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三島由紀夫全集 三島由紀夫全集
7777777/三島由紀夫全集1
 初期の名作、「仮面の告白」は素晴らしく、いま読んでもまったく衰えを感じさせない。ただ、途中断絶したかんがないでもないが、そんなものを感じさせないほど素晴らしい。 「盗賊」は奇抜な発想に基づく小説。読んでみたらわかる。「純白の夜」。モーリスヤックにならい、テレーズ・デスケイルトゥを真似たものだが成功していない。この作品が三作品中最もよくない。   全文読む 評価する

ミシェル・フーコー ミシェル・フーコー
7777777/ミシェルフーコー
 俯瞰的にミシェル・フーコーの思想遍歴を著者の私見も交えながら書かれたもの。たしかにミシェル・フーコーの思想の概要は捉えているが、どれも深く掘り下げられていない。ただ、非常によく書かれた本なので、入門にもいいし、現代思想を知るうえでもやくに立つ。  全文読む 評価する

ふたりの証拠 ふたりの証拠
7777777/ふたりの証拠
 前作、悪童日記の続き。前作が断片的な日記のつながりであったのに比べて、今回は三人称形式で書かれている。その分、繋がりのあるストーリになっている。この作品に特徴的な少し、おかしい人物たちも所々に登場する。最後にちゃんとオチがついているところがいい。   全文読む 評価する

三島由紀夫のフランス文学講座 三島由紀夫のフランス文学講座
7777777/三島由紀夫のフランス文学講座
 これは三島由紀夫本人が実際に書いた本ではない。もっと正確にいうと鹿島茂氏が三島由紀夫全集から抜き出したものを編集した本である。ということでいちおう体裁は整っているが、中身はたしかに三島フランス文学にたいする的確な評論の一端を知ることはできるが、それとてさほど重要なことをいってるわけではない。まあ19世紀フランス文学に興味があるひとには勧めることが出来るかもしれないが。  全文読む 評価する

エクリチュールの零度 エクリチュールの零度
7777777/エクリチュールの零度
 有名な書である。 ロラン・バルトはこの書により、小説を人間の肉体のごときものとせしめた。 つまり、人間が本来、産まれつきに持っている肉体とは言語であり、またその言語である肉体の各人の特徴とは作家の文体であるとする。そして、エクリチュールとは衣服のようなものであり、それは時代や社会により制限されるが、作家はその制約を受けながらも自由にそられを使いこなすことが出来るとバルトいっている。そして、バルトはエクリチュールの本来もっている恣意性により痛烈にサルトルのアンガージュマンを否定している。   全文読む 評価する

フーコーの振り子 フーコーの振り子
7777777/フーコーの振り子
 正直いってよくわからなかった。訳が悪いのかそれとも理解不足だったのかはわからないが、理解に苦しんだ。 とにかく、雑学的な展開というか、小難しい歴史が出てきて小説そのものの楽しみ、それが衒学的なものといってしまえばそれまでだが、を感じることが出来なかった。 けど、やはり、世界的な記号学者であるウンベルト・エーコが書いただけあって、水準は高い作品。  全文読む 評価する

探究 探究
7777777/探究
 西洋哲学体系の基礎になってきた形而上学により排除された他者に焦点を当てた意欲的な論考。ウィトゲンシュタインやゲーデルを引き合いに出し、鮮やかに論考を進めてゆく柄谷氏の手腕には脱帽する。 この意欲的な試みは現代日本思想の収穫である。  全文読む 評価する

フーコーの振り子 フーコーの振り子
7777777/フーコーの振り子上
 世界的な記号学者ウンベルト・エーコの二作目。無数の記号が、うずめいている。ただ、前作に比べると、少し、小説ではないというか、学者のような会話が多少多すぎる。これでは読者は辟易してしまう。というか前作が素晴らしすぎたのか?  全文読む 評価する

ポップアートのある部屋 ポップアートのある部屋
7777777/ポップアートのある部屋
 小説にポップアートの図柄をとりこんだことは評価できる。しかし、それが作品の質と関係あるかというとまったくない。作品そのものは見栄えのしないものだ。  全文読む 評価する

わかりたいあなたのための現代思想・入門 わかりたいあなたのための現代思想・入門
7777777/わかりやすいあなたのための現代思想・入門
 ほんとうにわかりやすい。網羅的に現代哲学の系譜が描かれている。 実存主義から、構造主義、構造主義から現在までに至る、キータームを所々押さえながらの解説。 現代日本思想についても触れられているので、フランスを中心とした思想にたいする日本知識人の思想遍歴を知ることも出来る。    全文読む 評価する

昭和歌謡大全集 昭和歌謡大全集
7777777/昭和歌謡大全集
 昭和の名曲を各章ごとにおりまぜながら作られた作品。オタクの若者とおばちゃんとの抗争を描いたもので、本人があとがきに書いているには「69」以来に書くのが楽しかったそうだが、読むほうとしてはこれほどつまらない小説はなかった。暴力の描きかたが中途半端、というかアニメチックで幼稚だった。  全文読む 評価する

跳躍と浸潤 跳躍と浸潤
7777777/跳躍と浸潤
 ここのなかに収められている埴谷雄高氏と大江健三郎氏との対談は、非常に魅力的なものである。大江氏がノーベル文学賞をもらう前の対談だ。それゆえにこの二人の対談は魅力的なものであり、また、二人の文学的姿勢をうかがうことができる。 大江氏は論理的であり、埴谷氏は論理を超えた、非論理において物事を捉えている。論理的であるということはどういうことかというと、それは構築的であるというであり、反対に、非論理的であるということはどういうことかというといわば老境に達したということである。 この二人の文豪のアウフハーベンした対談が読めてこの値段なら安いものだ。   全文読む 評価する

超時と没我 超時と没我
7777777/超時と没我
 題名を見るといかにも難解そうだ。けど、そんなことはない。極めて、意識的な対談集だ。未完の傑作「死霊」を中心とした対談や、高橋たか子氏と島田雅彦氏との対談などは魅力的な対談である。注目すべきはこれが埴谷氏晩年の対談であるということである。老いてなお、意識的な作家であるということが伝わってくる。  全文読む 評価する

ラブ&ポップ ラブ&ポップ
7777777/ラブアンドポップ
 女子高生を題材にしているが、あまりいい小説ではない。想定される読者が女子高生程度だからこの程度なのかはわからないが、まとまりを欠いた小説である。深みもなければ、警句が効いているわけでもない。最後のインドの子ども話は警句なのだろうが、読者が求めているのはそんな警句ではなく、もっと違うものであったような気がする。   全文読む 評価する

レキシントンの幽霊 レキシントンの幽霊
7777777/レキシントンの幽霊
 喪失と不可思議な物語。なにかが抜け落ちてしまったような読後感を覚える。 なかでも沈黙は、大沢という男が僕に対して過去を回顧するという作品が一番。寡黙で村上春樹氏本人を思わせるような大沢が僕にたいし、ゆっくりとゆっくりと自分の過去を語ってゆく。そこで大沢は傷付いた過去を語り、読者はそれにのめり込まれてゆく。大沢の人柄滲み出た回顧は、それを肯定する人間、否定する人間どちらをも、その違いを感じさせないほど共感させてしまう。こんな透き通った語りを出来るのは、村上春樹氏だけであろう。  全文読む 評価する

TVピープル TVピープル
7777777/TVピープル
 透明感のある短篇集。すべての短篇は現実を描いているのだが、そこに描かれる非現実との対比が絶妙。主人公はみな非現実的な現実に生きている。 現実と非現実。現実と非現実。現実と非現実。そんなことを唱えながら読んでいると、いつしか自分まで非現実の世界に潜り込んでしまいそうな短篇集。  全文読む 評価する

前日島 前日島
7777777/前日島
 ロベルトという漂流者が主人公の小説である。 この小説において読者は三重の読書をすることなる。なぜなら、物語はこの物語の作者がロベルトの難破した船とそこに書き溜められていた原稿を手に入れ、それを書きなおしたという設定になっているからだ。 ウンベルト・エーコならではの知的刺激が味わえる。  全文読む 評価する

サン=テグジュペリの言葉 サン=テグジュペリの言葉
7777777/サンテグジュペリの言葉
 飛行士であり、作家でもあったサンテグジュペリの言葉がつまっている。彼は人道主義者である。彼はヒューマニストである。彼は言葉を大事にした人である。飛行機は彼とともに消え去った。   全文読む 評価する

エンガッツィオ司令塔 エンガッツィオ司令塔
7777777/エンガッツィオ司令塔
 断筆宣言後の初の短篇集。 どれも筒井康隆氏の作品らしくてよかったが、中でも「乖離」が一番パロディに満ちていた。そのアイディアたるや一級品だろう。だが最後が唐突に終るところがどうも解せなかった。 附断筆解禁宣言がのっているのもよい。  全文読む 評価する

水は答えを知っている 水は答えを知っている
7777777/水は答えを知っている
 水はほんとうに答えを知っています。この本を読めばそれがわかります。水は全ての源であり、全てを転写します。 きれいな写真がたくさん載っています。結晶のきれいな写真です。これからは言葉づかいにも気をつけないといけないと思いました。  全文読む 評価する

虚人たち 虚人たち
7777777/虚人たち
 虚人たちという題名が端的に表しているとおり、この作品の作中の人物は実在しているのか、していないのかわからず、かつ、それぞれの人物は自分は物語の中の人物なのだというメタ認識を持っているというややこしい設定。物語は複雑に絡まりあいながら進んでゆき、読みにくく、読者自身をも虚人になりかけてしまう妙手はやはり作者の力量だろう。  全文読む 評価する

魔王 魔王
7777777/魔王下
 ドイツ兵の捕虜となり、少年戦士を養成するナポラで、戦士となる子どもを誘拐するアベル・ティフォージュ。戦争の形勢は逆転し、ロシア軍に攻め込まれるナポラ。そして、そこで、「上緑黒の白地にペイルにそそり立つとがった三本の銀地の剣」という文章とともに全ての徴が結合する。 現代文学の最高峰。  全文読む 評価する

魔王 魔王
7777777/魔王上
 まず、読者は巨人アベル・ティフォージュの左手の日記を読みすすめることとなる。そして、ティフォージュは運命に翻弄され、戦争へと巻き込まれてゆく。 この本でなによりも重要なのは徴である。例をあげるとするならば、アベル・ティフォージュのアベルはカインに殺されたアベルであり、ティフォージュは実際に何百人もの子どもが殺されたことのある土地を表している。 そして、最後にすべての徴が結合する。  全文読む 評価する

文学部唯野教授のサブ・テキスト 文学部唯野教授のサブ・テキスト
7777777/文学部唯野教授のサブ・テキスト
 文学部唯野教授シリーズ。 特にポスト構造主義による「一杯のかけそば」分析は素晴らしい。これは絶対に読むべき。一読の価値あり。これを読むためにこの本を読んでも損はしない。  全文読む 評価する

20世紀美術 20世紀美術
7777777/20世紀美術
 20世紀美術を論じた本。20世紀を全部包括しているかというとそうではなく前半部分にたいする説明が主だ。かといって、後半を疎かにはしておらず、リキテンシュタインなど論じている。 読みやすい文章で変に衒学的でなくてよい。   全文読む 評価する

電話男 電話男
7777777/電話男
 電話男はどこにでもいる。  だれでも電話男になることもできる。 けど、電話男にはまっちゃいけない。 電話男はみんなをダメにする。 電話男はみんなをダメにする。 電話男はみんなをダメにする。 こんな小説よんじゃいけない。 それでも、読みたいなら止めないけど。 と冗談はここまでにして 電話男はれっきとしたポストモダン小説です。  全文読む 評価する

薔薇の名前 薔薇の名前
7777777/薔薇の名前下
 下巻では、上巻に続き残りの四日間の驚くべき出来事が綴られている。 全ては黙示録の予言通り起き、次々に修道僧が死んでゆく。しかし、ついにウィリアムは全ての謎を解きあかし「アフリカの果て」へといたる。そして、そこで全ての事実が明らかになり、世界は消滅し、ハルマゲドンが訪れる。年老いたアドソは回顧し、全ての真実を記す。なぜ、そのようなことをするかといえば、それは薔薇の名前だからだ。 さすが世界的な記号学者のウンベルトエーコの小説だけあって、すべてが結びついている。  全文読む 評価する

薔薇の名前 薔薇の名前
7777777/薔薇の名前上
 傑作。間違いなく傑作。全世界で1000万部売れた驚異のベストセラー。この作品は、老いた修道士アドソの若き日を振り返った手記を著者が発見したという設定になっている。手記は七日間の出来事を綴っており、上巻では三日間の出来事が語られる。 山の奥地にある僧院を幼いアドソはシャーロックホームズばりの明晰な頭脳を持ったウィリアムとともに訪れる。そして、僧院長であるアッボーネから、細密画家のアデルモが不可解な死を遂げたと相談される。そして、ウィリアムはその謎を解こうとするのだが、次々、修道僧達が謎の死を遂げてゆく。  全文読む 評価する

痛快!心理学 痛快!心理学
7777777/痛快心理学
 心理学といっても難解な用語が出てくるわけではない。出てくるのはバカボンである。そう、この本はバカボンでもわかるよう作られているのだ。 そういうと言い過ぎかもしれないが、そのくらいわかりやすく書いているのだ。   全文読む 評価する

世界の美術家500 世界の美術家500
7777777/世界の美術家500
 世界の美術家500人が一人1頁の割合で載っている。現代から古典まで幅広く載っている。手のひらサイズなので便利。 美術出版社からは<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=01954327&volno=0000" target="_blank">「20世紀の美術家500」も出ているので興味のある人はそちらも買ってみてはどうでしょう。  全文読む 評価する

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