年の時間 少年の時間
boogie/新しい「普遍」
ハイブリッドエンタテインメントアンソロジーなどと銘打っているので一見すると何か新しいものという印象があるが、そんなことはない。読み進めるとすぐに普遍的なテーマを、さらにそれらを瑞々しい「現在」の感覚で書ききっていることに気付くだろう。たとえばこの短編集のなかで個人的に一番好きな「夜を駆けるドギー」などは、表面的には新しい媒体であるインターネットを扱っているが(実在するネット上のコミュニティでの常套句である「逝ってよし」「オマエモナー」などの言葉が使われていてびっくりする)、その実、主人公の成長を描いた普遍的なビルドゥングスロマン(成長小説)であることがわかる。他の作品についても近いことが言える…  全文読む 評価する

果てしなく青い、この空の下で…。公式ビジュアルブック 果てしなく青い、この空の下で…。公式ビジュアルブック
boogie/青空ファン必携
設定資料、ラフ画、開発エピソード、ストーリー、攻略チャート、主題歌「Nikoensis〜追想」楽譜などなどなど、青空の魅力が目一杯詰まった一冊です。特に設定資料とラフ画は、段階によっては悠夏がポニーテールだったり雨音が「楓」だったりと、その他にもキャラクターの様々なバージョンが網羅されています。戒田宗介氏の「山の神と安曇村に関する調査結果と私見」というものもあり、ゲームでは明かされなかった謎も明かされ、青空ファン必携の一冊です。  全文読む 評価する

座敷女 座敷女
boogie/都市伝説の発生
都市伝説を考えるのは楽しい。現代社会において我々は様々な場面で都市伝説に出くわしている。無責任な興味、ある種の覗き屋的な興味で、あるいはただの娯楽の一部として。しかしその範囲を超えて都市伝説の側から我々に歩み寄ってきた場合はどうだろう。自分がもし都市伝説の主人公になってしまったら? そんな恐怖の事態に巻き込まれてしまった人間の話である。主人公は平穏な日常を送っていたのに、突然そこに現れる不気味なストーカーの存在。「どこまでも追いかけてくるもの」の、この閉塞感、重苦しさ、恐怖感は、もしかしたら現代社会の我々の生活そのものを端的に表しているのかもしれない。都市伝説とはこんな場所から始まるのだ。  全文読む 評価する

カンパネルラ カンパネルラ
boogie/「銀河鉄道の夜」のやり直し
普通の感覚で読めば、雰囲気だけの話か、ただのわかりにくい話としか感じられないだろう。しかし題名の「カンパネルラ」から「<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=01921480&volno=0000" target="_blank">銀河鉄道の夜」を想起して読めば作者の意図が明確になる。これは登場人物の二人をジョバンニ・カンパネルラに重ね合わせて銀河鉄道では成し得なかった「永遠の同行」を実現させようとしたものである。作者の「銀河鉄道の夜」にむけた切実な思いはひどく胸を打つ。  全文読む 評価する

少女の空間 少女の空間
boogie/少女的な読後感
<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=01976232&volno=0000" target="_blank">少年の時間と違って、「少女の空間」と銘打った割には少女が主人公のものは少なかったけど、各作品のテーマはまさに「少女」で、アンソロジーとして様々な面を見せてくれました。個人的に「独裁者の掟」の救いのない結末、「死人魚」の息苦しい空気、「彼女の海岸線」の淡い余韻が一冊の中に同居しているのは、「少女」の多面的なことを上手く表していると感じました。手軽に楽しめる本です。  全文読む 評価する

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