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チクサクコール
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木野下/意外と可愛いキャラがいっぱい
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うすた京助の短編集です。全部で10の作品が収録されていて、作者自身のコメントが併載されています。自分の作品を紹介することが気恥ずかしいからなのか、うすたのコメントは、謝ったり笑ったり納得したり、作者の人柄を感じさせるものとなっています。 意外だなぁと思うのは、うすたの描く漫画に登場するキャラクターに、とても可愛らしいものが多いことです。不条理なギャグだったり、変態としか思えないキャラクターが登場する作品ばかりなのに。 たとえば『ビフィータ』に登場する12歳の男の子。彼は、欧米の児童文学に登場する主人公のこどもみたいなキャラクターです。どこが大人びていて、でもこどもらしくって、可愛らしい。…
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フラッシュ!奇面組
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木野下/奇面組の復活
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この日をどれだけ待ったことでしょうか。 ガンガン誌上で、あの奇面組が復活する。もちろん作者は新沢基栄で、キャラクターはお馴染の面々が揃っている。月に一度の連載が途切れることなく、順調に続いていることを、僕は安堵の思いで確認したものです。これで、コミックスになるな、と。 絵柄にあまり変わりがなければ、エピソードにも変わりがありません。そのまま使ってしまっていいのかな? と思えるような、『ハイスクール奇面組』からそのまま抜き出したといって過言ではないシーンがいくつも登場しています。まぁ、作者自身がやっていることですから、いいんでしょう。 この1巻は、キャラクターの顔見せ的なことに徹していた…
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究極超人あ〜る
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木野下/おしまい
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作品の初期行われた部室防衛戦と並ぶ、鳥坂さん最大の戦いが収録されています。この戦いは、成原博士が、春風高校を占拠したことから始まります。この博士は、あ〜るくんの生みの親で、世界征服を一応は目論んでいるというマッドサイエンティストです。 生みの親との対決であるだけに、あ〜るくんは戸惑いを隠せません。いつもなんにも考えていないような彼ですが、おとうさんに対する気持ちは彼に悩みを生じさせます。やがて成原博士が第3の存在によって敵役から叩き落とされたところで、彼のこの悩みは、彼自身を危機的な状況に陥れます。そして、成原博士が春風高校の屋上に建設した、醜悪なパロディの城が崩壊すると、彼は姿を消して…
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究極超人あ〜る
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木野下/撮影旅行
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3巻の前半に収録されているエピソードを読むと、自分が高校生のときに体験することができなかった、クラブ活動としての旅行へのあこがれがかきたてられてしまいました。光画部による、撮影旅行です。 電車に乗って、海に行って、温泉に入って、河原でテントを張って、カレーを作って食べる。一日中、ずーっと遊んでいるわけです。こんなことをやってみたかった……。まぁ、大人になった今だからこそ、やれることもあるわけですし、光画部と同じようなことをやってやれないわけでもないんですが……。 あ〜るくんの作中で繰り広げられている日常的な面白さは、とても魅力的です。ゆうきまさみ本人が若いころに体験したもの、そのままに描…
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究極超人あ〜る
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木野下/どにでもなさそうな高校生活
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この巻に収録されているのは、修学旅行やスポーツでの対決といった、高校生活を描いた漫画にはお馴染の題目です。 スポーツでの対決では、あ〜るくんたちが野球部と試合をしています。この試合は、鳥坂さんによる無茶な賭けです。目的は、野球部への入部が決まっている超中学生級のピッチャー曲垣くんを、いいピッチャーが欲しい、という理由から、なんとかして光画部に入部させるため。 修学旅行では、春風高校の面々が京都や奈良を訪れてます。行き先も定番なら、イベントも定番ばかりなのですが、宿の夜では、まくら投げを変形させたまくら野球に興じています。 このあたり、ちょっと『ハイスクール奇面組』との類似を感じずにはい…
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究極超人あ〜る
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木野下/どこかで見たような人たちが……
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この作品には、どこかで見たような人たちがたくさん登場しています。 まずは、主人公のあ〜るくん。彼は、ある天才科学者によって誕生させられたアンドロイドなのです。科学者があ〜るくんを作った目的は、一に息子とそっくりのアンドロイドを作るために、二には世界を征服するため。息子にそっくりというのは、手塚治虫の『鉄腕アトム』にそっくりです。アトムが世界を守るために戦う存在であるのに対して、一応は世界征服を目的とするあ〜るくんは、正反対の存在となっています。 まぁ、要するに、パロディなんですね。 アニメのパロディマンガから、プロの作家としての1歩を踏みだした、という風に僕はゆうきまさみのことを理解し…
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究極超人あ〜る(少年サンデーCワイド版)
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木野下/写真部への道
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この作品は、『パトレイバー』でお馴染のゆうきまさみによって、1985年から少年サンデーに連載されていました。 校長がどこかで見たような国宝級の落語家であり、制服がなくて倶楽部活動が活発、自由な校風だけど古い歴史を持っているという、魅力的な春風高校を舞台に、アンドロイドの《あ〜る》こと《R・田中一朗》が活躍するギャグマンガです。主人公あ〜るは、前時代的な価値観と、とぼけた台詞がかわいらしく、可笑しい味わいを持っています。 春風高校に入学したあ〜るくんは、アンドロイドとしての珍しさに惹かれた鳥坂先輩によって、光画部に確保されてしまいます。怖れるということを知らない鳥坂先輩は、光画部の部長で…
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魔少年ビーティー
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木野下/天才の初連載作品
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荒木飛呂彦の歴史は、1960年に彼が生まれたことから始まった。1980年に『武装ポーカー』という作品で手塚賞に準入選し、マンガかとしての道をあゆみ始め、1982年には本作『魔少年ビーティー』によって初の連載をスタートさせる。そして、1984年からは『バオー来訪者』の連載経て、1987年から連載が開始された『ジョジョの奇妙な冒険』に到る。 この作品は、『バオー来訪者』よりも描かれた年代が古いにも関わらず、非常に初期の『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する、奇妙な知恵や技術が醸し出す雰囲気に近いものを持っている。主人公ビーティーは、虫を捕らえるための知恵や、人を騙すための奇術を知っている。そのため…
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バオー来訪者
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木野下/生き抜く力
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荒木飛呂彦が描く傑作『ジョジョの奇妙な冒険』は、生命への大いなる讃歌であるという。 彼は、水が満たされ光りをうけて光るグラスを、そして、飛び散る破片となってからのガラスであっても、人間の情緒的な面であっても、同じように取り扱い、紙面にインクでもってリアルな陰影として描いてしまう。 エピソードが感動できるとかいい話だからといって、作品が生命の讃歌を表しているとはならない。彼の描きたいものに生命があるかどうか、そこに尽きるのではないだろうか。荒木の描くコマの一つ一つには、確かに生命が見て取れる。 本書『バオー』は、『魔少年ビーティ』に続く、荒木飛呂彦の初期作品である。彼のプロとしての…
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シャーロック・ホームズの読書談義
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木野下/ドイルの読書
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原題は『魔法の扉を通って』。ドイルが12回にわたって連載していた読書談義を、1冊にまとめた本です。ポーをはじめとする短編作家たちについてや、冒険や科学の小説について、拳闘について、『ローマ帝国衰亡史』などについて、述べられています。 本書を読めば、ドイルの好むものがわかります。そこかしこに、ホームズの影が見受けられるような気がしますが、気のせいでしょうか。
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コナン・ドイルの心霊ミステリー
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木野下/心霊とドイル
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晩年には、スピリチュアリズムの聖パウロと呼ばれたコナン・ドイル。そんな彼が、心霊現象だと思われる様々な謎をまとめているのが本書です。 身体を霊気に変え、脱出不可能な場所から見事に抜け出してしまう、と当時は本当に考えられていた脱出王フーディーニに関する記述や、お馴染の妖精に関する記述など。 大陸書房から『神秘の人』として出版されていたものが改題されました。
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シャーロック・ホームズの秘密ファイル
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木野下/最高のパスティーシュシリーズ!
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贋作ホームズの最高峰シリーズです。 『シャーロック・ホームズの秘密ファイル』 『シャーロック・ホームズのクロニクル』 『シャーロック・ホームズのジャーナル』 『シャーロック・ホームズのドキュメント』 以上の四冊が出版されています。 真贋は別として、限りなくホームズ物語のオリジナルに近い内容の原稿が詰まったブリキの箱を見つけたという女性がその内容を披露する、という趣向で書かれているシリーズ。どの作品も非常にレベルが高く、冊数を重ねるごとに面白くなっていくという希有な存在です。大抵は、前半で力を使い果たしてしまうようなのですが……。 作者のトムスンは、英国で活躍するバリバリの推理作家で、こ…
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恐怖の研究
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木野下/ホームズとエラリー・クイーンの共演
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1988年、ロンドン中を恐怖させていた《切り裂きジャック》による連続殺人事件。このような問題に対して、ホームズが興味を持たないこと自体がおかしいということで、本作にはやっぱりホームズがこの事件を解決していたということが書いてあります。 しかも、ワトスンによって記録された事件の始終が、80年後にエラリー・クイーンの手元に届き、2人の名探偵が殺人犯の真の姿を明らかにする、というたまらない構成……。カットバックの手法を駆使して、異なる時間と場所に存在した2人の名探偵が血を競い合います。 ホームズ・パロディとして最上のランクに位置する、傑作です。
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薔薇の名前
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木野下/実はホームズパロディ?
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僕は東京創元社が好きなんですが、一つだけ気に入らない点があります。それは、『薔薇の名前』をなかなか文庫化してくれないということです。 1990年に出版され、映画化もされているこの作品は、イタリア人で世界的な記号学者であるウンベルト・エーコの代表作です。確か、今世紀を代表するような作品、といった評価がなされていたような気がします。文学としても優れていて、エンターテイメント作品としても優れている、凄い本なわけですね。 そんな本が、どうしてなのか、ホームズ関係の一冊として、挙げられることがあるのです。理由は、簡単なものが2つのみ存在すると思われます。一つは、登場する人間がバスカヴィル出身である…
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シャーロック・ホームズの災難
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木野下/古典的なアンソロジーの名著
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確か、ドイルの著作権管理者(息子のエイドリアンかも)から出版の差し止めを受けたことがある? というエピソード付きの、名アンソロジー集です。記憶違いかもしれませんが(笑)。 クイーンという人は、もしくはその片割れという人は、相当な贋作ホームズの蒐集家だったそうです。今でもどこかに、大量のコレクションが眠っているんでしょうか。 上巻には、[探偵小説作家篇]と[著名文学者篇]が収録されています。前者には、クリスティ、バウチャー、スタリット、そしてクイーンが、後者には、トウェインやО・ヘンリーなどが含まれています。下巻は、[ユーモア作家篇][研究者その他篇]となっています。
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シャーロック・ホームズの新冒険
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木野下/上下巻を揃えましょう
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読みごたえ抜群のアンソロジーです。 上巻には、短編の専門家ホック、シャーロキアンのハードウィックといったお馴染の名前が。下巻も、ハードボイルド作家のエルスマン、英国本格のラヴゼイ、人気作家キング、モリアーティを主人公とする作品を著わしたガードナー、と豪華な顔触れです。 本当に才能のある多くの人たちが、ホームズ物を書いています。思わず贋作を書きたくなってしまう理由や魅力が、ホームズ譚にはあるっていうことですよね。
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シャーロック・ホームズの功績
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木野下/カーによる正統派パスティーシュのお手本
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ドイルの嗣子であるアドリアン・コナン・ドイルと、アメリカ本格探偵小説の巨匠であり、ドイル研究の大家でもあるカーによって書かれた、正統派パスティーシュです。 消えたフェリモア氏の事件など、聖典に登場する12の語られざる事件が、半ダースは2人で、残りはアドリアンによって書かれています。 カーによって書かれた作品には、お得意の不可能犯罪物が含まれます。本格ミステリの、しかも不可能犯罪物をホームズが手がけるというのは、本格ミステリファンのシャーロキアンとしては、たまらないものがあります。
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シャーロック・ホームズクリスマスの依頼人
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木野下/アンソロジー
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クリスマスとホームズ。お祭りごとを楽しむような人間ではなさそうなホームズですが、『青い紅玉』では、ハドスンさんの調理したガチョウを愉しむなど、以外なほどクリスマスとの関係は良好なようです。本書は、クリスマスに関する事件ばかりを集めたアンソロジーです。 エドワード・D・ホック、アン・ペリー、ウィリアム・L・デアンドリア、レジナルド・ヒルらが書いています。
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シャーロック・ホームズ四人目の賢者
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木野下/アンソロジー
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アンソロジー集《クリスマスの依頼人》の第二段です。 ピーター・ラヴゼイ、エドワード・D・ホック、アン・ペリー、といった大物たちのホームズ譚を堪能することができます。特に、注目すべきはアン・ペリーでしょうか。ヴィクトリア時代を舞台とする歴史ミステリのシリーズを2つ抱えている作家で、その才能は希有なものです。短編の専門家で、間違いなくこの分野で最高の作家であるエドワード・D・ホックの作品も見逃せませんよ。
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エドウィン・ドルードの失踪
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木野下/ディケンズとホームズ
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文豪ディケンズが残した未完の大作ミステリ『エドウィン・ドルードの謎』の真相を、シャーロック・ホームズが解明します。 このアイデアだけでも、大成功です。僕は『エドウィン・ドルードの謎』を未読の状態でこの本を読んだのですが、特に支障はありませんでした。でも、先に読んでいれば、別の楽しみ方が出来て、余計に面白かったのかもしれません。
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シャーロック・ホームズの愛弟子
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木野下/パロディシリーズの開幕
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シリーズの第1作です。 一般的なホームズ学による年齢よりも、キング独自の設定によって若返っているホームズが登場します。彼は、サセックスの丘陵地で暮しているのですが、ある日15歳の少女メアリ・ラッセルに踏みつけられてしまいます。その少女には、優れた探偵としての素質があるということに気がついたホームズは、彼女に自分の探偵としての技術を教えて、もう一人の犯罪捜査のパートナーとするのですが……。 あとは、読んでのお楽しみ。捜査官ケイトシリーズと並ぶ、作者ローリー・キングの代表的な長編シリーズであり、現在も刊行が続けられている貴重なホームズ・パロディシリーズであり、邦訳も勧められているという段にいたっ…
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女たちの闇
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木野下/第2弾
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シャーロック・ホームズの愛弟子シリーズの第2作です。 オックスフォードで学んでいるメアリ・ラッセルは、21歳の誕生日を迎えて、探偵としての師であり、共に事件を解決したパートナーでもあるホームズを、さらに男性として意識するようになっています。 ワトスンやハドスンさんなど、同じのキャラクターが総登場。 ミステリとしても、連続殺人を扱った本格的なもので、ネロ・ウルフ賞を受賞しています。
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バスカヴィルの謎
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木野下/ホームズ夫婦の活躍
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ダートムアの領主館に滞在していたホームズは、メアリを電報で呼び出します。折しもその館の周囲では、鉱山労働者が殺害された事件、魔犬と幽霊馬車の登場と、奇妙な事件が繰り返されていて……。 シャーロック・ホームズの愛弟子シリーズ、第四弾です。今回の事件は、題名が魅力的に示している通りなのですが、舞台をダートムアに移して展開していきます。注目すべきは、ヴァイオレットという名前の女性を登場させていることでしょうか。作者のキングは、原作をよく読み込んで、そこから新しいものを作りだそうと苦心しているのだろうということが想像させられます。 このシリーズは、作者にとってもお気に入りの作品? というよりはラ…
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リュパン対ホームズ
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木野下/人の悪いホームズが登場
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訳ではホームズとなっていますが、原作に登場する英国の名探偵の名は、ヘルロック・ショルメス。あからさまにホームズなのですが、イギリス人の、特にコナン・ドイルの感情に配慮したのか? ルブランがショルメスと名前を変えていた話は有名です。 2作の中篇が収録されています。リュパンに登場するホームズは、ちょっとばかり横暴で柄が悪く、オリジナルや一般的なイメージからは、人が変わってしまっているような印象を受けます。フランス人にとってのイギリス人観、みたいなものが関係しているのでしょうか。本作でホームズが担っているのはアンチヒーローですから、自然なことなのかもしれませんが。
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奇巌城
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木野下/影の薄いホームズ……
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リュパンシリーズの傑作とされている作品です。ホームズが登場してはいるのですが、17歳の高校生探偵が登場してリュパンと推理合戦を繰り広げるなど、影が薄いような……。マリー・アントワネットが残した紙切をきっかけに、巨万の財宝が隠されているという古城を舞台に繰り広げられる冒険譚です。
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怪盗紳士リュパン
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木野下/ルパンの登場、そしてホームズっぽい?探偵も登場
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リュパンシリーズの処女作品です。そんな最初からホームズっぽい? 探偵が登場してたんですね。題名だけで、後々の酷い扱いが良くわかる『遅かりしシャーロック・ホームズ』が収録されています。
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ワトスン君、もっと科学に心を開きたまえ
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木野下/不可能犯罪を近代物理学の完全なロジックで解く
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物理学者の作者による、12の科学ミステリです。不合理に見える犯罪を、《近代物理学の諸法則を駆使して》解決するという、魅力的なんだけど、とても難解そうな趣向の本です。なのですが、とてもわかりやすくて、読後にはいつの間にか科学を学んでしまっているという……。 異色のミステリとしても、ホームズの贋作としても、素晴らしい一冊です。密室殺人に不可能犯罪と、本格ミステリファンも喜ぶ謎が用意されています。そして、その解明には、完璧な論理たる《近代物理学の諸法則を駆使》されているのですから、論理を尊ぶファンにとっても、たまらないものがあります。なんといっても、正真正銘のロジックですから。 数多くのパロ…
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ワトスン君、これは事件だ!
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木野下/ホームズ抜きにしても、普通に面白い
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物理学者の作者による、12の科学ミステリです。不合理に見える犯罪を、《近代物理学の諸法則を駆使して》解決するという、魅力的なんだけど、とても難解そうな趣向の本です。なのですが、とてもわかりやすくて、読後にはいつの間にか科学を学んでしまっているという……。 異色のミステリとしても、ホームズの贋作としても、素晴らしい一冊です。数多くのパロディをこれまでに読んできましたが、ここまで単純に面白かった作品というのは数えるほどしかありません。お薦めです。
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シャーロック・ホームズの謎
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木野下/パートナーは、モリアーティ教授
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副題は、《モリアーティ教授と空白の三年間》。 大空白時代とも呼ばれることもある、『最後の事件』でホームズが消えてしまってから『空家の冒険』で再登場するまでの三年間。この時期には、ホームズは英国政府の依頼を受けて、ある人物と共に行動していた、という設定で書かれた作品です。 凝りに凝った本で、本文には写真などの資料がふんだんに挿入され、編集者や翻訳の2人──もっとも活動的なホームズ翻訳者が揃ってしまった──に相当な気合いが入っていたのか、《最強のライバルと「わが人生最大の犯罪」》という、なかなかなに優れたキャッチコピーがつけられています。表紙などを含めて、素晴らしい出来栄えの作品です。 注…
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シャーロック・ホームズの優雅な生活
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木野下/パロディの古典
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同盟の映画作品が、シャーロキアン夫妻によって小説化されたという作品です。カナダに住むワトスンの子孫という人間が銀行にやってきて、ご先祖の預けていた箱を開くと、中には未発表の原稿が詰まっていて、同席していた銀行の人間がシャーロキアンだったことから発表されたという設定です。 ネッシーが出てきたり、ホームズがワトスンに対して、小説に登場する虚構の自分が本来とは違う、とクレームをつけているシーンが笑えるなど、映画化に際して随分と視覚的に映えるようなカリカチュアライズがなされたパロディとなっていることが特長でしょうか。 ニコラス・メイヤーの『シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険』と並び、現在でも比…
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