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紫の砂漠 紫の砂漠
讃岐P太/「真実の恋が」運命を分ける
 表紙に釣られてふらふらと買いました。松村センセごめんなさい(苦笑)。 作者の松村さんは芥川賞作家だそうで、読みはじめてすぐに「ああ、賞作家っぽい筆運びだな」と感じた覚えがあります。——そうはいっても感覚的なもので、誰かと比較したとかそういうわけではないですが。 紫の砂漠が広がる土地に住むシェプシは、神の領域と呼ばれる紫の砂漠に強い憧れを抱いていた。自分の足でその紫の砂漠を歩き、あるがままを感じたいとそう強く願っていた。——だが、シェプシはまだ子供だ。 この国では、生まれた村で七歳まで育てられると、子供たちは「聞く神」の元に集められ、それぞれ運命の親の元へ授けられる。 子供たちは、運命の親の元…  全文読む 評価する

リトル、ビッグ リトル、ビッグ
讃岐P太/妖精郷は森の外れに……
 くは〜、疲れた〜。以前、途中まで読み進んでいたものの、こま切れになってしまったおかげで、ワケが分からなくなってしまい、仕切り直しました。休みを利用して、一気に二冊読破。んと、だいたい15時間というところでしょうか? かなりのボリュームです。字が小さい上に、上下二段組み、351+372ページ……。集中しても三日かかりました。 物語は19XX年夏、一人の青年スモーキィ・バーナブルがシティの外れにあるエッジウッド邸に暮らすデイリィ・アリスと出会い、婚姻を結ぶに至る小さな物語から、この大きな大きな物語は語られることとなる——。 いつものパターンならあらすじの紹介なんかするんですが、今回はパスです。……  全文読む 評価する

ダレン・シャン ダレン・シャン
讃岐P太/取り返しのつかない選択
 さて、ネタばれもなにもサブタイトルがまんまなんですが、1巻のクライマックスで、大親友の命を救うために自らがヴァンパイアと取引をする事となったダレン。いやいやながらもクレプスリーと旅を続けます。 半ヴァンパイアとなったダレンは、クレプスリーにヴァンパイアとしての生き方を教わりつつ、旅を続けていた。だが、どうしてもダレンは人間の生き血を吸うのだけはいやだった。血を吸ってしまえば、自分がもう人間に戻ることはできない——そう感じていた。 もちろん、半ヴァンパイアとなってしまった自分が、再び人間に戻れるなどと、ダレン自身も思ってはいなかった。だが、ヴァンパイアの血に流されてしまう事には、かたくなな抵抗…  全文読む 評価する

ダレン・シャン ダレン・シャン
讃岐P太/決断はくつがえせない
 ハリーポッターの人気以来、児童書がブームといった観がありますね。僕も数冊の児童書を買い集めてきているので人のことはいえませんけど。 で、ダレン・シャンです。この本を知ったのは、ハリポタ関係のHPを閲覧しているときに、話題が出ていたのが最初かな? ダレン少年は普通の家庭に育った普通の少年。ただ、ある日友達の一人が一枚のチラシを持ってきたのが、すべての運命の始まりでした。そのチラシは、シルク・ド・フリークというフリークショーの講演を知らせるモノ。 大親友のスティーブとともにショーに出かけたダレンは、世にも珍しい出し物の数々を目にする。ダレンが一番気に入ったのは、マダム・オクタという蜘蛛の演ずる曲…  全文読む 評価する

アルジャーノンに花束を アルジャーノンに花束を
讃岐P太/高い知性は幸せを呼ぶか……
 主人公チャーリー・ゴードンは三十二歳になるというのに、幼児並の知能しか持っていなかった。そのために、彼の周りの人間は彼のことを嘲笑い、馬鹿にしていた。だが、人のいいチャーリーはそんなことは全く気にせず、日々天真爛漫に過ごしていた。そんなある日、彼の元へ吉報が飛び込んだ。大学の教授が、知能増大の実験の被験者として彼を選んだのだ。その申し出を受け入れたチャーリーは、知能増大のための手術を受けることになった。 術後の経過とともに、チャーリーの知能はめきめきと高まっていく。今まで、見てはいても気づくことの無かった世界を眼にして、チャーリーは喜びを覚える。だが、知能が増大することは必ずしもいいことばか…  全文読む 評価する

童話物語 童話物語
讃岐P太/マイ・ベストファンタジー
 帯にでかでかとした文字で、「M・エンデ+J・クロウリー+宮崎駿を連想させる圧倒的な筆力 !!」と巽孝之さんの解説からの引用が載っているのですが、まったくその通りの印象です。 特に、場面の描写が非常にうまいのが印象的。使っている文章量は多くないのに、ありありとその情景が頭に浮かぶのが驚きです。場面のイメージに引っ張られるように、キャラクターたちも実在する人物のように生き生きと動いてます。これほど小説のキャラクターイメージに魂を感じたことは初めてです。 場面描写だけでなく、ストーリーテリングに関しても一級品です。ぐいぐいと引っ張られるようにしてページをめくっていくことになりました。「次は一体どう…  全文読む 評価する

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