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人類はなぜUFOと遭遇するのか
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sfこと古谷俊一/宇宙人来訪神話の解体
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宇宙人の乗り物としてのUFOの存在を確信するUFO神話が、いかにしてできあがり、変化していったのか。その深層をアメリカ社会の時代ごとの意識や絶望や恐怖にもとめ、徹底した調査でUFO神話の誕生プロセスを明確にしたノンフィクション。日本ではそれらしい発見があった、という時点で止まってしまっている目撃譚などが、実は解明され信じられなくなっていること。政府の慎重な調査や対処が、逆に不信とUFO情報の隠匿を信じさせてしまったこと。人々が期待したものを提供した人が、たとえ嘘を暴かれても信じられてしまうこと。神話と信仰の発生をリアルタイムに追えるというのは、人間心性の理解の上でたいへん貴重なことだと思います…
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吸血鬼のおしごと
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sfこと古谷俊一/吸血鬼であることで強めたホームドラマ
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怠惰な生活を送る吸血鬼の自宅に住みついた二人の少女。その片割れの半吸血鬼になってしまった少女の親族がやってきて起こるドタバタ。そんな中、謎の組織の魔手が吸血鬼の宿命に迫る。と行ったところ。第一作に比べると目に見えて腕が上がってます。現代舞台の吸血鬼系ライトノベルとしては珍しく、(相対的に)「ふつうの人間っぽい」登場人物による、ホームドラマ的な話。むしろ少女小説に近い作風。出てくる人たちは基本的に、固定観念に囚われ、過ちを犯します。しかし、それぞれの関り合いによって起きた変化が触発しあい、人を変えて行くのです。といったタイプの、全体に成長譚の構造になっています。主人公が生活態度のわりにもてるのは…
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溟海の鋼鉄葬
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sfこと古谷俊一/第二次大戦後を舞台にした米軍の悪夢
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ビキニ環礁にて原爆実験の標的となった艦隊が消失、各地に現れて暴れる。アメリカ軍は秘匿しつつ正体不明の敵に立ち向かうことになるが……。架空戦記の枠と文法を利用した、幻想小説といったところ。敗戦後の日本を舞台とした、苦しい時代のなかでそれなりに大切なものを守ろうとする人々の、小さな苦闘。それと対照的な、未曽有の大艦隊が激闘を繰り広げ、人間が死力を尽くすものの報われない戦い。暗いトーンですが救いのある話という印象です。架空戦記としては、第二次大戦後のアメリカの持った膨大な通常戦力とその行使の部分も面白いと思います。戦争開始時点に整備されていた兵器と、戦争末期に整備された兵器の、恐るべき力の差とか。
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人類はなぜUFOと遭遇するのか
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sfこと古谷俊一/UFO神話はいかにして誕生し成長したか
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宇宙人の乗り物としてのUFOの存在を確信するUFO神話が、いかにしてできあがり、変化していったのか。その深層をアメリカ社会の時代ごとの意識や絶望や恐怖にもとめ、徹底した調査でUFO神話の誕生プロセスを明確にしたノンフィクション。日本ではそれらしい発見があった、という時点で止まってしまっている目撃譚などが、実は解明され信じられなくなっていること。政府の慎重な調査や対処が、逆に不信とUFO情報の隠匿を信じさせてしまったこと。人々が期待したものを提供した人が、たとえ嘘を暴かれても信じられてしまうこと。神話と信仰の発生をリアルタイムに追えるというのは、人間心性の理解の上でたいへん貴重なことだと思います…
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アジア古代文字の解読
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sfこと古谷俊一/東アジアの文字はいかに誕生したか
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アジアといっても漢字文化圏の影響を受けた領域の文字を扱っていまして、ロロ文字(彝文字)、水文字、西夏文字、女真文字、契丹文字について、それぞれ一章を裂いています。また漢字の変化と苗族の文字やベトナムの字喃などについても簡単にふれています。文字というものがすこぶる政治的・宗教的な存在でもあることが良くわかります。もともと1982年03月に大修館書店より出た本の文庫化で、内容的には当時の最新の古代文字研究を、豊富な図版で概説したものです。文庫化にともない、それ以降の研究の成果も最後の章でフォローされています。今は使われていない文字の解読のプロセスや分類を理解できますし。文字と言語の研究から見えてく…
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蒼空の光芒
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sfこと古谷俊一/新兵器開発物語
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帯や見返し説明では、戦艦山城の活躍の話に見えます。確かに活躍しないでもないんですが、実際には分量的にも内容的にも、山城に積まれた新兵器の開発話です。プロジェクトXノリの、困難な目標と上の無理解、挫折と再挑戦、夢をかけた男たち、という展開。ツングース爆発のときから、地上200kmを周回する第二の月が誕生。その影響で第二次大戦に変化がもたらされ、世界は変貌を遂げていきます。……ってのが背景で。日米戦争の宇宙版の話の前史、という位置づけだそうです。小説としてはどうかとは思いますが、ネタが楽しいので技術SF好きには、それだけで楽しめます。
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業界紙諸君!
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sfこと古谷俊一/超専門誌に業界の常識と非常識を見る
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業界紙と呼ばれる、業界の人事や新製品などのニュースを掲載する雑誌・新聞について、どのような人間がどのように書いているのかをレポート。世間の広さを痛感させられる一冊。世の中にはいろいろな人間と、幾多の業界の暗部というものがあるのだなあと感動します。こんにゃく業界にも業界誌があるそうですが、こんにゃく1500億円市場で極めて小規模とかいわれるとマイナー業界は立つ瀬がないよなぁ、などと思ったり。でもまあ、世のなかそんなもんってことですか。宝飾店に取材といって押しかけ、金を出さないとショーウィンドーを割って歩くとか。オリコンの裏面史とか。いろいろと凄い人たちの凄い事績が出てきます。事実は小説より奇なり…
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図説交易のヨーロッパ史
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sfこと古谷俊一/ヨーロッパ交易網の通史
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古代から現代までの、ヨーロッパに限定された通商の変遷を、わかりやすく概説する網羅的な一冊。具体的な交易路や産品について、その必然性を踏まえているために、なぜそのように交易路ができ、衰退したのかが理解できるのが面白いところです。商業ルート、交易の中心地、商品、商人のイメージと現実、商業の力との章建てで構成されており、単純な通史とちがってテーマ別に焦点をあわせてあるために、わかりやすく意義深いものになっています。付図として「ヨーロッパにおける商業ルートと諸中心地」という地図が8葉、あと索引があります。図説とあるように図版も豊富で、そこからも古い地図や絵画などにより交易都市の外観や建物・交易商人たち…
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トールキン指輪物語事典
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sfこと古谷俊一/指輪物語を読み解く副読本
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『ホビット』『指輪物語』『シルマリルの物語』ほかのトールキンの関連著作から抽出された用語について整理して解説されている、まさに百科事典です。まず歴史を概説した部分があり。そのあと地理、社会、動植物、伝記(人物)について、それぞれ辞書順に紹介が書かれています。項目数は400以上、図版も150以上となっています。索引には項目ごとの出典作品がどの本かが明示されているのですが、項目の本文のほうには出典の記載が無いのは、すこし残念ですね。全体としては、良く纏まっており。かつて『指輪物語』などを読んだ記憶をよみがえらせてくれます。こいつはこんなやつだったっけ、などと認識をあらたにすることもあって、久しぶり…
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古代南太平洋国家の謎
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sfこと古谷俊一/人類最後の新規開拓航海——ポリネシアの歴史と民俗
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ハワイ、ニュージーランド、イースター島を頂点とする南太平洋の領域、ポリネシアの人々の歴史と暮らしについて概説した本です。古代とか書いてありますが、近年までの話題が入っていたりします。航洋民族ポリネシア人の生活、習慣、信仰、政治体系、航海術、食物などについて書かれております。われわれ日本人にとってはたいへん理解しやすいものも多く、相違や同一点は海洋民の設定を考えるうえでは興味高いと思いました。西洋や地中海沿岸、中国の一時期以外の各地の生活については、わりと知らない人が多いので、貴重ですね。これを読んでいても、近くのミクロネシアやインドネシアではどうだったのだろうかとか、色々と知りたくなりました。
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原始ゲルマン民族の謎
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sfこと古谷俊一/二つの民族の癒合によりドイツ人が誕生した
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ゲルマン人の誕生の経緯から、ローマとの戦い、そして考古学的知見を駆使して古代ゲルマン人の生活までを扱っている、啓蒙書です。戦後ドイツで、ゲルマン民族にたいする誤解を解くことを目的として書かれた本だそうで、一般向けだから網羅的でやさしくて、かつ冷静な視点で当時の考古学の成果(沼地から発掘された遺骸の研究とか)を生かして書かれています。ゲルマン民族の素性(巨人塚をつくっていた農民と、アーリア遊牧民の混血であること)から書き起こし、ローマとの戦いとその経緯とゲルマン人の実像を生活・習慣・思想などからとか交互に記述しています。よく知られて居る北欧神話の体系なるものが実際には比較的最近になって組み立てら…
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アイザック・アシモフの科学と発見の年表
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sfこと古谷俊一/わかりやすく読みやすい科学史年表
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科学技術史上重要な発明・発見について、年代順に豊富な解説を交えて整理した辞典的な書物です。索引をもちろんあります。項目数は1500くらいかな。近現代の発明発見が過半数です。1920年代までになにが発明されているのだろうかと調べるとか、19世紀ものでこれはまだ発明されていなかったっけと調べるとかにも便利。ただまあ、最近の知見からいえば変だとかいったものもありますし、ミスか見落としか古い通説を採用しているものもあります。また現代に続く発見というものを重視しているので東洋などでの発明発見が軽視されている傾向は強いなどの癖もあります。できるならクロスチェックはしといたほうが良いのは確かです。
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幻の特装本
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sfこと古谷俊一/優れすぎた芸術作品が妄念を招く
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『死の蔵書』に続く古本屋ミステリの第二弾。芸術的な特装本(高額で小部数の高品質な装丁/つくりの本)を手がけた小出版社にまつわる、いくつもの事件の謎を、もつれにもつれながら解き明かす話。主人公は次々に窮地(人間関係や法的問題、犯罪も辞さない敵の襲撃や利用しようとする陰謀)に陥りつつも、コネと行動力と決断と、女を引きつける人柄(このあたりが通俗ハードボイルド)で、切り抜けて謎の核心に迫るという感じです。今回も、アメリカの古本業界・印刷製本業界についての興味深い話がたくさんで、そのあたりも楽しめました。
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富士山の洞穴探険
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sfこと古谷俊一/信仰と探検
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富士山の富士山の溶岩洞穴の紹介本です。信仰と伝承、そして実際の探検記録からなっています。地図に縮尺がないのが残念。写真は品質的にも古いものですが、豊富なのと時代が古い分、昔の参考になるでしょう。戦後まもなくの古いいいかげんな時代の探検記録などもあるため、たいまつやランタン一つでの探検がどんなものかを理解するよすがにもなります。横穴に気がつかないとか、ホールに出てどこからは行ってきたか分からなくなるとか。
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アリはなぜ、ちゃんと働くのか
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sfこと古谷俊一/単純な判断の集積が知的にみえる理由とは!?
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個々のアリは目先のことに反応するだけに過ぎないのに、アリの巣全体としては(完全とはいえないものの)巧妙に機能するのはなぜか。管理者なしの労働配分システムの実態を、著者の長年の実験と観察により分析しています。全体としては散漫な感もありますが、実際に研究しつづけたプロセスや考え、回り道やいかに工夫したかを示しているため、読みやすく研究を理解しやすくなっていると思います。必然的な物理過程による変化と、複雑な情報構造を含まない接触信号が組み立てていく全体行動。アリコロニーの数量的変化が振る舞いにもたらす質的変化。複雑系としてのアリの巣のシステムについて、いろいろと知ることができます。アリが仕事をしてい…
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日本史モノ事典
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sfこと古谷俊一/ハンディな歴史モノ図典
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古墳時代から第二次大戦後あたりまでの、日本の歴史上のいろいろなモノの図版が四千点掲載された事典です。イラスト豊富で2500円は安く感じます。わりと珍しいものもありまして(コタツの断面図とか、千石船の構造図とか)面白いものになってます。章題がページに書いてないのと、コンパクトサイズできちきちに書かれてるので、ちと事典としては引きにくいかも知れませんけど。ハンディ辞書みたいな感じにパラパラめくりやすいので、探すのはそれでなんとかなります。
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傭兵の二千年史
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sfこと古谷俊一/傭兵がヨーロッパを変えた
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傭兵になる機会も傭兵に出会う機会もない我々は、傭兵のことを、なにやら用心棒やなんかと思ってしまうことがあるような気がします。しかし傭兵はまず、戦争のために人殺しとして、組織的に雇われる存在です。その傭兵集団がどのようにして誕生し、どのような需要で利用され、いかにして歴史にかかわり、そして消えていったのかを、この本は解説しています。傭兵の時代から国民皆兵の時代への入れ代わりのダイナミクスのあたりが、とくに興味深く感じました。初期の傭兵は騎士の副業だったりしますんで、あんまり詳しくない人だと、中世の冒険のイメージも変わるかも知れません。
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死の蔵書
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sfこと古谷俊一/古本にまつわる本好きのためのミステリ
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主人公は、当初は猟書家の刑事。事件の舞台は古本屋業界。古本屋を回って欲しい本を捜し歩いたり、本を軽く数千冊以上は持ってるような読書家には、いろいろと楽しみどころの多い作品です。最初に殺された被害者は掘出し屋って商売です。フリーマーケットや値付けを工夫しない古本屋で一ドル以下で叩き売りしている中から、数十ドル以上で売れる本を探して、売ることで生活しているという。日本では背取り屋と呼ばれてるらしいですね。地味めのハードボイルドにみえて、キッチリとミステリになってるかな。トリックは基本だけど、本の蘊蓄とからめて上手くまとまってる印象。アメリカの古本屋業界が見えて面白いですね。書評を見ると、出てくる古…
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惑星カレスの魔女
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sfこと古谷俊一/たのしい冒険譚
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どんどんエスカレートする事態、次々あらわれる強敵と襲いかかる窮地。それを知恵と度胸と意外な力でどんと片づけていく。小気味良いスペースオペラ。いまだとライトノベル系のお手本ともなる作品ですね。まあ原作は1966年、最初に翻訳されたのも1987年。実際これに感銘を受け影響を受けた作家も多いのではないでしょうか。シリーズでずるずると展開するような話と違い、一冊で大きく事態が動いて展開して行きます。最近の小説だと、これ一冊のネタで十数冊は書いてしまうんじゃあないでしょうか。
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ケイビング
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sfこと古谷俊一/洞窟探検の基本書籍
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ケイビング(洞窟探検)の基本入門書として著名な一冊。ケイビングの歴史と道具・技法、心構え、危険と対策、各種ノウハウ、用語集、そして日本の41の洞窟の詳細情報が詰まっています。自然洞窟の天然の罠や地形にどのようなものがあるのか、竪穴と水没した経路が結構多いこと、などなど知らないことが沢山あったことに気づかさせられます。半分ほどは洞窟の紹介に当てられ、それぞれの縮尺つきの地図、入る時の手続きや現場までの行き方、必要な装備や潜るときの細かな注意点、などが詳しく書かれており、読んでいるだけで洞窟に入る情景を思い浮かべることができます。
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ダーク・バイオレッツ
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sfこと古谷俊一/限定された能力がいいかんじ
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霊を見ることしかできない少年が主人公、霊を触ることしかできない少女がヒロイン。怪異を引き起こす強敵に巻き込まれつつ出会い、事件を解決すべく頑張るお話。ちょっとした能力のある一般人に過ぎないのは、最近のライトノベルには珍しいと思いますが、品良く使われてるかな。最終的解決方法が伏線はあったものの秘密兵器を使うタイプのものなので、もちっと創意工夫だけであったほうが良かったなあ。そのあたりは電撃hp掲載の外伝小説では多少改善されていたと思います。
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戦国時代の貴族
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sfこと古谷俊一/戦国京都を活写する
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山科言継の日記を材料として同時代史料を駆使し、山科言継の生涯を中心にして、戦国時代の京都、貴族の生活や政治行動や窮状・対処などから、当時の生活や考えかたを解説していく本です。山科言継は良質の記録を日記として残し、現存するものとしては戦国時代の貴族の最良の一次史料と言われています。戦国の世のなかで荘園が蚕食され、一部商人の独占権を保証することで得ていた収入も奪われつつ、それでも工夫をしつつ貧乏ながらも生き延びてきた貴族の生活が、良くわかります。町衆の力、武家がどのように勢力を伸ばしていったのか、調停し保証する権威としての朝廷や幕府の意外な実力、当時最大最強の経済都市であった京都のありかたと戦乱。…
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ドイツ中世の日常生活
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sfこと古谷俊一/中世ドイツの庶民生活を史料から
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昔のほんとうの生活程度や価値観念なんかは、情報が少ないわけですが。この本では、残された文献を史料批判しつつ、実例を示しながら生活を分析しています。中世とくに後半のドイツにおける徹底した史料分析の成果にもとづいた、当時の日常についての研究報告です。農民叛乱での略奪への補償などから見る騎士たちの貧しい生活の実情や、当時の騎士の城の実態。都市民からの偏見ばかりが残されてきた農民の姿の復元。商人の利潤の無制限な追求と、宣誓の無価値化ののちに経済の発展とともに誠実さが必要になったこと。都市にどれだけの手工業者がどのように住み、その衣食住と祭りはどうだったのか。そしてペテン師・売春婦・無頼の徒などの、意外…
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ポケモン・ストーリー
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sfこと古谷俊一/多くを恵まれたがゆえの必然的大ヒット?
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あの日本最大級のキャラクタービジネスに成長したボケモンが、いかにして(さほど期待されずに)誕生し、それを育てる人たちにより大きく成長していったか。そのプロセスを追いかけるビジネス本です。トップクラスの人間と会社が、優れて革新的なアイデア(ゲームデザインだけでなく企業戦略や運営システムを含めて)を用いて、大成功を修めた話という印象が。真似できないなあ、とうてい。いささか最初のゲームの開発が成功した理由の肝心なところでぼかされているような印象もあります。なんにしても、良い製品を、良い戦略で最良のメディアを駆使して、大量の金を先行投資して売りまくるという印象のついてまわる本でした。もうすこしアイデア…
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邪馬台国はどこですか?
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sfこと古谷俊一/酒場放談らしい歴史ミステリ
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酒場での歴史漫談という形式の歴史ミステリ。突拍子もなく見える結論を、歴史事実や文献をうまいこと利用して、それらしく見せてしまう剛腕ぶりがステキです。トンデモな陰謀論的歴史解釈にも似たイメージがありますが、エンターテイメントになってるぶん、こちらのほうが良いですね。ミステリの論理性ってのは、すきのない組み立てよりも、それらしく思えてしまうように情報を提供、論理を組みたてることにあるんだなあと痛感しました。
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植物はなぜ5000年も生きるのか
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sfこと古谷俊一/植物の寿命を動物のそれと同一視してしまっている人はぜひ読もう
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植物と動物の細胞などの構造や、生長システムの違いを解説して、なぜ一部樹木の寿命が長く見えるのかというのを紹介しています。植物の構造・進化などについてまとめてあるので、高校レベルの生物を押さえてさらに知識を整理するのに便利ですね。抜けを補充して全体像を再認識できました。東北と九州では同じ樹木でも倍ほど最高樹齢が違う、針葉樹はなぜ腐りにくいのかと木質の進化との関係、導管と仮導管の性能と寿命のトレードオフ、などなど盛り沢山。巨木の数値データ・分布などの資料も参考になります。どうして長生きなのか、最高樹齢と地域差・気温差の影響についての実証データ、なども書いてありますしね。
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樒/榁
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sfこと古谷俊一/ファン向けプレゼントという印象
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本が袋とじになっている密室本企画の一冊。えらくページ数が少なくて薄いというのが第一印象。樒と榁の二編からなる短編集(分量的にそんな感じ)です。二編の重ね合わせを利用したトリックも、表のトリックもわかりやすすぎるかなあ。描写的には年月の変化の部分は面白いのですが、『鏡の中は日曜日』を読んでいないと楽しみにくいように思います。なんというかファン小説のような印象の、外伝といったとこですか。
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儲かる古道具屋裏話
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sfこと古谷俊一/とっても楽しい古道具ビジネスの工夫とエピソード
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飛鳥新社刊『古道具屋さんの経済原論』を改題・再編集したもの。自由が丘で古道具屋をはじめ、一味違う仕入れと売り方の工夫で、うまいこと楽しく生きてきた著者による、体験的な「かしこい商売」のノウハウが詰まったエッセイです。安く仕入れたものに時代と顧客層にあわせた工夫をして売れるものに変える。売れるものを不要に思っているところから安く仕入れる。先読みしてブームになる前に仕入れて人気の出たところで売り抜き、ブームになってから高額で仕入れたりしない。話題になるような高額商品を看板代わりにする。雑誌が記事にしたくなるような話題性のある店作り。どれも、なるほどと思うものの、普通には実践できていない、思い至りに…
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ポケモン・ストーリー
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sfこと古谷俊一/ポケモンがヒットする経緯やいかに
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あの日本最大級のキャラクタービジネスに成長したボケモンが、いかにして(さほど期待されずに)誕生し、それを育てる人たちにより大きく成長していったか。そのプロセスを追いかけるビジネス本です。トップクラスの人間と会社が、優れて革新的なアイデア(ゲームデザインだけでなく企業戦略や運営システムを含めて)を用いて、大成功を修めた話という印象が。いささか最初のゲームの開発が成功した理由の肝心なところでぼかされているような印象もあります。なんにしても、良い製品を、良い戦略で最良のメディアを駆使して、大量の金を先行投資して売りまくるという印象のついてまわる本でした。もうすこしアイデアと工夫だけで初期の販売がまわ…
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絶滅動物データファイル
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sfこと古谷俊一/新生代の絶滅哺乳類
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新生代の絶滅哺乳類と絶滅鳥類について、どのような生き物でどのような習性だと推測され、どのように滅んだと言われているのか、カラーイラストと解説で紹介する本です。新生代オンリーなので恐竜やなんかはなしなので、そのぶん哺乳類についての内容が濃いのが魅力です。内容的に進化についての書きかたに違和感がありますし、資料的に古めの二次・三次資料っぽいのが主要な参考文献となっていますので、正確さや情報の鮮度に疑問はあります。まあ手軽な値段の入門書くらいに読むと良いんだと思いますし、イラスト狙いだけでも良いかも。
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