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本を読む本 本を読む本
Hotel./本の読み方を見つめなおす
本書は、本の読み方に関する本、読書技術の書である。本書では、どのように本を読むかに関して、詳しく論じている。本書では読書レベルを4つに分けている(本書において、レベルという言葉は、上位レベルの読書技術には下位レベルの読書技術も含まれるということを意味している)。特に第3レベルに当たる分析読書に関しては重点的に説明されているが、究極の目標は第4レベルのシントピカル読書に到達することである。シントピカル読書とは、自ら主題を設定し、それについての解答を見つけるために複数の書籍に当たるときの読み方である。日本においては、教育現場において書くという技術の訓練を施されていない、ということはよく指摘されてい…  全文読む 評価する

アメリカ外交の大戦略 アメリカ外交の大戦略
Hotel./米国の大戦略を歴史的観点から明らかにした名著
著者のJ. L. ギャディスは、言わずと知れた冷戦史の大家である。本書は、その彼が9.11とそれ以降の米国の政策、さらには歴史的観点から、米国の大戦略(Grand Strategy)を分析し、それを描き出したものである。まずタイトルに関してだが、原題は"SURPRISE, SECURITY, AND THE AMELICAN EXPERIENCE" となっており、『アメリカ外交の大戦略』というのは訳者がつけたものである。本書を読んだ感想では、外交というよりは対外政策といったほうが正しいのではないかという印象を受けた。外交論の大家、H. ニコルソンは対外政策と外交を分けるべき…  全文読む 評価する

「今の中東」がわかる本 「今の中東」がわかる本
Hotel./中東・イスラームをよく知らない人に
「~がわかる」的なタイトルの本はあまり読む気がしない。そういうタイトルの本は概して図を駆使したり、チャート化したりしている。そのこと自体は理解の助けになるので悪いことではないのだが、簡略化しすぎるあまり、重要なことが抜け落ちていたり、表層的な情報だけが羅列されていたりするからだ。本書のタイトルを、また目次を見たときも、本書もそのような本の類なのだろうかと不安に思ったが、著者が大野元裕ということで、思い切って買ってみた。大野は中東調査会の上席研究員で、中東問題がニュースで取り上げられるときにコメンテーターとしてよくテレビに出ているので、ご存知の方も多いだろう(かくいう私もテレビで初めて彼を知った…  全文読む 評価する

国家の謀略 国家の謀略
Hotel./読んでいて非常におもしろい。が、本書に書かれていることがインテリジェンスの全てではないことに注意。
本書は、外交官として活躍した著者による、インテリジェンスに関わる活動のうち主にHUMINT(human intelligence)の、特に工作活動に焦点をあてたものである。日本にはCIAやSIS、モサドのようなHUMINTを専門的に行うインテリジェンス機関は存在しない。そのような中、また外交官という身分上の制限の中で、著者が経験したり、あるいは手に入れた情報から、「見えない戦争」がどのように行われているのかを明らかにされている。また、著者はロシア担当だったこともあって、他のインテリジェンス関連の書籍とは違った角度から様々な検証がなされている。まるでスパイ映画の中の話のような事例がたくさん紹介さ…  全文読む 評価する

憲法で読むアメリカ史 憲法で読むアメリカ史
Hotel./アメリカを「知る」ために
9.11、アフガン戦争、イラク戦争と、我々は現代のアメリカを見てきた。ある者は親米の立場を取り、またある者は反米を掲げる。それはジョージ・W・ブッシュ大統領の言う「敵か味方か」の二元論とは若干違う座標系ではあるにしても、マスメディアを通じて見てきたアメリカの姿だけを「アメリカ」であると信じ、我々はアメリカに対する立場として、単純な座標の両極に自己をプロットするという罠にはまりがちである。しかし我々は本当にアメリカを「知っている」のか?この書は”The United States of America”を理解するための1つの視座を与えてくれる。単純な二元論に陥らないために、我々は共時的見方と同時…  全文読む 評価する

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