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波のうえの魔術師
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ゆそか/青春ものには違いない
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2年位前にドラマ化された作品の原作です。私はドラマが始まる前から面白そうだな、と思っていて、観始めたら原作が石田氏だってことがわかって、ますます夢中になって欠かさずにチェックしていました。主人公は長瀬くん、老投資家小塚役は植木等さんでした。で、文庫化されるのを待って、即購入。読んで驚きました。ドラマとはかなり印象が違います。ドラマでは実在する銀行名は出てこなかった(と思う)のですが、原作には山一とか長銀とかがんがん出てきます。もちろん破綻したことも。さらに、ドラマとはラストが120度くらい違います。ドラマを観終わったとき以上に、お金が怖くなりました。ディーラーがクリックひとつで大金を動かす世界…
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迷宮百年の睡魔
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ゆそか/次を期待しちゃってもいいんですか?
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「女王の百年密室」から3年。出版社が変わりましたが、続編です。この本の帯に、「女王ふたたび すべてを彼女は知っている。すべてを彼女が操っている……。」とあるのですが…。小さな島で、睡眠を繰り返しながら、人間の生の新しい形を生み出し、見守っている彼女。人間という存在を愛しているがゆえなのかな、と感じました。興味がある、っていうよりは、やっぱり愛なんだと思います。ところで、ミチルとウォーカロンのロイディの会話、前作よりかなりすてきになってます。作品のなかで、ロイディが、「ミチルは私の意見を誉めてくれる。これは情報として、非常に価値がある。またミチルの曖昧さを許容するために多くのメモリを使う。この作…
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ぼくはここにいる
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ゆそか/こういう愛のかたちもあり
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コバルトノベル大賞佳作と読者大賞のW受賞作。いい、いい、という噂は聞いていたのですが、本当によかったです。言葉では現せない基晴と惠の関係。基晴にとっての惠がいつでも傍らで笑っていてくれる存在ということも、惠にとっての基晴がお守り石のような存在であるということも、すべてが切なくて、きれい過ぎて切なくなります。こういう愛のかたちもありだな、と思いました。惠から基晴への手紙の一文「今日も、明日も、これからもずっと、君に逢えるのが楽しみです。」で、不覚にも涙しました。
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リムレスの空
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ゆそか/これからもどこかで
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本当によい話でした。もう終わってしまうのかと思うと寂寥感が…。恐怖から逃げない、傷ついても自分独りで恐怖と向き合うことを止めない。好きな人たちと離れることでその存在を失うかもしれない、それを怖れている自分に気づき、そんな弱いとすら思える自分を見つめることを止めない。それは彼の強さでした。どんなに傷つくことがあっても折れることなく、むしろ強くしなやかに伸びていく彼から目を話すことができませんでした。これからもどこかで、そうやって存在しているような気がします。彼がそうやって生きていく限り、彼の友人は彼を愛しつづけるでしょう。このシリーズから教えられたことがたくさんありました。このシリーズを通して、…
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